2021年01月
2021年01月25日
2021 1月の3歳戦ほか(その6)
当ブログでは基本的に重・不良馬場でのレース結果については取り上げない方針だが、若駒Sと一部のレースに限り、取り上げておくこととする。
では(その5)より続ける。
1/23 中山5R 3歳未勝利(芝1600m・稍重)
1着 シュヴァルツカイザー(母自身がナスルーラ4A×5a)
・RRP:123
2着 マイネルダンク(母ビラゴーティアラのBLP=15↓:(4,7↓,4↓))
3着 ココリホウオウ(母自身にニジンスキー3×4の近親クロス有り)
1/23 中山9R 4歳上2勝C・東雲賞(芝2000m・稍重)
1着 クロミナンス(母イリュミナンスのBLP=15↓:(9↓,3,3↓))
4歳以上の古馬について取り上げるのは稀だが、この馬は明け4歳になりまだ間もない段階で昨年来からの3連勝を決めたのでメモ記事として残しておく。
母イリュミナンス自身はその母のBLP=7:(3,3,1)だったので値としては低く、重賞では3着が3度あっただけだが、母馬となったことでその父マンハッタンカフェのBLPが加算対象となった(但し、シックル経由のラインは現状、減算措置)ので、その仔らは母以上のレベルで重賞での活躍が期待される。
初仔のクロミナンス自身は体質面でやや弱い部分があるのか、間隔を空けてしか使えず、明け4歳の現時点でまだ4戦のみ。
それでも未勝利勝ちから3連勝となり、まだまだ先は長いが4歳後半から5歳前半にかけての段階で重賞での馬券対象となるレベルになってもおかしくない、と見ている。
まあ母方のスタミナ要素はほぼ十分だが父がロードカナロアなので、今回の勝ち鞍となる2千mがおそらく上限ぐらいで、重賞レベルとなるには1800mあたりが適距離だろうと思われるが。
今後ともその活躍度合いを見守っていきたいところ。
1/23 中京5R 3歳牝・未勝利(芝2000m・稍重)
1着 ナギサ(ヘイロー4A×4a)
・RRP:127
2着 エイカイステラ(母ヴィヤダーナのBLP=10:(6,1,3))
3着 コーディアル(ヘイルトゥリーズン5A×5a、且つサンデーサイレンス4×3)
1/23 中京6R 3歳未勝利(芝2200m・重)
(こちらは重馬場だったが例外的に取り上げておく)
1着 ハギノロマネスク(ヘイルトゥリーズン5A×5a、且つサンデーサイレンス4×3)
・RRP:127
2着 サイモンメガライズ(母テーオーヴィーナスのBLP=24↓:(12,6,6↓))
単勝1.9倍と圧倒的支持を得ていたが、勝った牝馬にまんまと逃げ切られてしまった。レースの15分前ごろに稍重馬場が重馬場へ変更となり、逃げたハギノロマネスクの鞍上・小崎騎手も、その時点で逃げる作戦を立てたに違いない。
まあ斤量の2キロ軽い牝馬ならではの強気な騎乗が奏功した格好で、3馬身半の差は容易には縮まらなかったと言うほかないが、今後とも勝ち切れなさが出てしまうようだと善戦マンのままで推移しかねないのがチト気掛かりかなと。
3着 イクスプロージョン(ヘイルトゥリーズン5A×5a、且つサンデーサイレンス3×3)
1/23 中京10R 3歳OP・若駒S(芝2000m・重)
1着 ウインアグライア(ヘイロー4A×5a)
・RRP:136=126+5+5
2着 ヴァリアメンテ(母ヴァリディオルのBLP=7↓:(2,2,3↓))
・RRP:128
3着 グロリアムンディ(母ベットーレのBLP=25↓:(8↓,10↓,7↓))
・RRP:130
こちらも1番人気を背負っていたが、勝った牝馬には3馬身ちょっとの差を付けられての完敗。まあ未勝利戦ならまだしも、オープン特別戦で牝馬に完敗とあっては、重馬場の巧拙だけを言い訳には出来ないだろう。
2月下旬の自己条件(フリージア賞・つばき賞など)ですんなり勝つか、重賞のどこかで連に絡んで賞金加算するぐらいでないとクラシック出走は厳しいか。
せめてダービーの頃までには賞金加算をしていてもらいたいところだが・・・。
1/23 小倉2R 3歳未勝利(芝2000m・稍重)
1着 トーホウバロン(母スイートマトルーフのBLP=16↓:(9↓,5↓,2))
・RRP:127
2着 テンサウザンドケイ(母自身にリファール3×4の近親クロス有り)
3着 アレレブルー(ヘイルトゥリーズン6A×5a、且つサンデーサイレンス4×3)
1/23 小倉6R 3歳未勝利(芝1800m・稍重)
1着 ショウナンアイビー(母自身にテスコボーイ3×4の近親クロス有り)
・RRP:125
2着 グルーヴビート(ヘイルトゥリーズン5A×5a、且つサンデーサイレンス3×3)
3着 フランクエトワール(母自身がノーザンダンサー4A・5×6a・6・6・6)
この続きは(その7)にて。
では(その5)より続ける。
1/23 中山5R 3歳未勝利(芝1600m・稍重)
1着 シュヴァルツカイザー(母自身がナスルーラ4A×5a)
・RRP:123
2着 マイネルダンク(母ビラゴーティアラのBLP=15↓:(4,7↓,4↓))
3着 ココリホウオウ(母自身にニジンスキー3×4の近親クロス有り)
1/23 中山9R 4歳上2勝C・東雲賞(芝2000m・稍重)
1着 クロミナンス(母イリュミナンスのBLP=15↓:(9↓,3,3↓))
4歳以上の古馬について取り上げるのは稀だが、この馬は明け4歳になりまだ間もない段階で昨年来からの3連勝を決めたのでメモ記事として残しておく。
母イリュミナンス自身はその母のBLP=7:(3,3,1)だったので値としては低く、重賞では3着が3度あっただけだが、母馬となったことでその父マンハッタンカフェのBLPが加算対象となった(但し、シックル経由のラインは現状、減算措置)ので、その仔らは母以上のレベルで重賞での活躍が期待される。
初仔のクロミナンス自身は体質面でやや弱い部分があるのか、間隔を空けてしか使えず、明け4歳の現時点でまだ4戦のみ。
それでも未勝利勝ちから3連勝となり、まだまだ先は長いが4歳後半から5歳前半にかけての段階で重賞での馬券対象となるレベルになってもおかしくない、と見ている。
まあ母方のスタミナ要素はほぼ十分だが父がロードカナロアなので、今回の勝ち鞍となる2千mがおそらく上限ぐらいで、重賞レベルとなるには1800mあたりが適距離だろうと思われるが。
今後ともその活躍度合いを見守っていきたいところ。
1/23 中京5R 3歳牝・未勝利(芝2000m・稍重)
1着 ナギサ(ヘイロー4A×4a)
・RRP:127
2着 エイカイステラ(母ヴィヤダーナのBLP=10:(6,1,3))
3着 コーディアル(ヘイルトゥリーズン5A×5a、且つサンデーサイレンス4×3)
1/23 中京6R 3歳未勝利(芝2200m・重)
(こちらは重馬場だったが例外的に取り上げておく)
1着 ハギノロマネスク(ヘイルトゥリーズン5A×5a、且つサンデーサイレンス4×3)
・RRP:127
2着 サイモンメガライズ(母テーオーヴィーナスのBLP=24↓:(12,6,6↓))
単勝1.9倍と圧倒的支持を得ていたが、勝った牝馬にまんまと逃げ切られてしまった。レースの15分前ごろに稍重馬場が重馬場へ変更となり、逃げたハギノロマネスクの鞍上・小崎騎手も、その時点で逃げる作戦を立てたに違いない。
まあ斤量の2キロ軽い牝馬ならではの強気な騎乗が奏功した格好で、3馬身半の差は容易には縮まらなかったと言うほかないが、今後とも勝ち切れなさが出てしまうようだと善戦マンのままで推移しかねないのがチト気掛かりかなと。
3着 イクスプロージョン(ヘイルトゥリーズン5A×5a、且つサンデーサイレンス3×3)
1/23 中京10R 3歳OP・若駒S(芝2000m・重)
1着 ウインアグライア(ヘイロー4A×5a)
・RRP:136=126+5+5
2着 ヴァリアメンテ(母ヴァリディオルのBLP=7↓:(2,2,3↓))
・RRP:128
3着 グロリアムンディ(母ベットーレのBLP=25↓:(8↓,10↓,7↓))
・RRP:130
こちらも1番人気を背負っていたが、勝った牝馬には3馬身ちょっとの差を付けられての完敗。まあ未勝利戦ならまだしも、オープン特別戦で牝馬に完敗とあっては、重馬場の巧拙だけを言い訳には出来ないだろう。
2月下旬の自己条件(フリージア賞・つばき賞など)ですんなり勝つか、重賞のどこかで連に絡んで賞金加算するぐらいでないとクラシック出走は厳しいか。
せめてダービーの頃までには賞金加算をしていてもらいたいところだが・・・。
1/23 小倉2R 3歳未勝利(芝2000m・稍重)
1着 トーホウバロン(母スイートマトルーフのBLP=16↓:(9↓,5↓,2))
・RRP:127
2着 テンサウザンドケイ(母自身にリファール3×4の近親クロス有り)
3着 アレレブルー(ヘイルトゥリーズン6A×5a、且つサンデーサイレンス4×3)
1/23 小倉6R 3歳未勝利(芝1800m・稍重)
1着 ショウナンアイビー(母自身にテスコボーイ3×4の近親クロス有り)
・RRP:125
2着 グルーヴビート(ヘイルトゥリーズン5A×5a、且つサンデーサイレンス3×3)
3着 フランクエトワール(母自身がノーザンダンサー4A・5×6a・6・6・6)
この続きは(その7)にて。
2021年01月21日
2021 1月の3歳戦ほか(その5)
では(その4)より続ける。
1/17 中山5R 3歳牝・未勝利(芝1600m)
1着 イズンシーラブリー(母自身がノーザンダンサー3A×4a・4)
・RRP:123
2着 ビューティフルデイ(母自身にノーザンダンサー4×4・5の近親クロス有り)
3着 ルルローズ(ミスプロ4×4)
1/17 中京5R 3歳未勝利(芝2000m)
1着 ウィンドリッパー(母スピードリッパーのBLP=13↓:(6↓,4,3↓))
・RRP:127
2着 ブレークアップ(父が異系のため、考察外)
3着 セヴンサミット(ヘイルトゥリーズン6A×5a、且つサンデーサイレンス4×3)
1/17 中京9R 3歳1勝C・梅花賞(芝2200m)
1着 ディープモンスター(母自身がノーザンダンサー5A×3a)
・RRP:133=130+3
2着 ヴェローチェオロ(ヘイロー4A×4a)
・RRP:128
3着 ニホンピロマリブ(母ニホンピロオーロラのBLP=22↓:(11,6,5↓))
・RRP:128
1/17 小倉6R 3歳未勝利(芝2000m)
1着 タイフォン(母ヴァリアントレディのBLP=12↓:(9↓,1↓,2↓))
・RRP:127
2着 ジャッカル(母自身にノーザンダンサー4×4・5の近親クロス有り)
3着 ラヴィエント(サンデーサイレンス3×3)
この続きは(その6)にて。
1/17 中山5R 3歳牝・未勝利(芝1600m)
1着 イズンシーラブリー(母自身がノーザンダンサー3A×4a・4)
・RRP:123
2着 ビューティフルデイ(母自身にノーザンダンサー4×4・5の近親クロス有り)
3着 ルルローズ(ミスプロ4×4)
1/17 中京5R 3歳未勝利(芝2000m)
1着 ウィンドリッパー(母スピードリッパーのBLP=13↓:(6↓,4,3↓))
・RRP:127
2着 ブレークアップ(父が異系のため、考察外)
3着 セヴンサミット(ヘイルトゥリーズン6A×5a、且つサンデーサイレンス4×3)
1/17 中京9R 3歳1勝C・梅花賞(芝2200m)
1着 ディープモンスター(母自身がノーザンダンサー5A×3a)
・RRP:133=130+3
2着 ヴェローチェオロ(ヘイロー4A×4a)
・RRP:128
3着 ニホンピロマリブ(母ニホンピロオーロラのBLP=22↓:(11,6,5↓))
・RRP:128
1/17 小倉6R 3歳未勝利(芝2000m)
1着 タイフォン(母ヴァリアントレディのBLP=12↓:(9↓,1↓,2↓))
・RRP:127
2着 ジャッカル(母自身にノーザンダンサー4×4・5の近親クロス有り)
3着 ラヴィエント(サンデーサイレンス3×3)
この続きは(その6)にて。
2021年01月18日
2021 1月の3歳戦ほか(その4)
昨日、社台SSで余生を送っていたクロフネが亡くなった。23歳で老衰死とのことだが、個人的には、クロフネ産駒のホエールキャプチャをこのブログで最初に取り上げた際、その記事の翌日に芙蓉Sでオルフェーヴルを負かして勝った「あの当時」が昨日のことのように思い出される。
「近親クロス要素に頼らない配合」であっても重賞級に出世していっておかしくない馬だ、としてデビュー直後のホエールキャプチャをこのブログで取り上げた、あの当時。
その後のホエールキャプチャの活躍はこのブログを継続させていく上での原動力となり、以後10年近くを経た今も、迂回血ラインの概念に基づいた血統考察を続けることが出来ている。
この場を借りて、クロフネに心より哀悼の意を表したい・・・。
では(その3)より続ける。
1/16 中山6R 3歳新馬(芝1600m)
1着 オメガロマンス(母自身がノーザンダンサー3A×4a)
・RRP:126
*全姉ヌーヴォレコルト
2着 ホウオウラフィット(母自身にミスプロ2×5の近親クロス有り)
3着 ケリアテソーロ(母自身にリファール3×4の近親クロス有り)
1/16 中山5R 3歳未勝利(芝2000m)
1着 セナリスト(母自身にスペシャル3×4、且つノーザンダンサー4×4のW近親クロス有り)
・RRP:127
2着 コスモマイン(サンデーサイレンス3×3)
3着 ヴァンデスプワール(母父自身に全きょうだい4×4の近親クロス有り)
1/16 中山9R 3歳1勝C・菜の花賞(芝1600m)
1着 スライリー(サンデーサイレンス3A×3a)
・RRP:131=128+3
2着 アナザーリリック(サンデーサイレンス4×3)
・RRP:126
3着 ストゥーティ(ヘイルトゥリーズン6A×5a、且つサンデーサイレンス4×3)
・RRP:126
1/16 中京6R 3歳新馬(芝2000m)
1着 インフィニタス(ヘイルトゥリーズン6A×5a、且つサンデーサイレンス4×3)
・RRP:130
2着 フローレスクイーン(ノーザンダンサー4A・5×6a、且つAllegretta 4×4)
3着 サンタグラシア(母自身がミスプロ2A×6a)
1/16 中京5R 3歳未勝利(芝1600m)
1着 レイモンドバローズ(母自身がノーザンダンサー4A×4a)
・RRP:123
2着 マテンロウアレス(母自身がノーザンダンサー5A×5a・4)
3着 バンベルク(ヘイルトゥリーズン5A×5a、且つサンデーサイレンス4×3)
1/16 小倉6R 3歳未勝利(芝1800m)
1着 バガン(母トーコーユズキのBLP=19:(12,5,2))
・RRP:125
2着 メイショウユウスイ(ヘイルトゥリーズン5A×5a、且つサンデーサイレンス4×3)
3着 サマーカナロア(母ノブクイーンのBLP=11↓:(6↓,2,3↓))
この続きは(その5)にて。
「近親クロス要素に頼らない配合」であっても重賞級に出世していっておかしくない馬だ、としてデビュー直後のホエールキャプチャをこのブログで取り上げた、あの当時。
その後のホエールキャプチャの活躍はこのブログを継続させていく上での原動力となり、以後10年近くを経た今も、迂回血ラインの概念に基づいた血統考察を続けることが出来ている。
この場を借りて、クロフネに心より哀悼の意を表したい・・・。
では(その3)より続ける。
1/16 中山6R 3歳新馬(芝1600m)
1着 オメガロマンス(母自身がノーザンダンサー3A×4a)
・RRP:126
*全姉ヌーヴォレコルト
2着 ホウオウラフィット(母自身にミスプロ2×5の近親クロス有り)
3着 ケリアテソーロ(母自身にリファール3×4の近親クロス有り)
1/16 中山5R 3歳未勝利(芝2000m)
1着 セナリスト(母自身にスペシャル3×4、且つノーザンダンサー4×4のW近親クロス有り)
・RRP:127
2着 コスモマイン(サンデーサイレンス3×3)
3着 ヴァンデスプワール(母父自身に全きょうだい4×4の近親クロス有り)
1/16 中山9R 3歳1勝C・菜の花賞(芝1600m)
1着 スライリー(サンデーサイレンス3A×3a)
・RRP:131=128+3
2着 アナザーリリック(サンデーサイレンス4×3)
・RRP:126
3着 ストゥーティ(ヘイルトゥリーズン6A×5a、且つサンデーサイレンス4×3)
・RRP:126
1/16 中京6R 3歳新馬(芝2000m)
1着 インフィニタス(ヘイルトゥリーズン6A×5a、且つサンデーサイレンス4×3)
・RRP:130
2着 フローレスクイーン(ノーザンダンサー4A・5×6a、且つAllegretta 4×4)
3着 サンタグラシア(母自身がミスプロ2A×6a)
1/16 中京5R 3歳未勝利(芝1600m)
1着 レイモンドバローズ(母自身がノーザンダンサー4A×4a)
・RRP:123
2着 マテンロウアレス(母自身がノーザンダンサー5A×5a・4)
3着 バンベルク(ヘイルトゥリーズン5A×5a、且つサンデーサイレンス4×3)
1/16 小倉6R 3歳未勝利(芝1800m)
1着 バガン(母トーコーユズキのBLP=19:(12,5,2))
・RRP:125
2着 メイショウユウスイ(ヘイルトゥリーズン5A×5a、且つサンデーサイレンス4×3)
3着 サマーカナロア(母ノブクイーンのBLP=11↓:(6↓,2,3↓))
この続きは(その5)にて。
2021年01月17日
京成杯 回顧
1/17 中山11R 第61回京成杯(芝2000m)
1着 グラティアス(母自身がノーザンダンサー5A×4a)
・RRP:140=130+10
2着 タイムトゥヘヴン(母自身にノーザンダンサー4×3の近親クロス有り)
・RRP:136=127+9
3着 テンバガー(ヘイルトゥリーズン6A×5a、且つサンデーサイレンス4×3)
・RRP:127(レース前に同じ)
期待したキンカメ産駒の2頭は結局、掲示板に載るのみにとどまった。せめてヴァイスメテオールには最後まで踏ん張って3着を死守してもらいたかったが、来て欲しくないテンバガーにクビ差で競り負けての4着。
千m通過時63秒7という平場戦並みの超スローで展開した流れを、後方9番手での追走となってしまったプラチナトレジャーも、その時点で既に上位を狙えるような位置取りではなかったが、上がり2位の末脚でどうにか5着に押し上げたのが精一杯だった。
既に2千m戦を経験済みだった上位入線3頭と、千八戦までの経験しかなかった4,5着馬の差が出てしまった格好だが、逆に経験の差ほどには能力としての開きはなかった、と好意的に受け止めたい。
まあ結果が全ての世界なので、良血馬2頭に順当に連対されてしまっては仕方ないが、勝ったグラティアスはやはり、ルメール騎手のコース取りの絶妙さが相まっての結果で、人馬一体という部分でも見事と唸らされるしかない。
事前の考察で一応見抜けたのはせいぜいタイソウの凡走、ぐらいだったか(苦笑)。
ただ、いくらパワー要求度の高めな馬場とは言え、あまりに緩すぎる前半の流れはお世辞にも重賞のそれではない。1勝馬たちのみの戦いだからさもありなんだが、今後の序列が今回の結果でズバリ決まったワケではなく、まだまだこれからの経験と成長度合い次第でいくらでも逆転可能な範疇、と受け止めておきたい。
その意味でも引き続きヴァイスメテオールとプラチナトレジャーの巻き返しには大いに期待したいところで、陣営それぞれの手腕で再鍛錬して頂ければなと。
1着 グラティアス(母自身がノーザンダンサー5A×4a)
・RRP:140=130+10
2着 タイムトゥヘヴン(母自身にノーザンダンサー4×3の近親クロス有り)
・RRP:136=127+9
3着 テンバガー(ヘイルトゥリーズン6A×5a、且つサンデーサイレンス4×3)
・RRP:127(レース前に同じ)
期待したキンカメ産駒の2頭は結局、掲示板に載るのみにとどまった。せめてヴァイスメテオールには最後まで踏ん張って3着を死守してもらいたかったが、来て欲しくないテンバガーにクビ差で競り負けての4着。
千m通過時63秒7という平場戦並みの超スローで展開した流れを、後方9番手での追走となってしまったプラチナトレジャーも、その時点で既に上位を狙えるような位置取りではなかったが、上がり2位の末脚でどうにか5着に押し上げたのが精一杯だった。
既に2千m戦を経験済みだった上位入線3頭と、千八戦までの経験しかなかった4,5着馬の差が出てしまった格好だが、逆に経験の差ほどには能力としての開きはなかった、と好意的に受け止めたい。
まあ結果が全ての世界なので、良血馬2頭に順当に連対されてしまっては仕方ないが、勝ったグラティアスはやはり、ルメール騎手のコース取りの絶妙さが相まっての結果で、人馬一体という部分でも見事と唸らされるしかない。
事前の考察で一応見抜けたのはせいぜいタイソウの凡走、ぐらいだったか(苦笑)。
ただ、いくらパワー要求度の高めな馬場とは言え、あまりに緩すぎる前半の流れはお世辞にも重賞のそれではない。1勝馬たちのみの戦いだからさもありなんだが、今後の序列が今回の結果でズバリ決まったワケではなく、まだまだこれからの経験と成長度合い次第でいくらでも逆転可能な範疇、と受け止めておきたい。
その意味でも引き続きヴァイスメテオールとプラチナトレジャーの巻き返しには大いに期待したいところで、陣営それぞれの手腕で再鍛錬して頂ければなと。
2021年01月16日
第61回京成杯 考察
1/17 中山11R 第61回京成杯(芝2000m)
1.タイムトゥヘヴン(母自身にノーザンダンサー4×3の近親クロス有り)
・RRP:127
桜花賞馬の母キストゥヘヴンが産んだ8番仔となるが、上の兄姉たちは特に重賞でどうこうとなるまでには至っていない。
まあコース経験が今回で3度目となるのは一応プラスなのだろうが、逆にそれ以外で強調材料となる要素がなく、掲示板以上には載るだろうとしても勝ち切るまではどうかな?と。
2.タイソウ(ヘイルトゥリーズン6A×5a、且つサンデーサイレンス4×3)
・RRP:130
西園師はかつての管理馬サダムパテックを引き合いに出してタイソウを随分と評価しているものの、他にはいないの?と逆に聞きたくなるのだが(苦笑)。
前日段階で上位人気の一角なのはさすがにちょっと買いかぶられ過ぎだろう、としか・・・。
3.グラティアス(母自身がノーザンダンサー5A×4a)
・RRP:130
重め馬場での勝ち上がりは今回の中山のパワー馬場にも向く可能性はあるが、ここを勝ったとしても皐月賞当日が高速馬場になるようなら直結はしないだろうと。
レシステンシアの半弟ということで良血扱いなのは百も承知だが、個人的には自分の注目馬にこの馬を負かしてもらえるよう願いたいところで。
4.タケルジャック(母自身がミスプロ3A×5a)
・RRP:128
前日段階で11番人気とブービーの評価だが、関西馬だし相手も皆1勝馬たちばかりなので、こういう馬がいきなり上位好走するとしても驚けない。
しかも前走の阪神1勝クラスでは、個人的にかなり評価し注目しているレイオブウォーターとも遜色ない走りで3着に逃げ粘っている内容も強調すべき部分。
今回もおそらく逃げるとみて、粘っての3着も想定してみたい(グラティアスも逃げて勝っているが、今回は2番手以降に控えるのではないかと思われる)。
5.ヴァイスメテオール(母シャトーブランシュのBLP=17↓:(8↓,3↓,6↓))
・RRP:128
「近親クロス要素に頼らない配合タイプ」は今回3頭存在するが、その中の1頭となる。母のシャトーブランシュ自身もやはり現役時代は「母のBLP」で考察可能なタイプで、3歳時にはローズS2着、古馬以降はマーメイドS勝ちの実績があった。
その息子もまた「母のBLP」で考察可能なタイプなので、当然注目しないワケにはいかない。
まあ、まだ東京の芝千八を勝ったのみで、2千mへの距離延長や初めて中山コースなど未知の部分が大きいが、どうにか上位人気馬たちの一角に食い込んで馬券圏内となることを期待したい。
6.テンバガー(ヘイルトゥリーズン6A×5a、且つサンデーサイレンス4×3)
・RRP:127
個人的に、モーリス産駒についてはシンザン記念で勝ったピクシーホロウのような、「母父サンデーS系ではない、近親クロスに頼らない配合タイプ」の活躍こそが重要だ、と考えている。
シンザン記念でモーリス産駒がワンツーフィニッシュだったからと言って、配合タイプまでが全く同じだったワケではない。当ブログではそういう視点に拘り、考察を続けていきたい。
さて、テンバガー自身への考察だが、新馬戦で敗れた相手は確かに悪かった(ダノンザキッド&ワンダフルタウン)にしろ、では2戦目で何で相手関係のショボい、小倉のレースに「逃げた」のか?
小倉で負かした相手は、お世辞にも強い面々とは言えないレベル。今回の相手は1勝馬ばかりなのでどれも似たようなものかもしれないが、わざわざ小倉へ遠征せざるを得なかった陣営の「自信のなさ」がどうしても気になってしまう。
などと評すると、きっかり馬券圏内に来られてしまうかもしれないが(苦笑)。
7.エイカイファントム(母父自身にナスルーラ4×4の近親クロス有り)
・RRP:125
特にコメントなし。
9.アクセル(ヘイロー4×4)
・RRP:128
特にコメントなし。
10.プラチナトレジャー(母ホワイトエレガンスのBLP=17↓:(6↓,4,7↓))
・RRP:125
「近親クロス要素に頼らない配合タイプ」として注目の2頭目がこの馬。勝ち上がったのは不良馬場でのものだが、1頭だけ次元の違う末脚を披露して先行馬を差し切った形。
不良馬場では、先行して押し切る形なら如何にも馬場適性で、となりがちだが、末脚を駆使する場合にはその限りでなく、単に脚力そのものが他馬と違う、というケースが多い(朝日杯FSで2着のステラヴェローチェなど)。
その次走が良馬場の東スポ杯2歳Sだったが、先行有利な展開で後手を踏んだ分、4着にとどまったにしろ上がり3Fはタノンザキッドに次ぐ2位タイの33秒6とすんなり対応。
むしろ馬場の違いに左右されない強みを見せたとも言えそうで、今のパワー要求度の高い中山もプラスでこそあれマイナスにはならないと思われる。
近親には同じシンコウラブリイ牝系の活躍馬となるロードマイウェイ(チャレンジC勝ち)、ムイトオブリガード(アルゼンチン共和国杯勝ち)がおり、血統的な下地も十分備わっている。
この馬は服部牧場の生産馬で、過去に目立った活躍馬と言えばディーマジェスティ(日本ダービー勝ち)ぐらいとなるが、大手牧場の生産馬ではない分、むしろ管理する国枝師ご自身の調教手腕がストレートに反映するものとなるはず。
国枝師ご自身が存分に「やり甲斐」を感じてこの馬を「強くしてみせる」と意気に感じておられるのではないかと。
11.ラカン(母ピュアブラウンのBLP=15:(10,3,2))
・RRP:125
「近親クロス要素に頼らない配合タイプ」の3頭目として注目する。この馬はデビュー5戦目にして勝ち上がったが、レースのたびに徐々に着順を上げていった経緯がある。
デビュー3戦目で中山芝2千も経験し、そこでは4着だったものの4コーナー11番手あたりから上がり3Fメンバー最速の35秒4を繰り出してコース適性を垣間見せた。
前走の福島でもやはり上がり最速の末脚で勝ち上がっており、小回りコースへの適性は十分示していると言えるだろう。
本日の愛知杯では14番人気だったキズナ産駒のアブレイズを馬券に組み込んだのだが、3着にもう少しのハナ差で実に惜しい内容の4着だった。
何度か述べている通り、キズナ産駒は好不調の波が激しく、アテにしづらい面が多々あるのだが、人気がない状況であっても逆に巻き返す意外性もあるので、そこは今後とも注視したい部分。
上記のラカンも今回は下位人気だろうが、意外性が発揮されても何ら不思議ではない・・・。
12.ディクテイター(母自身にノーザンダンサー4×4の近親クロス有り)
・RRP:127
半兄にロシュフォール(父キンカメ)がおり、その兄が新潟大賞典で3着というのが目立つ程度で、他にこれといった活躍の兄姉はいない。
ただ近親に目を向ければグレースアドマイヤ牝系なので、菊花賞2着のアリストテレスなど重賞級の活躍馬はそれなりに出ている。
まあ今回に関しては特に狙えるところまでの印象は持てないが、いずれは重賞での上位好走も十分あり得る血統背景ではあるだろう。
一応、掲示板近辺もありそうだが、今回の馬券に関しては手が回らない感じで。
1.タイムトゥヘヴン(母自身にノーザンダンサー4×3の近親クロス有り)
・RRP:127
桜花賞馬の母キストゥヘヴンが産んだ8番仔となるが、上の兄姉たちは特に重賞でどうこうとなるまでには至っていない。
まあコース経験が今回で3度目となるのは一応プラスなのだろうが、逆にそれ以外で強調材料となる要素がなく、掲示板以上には載るだろうとしても勝ち切るまではどうかな?と。
2.タイソウ(ヘイルトゥリーズン6A×5a、且つサンデーサイレンス4×3)
・RRP:130
西園師はかつての管理馬サダムパテックを引き合いに出してタイソウを随分と評価しているものの、他にはいないの?と逆に聞きたくなるのだが(苦笑)。
前日段階で上位人気の一角なのはさすがにちょっと買いかぶられ過ぎだろう、としか・・・。
3.グラティアス(母自身がノーザンダンサー5A×4a)
・RRP:130
重め馬場での勝ち上がりは今回の中山のパワー馬場にも向く可能性はあるが、ここを勝ったとしても皐月賞当日が高速馬場になるようなら直結はしないだろうと。
レシステンシアの半弟ということで良血扱いなのは百も承知だが、個人的には自分の注目馬にこの馬を負かしてもらえるよう願いたいところで。
4.タケルジャック(母自身がミスプロ3A×5a)
・RRP:128
前日段階で11番人気とブービーの評価だが、関西馬だし相手も皆1勝馬たちばかりなので、こういう馬がいきなり上位好走するとしても驚けない。
しかも前走の阪神1勝クラスでは、個人的にかなり評価し注目しているレイオブウォーターとも遜色ない走りで3着に逃げ粘っている内容も強調すべき部分。
今回もおそらく逃げるとみて、粘っての3着も想定してみたい(グラティアスも逃げて勝っているが、今回は2番手以降に控えるのではないかと思われる)。
5.ヴァイスメテオール(母シャトーブランシュのBLP=17↓:(8↓,3↓,6↓))
・RRP:128
「近親クロス要素に頼らない配合タイプ」は今回3頭存在するが、その中の1頭となる。母のシャトーブランシュ自身もやはり現役時代は「母のBLP」で考察可能なタイプで、3歳時にはローズS2着、古馬以降はマーメイドS勝ちの実績があった。
その息子もまた「母のBLP」で考察可能なタイプなので、当然注目しないワケにはいかない。
まあ、まだ東京の芝千八を勝ったのみで、2千mへの距離延長や初めて中山コースなど未知の部分が大きいが、どうにか上位人気馬たちの一角に食い込んで馬券圏内となることを期待したい。
6.テンバガー(ヘイルトゥリーズン6A×5a、且つサンデーサイレンス4×3)
・RRP:127
個人的に、モーリス産駒についてはシンザン記念で勝ったピクシーホロウのような、「母父サンデーS系ではない、近親クロスに頼らない配合タイプ」の活躍こそが重要だ、と考えている。
シンザン記念でモーリス産駒がワンツーフィニッシュだったからと言って、配合タイプまでが全く同じだったワケではない。当ブログではそういう視点に拘り、考察を続けていきたい。
さて、テンバガー自身への考察だが、新馬戦で敗れた相手は確かに悪かった(ダノンザキッド&ワンダフルタウン)にしろ、では2戦目で何で相手関係のショボい、小倉のレースに「逃げた」のか?
小倉で負かした相手は、お世辞にも強い面々とは言えないレベル。今回の相手は1勝馬ばかりなのでどれも似たようなものかもしれないが、わざわざ小倉へ遠征せざるを得なかった陣営の「自信のなさ」がどうしても気になってしまう。
などと評すると、きっかり馬券圏内に来られてしまうかもしれないが(苦笑)。
7.エイカイファントム(母父自身にナスルーラ4×4の近親クロス有り)
・RRP:125
特にコメントなし。
9.アクセル(ヘイロー4×4)
・RRP:128
特にコメントなし。
10.プラチナトレジャー(母ホワイトエレガンスのBLP=17↓:(6↓,4,7↓))
・RRP:125
「近親クロス要素に頼らない配合タイプ」として注目の2頭目がこの馬。勝ち上がったのは不良馬場でのものだが、1頭だけ次元の違う末脚を披露して先行馬を差し切った形。
不良馬場では、先行して押し切る形なら如何にも馬場適性で、となりがちだが、末脚を駆使する場合にはその限りでなく、単に脚力そのものが他馬と違う、というケースが多い(朝日杯FSで2着のステラヴェローチェなど)。
その次走が良馬場の東スポ杯2歳Sだったが、先行有利な展開で後手を踏んだ分、4着にとどまったにしろ上がり3Fはタノンザキッドに次ぐ2位タイの33秒6とすんなり対応。
むしろ馬場の違いに左右されない強みを見せたとも言えそうで、今のパワー要求度の高い中山もプラスでこそあれマイナスにはならないと思われる。
近親には同じシンコウラブリイ牝系の活躍馬となるロードマイウェイ(チャレンジC勝ち)、ムイトオブリガード(アルゼンチン共和国杯勝ち)がおり、血統的な下地も十分備わっている。
この馬は服部牧場の生産馬で、過去に目立った活躍馬と言えばディーマジェスティ(日本ダービー勝ち)ぐらいとなるが、大手牧場の生産馬ではない分、むしろ管理する国枝師ご自身の調教手腕がストレートに反映するものとなるはず。
国枝師ご自身が存分に「やり甲斐」を感じてこの馬を「強くしてみせる」と意気に感じておられるのではないかと。
11.ラカン(母ピュアブラウンのBLP=15:(10,3,2))
・RRP:125
「近親クロス要素に頼らない配合タイプ」の3頭目として注目する。この馬はデビュー5戦目にして勝ち上がったが、レースのたびに徐々に着順を上げていった経緯がある。
デビュー3戦目で中山芝2千も経験し、そこでは4着だったものの4コーナー11番手あたりから上がり3Fメンバー最速の35秒4を繰り出してコース適性を垣間見せた。
前走の福島でもやはり上がり最速の末脚で勝ち上がっており、小回りコースへの適性は十分示していると言えるだろう。
本日の愛知杯では14番人気だったキズナ産駒のアブレイズを馬券に組み込んだのだが、3着にもう少しのハナ差で実に惜しい内容の4着だった。
何度か述べている通り、キズナ産駒は好不調の波が激しく、アテにしづらい面が多々あるのだが、人気がない状況であっても逆に巻き返す意外性もあるので、そこは今後とも注視したい部分。
上記のラカンも今回は下位人気だろうが、意外性が発揮されても何ら不思議ではない・・・。
12.ディクテイター(母自身にノーザンダンサー4×4の近親クロス有り)
・RRP:127
半兄にロシュフォール(父キンカメ)がおり、その兄が新潟大賞典で3着というのが目立つ程度で、他にこれといった活躍の兄姉はいない。
ただ近親に目を向ければグレースアドマイヤ牝系なので、菊花賞2着のアリストテレスなど重賞級の活躍馬はそれなりに出ている。
まあ今回に関しては特に狙えるところまでの印象は持てないが、いずれは重賞での上位好走も十分あり得る血統背景ではあるだろう。
一応、掲示板近辺もありそうだが、今回の馬券に関しては手が回らない感じで。