2023年05月
2023年05月31日
2023 ５月の３歳戦ほか（その３）
では（その２）より続ける。
5/20 東京５Ｒ ３歳未勝利（芝２４００ｍ・稍重）
１着 エコロマーベリック（母自身にミスプロ５×３の近親クロス有り）
・ＲＲＰ：127
２着 コスタレイ（母父が異系の為、考察外）
３着 トロピカルライト（母トロピカルスイーツのBLP評価＝C）
5/20 東京９Ｒ ３歳牝１勝Ｃ・カーネーションＣ（芝１８００ｍ）
１着 アンリーロード（母自身にノーザンダンサー４×３の近親クロス有り）
・ＲＲＰ：128=125+3
２着 ハリケーンリッジ（サンデーサイレンス３×４）
・ＲＲＰ：123
３着 アリスヴェリテ（母ルミエールヴェリテのBLP評価＝B）
・ＲＲＰ：128
5/20 京都５Ｒ ３歳未勝利（芝２４００ｍ・稍重）
１着 アースコンチェルト（母自身がボールドルーラー４A×４a）
・ＲＲＰ：127
２着 ピーシャ（母自身にノーザンダンサー４×３の近親クロス有り）
３着 ヴィンセドリス（ミスプロ４×４）
5/20 新潟５Ｒ ３歳未勝利（芝２０００ｍ）
１着 コスモバイオレット（ラーイ３×５）
・ＲＲＰ：127
２着 ワイワイキュート（サンデーサイレンス３A×３a）
３着 ブラックヴァール（母ホッコーヴァールのBLP評価＝現状保留）
5/20 新潟７Ｒ ３歳未勝利（芝１６００ｍ）
１着 テーオーグランビル（母自身にシアトルスルー４×３、且つミスプロ４・５×４のＷ近親クロス有り）
・ＲＲＰ：123
２着 ビービーラドン（母父自身にノーザンダンサー４×４の近親クロス有り）
３着 ウイングランブルー（母自身にノーザンダンサー４×４、且つボールドリーズニング４×４のＷ近親クロス有り）
5/21 東京４Ｒ ３歳未勝利（芝２０００ｍ）
１着 マイバラード（ヘイロー４A・４a×５a）
・ＲＲＰ：127
２着 オールアイズオン（母自身にノーザンダンサー４×４の近親クロス有り）
３着 タイキラフター（母アッシュベリーのBLP評価＝現状保留）
5/21 東京５Ｒ ３歳１勝Ｃ（芝１６００ｍ）
１着 シルトホルン（ロベルト４×４）
・ＲＲＰ：128=125+3
２着 コンクシェル母自身にミスプロ４×３、且つノーザンダンサー３×５のＷ近親クロス有り）
・ＲＲＰ：128
３着 ダイシンヤマト（ロベルト５×３）
・ＲＲＰ：123
5/21 京都２Ｒ ３歳未勝利（芝１８００ｍ）
１着 カシノインディード（サンデーサイレンス３×３）
・ＲＲＰ：125
２着 モズマーカッシン（母自身にボールドラッド４×４の近親クロス有り）
３着 メイショウオオミネ（母自身がノーザンダンサー５A・４a×４a）
5/21 京都４Ｒ ３歳牝・未勝利（芝１６００ｍ）
１着 セーヌドゥレーヴ（母自身がノーザンダンサー４A×５a）
・ＲＲＰ：123
２着 ワカタツフェイス（サンデーサイレンス３A×３a）
３着 テンクウハット（ヘイルトゥリーズン６A×５a、且つサンデーサイレンス４×３）
5/21 京都５Ｒ ３歳未勝利（芝２０００ｍ）
１着 ハクサンビーナス（母自身にヘイルトゥリーズン３×５の近親クロス有り）
・ＲＲＰ：127
２着 リノメリア（母自身にヘイロー３×４の近親クロス有り）
３着 コパノサントス（サンデーサイレンス３×４）
5/21 新潟５Ｒ ３歳未勝利（芝２０００ｍ）
１着 シルバープリペット（ミスプロ５A×５a）
・ＲＲＰ：127
２着 エンライトメント（母自身がノーザンダンサー４A×４a・５a、且つニジンスキー３×４）
３着 ウインネモフィラ（サンデーサイレンス３A×３a）
5/21 新潟６Ｒ ３歳未勝利（芝１８００ｍ）
１着 フェミナフォルテ（サンデーサイレンス４×３）
・ＲＲＰ：125
２着 シャイニースイフト（サンデーサイレンス３A×４a）
３着 ワビスケ（母父自身にヴェイグリーノーブル５×３の近親クロス有り）
この続きは（その４）にて。
5/20 東京５Ｒ ３歳未勝利（芝２４００ｍ・稍重）
１着 エコロマーベリック（母自身にミスプロ５×３の近親クロス有り）
・ＲＲＰ：127
２着 コスタレイ（母父が異系の為、考察外）
３着 トロピカルライト（母トロピカルスイーツのBLP評価＝C）
5/20 東京９Ｒ ３歳牝１勝Ｃ・カーネーションＣ（芝１８００ｍ）
１着 アンリーロード（母自身にノーザンダンサー４×３の近親クロス有り）
・ＲＲＰ：128=125+3
２着 ハリケーンリッジ（サンデーサイレンス３×４）
・ＲＲＰ：123
３着 アリスヴェリテ（母ルミエールヴェリテのBLP評価＝B）
・ＲＲＰ：128
5/20 京都５Ｒ ３歳未勝利（芝２４００ｍ・稍重）
１着 アースコンチェルト（母自身がボールドルーラー４A×４a）
・ＲＲＰ：127
２着 ピーシャ（母自身にノーザンダンサー４×３の近親クロス有り）
３着 ヴィンセドリス（ミスプロ４×４）
5/20 新潟５Ｒ ３歳未勝利（芝２０００ｍ）
１着 コスモバイオレット（ラーイ３×５）
・ＲＲＰ：127
２着 ワイワイキュート（サンデーサイレンス３A×３a）
３着 ブラックヴァール（母ホッコーヴァールのBLP評価＝現状保留）
5/20 新潟７Ｒ ３歳未勝利（芝１６００ｍ）
１着 テーオーグランビル（母自身にシアトルスルー４×３、且つミスプロ４・５×４のＷ近親クロス有り）
・ＲＲＰ：123
２着 ビービーラドン（母父自身にノーザンダンサー４×４の近親クロス有り）
３着 ウイングランブルー（母自身にノーザンダンサー４×４、且つボールドリーズニング４×４のＷ近親クロス有り）
5/21 東京４Ｒ ３歳未勝利（芝２０００ｍ）
１着 マイバラード（ヘイロー４A・４a×５a）
・ＲＲＰ：127
２着 オールアイズオン（母自身にノーザンダンサー４×４の近親クロス有り）
３着 タイキラフター（母アッシュベリーのBLP評価＝現状保留）
5/21 東京５Ｒ ３歳１勝Ｃ（芝１６００ｍ）
１着 シルトホルン（ロベルト４×４）
・ＲＲＰ：128=125+3
２着 コンクシェル母自身にミスプロ４×３、且つノーザンダンサー３×５のＷ近親クロス有り）
・ＲＲＰ：128
３着 ダイシンヤマト（ロベルト５×３）
・ＲＲＰ：123
5/21 京都２Ｒ ３歳未勝利（芝１８００ｍ）
１着 カシノインディード（サンデーサイレンス３×３）
・ＲＲＰ：125
２着 モズマーカッシン（母自身にボールドラッド４×４の近親クロス有り）
３着 メイショウオオミネ（母自身がノーザンダンサー５A・４a×４a）
5/21 京都４Ｒ ３歳牝・未勝利（芝１６００ｍ）
１着 セーヌドゥレーヴ（母自身がノーザンダンサー４A×５a）
・ＲＲＰ：123
２着 ワカタツフェイス（サンデーサイレンス３A×３a）
３着 テンクウハット（ヘイルトゥリーズン６A×５a、且つサンデーサイレンス４×３）
5/21 京都５Ｒ ３歳未勝利（芝２０００ｍ）
１着 ハクサンビーナス（母自身にヘイルトゥリーズン３×５の近親クロス有り）
・ＲＲＰ：127
２着 リノメリア（母自身にヘイロー３×４の近親クロス有り）
３着 コパノサントス（サンデーサイレンス３×４）
5/21 新潟５Ｒ ３歳未勝利（芝２０００ｍ）
１着 シルバープリペット（ミスプロ５A×５a）
・ＲＲＰ：127
２着 エンライトメント（母自身がノーザンダンサー４A×４a・５a、且つニジンスキー３×４）
３着 ウインネモフィラ（サンデーサイレンス３A×３a）
5/21 新潟６Ｒ ３歳未勝利（芝１８００ｍ）
１着 フェミナフォルテ（サンデーサイレンス４×３）
・ＲＲＰ：125
２着 シャイニースイフト（サンデーサイレンス３A×４a）
３着 ワビスケ（母父自身にヴェイグリーノーブル５×３の近親クロス有り）
この続きは（その４）にて。
2023年05月28日
2023 東京優駿 回顧
まず始めに、急性心不全で死亡となってしまったスキルヴィングについて、心より哀悼の意を表する。
事前の考察記事では「同系配合」にまつわるジンクスとして、あくまでも過去の傾向からの将来性について述べたつもりだったのだが、まさかこのような形で競走生活を終えることになってしまうとは、ただただ残念と言うほかはない・・・。
5/28 東京１１Ｒ 第９０回東京優駿（芝２４００ｍ）
１着 タスティエーラ（母パルティトゥーラのBLP評価＝A）
・ＲＲＰ：160=128+10+(9)+(10+3)
２着 ソールオリエンス（母スキアのBLP評価＝Aだが・・・）
・ＲＲＰ：160=128+10+(10+3)+(9)
３着 ハーツコンチェルト（ヘイロー３×５）
・ＲＲＰ：142=130+9+(3)
皐月賞連対馬２頭での、再度のワンツーフィニッシュもあり得ると述べていた通りに、皐月賞とは着順が入れ替わる形で決着した。
スタート直後のドゥラエレーデの落馬、そしてスキルヴィングのアクシデントがもし無かったとすれば、果たして結果はどうなっていたのか、誰も知る術はないが・・・。
ただ個人的には元々、上記の連対馬２頭について、「近親クロス要素に（過度に）頼ることのない配合タイプ」として、「母自身の迂回血ライン継承度（＝BLP）」で優先考察可能な馬として位置付け、これまでも継続的に検証対象としてきた。
昨今、サンデーサイレンスの「４代内クロス」を持つ馬たちが加速度的に増加し、その多くが勝ち上がって重賞路線に名を連ねるケースが多くなっている。
それはそれで現実として受け止めるしかないが、先週のオークスに引き続いて、後世に血を残すべき優駿としての連対馬２頭はやはり、サンデーＳの４代内クロスを持たないタイプ、であった。
その意味するところの重要性を、サラブレッド生産に従事している多くの関係者の方々がどう感じ、次世代の競走馬たちの生産にどう取り組んでいかれるのか？
個人的には、そこが大いに興味深い。
これまで通りに、エピファネイアやモーリスといった、サンデークロスを簡単に作れるような種牡馬をずっと安易に重宝がっていくことで、更なる「サンデークロスの大渋滞」を生産界にもたらすのか。
それとも、サンデークロスなどに頼らずとも、強い産駒を送り出せるサトノクラウンやルーラーシップなどの「種牡馬力」を、あらためて再評価していくことにつながるのか・・・。
そこは今後どうなっていくか分からないが、個人的にはこれまで通りにこのブログで、「近親クロス要素に頼らなくとも芝重賞級として強くなっていける（はずの）馬たち」を、迂回血ラインという確固たる考察ツールを用いて、次世代の馬たちの血統検証をおこなっていくのみ、である・・・。
さて最後に、個人的な馬券では今回、３連単を的中することが叶い、オークス不的中の悔しさをどうにか晴らすことが出来た。
馬券に負けて見えてくるものも当然あるし、勝てれば尚のこと、更なる血統の奥深さへの探求心をより強く引き起こされる。
３歳馬中心のメモ記事は５月分で一応の区切りをつけ、来月からの２歳馬デビューに伴いそちらを優先していくこととなる。
今年の２歳馬たちの中から、タスティエーラのような素質馬たちの「発見」がいくつもあることを楽しみに、６月以降も血統考察に取り組んでいく所存にて。
事前の考察記事では「同系配合」にまつわるジンクスとして、あくまでも過去の傾向からの将来性について述べたつもりだったのだが、まさかこのような形で競走生活を終えることになってしまうとは、ただただ残念と言うほかはない・・・。
5/28 東京１１Ｒ 第９０回東京優駿（芝２４００ｍ）
１着 タスティエーラ（母パルティトゥーラのBLP評価＝A）
・ＲＲＰ：160=128+10+(9)+(10+3)
２着 ソールオリエンス（母スキアのBLP評価＝Aだが・・・）
・ＲＲＰ：160=128+10+(10+3)+(9)
３着 ハーツコンチェルト（ヘイロー３×５）
・ＲＲＰ：142=130+9+(3)
皐月賞連対馬２頭での、再度のワンツーフィニッシュもあり得ると述べていた通りに、皐月賞とは着順が入れ替わる形で決着した。
スタート直後のドゥラエレーデの落馬、そしてスキルヴィングのアクシデントがもし無かったとすれば、果たして結果はどうなっていたのか、誰も知る術はないが・・・。
ただ個人的には元々、上記の連対馬２頭について、「近親クロス要素に（過度に）頼ることのない配合タイプ」として、「母自身の迂回血ライン継承度（＝BLP）」で優先考察可能な馬として位置付け、これまでも継続的に検証対象としてきた。
昨今、サンデーサイレンスの「４代内クロス」を持つ馬たちが加速度的に増加し、その多くが勝ち上がって重賞路線に名を連ねるケースが多くなっている。
それはそれで現実として受け止めるしかないが、先週のオークスに引き続いて、後世に血を残すべき優駿としての連対馬２頭はやはり、サンデーＳの４代内クロスを持たないタイプ、であった。
その意味するところの重要性を、サラブレッド生産に従事している多くの関係者の方々がどう感じ、次世代の競走馬たちの生産にどう取り組んでいかれるのか？
個人的には、そこが大いに興味深い。
これまで通りに、エピファネイアやモーリスといった、サンデークロスを簡単に作れるような種牡馬をずっと安易に重宝がっていくことで、更なる「サンデークロスの大渋滞」を生産界にもたらすのか。
それとも、サンデークロスなどに頼らずとも、強い産駒を送り出せるサトノクラウンやルーラーシップなどの「種牡馬力」を、あらためて再評価していくことにつながるのか・・・。
そこは今後どうなっていくか分からないが、個人的にはこれまで通りにこのブログで、「近親クロス要素に頼らなくとも芝重賞級として強くなっていける（はずの）馬たち」を、迂回血ラインという確固たる考察ツールを用いて、次世代の馬たちの血統検証をおこなっていくのみ、である・・・。
さて最後に、個人的な馬券では今回、３連単を的中することが叶い、オークス不的中の悔しさをどうにか晴らすことが出来た。
馬券に負けて見えてくるものも当然あるし、勝てれば尚のこと、更なる血統の奥深さへの探求心をより強く引き起こされる。
３歳馬中心のメモ記事は５月分で一応の区切りをつけ、来月からの２歳馬デビューに伴いそちらを優先していくこととなる。
今年の２歳馬たちの中から、タスティエーラのような素質馬たちの「発見」がいくつもあることを楽しみに、６月以降も血統考察に取り組んでいく所存にて。
2023年05月27日
第９０回東京優駿（日本ダービー）
今年の青葉賞結果記事にて、「同系配合馬」の扱いとなるタイプにまつわる「不吉なジンクス」について述べた。その記事を読んでいない方々もおられると思うので、以下で再び述べる。
先にまず「同系配合」の定義だが、「ファラリスの直系子孫」たちが現代競馬において繁栄する系統の大多数を占める中で、ネアルコ直系の３大血脈及び、非ネアルコ経由のミスプロ系（広義にはネイティヴダンサー直系）が主流父系となり、計４大系統となる。
・ノーザンダンサー直系（主に欧州で繁栄）
・ミスプロ直系（主に米国で繁栄）
・ターントゥ直系（現在は主にヘイルトゥリーズン直系として主に日本で繁栄）
・ナスルーラ直系（かつて欧米で主流であったが、現代に至るまでに徐々に衰退）
これを大前提とし、産駒の両親が上記の中で共に同じ父系に遡る場合には共通する祖先が父母それぞれの何代前に位置するかを明記し、そのクロス表記の父方先祖には大文字の“ A ”を、母方先祖には小文字の“ a ”を付記するものとする。
一例として先週のオークス４着、
・ラヴェル（サンデーサイレンス３A×３a）
同系配合馬であるラヴェルの両親はそれぞれサンデーサイレンス直系、かつ共通祖先であるサンデーＳがラヴェル自身の３代前に位置するため、便宜的に上のように表記することとなる。
さて前置きが長くなったが、ここからが「不吉なジンクス」の本題となる。
近１０年の日本ダービーで「３着以内」となった馬のうち、「同系配合馬」となるのがエピファネイア、アポロソニック、ワンアンドオンリー、マイネルフロスト、サトノラーゼン、ディーマジェスティ、アドミラブル、エフフォーリアの計８頭。
この８頭のうち、エピファネイアを除く残りの７頭全てが、「４歳以降」の古馬になってから重賞を一度も勝てないまま引退（もしくは４歳になる前に早期引退）となったこと、がジンクスである。
２年前の当ブログのダービー考察記事で、既にそのジンクスを個人的に把握していたため、同系配合馬として出走していたエフフォーリアに対して、「旬の時期」が短い可能性があると指摘した。
３歳時にダービー２着以降、同年天皇賞秋１着・有馬記念１着と飛ぶ鳥を落とす勢いだったあのエフフォーリアが、４歳以降、パッタリとその勢いを失って引退したのは周知の事実。
当ブログでは２年前に、エフフォーリアが同系配合馬であるのを理由に「将来性への懸念材料」があることを、一切躊躇せずに述べていたのである。
このように、「血統考察」の真の意義とは、馬券の当て外れという、単なる「二元論」だけで評価されるものではない。
その血統背景の持つ意味、奥深くに存在する数多くの先祖たちの「集合体」がサラブレッドなのであり、配合の要素は必ず、何らかの影響（プラス面・マイナス面の双方）を現代の競走馬たちにもたらすこととなる。
馬券が当たれば嬉しいし、外れれば悔しいのは勿論だが、血統背景が語り掛けてくる「真実」を注意深く観察し、それを次世代の馬たちにフィードバックさせ、更にその意味の持つ面白さと不可思議さを常に実感していくこと。
これこそが「血統考察」というものの、真の醍醐味であると言えるだろう・・・。
さて、今年の出走馬で「同系配合馬」の扱いとなるのは計４頭存在する。その内のどれかがもし３着以内になるとして、その馬自身の「４歳以降」の成績は果たしてどうなっていくか？
今回の馬券の取捨はともかく、各馬へのそのような「将来性への視点」を持つことも重要である。
5/28 東京１１Ｒ 第９０回東京優駿（芝２４００ｍ）
１．ベラジオオペラ（母父自身にノーザンダンサー４×４の近親クロス有り）
・ＲＲＰ：140=128+3+9
まあ、Ｃコース替わりで最内枠に入れたのは幸運以外の何ものでもない。前走のようなハイペース追走に巻き込まれなければ、元々上位人気に支持されるほどの馬なので巻き返せるだろう。
３着固定でそれなりの妙味も。
２．スキルヴィング（ヘイルトゥリーズン５A×５a、且つサンデーサイレンス４×３）
・ＲＲＰ：140=127+3+10
さてさて、この馬が例によって「同系配合馬」の１頭ですな。別に今回、上位に好走しても何ら不思議はないだろうが、４歳以降にも重賞を勝てるかどうか・・・。
エピファネイア級の強い馬なら、古馬以降も活躍していくのだろうが。
３．ホウオウビスケッツ（母自身にマンファス３×２の近親クロス有り）
・ＲＲＰ：137=126+3+8
この馬はカズオ君に継続騎乗してもらいたかったが・・・。まあ良馬場なら東京２千ｍでの逃げ切り勝ちがあり、おそらく今回は先手を打つ競馬をする可能性大。
ただまあ正直、２千ｍ以下なら、の馬で・・・。
４．トップナイフ（ノーザンダンサー４A×４a、且つブラッシンググルーム４×４）
・ＲＲＰ：159=127+5+9+(9)+9
レース実績だけなら既にG�汽譽戰襯肇奪弋蕕涼佑覆里世�、父デクラレーションオブウォーというのが、最も適性面での難解さを醸し出す存在だろうと。
ただ個人的には２歳時から馬券で何度もお世話になっており、ここもダメ元で３着ぐらいは期待しておきたい。ただ同系配合馬なので将来性は、ね・・・。
５．ソールオリエンス（母スキアのBLP評価＝Aだが・・・）
・ＲＲＰ：151=128+10+(10+3)
１強ムードが漂うが、個人的には、あの皐月賞はさすがに展開利があり過ぎでしょ？と思うしかない。タスティエーラもあのハイペース追走で最後の脚はバタバタだったし。
ただまあ、本来は応援すべき「母自身のBLP（迂回血ライン継承度）」で考察可能な配合タイプでもあり、皐月賞のワンツーがここで再度あっても何ら不思議ない。
あとは母馬の配合の奥深くに潜む、怪しい「懸念材料」がこの先、顔を出さないことを願うのみで。
６．ショウナンバシット（母自身がノーザンダンサー４A×６a）
・ＲＲＰ：133=125+3+5
父シルバーステートの「G�蟻兩�への脆弱さ」が、産駒の傾向として徐々に現象化しつつある、という印象。産駒たちそれぞれに勝ち上がり率は高く、それなりの繁殖牝馬との配合でもソコソコ活躍馬を出せる点は牧場にとっての救世主でもあるのだが・・・。
もし重馬場だったら、それなりに狙える要素はあったが。
７．フリームファクシ（ミスプロ４×４）
・ＲＲＰ：140=127+3+10
元々先行してナンボの馬で、そこはオークス敗退のドゥアイズと同じようなタイプなので前走の後方ままの競馬は逆に度外視。
ただテン乗りの騎手替わりが良いはずもなく、あくまで３着粘り込み馬券を薄めに。
８．メタルスピード（母自身にミスプロ４×４の近親クロス有り）
・ＲＲＰ：126=123+3
ショウナンバシットと同様、良馬場においてはG�祇錣任良床舛魏爾欧襪靴�ない。相手なりに走れるしぶとさは確かにあるが・・・。
９．グリューネグリーン（サンデーサイレンス４×３）
・ＲＲＰ：135=135+5
特にコメントなし。
１０．シャザーン（母クイーンズリングのBLP評価＝A）
・ＲＲＰ：132=127+5
個人的には「母のBLP」で考察可能なタイプは当然、常に馬券を買う対象で。
１１．ハーツコンチェルト（ヘイロー３×５）
・ＲＲＰ：139=130+9
配合タイプ的にはダービー向きなのだろうが、ここまではサリオスのような「逸材級」のパフォーマンスを発揮できておらず・・・。
まあ着実に成長しているのなら、３連複の買い目には入れておくべきだろうが。
１２．タスティエーラ（母パスティエーラのBLP評価＝A）
・ＲＲＰ：147=128+10+(9)
皐月賞はハイペースでの先行競馬を考えれば勝ちに等しい競馬。ただ最後はバタバタになっていた通り、問題は臨戦過程そのものに加え、体調がここに至る経緯までずっとキープ出来ているかどうか・・・。
乗り替わりもマイナスだろうし、レーン騎手も最近は結果が出にくい傾向になりつつあり、焦りもあってか強引なだけの騎乗ぶりも目立ってきている。
まあ、馬の配合そのものは素直に評価したいのだが、それ以外の要素が足を引っ張り過ぎる印象で・・・。
１３．シーズンリッチ（サンデーサイレンス３×３）
・ＲＲＰ：134=125+9
今や貴重なドゥラメンテ産駒の「牡馬」なので、ゆくゆくは種牡馬入りする可能性もゼロではないのだろう。
ただＳＳの３×３を強烈なクロスを持つというのは、似たようなクロスを持つ繁殖牝馬も激増していく背景があるだけに、種牡馬としての期待度はさほど高くないが。
まあ先週オークスのドゥーラのようなケースがあるだけに、「血の爆発力」」自体は軽視禁物で。
１４．ファントムシーフ（ノーザンダンサー５A×５a・５a、且つDansiri＝Promising Lead ２×２）
・ＲＲＰ：143=126+5+9+(3)
３頭目の「同系配合馬」がこの馬。まあ個人的には、ハービンジャー産駒という事実だけでもすこぶる評価を下げたい気分がマシマシだが（苦笑）。
乗り替わりも当然マイナスで、いくらレジェンドユタカタケの騎乗でも、割引は確実。個人的には買い材料がないのでバッサリ切る。
３着以内に来られたら平身低頭、ひれ伏すのみ。
１５．ノッキングポイント（サンデーサイレンス４×３）
・ＲＲＰ：137=126+3+8
特にコメントなし。
１６．パクスオトマニカ（サンデーサイレンス３A×３a）
・ＲＲＰ：135=127+3+5
４頭目の「同系配合馬」はこちら。まあ、コメントは特にないが。
１７．ドゥラエレーデ（サンデーサイレンス４×３）
・ＲＲＰ：136=123+(10+3)（ダート戦で初勝利）
この馬は初勝利がダートという、出走馬の中でも異例の存在だが、ホープフルＳを勝っている以上、あまりそこに焦点を当てても仕方ないか。
まあそもそもドゥラメンテ産駒でもあり、シーズンリッチと同様に牡馬である以上はいずれ種牡馬としての需要が当然あるだろうと。
意外と人気になっておらず、ワイドで他の買いたい馬と絡めるのもアリで。
１８．サトノグランツ（母自身がノーザンダンサー４A×５a・５a）
・ＲＲＰ：138=125+3+10
父サトノダイヤモンドに関しては個人的に、種牡馬としてはおそらく牝馬のほうに活躍馬が多めに出て、牡馬の産駒は今後ともあまり出てこないだろうと推察している。
特に今年の京都新聞杯はさすがにちょっと、対戦相手のレベルも低過ぎだろう。デビュー戦以降からして、ホネのある強豪との対戦経験が皆無なのも、ちょっとどうかな？と。
・・・とまあ、色々と述べたが、年に１度の競馬の祭典、各自が買いたい馬を好きなだけ買って、とにかく楽しめればそれでいい。
血統についても、多くの人がもっと興味を持ってくれることにつながれば、更に良いことなのであるが。
先にまず「同系配合」の定義だが、「ファラリスの直系子孫」たちが現代競馬において繁栄する系統の大多数を占める中で、ネアルコ直系の３大血脈及び、非ネアルコ経由のミスプロ系（広義にはネイティヴダンサー直系）が主流父系となり、計４大系統となる。
・ノーザンダンサー直系（主に欧州で繁栄）
・ミスプロ直系（主に米国で繁栄）
・ターントゥ直系（現在は主にヘイルトゥリーズン直系として主に日本で繁栄）
・ナスルーラ直系（かつて欧米で主流であったが、現代に至るまでに徐々に衰退）
これを大前提とし、産駒の両親が上記の中で共に同じ父系に遡る場合には共通する祖先が父母それぞれの何代前に位置するかを明記し、そのクロス表記の父方先祖には大文字の“ A ”を、母方先祖には小文字の“ a ”を付記するものとする。
一例として先週のオークス４着、
・ラヴェル（サンデーサイレンス３A×３a）
同系配合馬であるラヴェルの両親はそれぞれサンデーサイレンス直系、かつ共通祖先であるサンデーＳがラヴェル自身の３代前に位置するため、便宜的に上のように表記することとなる。
さて前置きが長くなったが、ここからが「不吉なジンクス」の本題となる。
近１０年の日本ダービーで「３着以内」となった馬のうち、「同系配合馬」となるのがエピファネイア、アポロソニック、ワンアンドオンリー、マイネルフロスト、サトノラーゼン、ディーマジェスティ、アドミラブル、エフフォーリアの計８頭。
この８頭のうち、エピファネイアを除く残りの７頭全てが、「４歳以降」の古馬になってから重賞を一度も勝てないまま引退（もしくは４歳になる前に早期引退）となったこと、がジンクスである。
２年前の当ブログのダービー考察記事で、既にそのジンクスを個人的に把握していたため、同系配合馬として出走していたエフフォーリアに対して、「旬の時期」が短い可能性があると指摘した。
３歳時にダービー２着以降、同年天皇賞秋１着・有馬記念１着と飛ぶ鳥を落とす勢いだったあのエフフォーリアが、４歳以降、パッタリとその勢いを失って引退したのは周知の事実。
当ブログでは２年前に、エフフォーリアが同系配合馬であるのを理由に「将来性への懸念材料」があることを、一切躊躇せずに述べていたのである。
このように、「血統考察」の真の意義とは、馬券の当て外れという、単なる「二元論」だけで評価されるものではない。
その血統背景の持つ意味、奥深くに存在する数多くの先祖たちの「集合体」がサラブレッドなのであり、配合の要素は必ず、何らかの影響（プラス面・マイナス面の双方）を現代の競走馬たちにもたらすこととなる。
馬券が当たれば嬉しいし、外れれば悔しいのは勿論だが、血統背景が語り掛けてくる「真実」を注意深く観察し、それを次世代の馬たちにフィードバックさせ、更にその意味の持つ面白さと不可思議さを常に実感していくこと。
これこそが「血統考察」というものの、真の醍醐味であると言えるだろう・・・。
さて、今年の出走馬で「同系配合馬」の扱いとなるのは計４頭存在する。その内のどれかがもし３着以内になるとして、その馬自身の「４歳以降」の成績は果たしてどうなっていくか？
今回の馬券の取捨はともかく、各馬へのそのような「将来性への視点」を持つことも重要である。
5/28 東京１１Ｒ 第９０回東京優駿（芝２４００ｍ）
１．ベラジオオペラ（母父自身にノーザンダンサー４×４の近親クロス有り）
・ＲＲＰ：140=128+3+9
まあ、Ｃコース替わりで最内枠に入れたのは幸運以外の何ものでもない。前走のようなハイペース追走に巻き込まれなければ、元々上位人気に支持されるほどの馬なので巻き返せるだろう。
３着固定でそれなりの妙味も。
２．スキルヴィング（ヘイルトゥリーズン５A×５a、且つサンデーサイレンス４×３）
・ＲＲＰ：140=127+3+10
さてさて、この馬が例によって「同系配合馬」の１頭ですな。別に今回、上位に好走しても何ら不思議はないだろうが、４歳以降にも重賞を勝てるかどうか・・・。
エピファネイア級の強い馬なら、古馬以降も活躍していくのだろうが。
３．ホウオウビスケッツ（母自身にマンファス３×２の近親クロス有り）
・ＲＲＰ：137=126+3+8
この馬はカズオ君に継続騎乗してもらいたかったが・・・。まあ良馬場なら東京２千ｍでの逃げ切り勝ちがあり、おそらく今回は先手を打つ競馬をする可能性大。
ただまあ正直、２千ｍ以下なら、の馬で・・・。
４．トップナイフ（ノーザンダンサー４A×４a、且つブラッシンググルーム４×４）
・ＲＲＰ：159=127+5+9+(9)+9
レース実績だけなら既にG�汽譽戰襯肇奪弋蕕涼佑覆里世�、父デクラレーションオブウォーというのが、最も適性面での難解さを醸し出す存在だろうと。
ただ個人的には２歳時から馬券で何度もお世話になっており、ここもダメ元で３着ぐらいは期待しておきたい。ただ同系配合馬なので将来性は、ね・・・。
５．ソールオリエンス（母スキアのBLP評価＝Aだが・・・）
・ＲＲＰ：151=128+10+(10+3)
１強ムードが漂うが、個人的には、あの皐月賞はさすがに展開利があり過ぎでしょ？と思うしかない。タスティエーラもあのハイペース追走で最後の脚はバタバタだったし。
ただまあ、本来は応援すべき「母自身のBLP（迂回血ライン継承度）」で考察可能な配合タイプでもあり、皐月賞のワンツーがここで再度あっても何ら不思議ない。
あとは母馬の配合の奥深くに潜む、怪しい「懸念材料」がこの先、顔を出さないことを願うのみで。
６．ショウナンバシット（母自身がノーザンダンサー４A×６a）
・ＲＲＰ：133=125+3+5
父シルバーステートの「G�蟻兩�への脆弱さ」が、産駒の傾向として徐々に現象化しつつある、という印象。産駒たちそれぞれに勝ち上がり率は高く、それなりの繁殖牝馬との配合でもソコソコ活躍馬を出せる点は牧場にとっての救世主でもあるのだが・・・。
もし重馬場だったら、それなりに狙える要素はあったが。
７．フリームファクシ（ミスプロ４×４）
・ＲＲＰ：140=127+3+10
元々先行してナンボの馬で、そこはオークス敗退のドゥアイズと同じようなタイプなので前走の後方ままの競馬は逆に度外視。
ただテン乗りの騎手替わりが良いはずもなく、あくまで３着粘り込み馬券を薄めに。
８．メタルスピード（母自身にミスプロ４×４の近親クロス有り）
・ＲＲＰ：126=123+3
ショウナンバシットと同様、良馬場においてはG�祇錣任良床舛魏爾欧襪靴�ない。相手なりに走れるしぶとさは確かにあるが・・・。
９．グリューネグリーン（サンデーサイレンス４×３）
・ＲＲＰ：135=135+5
特にコメントなし。
１０．シャザーン（母クイーンズリングのBLP評価＝A）
・ＲＲＰ：132=127+5
個人的には「母のBLP」で考察可能なタイプは当然、常に馬券を買う対象で。
１１．ハーツコンチェルト（ヘイロー３×５）
・ＲＲＰ：139=130+9
配合タイプ的にはダービー向きなのだろうが、ここまではサリオスのような「逸材級」のパフォーマンスを発揮できておらず・・・。
まあ着実に成長しているのなら、３連複の買い目には入れておくべきだろうが。
１２．タスティエーラ（母パスティエーラのBLP評価＝A）
・ＲＲＰ：147=128+10+(9)
皐月賞はハイペースでの先行競馬を考えれば勝ちに等しい競馬。ただ最後はバタバタになっていた通り、問題は臨戦過程そのものに加え、体調がここに至る経緯までずっとキープ出来ているかどうか・・・。
乗り替わりもマイナスだろうし、レーン騎手も最近は結果が出にくい傾向になりつつあり、焦りもあってか強引なだけの騎乗ぶりも目立ってきている。
まあ、馬の配合そのものは素直に評価したいのだが、それ以外の要素が足を引っ張り過ぎる印象で・・・。
１３．シーズンリッチ（サンデーサイレンス３×３）
・ＲＲＰ：134=125+9
今や貴重なドゥラメンテ産駒の「牡馬」なので、ゆくゆくは種牡馬入りする可能性もゼロではないのだろう。
ただＳＳの３×３を強烈なクロスを持つというのは、似たようなクロスを持つ繁殖牝馬も激増していく背景があるだけに、種牡馬としての期待度はさほど高くないが。
まあ先週オークスのドゥーラのようなケースがあるだけに、「血の爆発力」」自体は軽視禁物で。
１４．ファントムシーフ（ノーザンダンサー５A×５a・５a、且つDansiri＝Promising Lead ２×２）
・ＲＲＰ：143=126+5+9+(3)
３頭目の「同系配合馬」がこの馬。まあ個人的には、ハービンジャー産駒という事実だけでもすこぶる評価を下げたい気分がマシマシだが（苦笑）。
乗り替わりも当然マイナスで、いくらレジェンドユタカタケの騎乗でも、割引は確実。個人的には買い材料がないのでバッサリ切る。
３着以内に来られたら平身低頭、ひれ伏すのみ。
１５．ノッキングポイント（サンデーサイレンス４×３）
・ＲＲＰ：137=126+3+8
特にコメントなし。
１６．パクスオトマニカ（サンデーサイレンス３A×３a）
・ＲＲＰ：135=127+3+5
４頭目の「同系配合馬」はこちら。まあ、コメントは特にないが。
１７．ドゥラエレーデ（サンデーサイレンス４×３）
・ＲＲＰ：136=123+(10+3)（ダート戦で初勝利）
この馬は初勝利がダートという、出走馬の中でも異例の存在だが、ホープフルＳを勝っている以上、あまりそこに焦点を当てても仕方ないか。
まあそもそもドゥラメンテ産駒でもあり、シーズンリッチと同様に牡馬である以上はいずれ種牡馬としての需要が当然あるだろうと。
意外と人気になっておらず、ワイドで他の買いたい馬と絡めるのもアリで。
１８．サトノグランツ（母自身がノーザンダンサー４A×５a・５a）
・ＲＲＰ：138=125+3+10
父サトノダイヤモンドに関しては個人的に、種牡馬としてはおそらく牝馬のほうに活躍馬が多めに出て、牡馬の産駒は今後ともあまり出てこないだろうと推察している。
特に今年の京都新聞杯はさすがにちょっと、対戦相手のレベルも低過ぎだろう。デビュー戦以降からして、ホネのある強豪との対戦経験が皆無なのも、ちょっとどうかな？と。
・・・とまあ、色々と述べたが、年に１度の競馬の祭典、各自が買いたい馬を好きなだけ買って、とにかく楽しめればそれでいい。
血統についても、多くの人がもっと興味を持ってくれることにつながれば、更に良いことなのであるが。
2023年05月21日
2023 優駿牝馬 回顧
勝ったリバティアイランドに関しては全くもって問答無用の完勝で、戦前の評価・イメージそのまんまの強さなので何も言及する必要はなかろう、と。
個人的に中心視したドゥアイズについてはもう見ての通り、出遅れでほぼ最後方からの位置取りになってしまった時点でそもそも、完全にアウト。
これは血統ウンヌン以前の問題で、自分の競馬が全く出来ずにただ回ってくるだけの内容になってしまっただけなので評価のしようがない。リバティアイランドと同じような位置取り（道中６番手）で進んで馬券に絡めなかったのなら、それはもう完敗と思うしかないが。
それは、上手く逃げられずに馬群に沈んだゴールデンハインドにも当てはまることで、これも、ゴールドシップ産駒がまた来年以降のオークスに出走をしてきた場合に、単純に評価を下げる理由とはならないのと同じだろう。
またドゥラメンテ産駒を当然再評価すべきなのは、ドゥーラの巻き返し方を見ても全くその通りなのだが、桜花賞では実際にドゥーラ自身は大敗しているワケで、単純な「血統目線」だけで常に馬券が獲れるものでもない。
まあ注目馬が出遅れで万事休す、というのはこれまでの馬券人生において何度味わってきたことか、もう数え切れない（苦笑）。
気持ちを切り替えることでしか、次の競馬予想には進めない。ただそれだけである・・・。
5/21 東京１１Ｒ 第８４回優駿牝馬（芝２４００ｍ）
１着 リバティアイランド（母父自身にヘイルトゥリーズン３×５の近親クロス有り）
・ＲＲＰ：168=126+7+(8+3)+(8+3)+(10+3)
２着 ハーパー（母自身にミスプロ４×３の近親クロス有り）
・ＲＲＰ：140=123+8+(9)
３着 ドゥーラ（サンデーサイレンス３×４）
・ＲＲＰ：137=125+9+(3)
事前に評価を著しく下げていたような馬でも、陣営の努力次第で一気に巻き返すことが可能なのはドゥーラが身を持って示した格好。
同様にそれが、ドゥアイズ陣営の「秋以降の巻き返し」に期待したい大きな理由となる。出遅れが致命的だったにしろ、上がり３Ｆの末脚は出走メンバー中で５位であり、４コーナー１６番手の絶望的な位置からどうにか９着に押し上げて、長く脚を使えていたのは確か。
ただまあ、出遅れグセが更に悪化するようなことがもしあるようなら、それはもう目も当てられないが（苦笑）。
ともあれ、桜花賞２、３着馬も全く良いところがなかったのだから、ドゥアイズだけが全くダメだったということでもない。
それぞれにレースへの向き不向き・出来不出来はあっただろうが、牝馬は健康体でありさえすれば、いずれまた牧場に戻って次世代の仔を産む仕事が待っている。
サンデーサイレンスの４代内クロスを持たないような配合の牝馬２頭で連対を決めたことも、将来的な繁殖という部分では望ましい傾向でもあった。人気の２頭ではあったにせよ・・・。
牝馬３冠に関しては、馬券を離れてもそういう、将来的な目線での楽しみ方というものがある。
夏を越しての秋以降、各馬がまたそれぞれの立ち位置で成長していってもらいたい・・・。
個人的に中心視したドゥアイズについてはもう見ての通り、出遅れでほぼ最後方からの位置取りになってしまった時点でそもそも、完全にアウト。
これは血統ウンヌン以前の問題で、自分の競馬が全く出来ずにただ回ってくるだけの内容になってしまっただけなので評価のしようがない。リバティアイランドと同じような位置取り（道中６番手）で進んで馬券に絡めなかったのなら、それはもう完敗と思うしかないが。
それは、上手く逃げられずに馬群に沈んだゴールデンハインドにも当てはまることで、これも、ゴールドシップ産駒がまた来年以降のオークスに出走をしてきた場合に、単純に評価を下げる理由とはならないのと同じだろう。
またドゥラメンテ産駒を当然再評価すべきなのは、ドゥーラの巻き返し方を見ても全くその通りなのだが、桜花賞では実際にドゥーラ自身は大敗しているワケで、単純な「血統目線」だけで常に馬券が獲れるものでもない。
まあ注目馬が出遅れで万事休す、というのはこれまでの馬券人生において何度味わってきたことか、もう数え切れない（苦笑）。
気持ちを切り替えることでしか、次の競馬予想には進めない。ただそれだけである・・・。
5/21 東京１１Ｒ 第８４回優駿牝馬（芝２４００ｍ）
１着 リバティアイランド（母父自身にヘイルトゥリーズン３×５の近親クロス有り）
・ＲＲＰ：168=126+7+(8+3)+(8+3)+(10+3)
２着 ハーパー（母自身にミスプロ４×３の近親クロス有り）
・ＲＲＰ：140=123+8+(9)
３着 ドゥーラ（サンデーサイレンス３×４）
・ＲＲＰ：137=125+9+(3)
事前に評価を著しく下げていたような馬でも、陣営の努力次第で一気に巻き返すことが可能なのはドゥーラが身を持って示した格好。
同様にそれが、ドゥアイズ陣営の「秋以降の巻き返し」に期待したい大きな理由となる。出遅れが致命的だったにしろ、上がり３Ｆの末脚は出走メンバー中で５位であり、４コーナー１６番手の絶望的な位置からどうにか９着に押し上げて、長く脚を使えていたのは確か。
ただまあ、出遅れグセが更に悪化するようなことがもしあるようなら、それはもう目も当てられないが（苦笑）。
ともあれ、桜花賞２、３着馬も全く良いところがなかったのだから、ドゥアイズだけが全くダメだったということでもない。
それぞれにレースへの向き不向き・出来不出来はあっただろうが、牝馬は健康体でありさえすれば、いずれまた牧場に戻って次世代の仔を産む仕事が待っている。
サンデーサイレンスの４代内クロスを持たないような配合の牝馬２頭で連対を決めたことも、将来的な繁殖という部分では望ましい傾向でもあった。人気の２頭ではあったにせよ・・・。
牝馬３冠に関しては、馬券を離れてもそういう、将来的な目線での楽しみ方というものがある。
夏を越しての秋以降、各馬がまたそれぞれの立ち位置で成長していってもらいたい・・・。
2023年05月20日
第８４回優駿牝馬（オークス）
昨年のオークスでは１０番人気２着のスタニングローズを注目配合馬として取り上げた。今年はと言うと過去記事でも既に再三言及している通り、ドゥアイズを注目配合馬として中心視する。
ルーラーシップ産駒らしく切れる脚はないものの、先行して息の長い持続力を活かした競馬こそが真骨頂で、今回のオークスのみならず秋華賞でも上位好走を期待したい・・・。
・BLP：Bypass-blood Line Point の略記（詳細は「ブログ主旨説明・他」のカテゴリ記事に記載。
・RRP：Race Results Point の略記（詳細は「用語解説」のカテゴリ記事に記載。
5/21 東京１１Ｒ 第８４回優駿牝馬（芝２４００ｍ）
１．ラヴェル（サンデーサイレンス３A×３a）
・ＲＲＰ：136=128+8
矢作師の管理馬なので近走が不振でも安易に軽視するのは禁物かなと。ワイドで少々。
２．ライトクオンタム（母父自身にレイズアネイティヴ４×４の近親クロス有り）
・ＲＲＰ：134=126+8
４３０キロ未満の馬体で、桜花賞ではさすがに非力さが否めない印象だったものの、オークスは４５０キロ以下の馬格でも上位台頭するケースは多々ある。
とは言え、現状でもまだ良化途上という感じなのかなと。まあ気楽な立場で臨める田辺騎手が思い切って先行策を取れば、単勝オッズ人気以上の走りはあっても。
３．キタウイング（母父自身にDanzig ４×４の近親クロス有り）
・ＲＲＰ：139=123=8+8
まあ相撲の番付に例えて言うと横綱はおろか大関にも少々足りない、せいぜい関脇レベルの馬かな、と。G�祇錣任呂気垢�に割引で。
４．キミノナハマリア（母自身にミスプロ４×４の近親クロス有り）
・ＲＲＰ：131=128+3
昨年のオークスで掲示板に載ったハービンジャー２頭はいずれも単勝オッズ人気よりも着順を上げており、オークスという舞台設定自体はこの馬にも向いているだろう。
もし、渋った馬場であれば狙ってみても面白いとは思うが・・・。
５．リバティアイランド（母父自身にヘイルトゥリーズン３×５の近親クロス有り）
・ＲＲＰ：155=126+7+(8+3)+(8+3)
母方の血統からはスピード色優位でマイラータイプを出す傾向なのだろうが、父がドゥラメンテなので母方のマイル寄りの適性を余裕綽々でカバーしているものと思われる。
かつてのハープスターによく似ている部分が多々ある印象も、逆に「あまりにも切れ過ぎる末脚」が故障と隣り合わせとなりかねない、危うい側面が潜んでいるのかも。
父のドゥラメンテ自身がまさにそういう感じで早めの引退を余儀なくされているワケで。
まあ大谷翔平のような超一流のアスリートとは常に、敵とは周囲の存在なのではなく、己自身の怪我・故障のリスクとの闘いでもあるのだろうが。
６．ゴールデンハインド（母自身にミスプロ４×３の近親クロス有り）
・ＲＲＰ：135=125+10
過去記事で言及したとおり前走フローラＳの勝ち時計は近年ではウインマリリンに次ぐ秀逸な内容で、逃げ切り勝ちのまだない過去のオークスの傾向ではあっても、強気に逃げる策を取って後続に脚を使わせる競馬に徹するべき。
とは言え単勝４、５番人気あたりで推移するのなら、馬券的にあまり旨味のない存在になってしまうのであるが（苦笑）。
７．ヒップホップソウル（サンデーサイレンス３×３）
・ＲＲＰ：134=126+8
母方はダンス一族で気性面にムラな部分が多々あった傾向。そこにサンデーＳの強度なクロスで、どツボに嵌れば無類の強さを発揮しそうだが、そのツボの範囲がかなり狭そうでもあり・・・。
ただ勢いを増すばかりのキタサンＢ産駒なので、３着付けでの狙いもありかと。
８．レミージュ（母父自身にナスルーラ４×４の近親クロス有り）
・ＲＲＰ：128=125+3
特にコメント無し。
９．コナコースト（サンデーサイレンス３×４）
・ＲＲＰ：142=128+(7)+(7)
桜花賞の上位３頭がそのままオークスでも上位にスライドする場合、アーモンドアイが２冠達成した2018年のオークス以来となるが、近１０年では、そもそもその１回のみ。
個人的に、今年はそうはならないという想定なので、この馬もあくまで３着付けで。
１０．ソーダズリング（ヘイルトゥリーズン４A×５a）
・ＲＲＰ：134=125+9
母のソーマジックは、いわゆる「仔出しの良い繁殖牝馬」で、毎年異なる種牡馬の仔を産んではその多くがオープン級以上の活躍馬となってくれる、牧場随一の孝行娘と言ったところ。
言わば「第２のクロウキャニオン」として今後とも牧場からは重宝がられる存在なのだろう。
前日段階で７番人気あたりと、ソーダズリングが馬券に絡めば意外と妙味はありそうで。
１１．ミッキーゴージャス（母ミッキークイーンのBLP評価＝現状B、潜在的にはA）
・ＲＲＰ：133=130+3
ドゥアイズと同様に、この馬も「近親クロス要素に（過度に）頼らない配合タイプ」として位置付けることになるが、さすがに相手が一気強化での激走は難しいか。
ただ一応、近走で２連勝している馬はオークス出走で好結果を残せるというデータもあり、右回りコースしか経験のない部分を克服するようであれば、「穴に一考」的な存在としたいが。
１２．ハーパー（母自身にミスプロ４×３の近親クロス有り）
・ＲＲＰ：131=123+8
この馬にはクイーンＣで単勝・馬連・３連複と馬券で儲けさせてもらっているので、ここでも応援してあげないと失礼かなと。
ただまあ個人的に、ルメちん騎手とはいつも馬券では「相克（そうこく）状態」なので、狙うと来ずに狙わないと来られるという相性の悪さがネックで（苦笑）。
１３．ドゥーラ（サンデーサイレンス３×４）
・ＲＲＰ：134=125+9
ここまでショボい近走になるとは、札幌２歳Ｓの勝利当時は到底思えなかったが・・・。昨年は調教師リーディングで「１５１位」だった高橋師が今年は７１位と大躍進。
一端、不振に陥った馬をどこかで鮮やかに再生させるというものも、調教師の手腕の一つと思われるが、さて？
１４．ペリファーニア（ヘイルトゥリーズン６A×５a、且つサンデーサイレンス４×３）
・ＲＲＰ：129=128+(3)
半兄がエフフォーリアと言っても、父がモーリスに替わるこの妹ではさすがに血統傾向の方向性がかなり異なるかなと。
桜花賞ではタケシ君の果敢な先行策が奏功した好騎乗だとは思うが、未対戦組の先行馬ではゴールデンハインド＆ソーダズリングがやはり強力なライバルになりそうで。
マイル実績のみのペリファーニアでは、さすがに状況が厳しさを増すとしか思えないが・・・。
１５．エミュー（母自身にニジンスキー４×４の近親クロス有り）
・ＲＲＰ：135=123+3+9
特にコメント無し。
１６．ドゥアイズ（母ローズマンブリッジのBLP評価＝A）
・ＲＲＰ：146=128+8+(3)+7
デビュー戦を５番人気で勝利した際は単勝を取らせてもらい、それ以降何度も馬券では儲けさせてもらってきた。
桜花賞では出遅れ気味の位置取りが響いて持ち前の先行競馬が出来ない中、しぶとく狭い馬群を縫って５着にまで押し上げてきた内容は十分に評価に値するもの。
そもそもマイル戦が距離不足なのは明白で、多くの馬が未知の距離に不安要素を抱える中、おそらく適性的にはゴールデンハインドとこの馬が２千ｍ以上を全く苦にしないタイプの「双璧」だろう。
あとは桜花賞のようにポジションが取れずやや後方から、というようなケースにならない限りは、先行力を発揮する競馬で前走以上の内容を期待するのみ、で。
１７．シンリョクカ（母父自身にノーザンダンサー４×４の近親クロス有り
・ＲＲＰ：133=126+(7)
阪神ＪＦでは１０番人気の低評価だったドゥアイズを中心視し、リバティアイランドとの馬連高配当ゲットを目論んだが更に不人気だったこの馬に阻止されちまい、超〜苦い思い出がある（苦笑）。
陣営としては前走の桜花賞はあくまでも「試運転」で、オークスこそが本領発揮の舞台とみなしているのだろう。
再度苦い思いはしたくないので、渋々ではあるがこの馬もワイド絡みで買っておきたい。
１８．イングランドアイズ（血量最上位・ﾉｰｻﾞﾝﾀﾞﾝｻｰ：13.28％）
・ＲＲＰ：130
母はオークス馬のヌーヴォレコルトで運よく抽選突破とあらば、安易に軽視出来まい。
まあ配合的には父キングマンの影響でノーザンダンサーの影響力がすこぶる強いタイプとしか映らないのであるが、継続騎乗のカズオ君も弟タケシに負けじと騎乗技術を向上させてきた。
騎手込みでの、一発大穴というのは大いに有りかな、と。
ルーラーシップ産駒らしく切れる脚はないものの、先行して息の長い持続力を活かした競馬こそが真骨頂で、今回のオークスのみならず秋華賞でも上位好走を期待したい・・・。
・BLP：Bypass-blood Line Point の略記（詳細は「ブログ主旨説明・他」のカテゴリ記事に記載。
・RRP：Race Results Point の略記（詳細は「用語解説」のカテゴリ記事に記載。
5/21 東京１１Ｒ 第８４回優駿牝馬（芝２４００ｍ）
１．ラヴェル（サンデーサイレンス３A×３a）
・ＲＲＰ：136=128+8
矢作師の管理馬なので近走が不振でも安易に軽視するのは禁物かなと。ワイドで少々。
２．ライトクオンタム（母父自身にレイズアネイティヴ４×４の近親クロス有り）
・ＲＲＰ：134=126+8
４３０キロ未満の馬体で、桜花賞ではさすがに非力さが否めない印象だったものの、オークスは４５０キロ以下の馬格でも上位台頭するケースは多々ある。
とは言え、現状でもまだ良化途上という感じなのかなと。まあ気楽な立場で臨める田辺騎手が思い切って先行策を取れば、単勝オッズ人気以上の走りはあっても。
３．キタウイング（母父自身にDanzig ４×４の近親クロス有り）
・ＲＲＰ：139=123=8+8
まあ相撲の番付に例えて言うと横綱はおろか大関にも少々足りない、せいぜい関脇レベルの馬かな、と。G�祇錣任呂気垢�に割引で。
４．キミノナハマリア（母自身にミスプロ４×４の近親クロス有り）
・ＲＲＰ：131=128+3
昨年のオークスで掲示板に載ったハービンジャー２頭はいずれも単勝オッズ人気よりも着順を上げており、オークスという舞台設定自体はこの馬にも向いているだろう。
もし、渋った馬場であれば狙ってみても面白いとは思うが・・・。
５．リバティアイランド（母父自身にヘイルトゥリーズン３×５の近親クロス有り）
・ＲＲＰ：155=126+7+(8+3)+(8+3)
母方の血統からはスピード色優位でマイラータイプを出す傾向なのだろうが、父がドゥラメンテなので母方のマイル寄りの適性を余裕綽々でカバーしているものと思われる。
かつてのハープスターによく似ている部分が多々ある印象も、逆に「あまりにも切れ過ぎる末脚」が故障と隣り合わせとなりかねない、危うい側面が潜んでいるのかも。
父のドゥラメンテ自身がまさにそういう感じで早めの引退を余儀なくされているワケで。
まあ大谷翔平のような超一流のアスリートとは常に、敵とは周囲の存在なのではなく、己自身の怪我・故障のリスクとの闘いでもあるのだろうが。
６．ゴールデンハインド（母自身にミスプロ４×３の近親クロス有り）
・ＲＲＰ：135=125+10
過去記事で言及したとおり前走フローラＳの勝ち時計は近年ではウインマリリンに次ぐ秀逸な内容で、逃げ切り勝ちのまだない過去のオークスの傾向ではあっても、強気に逃げる策を取って後続に脚を使わせる競馬に徹するべき。
とは言え単勝４、５番人気あたりで推移するのなら、馬券的にあまり旨味のない存在になってしまうのであるが（苦笑）。
７．ヒップホップソウル（サンデーサイレンス３×３）
・ＲＲＰ：134=126+8
母方はダンス一族で気性面にムラな部分が多々あった傾向。そこにサンデーＳの強度なクロスで、どツボに嵌れば無類の強さを発揮しそうだが、そのツボの範囲がかなり狭そうでもあり・・・。
ただ勢いを増すばかりのキタサンＢ産駒なので、３着付けでの狙いもありかと。
８．レミージュ（母父自身にナスルーラ４×４の近親クロス有り）
・ＲＲＰ：128=125+3
特にコメント無し。
９．コナコースト（サンデーサイレンス３×４）
・ＲＲＰ：142=128+(7)+(7)
桜花賞の上位３頭がそのままオークスでも上位にスライドする場合、アーモンドアイが２冠達成した2018年のオークス以来となるが、近１０年では、そもそもその１回のみ。
個人的に、今年はそうはならないという想定なので、この馬もあくまで３着付けで。
１０．ソーダズリング（ヘイルトゥリーズン４A×５a）
・ＲＲＰ：134=125+9
母のソーマジックは、いわゆる「仔出しの良い繁殖牝馬」で、毎年異なる種牡馬の仔を産んではその多くがオープン級以上の活躍馬となってくれる、牧場随一の孝行娘と言ったところ。
言わば「第２のクロウキャニオン」として今後とも牧場からは重宝がられる存在なのだろう。
前日段階で７番人気あたりと、ソーダズリングが馬券に絡めば意外と妙味はありそうで。
１１．ミッキーゴージャス（母ミッキークイーンのBLP評価＝現状B、潜在的にはA）
・ＲＲＰ：133=130+3
ドゥアイズと同様に、この馬も「近親クロス要素に（過度に）頼らない配合タイプ」として位置付けることになるが、さすがに相手が一気強化での激走は難しいか。
ただ一応、近走で２連勝している馬はオークス出走で好結果を残せるというデータもあり、右回りコースしか経験のない部分を克服するようであれば、「穴に一考」的な存在としたいが。
１２．ハーパー（母自身にミスプロ４×３の近親クロス有り）
・ＲＲＰ：131=123+8
この馬にはクイーンＣで単勝・馬連・３連複と馬券で儲けさせてもらっているので、ここでも応援してあげないと失礼かなと。
ただまあ個人的に、ルメちん騎手とはいつも馬券では「相克（そうこく）状態」なので、狙うと来ずに狙わないと来られるという相性の悪さがネックで（苦笑）。
１３．ドゥーラ（サンデーサイレンス３×４）
・ＲＲＰ：134=125+9
ここまでショボい近走になるとは、札幌２歳Ｓの勝利当時は到底思えなかったが・・・。昨年は調教師リーディングで「１５１位」だった高橋師が今年は７１位と大躍進。
一端、不振に陥った馬をどこかで鮮やかに再生させるというものも、調教師の手腕の一つと思われるが、さて？
１４．ペリファーニア（ヘイルトゥリーズン６A×５a、且つサンデーサイレンス４×３）
・ＲＲＰ：129=128+(3)
半兄がエフフォーリアと言っても、父がモーリスに替わるこの妹ではさすがに血統傾向の方向性がかなり異なるかなと。
桜花賞ではタケシ君の果敢な先行策が奏功した好騎乗だとは思うが、未対戦組の先行馬ではゴールデンハインド＆ソーダズリングがやはり強力なライバルになりそうで。
マイル実績のみのペリファーニアでは、さすがに状況が厳しさを増すとしか思えないが・・・。
１５．エミュー（母自身にニジンスキー４×４の近親クロス有り）
・ＲＲＰ：135=123+3+9
特にコメント無し。
１６．ドゥアイズ（母ローズマンブリッジのBLP評価＝A）
・ＲＲＰ：146=128+8+(3)+7
デビュー戦を５番人気で勝利した際は単勝を取らせてもらい、それ以降何度も馬券では儲けさせてもらってきた。
桜花賞では出遅れ気味の位置取りが響いて持ち前の先行競馬が出来ない中、しぶとく狭い馬群を縫って５着にまで押し上げてきた内容は十分に評価に値するもの。
そもそもマイル戦が距離不足なのは明白で、多くの馬が未知の距離に不安要素を抱える中、おそらく適性的にはゴールデンハインドとこの馬が２千ｍ以上を全く苦にしないタイプの「双璧」だろう。
あとは桜花賞のようにポジションが取れずやや後方から、というようなケースにならない限りは、先行力を発揮する競馬で前走以上の内容を期待するのみ、で。
１７．シンリョクカ（母父自身にノーザンダンサー４×４の近親クロス有り
・ＲＲＰ：133=126+(7)
阪神ＪＦでは１０番人気の低評価だったドゥアイズを中心視し、リバティアイランドとの馬連高配当ゲットを目論んだが更に不人気だったこの馬に阻止されちまい、超〜苦い思い出がある（苦笑）。
陣営としては前走の桜花賞はあくまでも「試運転」で、オークスこそが本領発揮の舞台とみなしているのだろう。
再度苦い思いはしたくないので、渋々ではあるがこの馬もワイド絡みで買っておきたい。
１８．イングランドアイズ（血量最上位・ﾉｰｻﾞﾝﾀﾞﾝｻｰ：13.28％）
・ＲＲＰ：130
母はオークス馬のヌーヴォレコルトで運よく抽選突破とあらば、安易に軽視出来まい。
まあ配合的には父キングマンの影響でノーザンダンサーの影響力がすこぶる強いタイプとしか映らないのであるが、継続騎乗のカズオ君も弟タケシに負けじと騎乗技術を向上させてきた。
騎手込みでの、一発大穴というのは大いに有りかな、と。
