今年の7/14付けの過去記事で、「注目配合馬」の１頭に挙げておいたコントレイル初年度産駒のフリーガーが、先日の新馬戦を３番人気の立場でズバっと勝利。

　その過去記事の中でも述べたように、フリーガー自身が５代アウトブリード、その母自身も５代アウトブリード、更には母の父ゴーズトザッパー自身も５代アウトブリードとなる配合。

　現代の競走馬においては極めて稀有な、ある意味で「ほぼ完璧に近い５代アウトブリード配合」と言っていい血統背景を持つのがこのフリーガー、ということになります。

　これまでの２歳戦メモ記事で取り上げてきた馬たちを見れば分かるように、サンデーサイレンスの「４代内クロス」を持つ配合馬がメモ記事に１頭も出てこないようなケースはまず、ありません。

　むしろ、馬券圏内の上位３頭の中にサンデークロス持ちの馬がほぼほぼ、常に名を連ねるケースばかりとなっているのが昨今の実情。

　天下のノーザンＦでさえ、エピファネイアを多数のサンデー系牝馬に種付けして、これでもかと量産しまくっているような現状なので、今後にサンデークロス持ち馬が飽和状態となる「惨状」が個人的には大いに懸念されてなりませんね・・・。

　あえて、そんな状況だからこその、フリーガーのような配合タイプが勝ち上がっていく「大いなる意味」がそこにはある、と思いつつこのブログを継続させている次第、でございます・・・。


9/27　中山５Ｒ　２歳新馬（芝１６００ｍ）

１着　ギリーズボール（ヘイルトゥリーズン５A×５a、且つサンデーサイレンス４×３）

・ＲＲＰ：126


２着　リラ（母自身がノーザンダンサー３A×４a・５a、且つDanzig ２×４）


３着　フレアリングベリー（ノーザンダンサー６A・６a・６a・６a×４a）


9/27　中山２Ｒ　２歳未勝利（芝１６００ｍ）

１着　ホワイトドラゴン（母ピースオブラヴのBLP評価＝現状保留）

・ＲＲＰ：123


２着　ロイヤルスパイア（ミスプロ５A×４a・５・５a）


３着　フジガイフウ（母ペロチャンのBLP評価＝現状保留）


9/27 　中山９Ｒ　２歳ＯＰ・芙蓉Ｓ（芝２０００ｍ）

１着　ウイナーズナイン（ヘイルトゥリーズン５A×６a、且つサンデーサイレンス４×４）

・ＲＲＰ：135=130+5


２着　アメテュストス（サンデーサイレンス４×３）


３着　ザートス（ミスプロ５A×５a・４）


9/27　阪神４Ｒ　２歳牝・新馬（芝１６００ｍ）

１着　ホワイトオーキッド（サンデーサイレンス３×４）

・ＲＲＰ：126


２着　ルージュプルーヴ（サンデーサイレンス４×４）


３着　ノリノリソックス（母自身にセクレタリアト４×４の近親クロス有り）


9/27　阪神５Ｒ　２歳新馬（芝２０００ｍ）

１着　フリーガー（母ゲットリッドオブワットアイレスユーのBLP評価＝Ａ）

・ＲＲＰ：130


２着　エアビーアゲイル（母自身の血量・ﾉｰｻﾞﾝﾀﾞﾝｻｰ：14.84％）


３着　モスカテル（母自身にヌレイエフ４×２の近親クロス有り）


9/28　中山５Ｒ　２歳新馬（芝２０００ｍ）

１着　エピックフライト（サンデーサイレンス４×３）

・ＲＲＰ：130


２着　キャルナイト（母父自身にLiterat ４×４の近親クロス有り）


３着　パーシヴァル（Danzig ３×５）


9/28　中山３Ｒ　２歳未勝利（芝２０００ｍ）

１着　コッツォリーノ（サンデーサイレンス３A×３a）

・ＲＲＰ：127


２着　エーデルレーゼ（母自身にデピュティミニスター３×４の近親クロス有り）


３着　ステラスペース（母フィリポナのBLP評価＝現状保留）


9/28　中山９Ｒ　２歳１勝Ｃ・サフラン賞（芝１６００ｍ）

１着　アルバンヌ（母自身がノーザンダンサー４A・６a×５a・６a）

・ＲＲＰ：126=123+3


２着　ベレーバスク（シーキングザゴールド４×４）

・ＲＲＰ：124


３着　ドリームコア（サンデーサイレンス３×４）

・ＲＲＰ：126


9/28　阪神３Ｒ　２歳未勝利（芝１８００ｍ）

１着　サントルドパリ（母自身にノーザンダンサー５×３の近親クロス有り）

・ＲＲＰ：125


２着　ブレナヴォン（母自身にミスプロ４×３の近親クロス有り）


３着　ナリタエスペランサ（母ワンダーフィリーのBLP評価＝現状保留）



　＊この続きは（１１）にて。