2021年03月
2021年03月31日
2021 3月の3歳戦ほか(その7)
では(その6)より続ける。
3/27 中山4R 3歳未勝利(芝1600m)
1着 ホウオウラスカーズ(母ビーコンターンのBLP=22↓:(18↓,4,0)だが・・・)
・RRP:123
2着 ショウナンナビ(母自身がヘイルトゥリーズン4A×4a)
3着 アゼルスタン(母自身がノーザンダンサー4A×4a)
3/27 中山6R 3歳1勝C(芝1800m)
1着 スペシャルドラマ(サンデーサイレンス4×3)
・RRP:128=125+3
2着 ドゥラヴェルデ(母自身にノーザンダンサー4×4の近親クロス有り)
・RRP:128
3着 ルーパステソーロ(母父自身にボールドルーラー4×3の近親クロス有り)
・RRP:ーー(現状、芝の勝利実績なし)
3/27 中京5R 3歳未勝利(芝2200m)
1着 カフジアスール(母カフジビーナスのBLP=23:(12,8,3)なのだが・・・)
・RRP:127
2着 ブリンク(ヘイルトゥリーズン5A×5a、且つサンデーサイレンス4×3、更にロベルト4×4、サドラーズウェルズ4×4)
3着 ブレークアップ(父が異系の為、考察外)
3/27 中京7R 4歳上牝・1勝C(芝2000m)
1着 ステラドーロ(母マイネプリンセスのBLP=18↓:(11↓,3,4↓))
2着 ペプチドヒミコ(母ペプチドヒノトリのBLP=13↓:(6↓,4,3↓))
3/28 中山5R 3歳未勝利(芝1800m・稍重)
1着 ヒットザシーン(母マイネプリンセスのBLP=18↓:(11↓,3,4↓))
・RRP:125
お気付きかと思うが、上記の4歳牝馬ステラドーロ(父オルフェーヴル)とヒットザシーン(父スクリーンヒーロー)は、同じ母が産んだ半姉と半妹の間柄となる。
姉ステラドーロは土曜中京で4番人気での勝利、その翌日に妹のヒットザシーンが姉に続いて8番人気での勝利となった。
共に近走は精彩を欠くレースが続いていて狙いづらい状況にあったのは確かだが、同じ畠山厩舎の管理馬ということもあり、姉妹揃って上手い具合に不振から脱して勝利したのは単なる偶然にしては出来過ぎの感。
2頭それぞれにおける仕上げ方に、調子を上げさせる為の何らかの工夫がなされたのかもしれない・・・。
2着 クイーンズキトゥン(母自身がノーザンダンサー4A×5a、且つロベルト4×4)
3着 ガンバンテイン(母自身がミスプロ5A×4a)
3/28 中山9R ミモザ賞(芝2000m・重)
1着 スルーゼブンシーズ(母マイティスルーのBLP=14:(9,2,3))
・RRP:131=128+3
重馬場のレースは通常取り上げないが、今後とも注目する配合タイプの馬が勝ったのでメモとして残しておく。
2着 スウィートブルーム(ヘイロー4A×5a)
・RRP:125
3着 アイリッシュムーン(ミスプロ5A×5a、且つDanzig 4×4)
・RRP:125
3/28 阪神5R 3歳未勝利(芝2000m・稍重)
1着 マジカルステージ(ヘイルトゥリーズン6A×5a、且つサンデーサイレンス4×3)
・RRP:127
2着 マッハモンルード(レイズアネイティヴ4×4)
3着 デルマキッショウ(サンデーサイレンス4×4)
3/28 中京5R 3歳未勝利(芝2000m)
1着 プレイイットサム(母ナリタカサブランカのBLP=19:(12,2,5))
・RRP:127
2着 ケンアンビシャス(ミスプロ4×4、且つサンデーサイレンス3×4)
3着 カレンルシェルブル(母自身にリファール4×3の近親クロス有り)
3/28 中京9R 大寒桜賞(芝2200m・重)
1着 マカオンドール(母ミリオンウィッシーズのBLP=8↓:(2,3,3↓)だが、異系アシスト有り)
・RRP:130=127+3
2着 グレアリングアイ(母ストライキングアイのBLP=12↓:(5↓,3↓,4))
・RRP:125
3着 ワイドエンペラー(母アンフィルージュのBLP=10↓:(7,1,2↓))
・RRP:127
こちらも重馬場での施行だったが、上記3頭がいずれも母自身のBLP(=迂回血ライン継承度)で考察可能なタイプでの上位独占となったので取り上げておく。
勝ったマカオンドールについては過去記事で既に述べておいた通り、母自身のBLPは低い値であるものの、母父のダルシャーンが異系トウルビヨン経由のラインを計3つ持つことにより、ゴールドシップとの配合で異系アシストが見込めるタイプとして位置付けていた。
まあ良馬場だとキレ負けするような戦績だが、パワーを要求する馬場でなら、父譲りの重馬場巧者というだけでなく、母父絡みの異系アシスト自体も効果的に働くものと考えられる。
上記の2着、3着馬も今回は重い馬場が味方しての上位入線だと言えるのは確かだろうが、今後とも注目していく配合タイプなので良馬場になった場合の走りにも進展があることを期待したい。
*3月分のメモ記事はこれにて終了。
3/27 中山4R 3歳未勝利(芝1600m)
1着 ホウオウラスカーズ(母ビーコンターンのBLP=22↓:(18↓,4,0)だが・・・)
・RRP:123
2着 ショウナンナビ(母自身がヘイルトゥリーズン4A×4a)
3着 アゼルスタン(母自身がノーザンダンサー4A×4a)
3/27 中山6R 3歳1勝C(芝1800m)
1着 スペシャルドラマ(サンデーサイレンス4×3)
・RRP:128=125+3
2着 ドゥラヴェルデ(母自身にノーザンダンサー4×4の近親クロス有り)
・RRP:128
3着 ルーパステソーロ(母父自身にボールドルーラー4×3の近親クロス有り)
・RRP:ーー(現状、芝の勝利実績なし)
3/27 中京5R 3歳未勝利(芝2200m)
1着 カフジアスール(母カフジビーナスのBLP=23:(12,8,3)なのだが・・・)
・RRP:127
2着 ブリンク(ヘイルトゥリーズン5A×5a、且つサンデーサイレンス4×3、更にロベルト4×4、サドラーズウェルズ4×4)
3着 ブレークアップ(父が異系の為、考察外)
3/27 中京7R 4歳上牝・1勝C(芝2000m)
1着 ステラドーロ(母マイネプリンセスのBLP=18↓:(11↓,3,4↓))
2着 ペプチドヒミコ(母ペプチドヒノトリのBLP=13↓:(6↓,4,3↓))
3/28 中山5R 3歳未勝利(芝1800m・稍重)
1着 ヒットザシーン(母マイネプリンセスのBLP=18↓:(11↓,3,4↓))
・RRP:125
お気付きかと思うが、上記の4歳牝馬ステラドーロ(父オルフェーヴル)とヒットザシーン(父スクリーンヒーロー)は、同じ母が産んだ半姉と半妹の間柄となる。
姉ステラドーロは土曜中京で4番人気での勝利、その翌日に妹のヒットザシーンが姉に続いて8番人気での勝利となった。
共に近走は精彩を欠くレースが続いていて狙いづらい状況にあったのは確かだが、同じ畠山厩舎の管理馬ということもあり、姉妹揃って上手い具合に不振から脱して勝利したのは単なる偶然にしては出来過ぎの感。
2頭それぞれにおける仕上げ方に、調子を上げさせる為の何らかの工夫がなされたのかもしれない・・・。
2着 クイーンズキトゥン(母自身がノーザンダンサー4A×5a、且つロベルト4×4)
3着 ガンバンテイン(母自身がミスプロ5A×4a)
3/28 中山9R ミモザ賞(芝2000m・重)
1着 スルーゼブンシーズ(母マイティスルーのBLP=14:(9,2,3))
・RRP:131=128+3
重馬場のレースは通常取り上げないが、今後とも注目する配合タイプの馬が勝ったのでメモとして残しておく。
2着 スウィートブルーム(ヘイロー4A×5a)
・RRP:125
3着 アイリッシュムーン(ミスプロ5A×5a、且つDanzig 4×4)
・RRP:125
3/28 阪神5R 3歳未勝利(芝2000m・稍重)
1着 マジカルステージ(ヘイルトゥリーズン6A×5a、且つサンデーサイレンス4×3)
・RRP:127
2着 マッハモンルード(レイズアネイティヴ4×4)
3着 デルマキッショウ(サンデーサイレンス4×4)
3/28 中京5R 3歳未勝利(芝2000m)
1着 プレイイットサム(母ナリタカサブランカのBLP=19:(12,2,5))
・RRP:127
2着 ケンアンビシャス(ミスプロ4×4、且つサンデーサイレンス3×4)
3着 カレンルシェルブル(母自身にリファール4×3の近親クロス有り)
3/28 中京9R 大寒桜賞(芝2200m・重)
1着 マカオンドール(母ミリオンウィッシーズのBLP=8↓:(2,3,3↓)だが、異系アシスト有り)
・RRP:130=127+3
2着 グレアリングアイ(母ストライキングアイのBLP=12↓:(5↓,3↓,4))
・RRP:125
3着 ワイドエンペラー(母アンフィルージュのBLP=10↓:(7,1,2↓))
・RRP:127
こちらも重馬場での施行だったが、上記3頭がいずれも母自身のBLP(=迂回血ライン継承度)で考察可能なタイプでの上位独占となったので取り上げておく。
勝ったマカオンドールについては過去記事で既に述べておいた通り、母自身のBLPは低い値であるものの、母父のダルシャーンが異系トウルビヨン経由のラインを計3つ持つことにより、ゴールドシップとの配合で異系アシストが見込めるタイプとして位置付けていた。
まあ良馬場だとキレ負けするような戦績だが、パワーを要求する馬場でなら、父譲りの重馬場巧者というだけでなく、母父絡みの異系アシスト自体も効果的に働くものと考えられる。
上記の2着、3着馬も今回は重い馬場が味方しての上位入線だと言えるのは確かだろうが、今後とも注目していく配合タイプなので良馬場になった場合の走りにも進展があることを期待したい。
*3月分のメモ記事はこれにて終了。
2021年03月28日
2021 3月の3歳戦ほか(その6)
では(その5)より続ける。
3/27 阪神9R 3歳1勝C・君子蘭賞(芝1800m)
1着 ニーナドレス(母サラトガのBLP=16:(9,2,5))
・RRP:130=127+3
2着 テーオーラフィット(サンデーサイレンス4×3、且つミスプロ4×4)
・RRP:ーー(現状、芝で未勝利)
3着 マリアエレーナ(母テンダリーヴォイスのBLP=28↓:(12,11↓,5↓))
・RRP:123
事前の記事で注目馬とした3頭のうち、2頭は馬券になったが2着馬(7番人気)は前走がダートでの勝ち上がりで、今回は自らスロー(千通過時61秒5)に落とし込んでの粘り込み。
これにはさすがに参った(苦笑)。
結局、安いワイド馬券しか獲れないという結果になったが、前日段階で3番人気あたりだったニーナドレスは鞍上が川田騎手ということもあってか当日には1番人気。
展開に左右されやすい競馬しかしていなかったマリアエレーナも、初距離となる今回、積極的に2番手で追走し新味を出したものの、2着馬を捕まえ切れずの3着。
まあパタゴニアに先着したという事実だけでも良しとすべきか。
もう1頭の注目馬、ディープ産駒のルージュアリュールは残念ながらシンガリ負けとなってしまったが、前走が重馬場での勝利で、今回は416キロ(前走からー4キロ)で小柄な馬体が響き、まだ体力的にも身が入っていないような印象。
回復に時間が掛かってしまうタイプなのかもしれない・・・。
さて勝ったニーナドレスは、次走でもしフローラSに出走して連対出来るようなら、オークスへの出走が展望可能になるので、そういう展開になることを期待しておきたい。
3/27 阪神11R 第68回毎日杯(芝1800m)
1着 シャフリヤール(母ドバイマジェスティのBLP=13:(11,0,2))
・RRP:137=128+9
2着 グレートマジシャン(母父自身にフォルリ4×4の近親クロス有り)
・RRP:139=128+3+8
3着 プログノーシス(母父自身にノーザンダンサー5×3の近親クロス有り)
・RRP:130(レース前に同じ)
考察はスルーさせてもらったが、個人的にはディープ産駒で最も人気のないプログノーシスの単勝と、軸としての馬連を2点、3連複は1−6−7の1点のみ買った。
結果的にディープ産駒のワンツースリーとなり、2番目に低い配当での3連複的中となったが、そもそも良血のルペルカーリアを買っても意味がないと考えた次第。
まあ、モーリス産駒はマイル以下の重賞では輝きを増すが、1800m以上の重賞となるとどうなのかな?という懸念もややあったので、そこが今回は切る理由にもなったのだが。
更にレコード決着というオマケ付きのレース内容で、遅い時計での競馬しかしていなかったルペルカーリアにはやや不利な面もあったと思われる。
その馬場についてだが、先週までの天候不良で傷んだ状態をかなり入念に修復し、チト無理矢理なぐらい、高速馬場設定にしてしまったような印象も少々。
毎日杯だけでなく、阪神2Rの3歳未勝利戦(芝1600m)では上がり3Fで33秒台を出す馬が5頭もいたし、同7Rの3歳1勝C(芝1400)でも勝ち時計は1分20秒6で、これは先日のフィリーズRの勝ち時計をコンマ1秒上回る内容。
さすがに阪急杯の1分19秒2と比べるのは酷だが、古馬3勝クラスの斑鳩Sの勝ち時計が1分20秒3なので、3歳馬でそれに準じる時計なのはやはり、「高速馬場の恩恵」も多々あっての好内容、という感じに受け止めるべきだろう。
と言うワケで毎日杯のレコード決着も、あまり額面通りに受け取らないほうが良い、と個人的には考える次第。
むしろ、そんな馬場で走らされ、能力以上の脚力を無理矢理引き出されてしまい馬体にダメージが残り、すこぶる反動が出てもおかしくない、とさえ思えてくる。
全兄のアルアインは、10年に1度ぐらいしか出現しないレベルで毎日杯に続き皐月賞も連勝したが、全弟シャフリヤールにはそんな無理をさせてまで皐月賞に挑むべきでない、と考える。
まあそれは陣営が決めることなので、馬体の状態も見ながらの決定となるのだろうが・・・。
2着グレートマジシャン陣営は、レース前の段階から今回の結果がどうあれ皐月賞には向かわず、日本ダービーに目標を定めると表明していた。
例年の毎日杯連対馬の、本来進むべき方針はやはりこちらのほうだろう・・・
3/27 阪神2R 3歳未勝利(芝1600m)
1着 リッケンバッカー(ミスプロ4A×4a)
・RRP:123
2着 マイネルエニグマ(ヘイルトゥリーズン4A×5a)
3着 メイショウサイウン(母父自身にノーザンダンサー4×4の近親クロス有り)
この続きは(その7)にて。
3/27 阪神9R 3歳1勝C・君子蘭賞(芝1800m)
1着 ニーナドレス(母サラトガのBLP=16:(9,2,5))
・RRP:130=127+3
2着 テーオーラフィット(サンデーサイレンス4×3、且つミスプロ4×4)
・RRP:ーー(現状、芝で未勝利)
3着 マリアエレーナ(母テンダリーヴォイスのBLP=28↓:(12,11↓,5↓))
・RRP:123
事前の記事で注目馬とした3頭のうち、2頭は馬券になったが2着馬(7番人気)は前走がダートでの勝ち上がりで、今回は自らスロー(千通過時61秒5)に落とし込んでの粘り込み。
これにはさすがに参った(苦笑)。
結局、安いワイド馬券しか獲れないという結果になったが、前日段階で3番人気あたりだったニーナドレスは鞍上が川田騎手ということもあってか当日には1番人気。
展開に左右されやすい競馬しかしていなかったマリアエレーナも、初距離となる今回、積極的に2番手で追走し新味を出したものの、2着馬を捕まえ切れずの3着。
まあパタゴニアに先着したという事実だけでも良しとすべきか。
もう1頭の注目馬、ディープ産駒のルージュアリュールは残念ながらシンガリ負けとなってしまったが、前走が重馬場での勝利で、今回は416キロ(前走からー4キロ)で小柄な馬体が響き、まだ体力的にも身が入っていないような印象。
回復に時間が掛かってしまうタイプなのかもしれない・・・。
さて勝ったニーナドレスは、次走でもしフローラSに出走して連対出来るようなら、オークスへの出走が展望可能になるので、そういう展開になることを期待しておきたい。
3/27 阪神11R 第68回毎日杯(芝1800m)
1着 シャフリヤール(母ドバイマジェスティのBLP=13:(11,0,2))
・RRP:137=128+9
2着 グレートマジシャン(母父自身にフォルリ4×4の近親クロス有り)
・RRP:139=128+3+8
3着 プログノーシス(母父自身にノーザンダンサー5×3の近親クロス有り)
・RRP:130(レース前に同じ)
考察はスルーさせてもらったが、個人的にはディープ産駒で最も人気のないプログノーシスの単勝と、軸としての馬連を2点、3連複は1−6−7の1点のみ買った。
結果的にディープ産駒のワンツースリーとなり、2番目に低い配当での3連複的中となったが、そもそも良血のルペルカーリアを買っても意味がないと考えた次第。
まあ、モーリス産駒はマイル以下の重賞では輝きを増すが、1800m以上の重賞となるとどうなのかな?という懸念もややあったので、そこが今回は切る理由にもなったのだが。
更にレコード決着というオマケ付きのレース内容で、遅い時計での競馬しかしていなかったルペルカーリアにはやや不利な面もあったと思われる。
その馬場についてだが、先週までの天候不良で傷んだ状態をかなり入念に修復し、チト無理矢理なぐらい、高速馬場設定にしてしまったような印象も少々。
毎日杯だけでなく、阪神2Rの3歳未勝利戦(芝1600m)では上がり3Fで33秒台を出す馬が5頭もいたし、同7Rの3歳1勝C(芝1400)でも勝ち時計は1分20秒6で、これは先日のフィリーズRの勝ち時計をコンマ1秒上回る内容。
さすがに阪急杯の1分19秒2と比べるのは酷だが、古馬3勝クラスの斑鳩Sの勝ち時計が1分20秒3なので、3歳馬でそれに準じる時計なのはやはり、「高速馬場の恩恵」も多々あっての好内容、という感じに受け止めるべきだろう。
と言うワケで毎日杯のレコード決着も、あまり額面通りに受け取らないほうが良い、と個人的には考える次第。
むしろ、そんな馬場で走らされ、能力以上の脚力を無理矢理引き出されてしまい馬体にダメージが残り、すこぶる反動が出てもおかしくない、とさえ思えてくる。
全兄のアルアインは、10年に1度ぐらいしか出現しないレベルで毎日杯に続き皐月賞も連勝したが、全弟シャフリヤールにはそんな無理をさせてまで皐月賞に挑むべきでない、と考える。
まあそれは陣営が決めることなので、馬体の状態も見ながらの決定となるのだろうが・・・。
2着グレートマジシャン陣営は、レース前の段階から今回の結果がどうあれ皐月賞には向かわず、日本ダービーに目標を定めると表明していた。
例年の毎日杯連対馬の、本来進むべき方針はやはりこちらのほうだろう・・・
3/27 阪神2R 3歳未勝利(芝1600m)
1着 リッケンバッカー(ミスプロ4A×4a)
・RRP:123
2着 マイネルエニグマ(ヘイルトゥリーズン4A×5a)
3着 メイショウサイウン(母父自身にノーザンダンサー4×4の近親クロス有り)
この続きは(その7)にて。
2021年03月26日
君子蘭賞 注目馬
明日の3歳重賞毎日杯だが、穴馬で狙いたくなるような馬がおらず、9頭立てということもあり全馬考察はスルーさせて頂く。
なお、毎年のように言及していることだが、毎日杯を連対したとして、中2週で皐月賞へ挑む場合の馬体への負担は生半可ではない。
なので賢明な陣営であれば皐月賞へは向かわず、血統にもよるが次走はNHKマイルCもしくは日本ダービーへと直行、とするケースが多い。
かつてはテイエムオペラオーとアルアインが毎日杯で勝利〜皐月賞でも勝つ、という離れ業をやってのけたが、そんな連勝が可能な素質馬は10数年に1度出るかどうか?ぐらいの難易度。
ちなみに近10年における毎日杯出走後に、中2週で皐月賞に挑んだ馬たちのケースを「アルアイン以外」の馬たちで見てみると、
・フジマサエンペラー:毎日杯4着〜皐月賞13着
・テイエムイナズマ:毎日杯4着〜皐月賞6着
・ステファノス:毎日杯3着〜皐月賞5着
・ミュゼエイリアン:毎日杯1着〜皐月賞7着
・ダノンリバティ:毎日杯2着〜皐月賞8着
・トラスト:毎日杯5着〜皐月賞13着
・ランスオブプラーナ:毎日杯1着〜皐月賞18着
ってな感じの体たらくなオンパレード、となる。
明日の毎日杯にしても、もし連対したからと言って皐月賞でも有力候補、などということにはまずならないであろうことは心の片隅に置いておきたいところ。
で、代わりにと言っては何だが3歳牝馬の君子蘭賞での注目馬を取り上げる。
3/27 阪神9R 3歳牝1勝C・君子蘭賞(芝1800m)
1.ルージュアリュール(母ジョリージョコンドのBLP=31:(10,8,13)だが・・・)
・RRP:128
この馬の全兄2頭、シークレットアイズとメリディアンローグは共にまだ2勝馬のままで推移している。
この兄たちが出世していけない主な原因は、母ジョリージョコンドの血統背景においてネアルコ血脈が極めて「過多」なこと(ネアルコ経由のライン継承数:計22)によるものと推察する。
せっかく、迂回血ライン継承度(=BLP)が31と豊富な母でも、それを相殺してしまうような形でネアルコ血脈も多いとあっては、牡馬の産駒が活躍出来ないのも道理、となる。
だが、Y染色体というものをそもそも持っていないのがメス(牝)という生き物であるから、牝馬の場合には母の欠点(懸念材料)は牡馬ほどに悪影響は受けないかもしれない、という推察もまた可能となってくるのである。
全きょうだい(全兄・全姉・全弟・全妹)であっても、牡馬と牝馬では必ずしも活躍度が同じようにはならないのではないか?という視点での検証を真面目にやっているのは、おそらく当ブログぐらいのものだろう(苦笑)。
そういう意味で、牝馬のルージュアリュールが今後とも、兄たちのように凡庸な成績のままに終わるのか?、兄たちのようにはならずに出世していけるのか?という視点での注目となる。
5.ニーナドレス(母サラトガのBLP=16:(9,2,5))
・RRP:127
このハーツクライ産駒の牝馬にも、やはり全兄(サラトガスピリット)が存在し、5勝してオープン入りするに至ったが、重賞においては4戦して全て二桁着順に終わっている。
母のサラトガは、自身の血量最上位となる先祖がネアルコであり、この場合はライン継承数がそんなに多くない場合でも「血量最上位」となることでの懸念材料として浮上してくる。
クロフネ産駒の場合、重賞級活躍馬のほとんどは牝馬であり、牡馬の産駒になると途端に出てきにくい状況だったが、それは「母父クロフネ」の立場となってもほぼ同じだろう、と見ている。
ニーナドレスは牝馬なので、兄サラトガスピリットよりも出世していく可能性がやはり高いはず、なのである。今後の動向に要注目、としたい。
9.マリアエレーナ(母テンダリーヴォイスのBLP=28↓(12,11↓,5↓))
・RRP:123
こちらはクロフネ産駒の牝馬で、シンザン記念に出走した際にも注目馬としていた。これまでの中京マイル戦では4戦して全てメンバー最速の上がりを計時。
それでいて馬券になりにくいのは、スタートで置かれがちで後方からの競馬ばかりになってしまうからで、「展開に注文が付いてしまうのがネック」とも評していた。
今回は初の阪神コースで1800m戦も初めての経験となる。
右回りは京都のマイル戦で経験しているが、その時は道中5番手で進んだものの伸び切れずに4着に終わっている。
これまでのレースぶりから新境地を開けるか、今後を見据えて注目してみたい。
なお、毎年のように言及していることだが、毎日杯を連対したとして、中2週で皐月賞へ挑む場合の馬体への負担は生半可ではない。
なので賢明な陣営であれば皐月賞へは向かわず、血統にもよるが次走はNHKマイルCもしくは日本ダービーへと直行、とするケースが多い。
かつてはテイエムオペラオーとアルアインが毎日杯で勝利〜皐月賞でも勝つ、という離れ業をやってのけたが、そんな連勝が可能な素質馬は10数年に1度出るかどうか?ぐらいの難易度。
ちなみに近10年における毎日杯出走後に、中2週で皐月賞に挑んだ馬たちのケースを「アルアイン以外」の馬たちで見てみると、
・フジマサエンペラー:毎日杯4着〜皐月賞13着
・テイエムイナズマ:毎日杯4着〜皐月賞6着
・ステファノス:毎日杯3着〜皐月賞5着
・ミュゼエイリアン:毎日杯1着〜皐月賞7着
・ダノンリバティ:毎日杯2着〜皐月賞8着
・トラスト:毎日杯5着〜皐月賞13着
・ランスオブプラーナ:毎日杯1着〜皐月賞18着
ってな感じの体たらくなオンパレード、となる。
明日の毎日杯にしても、もし連対したからと言って皐月賞でも有力候補、などということにはまずならないであろうことは心の片隅に置いておきたいところ。
で、代わりにと言っては何だが3歳牝馬の君子蘭賞での注目馬を取り上げる。
3/27 阪神9R 3歳牝1勝C・君子蘭賞(芝1800m)
1.ルージュアリュール(母ジョリージョコンドのBLP=31:(10,8,13)だが・・・)
・RRP:128
この馬の全兄2頭、シークレットアイズとメリディアンローグは共にまだ2勝馬のままで推移している。
この兄たちが出世していけない主な原因は、母ジョリージョコンドの血統背景においてネアルコ血脈が極めて「過多」なこと(ネアルコ経由のライン継承数:計22)によるものと推察する。
せっかく、迂回血ライン継承度(=BLP)が31と豊富な母でも、それを相殺してしまうような形でネアルコ血脈も多いとあっては、牡馬の産駒が活躍出来ないのも道理、となる。
だが、Y染色体というものをそもそも持っていないのがメス(牝)という生き物であるから、牝馬の場合には母の欠点(懸念材料)は牡馬ほどに悪影響は受けないかもしれない、という推察もまた可能となってくるのである。
全きょうだい(全兄・全姉・全弟・全妹)であっても、牡馬と牝馬では必ずしも活躍度が同じようにはならないのではないか?という視点での検証を真面目にやっているのは、おそらく当ブログぐらいのものだろう(苦笑)。
そういう意味で、牝馬のルージュアリュールが今後とも、兄たちのように凡庸な成績のままに終わるのか?、兄たちのようにはならずに出世していけるのか?という視点での注目となる。
5.ニーナドレス(母サラトガのBLP=16:(9,2,5))
・RRP:127
このハーツクライ産駒の牝馬にも、やはり全兄(サラトガスピリット)が存在し、5勝してオープン入りするに至ったが、重賞においては4戦して全て二桁着順に終わっている。
母のサラトガは、自身の血量最上位となる先祖がネアルコであり、この場合はライン継承数がそんなに多くない場合でも「血量最上位」となることでの懸念材料として浮上してくる。
クロフネ産駒の場合、重賞級活躍馬のほとんどは牝馬であり、牡馬の産駒になると途端に出てきにくい状況だったが、それは「母父クロフネ」の立場となってもほぼ同じだろう、と見ている。
ニーナドレスは牝馬なので、兄サラトガスピリットよりも出世していく可能性がやはり高いはず、なのである。今後の動向に要注目、としたい。
9.マリアエレーナ(母テンダリーヴォイスのBLP=28↓(12,11↓,5↓))
・RRP:123
こちらはクロフネ産駒の牝馬で、シンザン記念に出走した際にも注目馬としていた。これまでの中京マイル戦では4戦して全てメンバー最速の上がりを計時。
それでいて馬券になりにくいのは、スタートで置かれがちで後方からの競馬ばかりになってしまうからで、「展開に注文が付いてしまうのがネック」とも評していた。
今回は初の阪神コースで1800m戦も初めての経験となる。
右回りは京都のマイル戦で経験しているが、その時は道中5番手で進んだものの伸び切れずに4着に終わっている。
これまでのレースぶりから新境地を開けるか、今後を見据えて注目してみたい。
2021年03月24日
2021 3月の3歳戦ほか(その5)
では(その4)より続ける。
3/20 中山4R 3歳未勝利(芝2000m)
1着 ナックイルシーブ(母セデュイール2のBLP=14↓:(9↓,2,3↓))
・RRP:127
2着 ギャラクシーエッジ(ヘイルトゥリーズン5A×5a、且つサンデーサイレンス4×3)
3着 タカラネイビー(母タカラフローリックのBLP=15↓:(9↓,3↓,3↓))
3/20 中山5R 3歳未勝利(芝1600m)
1着 カルタゴ(母自身がヘイルトゥリーズン4A×4a)
・RRP:123
2着 ボルゾーバー(母自身にミスプロ3×4の近親クロス有り)
3着 バクラヴァ(ミスプロ4×4)
3/20 中山6R 3歳1勝C(芝1600m)
1着 シュバルツカイザー(母自身がナスルーラ4A×5a)
・RRP:126=123+3
2着 スパイラルノヴァ(母自身にDanzig 4×4の近親クロス有り)
・RRP:127
3着 プルスウルトラ(母自身がミスプロ4A×3a)
・RRP:121
3/20 阪神5R 3歳未勝利(芝1800m)
1着 アンフィニドール(ヘイルトゥリーズン6A×5a、且つサンデーサイレンス4×3)
・RRP:125
2着 スズカトップバゴ(ヌレイエフ4×3)
3着 タガノパッション(母自身がヘイルトゥリーズン4A×4a)
3/20 阪神11R 3歳OP・若葉S(芝2000m)
1着 アドマイヤハダル(母自身にリファール4×3の近親クロス有り)
・RRP:136=128+3+5
2着 シュヴァリエローズ(母ヴィアンローズのBLP=13:(6,0,7))
・RRP:131=126+5(レース前に同じ)
陣営はこの先、NHKマイルCを目指すと表明。4月にニュージーランドTかアーリントンCを挟む可能性があるので出走する場合には引き続き注目したい。
3着 スタッドリー(母自身にルファブリュー3×5の近親クロス有り)
・RRP:127
3/20 中京6R 3歳牝・未勝利(芝2000m)
1着 シャンブル(母クラリネットのBLP=18:(12,3,3))
・RRP:127
2着 コーラスケイト(母カホマックスのBLP=17:(9,3,5))
この馬は今回がデビュー戦で13番人気の立場だったが、上がり3F・メンバー最速の34秒7を繰り出すも勝ち馬にまんまと逃げ切られた格好での2着。
勝ったシャンブルにしても過去3戦は微妙な内容のレースで、馬券になるのは4戦目にして初となったが、テン乗りの川田騎手が果敢に逃げの手を打ってエスコートしたことが大きい。
コーラスケイトも今回が初戦にして経験馬たち相手にここまでのレースをするとはさすがに読み切れず、個人的にも全くノーマークだった(苦笑)。
ただ、母カホマックス自身の血統背景においてはネアルコが血量最上位の存在で、ネアルコ経由のライン継承数は実に合計14もあり、牡馬の産駒の場合は活力の低下に直結するものとなる。
幸いコーラスケイトは牝馬なので、牡馬ほどには影響を受けにくいと思われ、まずは取り合えず1勝目を挙げることが先決だが引き続き、次走以降にしばらく注目していきたい。
まあ大手牧場の生産馬ではないので当然、充実した外厩設備などに頼れるはずもなく、管理する新谷調教師の手腕そのものが今後の成績に反映される。
開業3年目でまだまだ目立った実績に乏しい新谷師だが、13番人気の立場でいきなりの初戦を2着するような素質馬には、そう簡単にめぐり会えないはず。
この2着が決してフロックでないことを、新谷師自身がこれから先もぜひ証明していってもらいたいところだが、さて・・・。
3着 イフィゲニア(母父自身にノーザンダンサー3×5の近親クロス有り)
3/20 中京11R 第35回ファルコンS(芝1400m)
1着 ルークズネスト(ヘイルトゥリーズン6×5、且つサンデーサイレンス4×3)
・RRP:137=123+7+7
2着 グレナディアガーズ(母自身にミスプロ4×4・5の近親クロス有り)
・RRP:138=121+(8+3)+6
3着 モントライゼ(ノーザンダンサー4×4)
・RRP:131=119+5+7(レース前に同じ)
この続きは(その6)にて。
3/20 中山4R 3歳未勝利(芝2000m)
1着 ナックイルシーブ(母セデュイール2のBLP=14↓:(9↓,2,3↓))
・RRP:127
2着 ギャラクシーエッジ(ヘイルトゥリーズン5A×5a、且つサンデーサイレンス4×3)
3着 タカラネイビー(母タカラフローリックのBLP=15↓:(9↓,3↓,3↓))
3/20 中山5R 3歳未勝利(芝1600m)
1着 カルタゴ(母自身がヘイルトゥリーズン4A×4a)
・RRP:123
2着 ボルゾーバー(母自身にミスプロ3×4の近親クロス有り)
3着 バクラヴァ(ミスプロ4×4)
3/20 中山6R 3歳1勝C(芝1600m)
1着 シュバルツカイザー(母自身がナスルーラ4A×5a)
・RRP:126=123+3
2着 スパイラルノヴァ(母自身にDanzig 4×4の近親クロス有り)
・RRP:127
3着 プルスウルトラ(母自身がミスプロ4A×3a)
・RRP:121
3/20 阪神5R 3歳未勝利(芝1800m)
1着 アンフィニドール(ヘイルトゥリーズン6A×5a、且つサンデーサイレンス4×3)
・RRP:125
2着 スズカトップバゴ(ヌレイエフ4×3)
3着 タガノパッション(母自身がヘイルトゥリーズン4A×4a)
3/20 阪神11R 3歳OP・若葉S(芝2000m)
1着 アドマイヤハダル(母自身にリファール4×3の近親クロス有り)
・RRP:136=128+3+5
2着 シュヴァリエローズ(母ヴィアンローズのBLP=13:(6,0,7))
・RRP:131=126+5(レース前に同じ)
陣営はこの先、NHKマイルCを目指すと表明。4月にニュージーランドTかアーリントンCを挟む可能性があるので出走する場合には引き続き注目したい。
3着 スタッドリー(母自身にルファブリュー3×5の近親クロス有り)
・RRP:127
3/20 中京6R 3歳牝・未勝利(芝2000m)
1着 シャンブル(母クラリネットのBLP=18:(12,3,3))
・RRP:127
2着 コーラスケイト(母カホマックスのBLP=17:(9,3,5))
この馬は今回がデビュー戦で13番人気の立場だったが、上がり3F・メンバー最速の34秒7を繰り出すも勝ち馬にまんまと逃げ切られた格好での2着。
勝ったシャンブルにしても過去3戦は微妙な内容のレースで、馬券になるのは4戦目にして初となったが、テン乗りの川田騎手が果敢に逃げの手を打ってエスコートしたことが大きい。
コーラスケイトも今回が初戦にして経験馬たち相手にここまでのレースをするとはさすがに読み切れず、個人的にも全くノーマークだった(苦笑)。
ただ、母カホマックス自身の血統背景においてはネアルコが血量最上位の存在で、ネアルコ経由のライン継承数は実に合計14もあり、牡馬の産駒の場合は活力の低下に直結するものとなる。
幸いコーラスケイトは牝馬なので、牡馬ほどには影響を受けにくいと思われ、まずは取り合えず1勝目を挙げることが先決だが引き続き、次走以降にしばらく注目していきたい。
まあ大手牧場の生産馬ではないので当然、充実した外厩設備などに頼れるはずもなく、管理する新谷調教師の手腕そのものが今後の成績に反映される。
開業3年目でまだまだ目立った実績に乏しい新谷師だが、13番人気の立場でいきなりの初戦を2着するような素質馬には、そう簡単にめぐり会えないはず。
この2着が決してフロックでないことを、新谷師自身がこれから先もぜひ証明していってもらいたいところだが、さて・・・。
3着 イフィゲニア(母父自身にノーザンダンサー3×5の近親クロス有り)
3/20 中京11R 第35回ファルコンS(芝1400m)
1着 ルークズネスト(ヘイルトゥリーズン6×5、且つサンデーサイレンス4×3)
・RRP:137=123+7+7
2着 グレナディアガーズ(母自身にミスプロ4×4・5の近親クロス有り)
・RRP:138=121+(8+3)+6
3着 モントライゼ(ノーザンダンサー4×4)
・RRP:131=119+5+7(レース前に同じ)
この続きは(その6)にて。
2021年03月22日
スプリングS 回顧
通常、重・不良馬場でのレースはメモ記事の対象にはしていないが、クラシックトライアルの重賞ともなればさすがにそうも言っていられない。
フラワーCから一転して、個人的には苦々しい決着となってしまったが、悪天候を恨むしかないだろう(苦笑〜)・・・。
3/21 中山11R 第70回スプリングS(芝1800m)
1着 ヴィクティファルス(母自身にノーザンダンサー3×5の近親クロス有り)
・RRP:145=128+8+9
2着 アサマノイタズラ(ヘイロー4・5×4)
・RRP:135=127+8
3着 ボーデン(母父自身にノーザンダンサー4×4の近親クロス有り)
・RRP:125(レース前に同じ)
まあ、馬場が悪化してしまうであろうことは前日土曜の段階で想定していたので、一番馬場の悪い所を進まざるを得なかったランドオブリバティの凡走については、仕方ないと割り切っている。
配合的にデビュー戦から注目してきたランドオブリバティだが、「逸走事件」からの立て直しを図る過程での重馬場&最内枠はもう、極めて不運としか言いようがない。
三浦騎手の「出戻り」も馬自身の運の無さに拍車をかけたようなものだが(笑)、管理する鹿戸師としては、より期待の大きいエフフォーリアの調整に最大限の意識を集中させる上では、手の掛かるランドオブリバティの脱落はむしろ好都合なのかもしれない・・・。
さて、勝ったヴィクティファルスについては、事前の考察で半姉が不良馬場で勝っている実績に触れ、「弟の方も道悪馬場をこなして不思議はなさそう」とは述べていたものの、期待する馬が他に存在した以上、この馬を頭で買うという選択肢は自分にはなかった。
本番の皐月賞でどうか?が肝心なところだが、もし皐月賞も馬場が悪化した場合には、再度好走する可能性は高くなるだろうとは思う。
だが皐月賞が良馬場となり、1分57秒台後半から58秒台前半で高速決着となるような場合には、逆にそういった速い時計での競馬を経験していない部分がネックとなりそうな印象。
そもそも、ハーツクライ産駒は皐月賞で不振傾向というシビアなデータもある。皐月賞当日の天候次第で、評価の上げ下げが必要になってくるだろう・・・。
2着アサマノイタズラも、結局は道悪馬場が味方しただけのように思われる。父ヴィクトワールピサにキングヘイローの肌とあれば、道悪がダメというイメージは逆にないワケで。
オーナーサイド・厩舎陣営にとっては一世一代の晴れ舞台なので、追加登録料を払っての皐月賞参戦は至極当然だろうが、今までクラシック登録をしていなかったということは、この馬にクラシックでどうこうという期待までは当初していなかった、ということでもある。
まあ、道悪で運を引き寄せた馬もいれば、道悪で運に見放された馬もいる、ということか。
ボーデンも道悪で泣いたクチだろうが、3着に踏みとどまったあたりはむしろ評価すべきで、ハービンジャー産駒にしては人気サイドで大コケしなかったことが個人的には称賛に価する(笑)。
皐月賞出走権を得た以上は、出ないという選択肢はないはずだが、出て来るとすれば4,5番人気あたりになるだろうか・・・。
人気を下げたハービンジャー産駒のほうが、激走して穴を開けるケースは多々あるので本番で5番人気ぐらいになれば個人的には積極的に狙ってみたい気もするが。
普通に馬券になるはず、としたレインフロムヘブンだが、スタートで躓いてしまい完全に後手を踏んだ形での後方追走を余儀なくされ、全く自分の競馬が出来なかった。
ラジオ日本の競馬中継でも、レインフロムヘブンを中心視するプロ予想家が2名ほどいたように思うが、ああなってしまってはさすがのプロでも「ギャフン」だろう。
競馬というのはプロアマ問わず常に「悲喜こもごも」の入り混じる世界である・・・。
最後に、掲示板以上を期待していたヴェイルネビュラについてだが、5番人気で5着となり可もなく不可もなくという感じではあるも、収得賞金が1600万あるこの馬がおそらく皐月賞出走のボーダーラインとなる立場か。
いずれにしろ次走以降も引き続きヴェイルネビュラには注目していくことに変わりはなく、今以上の活躍をしていってくれることを期待したい・・・。
フラワーCから一転して、個人的には苦々しい決着となってしまったが、悪天候を恨むしかないだろう(苦笑〜)・・・。
3/21 中山11R 第70回スプリングS(芝1800m)
1着 ヴィクティファルス(母自身にノーザンダンサー3×5の近親クロス有り)
・RRP:145=128+8+9
2着 アサマノイタズラ(ヘイロー4・5×4)
・RRP:135=127+8
3着 ボーデン(母父自身にノーザンダンサー4×4の近親クロス有り)
・RRP:125(レース前に同じ)
まあ、馬場が悪化してしまうであろうことは前日土曜の段階で想定していたので、一番馬場の悪い所を進まざるを得なかったランドオブリバティの凡走については、仕方ないと割り切っている。
配合的にデビュー戦から注目してきたランドオブリバティだが、「逸走事件」からの立て直しを図る過程での重馬場&最内枠はもう、極めて不運としか言いようがない。
三浦騎手の「出戻り」も馬自身の運の無さに拍車をかけたようなものだが(笑)、管理する鹿戸師としては、より期待の大きいエフフォーリアの調整に最大限の意識を集中させる上では、手の掛かるランドオブリバティの脱落はむしろ好都合なのかもしれない・・・。
さて、勝ったヴィクティファルスについては、事前の考察で半姉が不良馬場で勝っている実績に触れ、「弟の方も道悪馬場をこなして不思議はなさそう」とは述べていたものの、期待する馬が他に存在した以上、この馬を頭で買うという選択肢は自分にはなかった。
本番の皐月賞でどうか?が肝心なところだが、もし皐月賞も馬場が悪化した場合には、再度好走する可能性は高くなるだろうとは思う。
だが皐月賞が良馬場となり、1分57秒台後半から58秒台前半で高速決着となるような場合には、逆にそういった速い時計での競馬を経験していない部分がネックとなりそうな印象。
そもそも、ハーツクライ産駒は皐月賞で不振傾向というシビアなデータもある。皐月賞当日の天候次第で、評価の上げ下げが必要になってくるだろう・・・。
2着アサマノイタズラも、結局は道悪馬場が味方しただけのように思われる。父ヴィクトワールピサにキングヘイローの肌とあれば、道悪がダメというイメージは逆にないワケで。
オーナーサイド・厩舎陣営にとっては一世一代の晴れ舞台なので、追加登録料を払っての皐月賞参戦は至極当然だろうが、今までクラシック登録をしていなかったということは、この馬にクラシックでどうこうという期待までは当初していなかった、ということでもある。
まあ、道悪で運を引き寄せた馬もいれば、道悪で運に見放された馬もいる、ということか。
ボーデンも道悪で泣いたクチだろうが、3着に踏みとどまったあたりはむしろ評価すべきで、ハービンジャー産駒にしては人気サイドで大コケしなかったことが個人的には称賛に価する(笑)。
皐月賞出走権を得た以上は、出ないという選択肢はないはずだが、出て来るとすれば4,5番人気あたりになるだろうか・・・。
人気を下げたハービンジャー産駒のほうが、激走して穴を開けるケースは多々あるので本番で5番人気ぐらいになれば個人的には積極的に狙ってみたい気もするが。
普通に馬券になるはず、としたレインフロムヘブンだが、スタートで躓いてしまい完全に後手を踏んだ形での後方追走を余儀なくされ、全く自分の競馬が出来なかった。
ラジオ日本の競馬中継でも、レインフロムヘブンを中心視するプロ予想家が2名ほどいたように思うが、ああなってしまってはさすがのプロでも「ギャフン」だろう。
競馬というのはプロアマ問わず常に「悲喜こもごも」の入り混じる世界である・・・。
最後に、掲示板以上を期待していたヴェイルネビュラについてだが、5番人気で5着となり可もなく不可もなくという感じではあるも、収得賞金が1600万あるこの馬がおそらく皐月賞出走のボーダーラインとなる立場か。
いずれにしろ次走以降も引き続きヴェイルネビュラには注目していくことに変わりはなく、今以上の活躍をしていってくれることを期待したい・・・。