2022年06月
2022年06月29日
2022 6月の2歳戦ほか(その4)
では(その3)より続ける。
6/25 東京5R 2歳新馬(芝1800m)
1着 シャンドゥレール(母父自身にレイズアネイティヴ4×4の近親クロス有り)
・RRP:128
2着 エバーハピネス(母自身にレインボウクエスト4×3の近親クロス有り)
3着 マイネルビジョン(ロベルト5×3)
6/25 東京1R 2歳未勝利(芝1600m)
1着 スズカダブル(母ダブルファンタジーのBLP評価=A)
・RRP:123
前走の中京新馬戦でダイヤモンドハンズに切れ負けし2着だったスズカダブルが中2週のここですんなり勝ち上がり。
母馬自身の持つBLP(=迂回血ライン継承度)に関しては、今期の2歳馬たちから一律に非公表とすることにし、ランク評価として4段階(S,A,B,C)の提示のみに切り替える。
上記のように「BLP評価=*」と提示した段階で、その繁殖牝馬及びその産駒は「近親クロス要素に頼っていない配合タイプ」であることを示し、今後とも注目配合馬として位置付けていくことになるのは以前と同様であるが。
父がバゴで、母自身のBLPで評価可能となるタイプは現4歳馬のステラヴェローチェと同じということになるが、スズカダブルがどこまで出世していけるか、今後に注目してみたい。
2着 ステルディマーレ(ミスプロ4A×4a)
3着 トーセンサウダージ(母父自身にインリアリティ4×3の近親クロス有り)
6/25 阪神1R 2歳未勝利(芝1600m)
1着 コスモサガルマータ(ヘイロー4A・5×4a)
・RRP:123
2着 マイネルメモリー(母自身がフォルティノ4A×4a)
3着 ビューティーワン(母父自身にGay Missile 4×2の近親クロス有り)
6/26 東京5R 2歳新馬(芝1600m)
1着 ミシシッピテソーロ(母父自身にボールドルーラー4×3の近親クロス有り)
・RRP:126
2着 サトノヴィレ(母自身がヘイルトゥリーズン4A×4a)
3着 サイモンオリーブ(母オリジナルスピン2のBLP評価=C)
これまで母オリジナルスピンが産んだ兄・姉にアクセラレート(父ステイゴールド)、アップライトスピン(父ディープインパクト)などがいるも、それぞれ2勝どまりで推移。
ただこの母の場合、スタミナ要素兼備の種牡馬と配合するよりは、スピード要素主体の種牡馬との配合のほうが向いているのではないかと推察する。
その意味で、父がダイワメジャーに替わるサイモンオリーブの場合、マイル戦を主戦場にしていけば3勝クラス以上への出世があってもおかしくなく、今後に注目していく。
6/26 阪神5R 2歳新馬(芝1800m)
1着 カルロヴェローチェ(母父自身がノーザンダンサー3A×3a)
・RRP:128
2着 チャンスザローゼス(ヘイルトゥリーズン5A×5a、且つサンデーサイレンス4×3)
3着 ゴッドファーザー(母自身にノーザンダンサー4×4・4の近親クロス有り)
*6月分のメモ記事はこれにて終了。
6/25 東京5R 2歳新馬(芝1800m)
1着 シャンドゥレール(母父自身にレイズアネイティヴ4×4の近親クロス有り)
・RRP:128
2着 エバーハピネス(母自身にレインボウクエスト4×3の近親クロス有り)
3着 マイネルビジョン(ロベルト5×3)
6/25 東京1R 2歳未勝利(芝1600m)
1着 スズカダブル(母ダブルファンタジーのBLP評価=A)
・RRP:123
前走の中京新馬戦でダイヤモンドハンズに切れ負けし2着だったスズカダブルが中2週のここですんなり勝ち上がり。
母馬自身の持つBLP(=迂回血ライン継承度)に関しては、今期の2歳馬たちから一律に非公表とすることにし、ランク評価として4段階(S,A,B,C)の提示のみに切り替える。
上記のように「BLP評価=*」と提示した段階で、その繁殖牝馬及びその産駒は「近親クロス要素に頼っていない配合タイプ」であることを示し、今後とも注目配合馬として位置付けていくことになるのは以前と同様であるが。
父がバゴで、母自身のBLPで評価可能となるタイプは現4歳馬のステラヴェローチェと同じということになるが、スズカダブルがどこまで出世していけるか、今後に注目してみたい。
2着 ステルディマーレ(ミスプロ4A×4a)
3着 トーセンサウダージ(母父自身にインリアリティ4×3の近親クロス有り)
6/25 阪神1R 2歳未勝利(芝1600m)
1着 コスモサガルマータ(ヘイロー4A・5×4a)
・RRP:123
2着 マイネルメモリー(母自身がフォルティノ4A×4a)
3着 ビューティーワン(母父自身にGay Missile 4×2の近親クロス有り)
6/26 東京5R 2歳新馬(芝1600m)
1着 ミシシッピテソーロ(母父自身にボールドルーラー4×3の近親クロス有り)
・RRP:126
2着 サトノヴィレ(母自身がヘイルトゥリーズン4A×4a)
3着 サイモンオリーブ(母オリジナルスピン2のBLP評価=C)
これまで母オリジナルスピンが産んだ兄・姉にアクセラレート(父ステイゴールド)、アップライトスピン(父ディープインパクト)などがいるも、それぞれ2勝どまりで推移。
ただこの母の場合、スタミナ要素兼備の種牡馬と配合するよりは、スピード要素主体の種牡馬との配合のほうが向いているのではないかと推察する。
その意味で、父がダイワメジャーに替わるサイモンオリーブの場合、マイル戦を主戦場にしていけば3勝クラス以上への出世があってもおかしくなく、今後に注目していく。
6/26 阪神5R 2歳新馬(芝1800m)
1着 カルロヴェローチェ(母父自身がノーザンダンサー3A×3a)
・RRP:128
2着 チャンスザローゼス(ヘイルトゥリーズン5A×5a、且つサンデーサイレンス4×3)
3着 ゴッドファーザー(母自身にノーザンダンサー4×4・4の近親クロス有り)
*6月分のメモ記事はこれにて終了。
2022年06月25日
2022 宝塚記念 注目馬
今年の宝塚記念に出走する中で、ポタジェとアリーヴォは大阪杯の事前考察記事でピックアップし的中していたので今回も当然注視するとして、穴馬として注目してみたいのは4歳馬の、
16.グロリアムンディ(母ベットーレのBLP=25↓:(8↓,10↓,7↓))
3歳時の芝レースでの戦績は今一つということもあり、昨年12月からダート路線に転向し4連勝する快進撃を見せていた。
前走アンタレスSでも大将格のオメガパフュームにあともう一歩の僅差2着で、大将が引退後は今後のダート路線を背負って立つ存在となっていっておかしくない立場。
ただ元々芝適性は十分あり、芝なら2200m〜2400mあたりで好勝負を演じるだけのポテンシャルは備わっているので、今回の宝塚記念への挑戦は何ら無理筋なものではないと感じている次第。
おそらく、宝塚記念の着順に関係なく今後はまたダート重賞路線に目標を定めていくものと思われるが、今回の結果次第では再度、芝の重賞にも挑戦していく新たな「二刀流」のホープとして期待してみたくなる楽しみがある、と考えたい。
母のベットーレにはルーラーシップやロードカナロアなど、キンカメの後継種牡馬と配合してみてもらいたいと思うのだが、三嶋牧場に移ってからはサンデーS系種牡馬としか配合されていないのが残念。
キンカメ産駒グロリアムンディの今後の活躍次第で、三嶋牧場の今後の種付け方針にも変化をもたらすようであれば面白いのだが。
16.グロリアムンディ(母ベットーレのBLP=25↓:(8↓,10↓,7↓))
3歳時の芝レースでの戦績は今一つということもあり、昨年12月からダート路線に転向し4連勝する快進撃を見せていた。
前走アンタレスSでも大将格のオメガパフュームにあともう一歩の僅差2着で、大将が引退後は今後のダート路線を背負って立つ存在となっていっておかしくない立場。
ただ元々芝適性は十分あり、芝なら2200m〜2400mあたりで好勝負を演じるだけのポテンシャルは備わっているので、今回の宝塚記念への挑戦は何ら無理筋なものではないと感じている次第。
おそらく、宝塚記念の着順に関係なく今後はまたダート重賞路線に目標を定めていくものと思われるが、今回の結果次第では再度、芝の重賞にも挑戦していく新たな「二刀流」のホープとして期待してみたくなる楽しみがある、と考えたい。
母のベットーレにはルーラーシップやロードカナロアなど、キンカメの後継種牡馬と配合してみてもらいたいと思うのだが、三嶋牧場に移ってからはサンデーS系種牡馬としか配合されていないのが残念。
キンカメ産駒グロリアムンディの今後の活躍次第で、三嶋牧場の今後の種付け方針にも変化をもたらすようであれば面白いのだが。
2022年06月21日
2022 6月の2歳戦ほか(その3)
先日のマーメイドSではマリアエレーナが馬券に絡むのみに終わってしまったが、今後につながる内容で引き続き期待していきたいところかなと。
では(その2)より続ける。
6/18 阪神5R 2歳新馬(芝1600m)
1着 ファントムシーフ(ノーザンダンサー5A×5a・5a)
・RRP:126
この馬は基本的に同系配合馬として位置付けるが、細かい部分ではかなり強烈な、実質的に同配合となる近親クロス(2×2):Dansili ≒ Promising Lead の要素が際立つ。
「父父」ダンシリと「母母」プロミシングリードそれぞれの母が「全姉妹」であり、共にデインヒルが父であることから、血縁上は「いとこ同士」となるダンシリとPリードの血統背景は全くの同一ということになる。
まあこういう配合こそ、文章だけをいくら書き並べても分かりにくいはずで、血統表で実際に見比べてみないことには全くイメージしにくいだろうが。
2着 ピヌスアモリス(母自身にミスプロ3×4の近親クロス有り)
3着 ガルヴァナイズ(全きょうだい3×3、且つサンデーサイレンス3×4)
*全きょうだい:Monevassia = Kingmambo
6/19 東京5R 2歳新馬(芝1600m)
1着 マイネルケレリウス(母マイネカンナのBLP評価=C)
・RRP:126
2着 トクシーカイザー(母父自身にノーザンダンサー4×4の近親クロス有り)
3着 グラニット(母自身がノーザンダンサー4A・4a×4a)
*4番人気だった、
5着 モンテイゾラ(母ポルケテスエーニョのBLP評価=B。将来Aかも?)
レーン騎手の騎乗で、個人的にどの程度の内容となるかに注目していたモンテイゾラなのだが、2歳戦にありがちな超スロー(千m通過時61秒5)の展開を後方11番手からでは、さすがに上がり3F・2位(34秒1)を繰り出しても5着に追いあげるのが精一杯、ってなところ。
母方はミスエーニョ牝系で、世間一般的にもそれなりに良血扱いのはずだが、その母母ミスエーニョ自身の血統背景においてはネアルコ血脈がすこぶる過多なのが特徴。
で、近親の馬たちはどれも牝馬ばかりで検証にならない状況だったものの、ようやく「牡馬」のモンテイゾラが出てきてくれたことで、今後の出世度合いをしっかりと検証していくこととなる。
「ネアルコ血脈過多」という特徴が、牡馬の出世度合いにマイナスの影響を及ぼす可能性については、かなり以前から様々な検証事例をこのブログで提示してきている。
種牡馬ではクロフネやファルブラヴなどを筆頭に「ネアルコの血量最上位」となるタイプが、牡馬の重賞級活躍産駒が出にくく、牝馬の活躍馬ばかりで確固たる後継種牡馬が出現せず、父系としての存続が危ぶまれる状況となっている。
サンデーS系ではリンカーン(既に死亡)がネアルコ血脈多め(計9ラインの継承)だったし、現状において特に注視しているのがゴールドシップ(同じく計11ラインの継承)で、やはり牝馬の重賞級はすんなり出て(ユーバーレーベン等)きても、牡馬の一線級にはまだ重賞勝ち馬が出てこない(マカオンドールなどがそれなりに出世しているが)。
おそらく、血統に詳しい人ほど「はあ? ネアルコ血脈なんて、今の時代は『過多』なのが当たり前じゃね?」という認識なのがほとんどだろう。
しかし、この先もゴールドシップ産駒の牡馬に「芝の重賞勝ち馬」がなかなか出てこないような状況が続く場合、クロフネなどと「ほぼ同類」の立場となりかねない。
牝馬しか活躍馬が出てこないような種牡馬(父系)及び繁殖牝馬(牝系)に関しては、今後とも注意深く検証していく必要があるだろう・・・。
この続きは(その4)にて。
では(その2)より続ける。
6/18 阪神5R 2歳新馬(芝1600m)
1着 ファントムシーフ(ノーザンダンサー5A×5a・5a)
・RRP:126
この馬は基本的に同系配合馬として位置付けるが、細かい部分ではかなり強烈な、実質的に同配合となる近親クロス(2×2):Dansili ≒ Promising Lead の要素が際立つ。
「父父」ダンシリと「母母」プロミシングリードそれぞれの母が「全姉妹」であり、共にデインヒルが父であることから、血縁上は「いとこ同士」となるダンシリとPリードの血統背景は全くの同一ということになる。
まあこういう配合こそ、文章だけをいくら書き並べても分かりにくいはずで、血統表で実際に見比べてみないことには全くイメージしにくいだろうが。
2着 ピヌスアモリス(母自身にミスプロ3×4の近親クロス有り)
3着 ガルヴァナイズ(全きょうだい3×3、且つサンデーサイレンス3×4)
*全きょうだい:Monevassia = Kingmambo
6/19 東京5R 2歳新馬(芝1600m)
1着 マイネルケレリウス(母マイネカンナのBLP評価=C)
・RRP:126
2着 トクシーカイザー(母父自身にノーザンダンサー4×4の近親クロス有り)
3着 グラニット(母自身がノーザンダンサー4A・4a×4a)
*4番人気だった、
5着 モンテイゾラ(母ポルケテスエーニョのBLP評価=B。将来Aかも?)
レーン騎手の騎乗で、個人的にどの程度の内容となるかに注目していたモンテイゾラなのだが、2歳戦にありがちな超スロー(千m通過時61秒5)の展開を後方11番手からでは、さすがに上がり3F・2位(34秒1)を繰り出しても5着に追いあげるのが精一杯、ってなところ。
母方はミスエーニョ牝系で、世間一般的にもそれなりに良血扱いのはずだが、その母母ミスエーニョ自身の血統背景においてはネアルコ血脈がすこぶる過多なのが特徴。
で、近親の馬たちはどれも牝馬ばかりで検証にならない状況だったものの、ようやく「牡馬」のモンテイゾラが出てきてくれたことで、今後の出世度合いをしっかりと検証していくこととなる。
「ネアルコ血脈過多」という特徴が、牡馬の出世度合いにマイナスの影響を及ぼす可能性については、かなり以前から様々な検証事例をこのブログで提示してきている。
種牡馬ではクロフネやファルブラヴなどを筆頭に「ネアルコの血量最上位」となるタイプが、牡馬の重賞級活躍産駒が出にくく、牝馬の活躍馬ばかりで確固たる後継種牡馬が出現せず、父系としての存続が危ぶまれる状況となっている。
サンデーS系ではリンカーン(既に死亡)がネアルコ血脈多め(計9ラインの継承)だったし、現状において特に注視しているのがゴールドシップ(同じく計11ラインの継承)で、やはり牝馬の重賞級はすんなり出て(ユーバーレーベン等)きても、牡馬の一線級にはまだ重賞勝ち馬が出てこない(マカオンドールなどがそれなりに出世しているが)。
おそらく、血統に詳しい人ほど「はあ? ネアルコ血脈なんて、今の時代は『過多』なのが当たり前じゃね?」という認識なのがほとんどだろう。
しかし、この先もゴールドシップ産駒の牡馬に「芝の重賞勝ち馬」がなかなか出てこないような状況が続く場合、クロフネなどと「ほぼ同類」の立場となりかねない。
牝馬しか活躍馬が出てこないような種牡馬(父系)及び繁殖牝馬(牝系)に関しては、今後とも注意深く検証していく必要があるだろう・・・。
この続きは(その4)にて。
2022年06月19日
2022 マーメイドS 注目配合馬
先週のエプソムCは「迂回血ライン」での注目配合馬が1頭もいなかったのでスルーさせて頂いたが、今週のマーメイドSには下記の5頭が出走。
まあハンデ重賞で軽ハンデ馬の台頭が毎年のようにあるレースなので一筋縄ではいかない可能性が高いが、ともかく下記5頭の健闘を祈る、ということで。
6/19 阪神11R 第27回マーメイドS(芝2000m)
1.スルーセブンシーズ(母マイティスルーのBLP=14:(9,2,3))
間隔を空け気味にして使わないとダメな、体質的な弱さを抱えている部分がネックだが、中山の芝2千m戦で好結果を残しているように適性面は問題ない。
昨年の秋華賞は中4週で初の関西遠征ということもあり大敗してしまったが、阪神コース自体が合わないということは無いはずで、ハンデも52キロなら。
なお、現2歳となる半妹のフェブランシェ(父リアルスティール)はミスプロ(4×4)となるので、残念ながら「母のBLP」での考察は出来ないタイプとなるが。
2.ゴルトベルク(母グルヴェイグのBLP=16↓:(10↓,3↓,3↓))
全妹のアンドヴァラナウトには先に重賞を勝たれてしまったが、この姉も体調面さえ万全ならいつでも重賞を勝てるはずの超良血馬。
これまで1800m以下での経験・実績しかないのがネックで、ワンパンチ足りない印象なのは確かだが、連下なら人気薄なので妙味十分だろうと。
9.ルビーカサブランカ(母ムードインディゴのBLP=14↓:(9↓,2↓,3↓))
既に愛知杯で重賞勝ちしているものの、やはりハンデ戦で軽ハンデ52キロの立場(7番人気)を利しての勝ち鞍だった。
今回は55キロ組の1頭となり、受けて立つ状況となる。この立場で勝てれば、全兄のユーキャンスマイルと同様に母のBLPの減算措置を解除としたいが、さて?
12.マリアエレーナ(母テンダリーヴォイスのBLP=28↓:(12,11↓,5↓))
中京コースに良績が集中しているものの、右回りが全くダメということではなさそうなので、今回は牝馬同士でハンデは55キロ組とはなるが地力強化した今ならこなせると見る。
牡馬相手の2200mだった京都記念はさすがにもう一歩の内容だったが、先行して勝ち馬からコンマ5秒差程度なら、8着という着順はまったく悲観するものではないだろうと。
15.ホウオウエミーズ(母エミーズスマイルのBLP=21↓:(7,9↓,5))
実績面では1800m以下が主体ではあるも、昨年もこのレースを50キロで参戦し12番人気ながら5着と健闘。
今年は53キロに加増されてしまったが、展開次第では今年も上位好走があっておかしくない。人気薄の状況なので、3着に来れるようであれば馬券的にはかなり旨味十分で。
この馬の半弟となる2歳馬ミラーオブマインドは、父がクセの強そうなマインドユアビスケッツではあるが、配合的には「母のBLP」で一応考察可能なタイプと位置付けているので、この弟がデビューする場合にも注目配合馬としたい。
まあハンデ重賞で軽ハンデ馬の台頭が毎年のようにあるレースなので一筋縄ではいかない可能性が高いが、ともかく下記5頭の健闘を祈る、ということで。
6/19 阪神11R 第27回マーメイドS(芝2000m)
1.スルーセブンシーズ(母マイティスルーのBLP=14:(9,2,3))
間隔を空け気味にして使わないとダメな、体質的な弱さを抱えている部分がネックだが、中山の芝2千m戦で好結果を残しているように適性面は問題ない。
昨年の秋華賞は中4週で初の関西遠征ということもあり大敗してしまったが、阪神コース自体が合わないということは無いはずで、ハンデも52キロなら。
なお、現2歳となる半妹のフェブランシェ(父リアルスティール)はミスプロ(4×4)となるので、残念ながら「母のBLP」での考察は出来ないタイプとなるが。
2.ゴルトベルク(母グルヴェイグのBLP=16↓:(10↓,3↓,3↓))
全妹のアンドヴァラナウトには先に重賞を勝たれてしまったが、この姉も体調面さえ万全ならいつでも重賞を勝てるはずの超良血馬。
これまで1800m以下での経験・実績しかないのがネックで、ワンパンチ足りない印象なのは確かだが、連下なら人気薄なので妙味十分だろうと。
9.ルビーカサブランカ(母ムードインディゴのBLP=14↓:(9↓,2↓,3↓))
既に愛知杯で重賞勝ちしているものの、やはりハンデ戦で軽ハンデ52キロの立場(7番人気)を利しての勝ち鞍だった。
今回は55キロ組の1頭となり、受けて立つ状況となる。この立場で勝てれば、全兄のユーキャンスマイルと同様に母のBLPの減算措置を解除としたいが、さて?
12.マリアエレーナ(母テンダリーヴォイスのBLP=28↓:(12,11↓,5↓))
中京コースに良績が集中しているものの、右回りが全くダメということではなさそうなので、今回は牝馬同士でハンデは55キロ組とはなるが地力強化した今ならこなせると見る。
牡馬相手の2200mだった京都記念はさすがにもう一歩の内容だったが、先行して勝ち馬からコンマ5秒差程度なら、8着という着順はまったく悲観するものではないだろうと。
15.ホウオウエミーズ(母エミーズスマイルのBLP=21↓:(7,9↓,5))
実績面では1800m以下が主体ではあるも、昨年もこのレースを50キロで参戦し12番人気ながら5着と健闘。
今年は53キロに加増されてしまったが、展開次第では今年も上位好走があっておかしくない。人気薄の状況なので、3着に来れるようであれば馬券的にはかなり旨味十分で。
この馬の半弟となる2歳馬ミラーオブマインドは、父がクセの強そうなマインドユアビスケッツではあるが、配合的には「母のBLP」で一応考察可能なタイプと位置付けているので、この弟がデビューする場合にも注目配合馬としたい。
2022年06月14日
2022 6月の2歳戦ほか(その2)
では(その1)より続ける。
6/11 中京5R 2歳新馬(芝1600m)
1着 マラキナイア(母父自身にノーザンダンサー4×4の近親クロス有り)
・RRP:126
*半兄ステイフーリッシュ
2着 レゾルシオン(母父自身にインリアリティ4×3の近親クロス有り)
3着 セレスティアリティ(母アドマイヤテンバのBLP評価=A)
2歳戦にしてはそれほどスローとはならず、逃げたレゾルシオンの千m通過は59秒7でペースとしては絶妙なものとなり、最後まで捕まえきれなかった。
勝ち馬とは道中ほぼ同じ位置取りで進んでいたものの、最後は完全に切れ負けした格好での3着。
ただセレスティアリティはマイラーではなく、おそらく中距離向きと思われ1800〜2000m戦のほうが合っているのではないかと推察する。
「父バゴ×母父クロフネ」となる配合は昨年の宝塚記念勝ち馬クロノジェネシスと同じではあるが、クロノJ自身はミスプロ(4×4)の近親クロスを持つタイプだったので、配合の細かい部分ではかなり異なるタイプとして見るべきであろうと考える次第。
次走以降、陣営がマイル戦を使い続けるのか、千八戦を試してみるのかがカギとなりそうだが、個人的には距離延長を試す方向へと進んでもらいたいところ。
6/11 東京5R 2歳新馬(芝1400m)
1着 ロッソランパンテ(サンデーサイレンス4×4)
・RRP:124
2着 フィンガークリック(母アンバーミニーのBLP評価=A)
通常は考察対象外の芝1400m戦だが、この馬は2着チョイ負けで、配合的にもマイルのほうが向いていると思われるので、次走以降で距離延長のレース出走となった場合に注目することとしたい。
次走以降も1400m以下のレースに出走の場合には、ただ残念と言うしかないのだが。
3着 エクソソーム(母父自身にノーザンダンサー4×4の近親クロス有り)
6/12 東京5R 2歳新馬(芝1800m)
1着 オンザブロッサム(サンデーサイレンス4×3)
・RRP:128
2着 ダノンザタイガー(母自身にミスプロ3×4の近親クロス有り)
3着 スコプルス(ヘイルトゥリーズン5A×4a、且つサンデーサイレンス3×4)
この続きは(その3)にて。
6/11 中京5R 2歳新馬(芝1600m)
1着 マラキナイア(母父自身にノーザンダンサー4×4の近親クロス有り)
・RRP:126
*半兄ステイフーリッシュ
2着 レゾルシオン(母父自身にインリアリティ4×3の近親クロス有り)
3着 セレスティアリティ(母アドマイヤテンバのBLP評価=A)
2歳戦にしてはそれほどスローとはならず、逃げたレゾルシオンの千m通過は59秒7でペースとしては絶妙なものとなり、最後まで捕まえきれなかった。
勝ち馬とは道中ほぼ同じ位置取りで進んでいたものの、最後は完全に切れ負けした格好での3着。
ただセレスティアリティはマイラーではなく、おそらく中距離向きと思われ1800〜2000m戦のほうが合っているのではないかと推察する。
「父バゴ×母父クロフネ」となる配合は昨年の宝塚記念勝ち馬クロノジェネシスと同じではあるが、クロノJ自身はミスプロ(4×4)の近親クロスを持つタイプだったので、配合の細かい部分ではかなり異なるタイプとして見るべきであろうと考える次第。
次走以降、陣営がマイル戦を使い続けるのか、千八戦を試してみるのかがカギとなりそうだが、個人的には距離延長を試す方向へと進んでもらいたいところ。
6/11 東京5R 2歳新馬(芝1400m)
1着 ロッソランパンテ(サンデーサイレンス4×4)
・RRP:124
2着 フィンガークリック(母アンバーミニーのBLP評価=A)
通常は考察対象外の芝1400m戦だが、この馬は2着チョイ負けで、配合的にもマイルのほうが向いていると思われるので、次走以降で距離延長のレース出走となった場合に注目することとしたい。
次走以降も1400m以下のレースに出走の場合には、ただ残念と言うしかないのだが。
3着 エクソソーム(母父自身にノーザンダンサー4×4の近親クロス有り)
6/12 東京5R 2歳新馬(芝1800m)
1着 オンザブロッサム(サンデーサイレンス4×3)
・RRP:128
2着 ダノンザタイガー(母自身にミスプロ3×4の近親クロス有り)
3着 スコプルス(ヘイルトゥリーズン5A×4a、且つサンデーサイレンス3×4)
この続きは(その3)にて。