2020 2月の3歳戦から(その2)2020 2月の3歳戦から(その4)

2020年02月24日

2020 2月の3歳戦から(その3)

 では(その2)より続ける。

2/8 小倉3R 3歳牝・未勝利(芝1800m)

1着 ミスニューヨーク(ミスプロ3×5)

・RRP:125


2着 タンジェリンムーン(母自身がノーザンダンサー3A×3a)


3着 チャオコーリー(ヘイロー4A×4a)


2/8 小倉5R 3歳未勝利(芝2000m)

1着 ロッソモラーレ(母自身がノーザンダンサー6A×4a)

・RRP:127


2着 サトノエスペランサ(ヌレイエフ5×3)


3着 ベイキングヒート(母リーサルヒートのBLP=10:(4,4,2))


2/9 東京5R 3歳未勝利(芝1600m)

1着 オシリスブレイン(母自身にヘイロー4×4の近親クロス有り)

・RRP:123


2着 ツルネ(母アクセレランのBLP=18:(7,2,9))

 1月の中山未勝利戦2着に続いての、再度の2着。中山でのデビュー戦は稍重馬場だったのでコメントを控えたが、東京コースに替わっての2戦目は、スロー(千m通過時61秒3)で前残り必至の展開を4コーナー4番手で上がり3F・メンバー最速の33秒5を繰り出すも、勝ち馬にコンマ1秒及ばずの2着。

 スローを考えれば走破時計1分35秒2はまずまずで、次走以降は牝馬同士の未勝利戦ならすんなり勝ち上がってもおかしくない。

 母アクセレランの産駒たちはほとんど活躍していないが、これまでの配合相手の種牡馬があまり適格ではなかったように思う。

 それが一転して、メイショウサムソンが相手となることでかなり希望の持てる配合になったと感じられる。元々「父メイショウサムソン×母父アグネスタキオン」となる見た目の配合要素でも好相性を示すことは過去記事で何度か述べてきたが、その好相性の根拠となるのは「異系トウルビヨン」が複数のラインで存在するとアグネスタキオンとの間で「異系の血の呼応」によるアシストが見込まれるからだ。

 メイショウサムソンの父オペラハウスは、計3つのトウルビヨン経由のラインを持っており、アグネスタキオンの母父ロイヤルスキーの血統背景にある2つのトウルビヨンラインと「呼応」する。

 加えて、アクセレランの母アクセラレイションにも、世代位置自体はかなり後ろだが2つのトウルビヨンラインがあり、少なからず好相性をアシストするものとなり得る。

 まあ、配合自体の根底にはそういう「異系アシスト」を得つつ、上記の母自身の持つBLPの豊富さも相まっての注目となるのだが、そもそもメイショウサムソン産駒の場合は牝馬のほうが芝の重賞級に至りやすいので、その意味でも今後のツルネの活躍に期待してみたい。


3着 シネマトグラフ(ミスプロ4A×4a)



2/9 東京6R 3歳新馬(芝1800m)

1着 アクロアイト(ヘイロー3A×4a)

・RRP:128


2着 レヴィオーサ(ミスプロ3×4、且つヌレイエフ4×4)


3着 ラパンセソバージュ(ノーザンダンサー4×4)



2/9 東京9R ゆりかもめ賞(芝2400m)

1着 リリーピュアハート(母自身にノーザンダンサー3×5の近親クロス有り)

・RRP:128=125+3

 全兄に青葉賞勝ちのヴァンキッシュランがいるが、母のリリーオブザヴァレー自身は典型的な「ネアルコ血脈過多」となる繁殖牝馬(計11ラインのネアルコ経由ラインを持つ)で、兄が青葉賞を勝つには勝ったものの、続く日本ダービーでは13着に惨敗、故障も判明してそのまま登録抹消となった。

 このように、牡馬の産駒には成績が安定しなかったり、息の長い活躍がしにくいというような配合上の懸念材料がつきまとうのも、「ネアルコ血脈過多=ネアルコ経由のY染色体(の遺伝情報)過多」の大きな特徴だと言える。

 牝馬はX染色体しか持たないのに、「母がY染色体過多」とはどういう意味だ?と不思議に思う読者がおられるかもしれないので(苦笑)、補足として説明しておくが、母親が両親から受け継ぐX染色体の中には既に、「父方の遺伝情報=Y染色体」が断片化されてX染色体の一部分となり、細かい情報のかけらとして存在している。

 だからその継承ライン数が多ければ多いほど、たとえ細分化されているとしても情報量そのものとしては多くなるはず、なのである(それは即ち、迂回血ラインの概念そのものにも当てはまる)。

 だが産駒が牝馬に出た場合、牡馬よりは幾分その「懸念」が緩和されるという検証事例もいくつか見られるので、そういう意味での、検証対象として興味深い存在なのが上記のリリーピュアハートだということになる。

 管理する藤原師としては当然、全兄の青葉賞勝ちを意識してここへの参戦を決めたと思われるし、勝ち時計の2分27秒0は前日の同距離の3歳未勝利戦で勝ったエターナルボンドの勝ち時計をコンマ2秒上回り、今後にかなり期待の持てる内容で、陣営も今頃はオークス出走への色気を出していることだろうなと。

 まあオークスに参戦可能な状況となるのであれば、全兄の存在が誰にでもチェックし易いので人気サイドの一角を占めることになるかもしれないが・・・。


2着 ヴォリアーモ(トニービン3×4)

・RRP:127


3着 サトノシャローム(母自身がノーザンダンサー4A×5a)

・RRP:130


 この続きは(その4)にて。


blood_max at 17:17│Comments(0) 3歳馬 考察 

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