2020年06月

2020年06月29日

2020 6月の2歳戦+3歳戦(その7)

 では(その6)より続ける。

6/27 東京5R 2歳新馬(芝1800m)

1着 スライリー(サンデーサイレンス3A×3a)

・RRP:128


2着 ジェミニテソーロ(母ラグジャリーのBLP=10:(4,2,2))

 この馬の1歳上の半姉、レッドラルジュ(父オルフェーヴル)は今月13日に未勝利戦を勝ち上がったが、不良馬場でのレースだったので取り上げていなかった。

 半兄にショウナンマイティ、ゴーフォザサミットなどのいる良血ではあるが、5月のメモ記事で姉のレッドラルジュが2着だった際にも述べているとおり、この姉と弟の前途はチト多難ではないか?と推察している。

 まあまたいずれ取り上げる機会があろうかと思うので、ここでは簡単に済ませておくが。


3着 カイトゲニー(母自身にレイズアネイティヴ4×4の近親クロス有り)


6/27 東京1R 2歳未勝利(芝1600m)

1着 ジュラメント(ヘイルトゥリーズン5A×5a)

・RRP:123


2着 アップリバー(Danzig 4×4)


3着 サンハーリンゲン(ヘイルトゥリーズン5A×5a)


6/28 東京5R 2歳新馬(芝1600m・不良)

1着 ロードマックス(母パーフェクトトリビュートのBLP=26↓:(17↓,5↓,4↓))

・RRP:126

 土曜から一転して不良馬場と化した昨日の東京コースだが、今後とも注目していく配合タイプの馬が勝ったので、例外的に取り上げておくこととする。

 まず、この馬の兄・姉らにこれまで考察の機会がなかったのは、長兄ロードフェイムが(Danzig3×5)、次兄イッツパーフェクトはサドラーズウェルズ(3×4)、2歳上の半兄ロードアブソルートがミスプロ(3A×5a)、そして1歳上の半姉メリディアンはミスプロ(4A×5a)となる配合で、いずれもクロス要素や同系配合の要素を持ち、「母のBLP(=迂回血ライン継承度)」で考察するタイプに該当していなかったから、となる。

 そして父がディープインパクトとなってようやく、母自身の持つBLPの要素で考察可能となったのが上記のロードマックス。

 先週土曜の段階で、事前にこの馬をピックアップする記事を出すべきかどうか迷ったのだが、天気予報から馬場悪化が避けられないと見て、あえてピックアップは見送った次第。なので、あと出しでいきなり注目馬にしたワケではないので念のため。

 あの馬場を苦にしなかったこと自体はプラスに捉えていいとは思うものの、やはり次走以降の良馬場でマトモなパフォーマンスを見せるようでないと駄目で、現状でどうこうという評価はまだしにくい。

 ダメージが残ると良くないので、この先は少々間隔を空けてキッチリ立て直してから次走へと臨んでもらいたいところかなと。


2着 ミッキーワクチン(母アトアニのBLP=8↓:(7↓,1,0))

 こちらも一応、近親クロス要素などのないタイプだが、次走以降が良馬場の場合の内容を見てからでないと・・・。


3着 コスモカルティエ(ノーザンダンサー4A×6a)

 この馬は父Gleneagels自身がノーザンダンサー(3A×4a)で、母のExpensive Date自身はDanzig(4A×3a)の配合となり、父も母も同系配合馬なら、その息子もやはり同系配合馬、ということになる。

 もう、これでもかっ!というほどのノーザンダンサー血脈のオンパレード。

 この馬こそ不良馬場を最大の味方にした、と思える配合タイプで、次走が良馬場の場合にはすこぶる懐疑的な目線を向けざるを得ないが、はてさて・・・。



 この続きは(その8)にて。


blood_max at 23:37|PermalinkComments(0) 2歳馬 考察 | 3歳馬 考察

2020年06月24日

2020 6月の2歳戦+3歳戦(その6)

 では(その5)より続けるが、2歳戦に関しては前回で取り上げ済みなので3歳戦と3歳上戦のみを。


6/21 函館4R 3歳未勝利(芝1800m)

1着 サンテローズ(母自身がネイティヴダンサー4A×6a)

・RRP:125


2着 ジレーネ(母父自身に全きょうだい4×4の近親クロス有り)


3着 アドマイヤメティス(ミスプロ5A×4a、且つファピアノ4×4)


6/21 函館6R 3歳未勝利(芝2600m)

1着 ビーマイオーシャン(ヘイルトゥリーズン5A×5a、且つサンデーサイレンス4×3)

・RRP:127


2着 タイミングハート(ノーザンダンサー5×3)


3着 ガニュメデスレイ(サンデーサイレンス3×4)


6/21 函館10R 3歳上1勝C・奥尻特別(芝2000m)

1着 レーガノミクス(母トップセラーのBLP=19↓:(9↓,5↓,5↓))

 通常、古馬に関しては取り上げないのがこのブログの基本方針だが、半兄レジェンドセラー(父ルーラーシップ)が考察半ばでセン馬になってしまい、考察対象外となってそのまま引退してしまっていたので、父がロードカナロアに替わったこの半弟を取り上げておくことにした。

 レーガノミクス自身は3歳時の未勝利戦で勝ち上がれずにいたが、登録抹消とならずにそのまま4歳以降も格上挑戦を続け、昨年6月の奥尻特別(昨年は芝1800m)で初勝利し、どうにか中央競馬に踏みとどまった。

 今回はほぼその1年後に、昨年同様に函館の奥尻特別で2勝目を挙げたという、異色の経歴となる。

 通常なら「1勝クラスの同じ特別戦を連覇」などということはまずないと思うが(苦笑)、未勝利戦で勝ち星のなかった馬の場合はこういうこともレアなケースとして起こり得るのだろう。

 出世としては既に遅きに失した感は否めないものの、ロードカナロア産駒が5歳以降でも更なる成長力が見込めるのか、1つのサンプルとして興味深い。

 半妹の3歳牝馬クロスセルが秋以降に備えて放牧中だが、それも含めて秋以降この兄妹に注目していくつもりでいる。

 なお、現2歳の半弟テンバガーは父がモーリスに替わり、サンデーサイレンス(4×3)となる近親クロス持ち配合馬なので考察対象からは外れることになるが。


2着 マイネルデステリョ(母自身にミスプロ4×4の近親クロス有り)

・RRP:127


6/21 東京6R 3歳未勝利(芝1800m・稍重)

1着 バトープラン(ヘイロー4A×5a)

・RRP:125


2着 ブランシュフルール(母自身にミスプロ4×4の近親クロス有り)


3着 ウインドジャマー(セン馬の為、考察外)


6/21 東京8R 3歳上1勝C(芝2400m)

1着 ダノングロワール(母自身にシアトルスルー4×4の近親クロス有り)

・RRP:130=127+3


6/21 阪神2R 3歳未勝利(芝2200m)

1着 エバーマノ(母自身にミスプロ5・3×4の近親クロス有り)

・RRP:127


2着 ノーウィック(母父自身にナタルマ3×3の近親クロス有り)


3着 アルセスト(Danzig 4×4)


6/21 阪神7R 3歳上牝1勝C(芝1800m)

1着 クラヴェル(サンデーサイレンス4×3)

・RRP:129=126+3


6/21 阪神8R 3歳上1勝C(芝1600m)

1着 サンライズオネスト(母サイモンドルチェのBLP=17:(12,1,4))

・RRP:126=123+3

 今月に入り未勝利勝ちしたばかりだったが、前回と同舞台でやはり逃げの手に出て、古馬相手に斤量差を活かしての勝利。

 今月のメモ記事(その2)で取り上げた際は、今後ともマイル戦中心に使われ続けることが考察対象の前提としたが、この先クラスが上がってもその前提は同じ。

 もしマイル未満の芝1400m戦などに使われた場合には対象から外すことになるが・・・。


2着 エアファンディタ(ヘイロー3×4)

・RRP:123



 この続きは(その7)にて。


blood_max at 23:37|PermalinkComments(0) 3歳馬 考察 

2020年06月22日

2020 6月の2歳戦+3歳戦(その5)

 では(その4)より続ける。


6/21 東京5R 2歳新馬(芝1600m・稍重)

1着 ブルーシンフォニー(Danzig 4×4)

・RRP:126


2着 カランドゥーラ(サンデーサイレンス4×3)


3着 アドマイヤレビン(ヘイロー3×5)


6/21 阪神5R 2歳新馬(芝1600m)

1着 シュヴァリエローズ(母ヴィアンローズのBLP=13:(6,0,7))

・RRP:126

 レース前日の土曜に記事をUPした時点での単勝オッズではブレイブライオンが1番人気、シュヴァリエローズが2番人気となっていたが、当日のオッズでは立場が逆転していた。

 まあいずれにせよノーザンF生産によるディープ産駒でのワンツーフィニッシュには変わりないのだが。

 2歳戦にありがちなスローの展開なので、最後の直線では単純に上がり勝負での競り合いとなったが、ほんの少しだけ位置取りの良かったシュヴァリエR(道中3番手から上がり3F・34秒1)のほうが道中5番手だったブレイブL(上がり3F・34秒0)の差し切りをギリギリ阻止したという程度の差かなと。

 とりあえず2億1千万円超えの落札価格だったブレイブLに競り勝ったのはいいが、やはり今後の重賞に出走してくるような段階になってからの真価を見極めたいところ。


2着 ブレイブライオン(母父自身にボールドルーラー4×3、且つネイティヴダンサー4×4のW近親クロス有り)

 「父ディープ×母父Mr.グリーリー」となる見た目配合のケースにおいては、金子氏所有のミヤマザクラ(母ミスパスカリ)の兄弟姉妹たちがまずまずの活躍を見せている。

 ただ牝系は異なるのでブレイブライオンにとっては近親でも何でもないし、個人的にもMr.グリーリーのような「4代以内に異なる2系統の近親クロスが併存する配合」のタイプについてはやや懐疑的な目線を向けているので、この馬の今後にはほぼ関心がなく・・・。


3着 トウシンモンブラン(ミスプロ4A×5a)


12着 トーホウスザク(母トーホウドルチェのBLP=12↓:(8↓,1,3↓))

 残念ながら、後方からついて行っただけの競馬で、見せ場すらなく全くもって見どころのない内容だった。

 栗東坂路での一連の調教内容は直近で51秒台の計時があったものの、最終ラップで大きく失速する内容(12.1-12.7)で、息が保てないあたりが実戦に出てしまったのかも。

 今後、一変するようなレースがどこかで出来ればいいが、このまま不振が続くようだとダートを試されるような状況になってしまう恐れも少々。

 まあそうなったらなったで仕方ないのだが。


6/20 函館3R 3歳未勝利(芝2000m)

1着 ピースディオン(母父が異系の為、考察外)

・RRP:127


2着 マッチレスノヴェル(母自身にヘイロー3×5の近親クロス有り)


3着 ヴァイスリヒト(母自身にノーザンダンサー4×4の近親クロス有り)


6/20 函館10R 3歳上1勝C・八雲特別(芝1800m)

1着 ザイラ(母父自身にナスルーラ4×4の近親クロス有り)

・RRP:127=124+3


3着 ヴィンクーロ(ヘイルトゥリーズン5A×5a)

・RRP:125


6/20 東京6R 3歳未勝利(芝1600m・稍重)

1着 カガジャスティス(母自身にノーザンダンサー3×5の近親クロス有り)

・RRP:123


2着 リーガルバトル(デインヒル3A×3a)


3着 ゲームアルアル(リファール4×4)


6/20 東京7R 3歳牝・1勝C(芝2000m・稍重)

1着 デジマノハナ(サンデーサイレンス3×3)

・RRP:128=125+3


6/20 阪神6R 3歳未勝利(芝1600m・稍重)

1着 ダンツイノーバ(ヘイロー4A×4a)

・RRP:126


2着 タンジェリンムーン(母自身がノーザンダンサー3A×3a)


3着 サウンドレベッカ(母自身にセクレタリアト5×3の近親クロス有り)


6/20 阪神8R 3歳上1勝C(芝2000m)

1着 パンサラッサ(母自身に全きょうだい4×4の近親クロス有り)

・RRP:130=127+3


2着 ディープキング(リファール4×4)

・RRP:127


3着 サトノシャローム(母自身がノーザンダンサー4A×5a)

・RRP:130



 この続きは(その6)にて。


blood_max at 23:33|PermalinkComments(0) 2歳馬 考察 | 3歳馬 考察

2020年06月20日

明日の2歳馬ピックアップ(2)

 不織布マスクに替わる、様々な素材を使用した布マスクが販売されるようになってきたが、当方としても杉花粉症のシーズン以外は布マスクを使用したいと考え、ネットなどで物色しているものの抽選販売や即完売などがほとんどで、なかなか入手出来る状況になかった。

 たまたまプロ野球・千葉ロッテマリーンズのオフィシャルサイトで「ミズノ社製・涼感素材使用」を謳った機能性マスクを販売しているのを目にしたので、買えるうちに買っておこうと注文。

 別にロッテファンでも何でもないのだが(苦笑)、移籍がなかなか決まらなかった鳥谷選手が今期から千葉ロッテの所属となり、ベテランを応援する意味で鳥谷バージョンの「白」に決定。

 まだ実物は届いていないが、主に夏場の外出時に着用するつもりでいる。実際の使用感・装用感などをいずれご報告出来ればと考えている次第にて。


 では本題だが、東京の日曜新馬戦は人気になりそうな馬たちがいずれも「近親クロス持ち」のタイプで、どうせメモ記事のほうで取り上げることになりそうなのでスルー。

 日曜阪神の新馬戦の注目馬のみ取り上げておく。

6/21 阪神5R 2歳新馬(芝1600m)

1.トウホウスザク(母トウホウドルチェのBLP=12↓:(8↓,1,3↓))

 菊花賞馬トーホウジャッカルは体質面の弱さから一発屋のような状況のままで現役を引退してしまったが、希少なスペシャルウィーク後継種牡馬として、活躍産駒を出してもらいたいと願う。

 そもそもトーホウジャッカルについては個人的にも思い入れが深く、3歳夏場の段階でまだ2勝馬にすぎなかったが、その当時に競馬雑誌「サラブレ」の編集部から「秋以降の注目3歳馬を挙げて」と原稿を依頼され、無名の競馬ブロガーながら著名雑誌に寄稿させて頂けるという栄誉を賜った。

 その時に名前を挙げた1頭がトーホウジャッカルで、その後に神戸新聞杯を9番人気の立場ながら3着に入って菊花賞出走権を得て、晴れて大舞台の本番・菊花賞でも勝利。

 20年以上競馬を楽しんできた人生の中で、あれほど感動をもらった経験はあとにも先にもないぐらいのレースであり、酒好きの当方が美酒に酔いまくったことは言うまでもない。

 その菊花賞で2着に負かしたサウンズオブアース、3着のゴールドアクターらが4歳以降も堅実に重賞での活躍を続けていったのに対し、肝心の菊花賞馬トーホウジャッカル自身は体調面でその後本調子を取り戻せないまま、ターフを去ることになってしまった。

 そんなトーホウジャッカルの仔がデビューしてくるのは実に感慨深いのだが、やはり繁殖牝馬の「質」にある程度恵まれないと、芝の重賞級となるような産駒はそう簡単には出て来ないだろう。

 その意味では上記の産駒トーホウスザクのマイル戦出走は、母のBLPからしても妥当に思える。ヘタに長めの距離ではちょっと心もとない母の血統背景だからで、今後ともマイル戦中心でいいかと。

 まあ出世するかしないかは現時点で定かでないが、父の存在価値を高める活躍をして欲しいと願っている。


12.シュヴァリエローズ(母ヴィアンローズのBLP=13:(6,0,7))

 人気になりそうなディープ産駒だが、兄弟姉妹は多めながらもディープ産駒では全姉のローズノーブルしかおらず、しかも9歳も上とあっては当時と現在を取りまく血統勢力図がほとんど比較参考にならないので、その姉の実績(準OPにすら上がれず)を気にしてもしょうがない。

 まあ母自身のBLPはやはり、こと2020年に至っては比較的少なめの値としか言えないので、トーホウスザク同様にあまり長めの距離は向かず、マイルから1800m戦あたりでの台頭を期待する。

 同じディープ産駒のブレイブライオン(母父自身に近親クロス要素有り)を負かせるかどうかが今回のポイントだが、果たしてどうなるか・・・。

 初戦なので期待通りとはいかない可能性もあるが、今後につながる内容を求めたい。


blood_max at 21:43|PermalinkComments(0) 2歳馬 考察 

2020年06月18日

2020 6月の2歳戦+3歳戦(その4)

 では(その3)より続ける。


6/13 函館7R 3歳未勝利(芝2000m)

1着 ウインアルカンナ(母自身にヘイロー4×4の近親クロス有り)

・RRP:127


2着 マスターワーク(ヘイルトゥリーズン4A×4a)


3着 トーセンロンド(サンデーサイレンス4×3)


6/13 函館12R 3歳上牝1勝C・遊楽部特別(芝1800m)

2着 ルビーカサブランカ(母ムードインディゴのBLP=14↓:(9↓,2↓,3↓))

 ユーキャンスマイルの全妹となる馬だが、新馬戦を幸先よく勝ったまではいいものの後が続かず、5戦目となる今回、古馬相手で52キロならどうにか勝てると見ていたが・・・。

 今回勝った4歳馬レースガーデンも金子氏の所有で同馬主でのワンツーではあるのだが、軽斤量を活かせないようだとルビーC自身の秋の牝馬重賞路線への出走もメドが立たなくなる。

 次走あたりで勝てないようだと、重賞ウンヌンは4歳以降になってからの話になってしまうのかも。


6/13 阪神4R 3歳牝・未勝利(芝1600m・稍重)

1着 トウケイミラ(ノーザンテースト4×4)

・RRP:123


2着 ヴェントボニート(母シャッセロールのBLP=19↓:(9,3↓,7↓))

 メンバー最速上がりの35秒2を繰り出して4コーナー13番手から追い込んで来るも、勝ち馬とはタイム差無しでクビ差の2着。

 8番人気の伏兵を捉え切れず痛恨の2着で、初勝利はお預けとなった。4月のデビュー戦では道中4番手につけて3着(7番人気)と、経験馬たちを相手にセンスの良さを感じさせる競馬だったのだが、今回は道中14番手あたりからの追走となり、さすがに後ろ過ぎる位置取りでは届かず、何とも勿体なかった。

 まあ先行して良し、差して良しという2戦とはなったものの、このまま2,3着を量産するようでは未勝利戦も終わってしまうので次走でキチンと決めてもらいたいところかと。


3着 ホワイトロッジ(母自身にレイズアネイティヴ5×3・5の近親クロス有り)


6/13 阪神6R 3歳未勝利(芝1800m・稍重)

1着 アウサンガテ(母アゼリのBLP=7↓:(3↓,1,3↓))

・RRP:125

 超良血配合と騒がれた、2億5千万円超えの全兄ロイカバードの登場からアドマイヤアゼリ、シルヴァンシャー、全姉ゲンティアナと続いてきたが、重賞では3着が最高でいずれも重賞連対実績がない。

 これだけの注目配合馬が5頭出揃っても重賞連対実績がないままの状況を、「通常の血統理論」では何でここまで不振となってしまうのか?の理由をおそらく説明不可能だろうが、「母自身のBLP(=迂回血ライン継承度)」を血統考察の根底に据える当ブログでは既に何度も過去記事で言及済みなので、ここではもう繰り返すことはない。

 ディープを父に持つのは最後となるアウサンガテも、かなり相手弱化の状況となった6月になってようやくの初勝利。
 
 アウサンガテ自身が3歳馬のうちにどうにか重賞挑戦に至れば、斤量の有利さがあるので連対のチャンスが出て来るだろうが、いずれにせよ兄たちの汚名返上となるまでに至るかどうか・・・。


2着 タツハグンセイ(ヘイロー4×4)


3着 シュルシャガナ(サンデーサイレンス3×4)


6/13 阪神9R 3歳上1勝C/甲武特別(芝2400m)

1着 ヒートオンビート(ラストタイクーン4×3)

・RRP:130=127+3


3着 エカテリンブルグ(母自身がノーザンダンサー4A×5a)

・RRP:130


6/14 函館4R 3歳未勝利(芝1800m)

1着 サマーエモーション(ミスプロ4×4)

・RRP:125


2着 タイセイメガロス(母自身にノーザンダンサー4×4の近親クロス有り)


3着 メイショウイナセ(父母共にネアルコ血脈過多で・・・)


6/14 函館12R 3歳上2勝C・洞爺湖特別(芝1800m)

2着 オーロラフラッシュ(ノーザンダンサー4A×5a、且つサドラーズウェルズ3×3及びデインヒル3×3)


6/14 阪神6R 3歳未勝利(芝2600m・稍重)

1着 ナリタザクラ(母自身がナスルーラ6A×7a)

・RRP:127


2着 ゴールデンスターズ(母父自身にノーザンダンサー4×4の近親クロス有り)


3着 ロックグラス(ヌレイエフ5×3)



6/14 阪神8R 3歳上1勝C(芝1800m・稍重)

2着 エンデュミオン(ヘイルトゥリーズン5A×4a、且つマキャヴェリアン3×3)

・RRP:127


3着 ダノンアレー(母自身がノーザンダンサー5A×3a)

・RRP:126



 この続きは(その5)にて。
 



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