2020年01月
2020年01月19日
京成杯 結果
1/19 中山１１Ｒ 第６０回京成杯（芝２０００ｍ）
１着 クリスタルブラック（ヘイロー４A×４a）
・ＲＲＰ：138=128+10
２着 スカイグルーヴ（サンデーサイレンス４×４）
・ＲＲＰ：139=130+9
３着 ディアスティマ（母スウィートリーズンのBLP=12↓:(6↓,4↓,2↓)）
・ＲＲＰ：128（レース前に同じ）
個人的には唯一の注目馬ディアスティマと人気サイドの馬とのワイドが狙える程度にとどまった。
勝ったクリスタルブラックについては展開の利がないとどうか？と疑問視していたが、特にハイペースの展開でもないのに先行したロールオブサンダーとヒュッゲが勝手に失速してしまい、結局はクリスタルブラックの流れになったということか。
まあ重め残りの馬場状態での決着でもあり、特に勝ち馬の今後についてはいささかケチがつきそうなのは確かで、コントレイル＆サリオスあたりのレベルと比べるとさすがに全然足りない印象。
２着のスカイグルーヴはそもそも、今後桜花賞というよりもオークスが照準だろうからこその、今回の経験を次にどう活かすかだが、案外、桜花賞で逃げの手を打って圧勝、なんてことも可能性としてはありそうで、陣営の今後の路線選択がどうなるか・・・。
人気サイドで共倒れとなったヒュッゲにゼノヴァースだが、この２頭の共通点は、母自身がノーザンダンサー直系の両親を持つ同系配合馬の扱い、という部分。
母自身が共にコテコテのノーザンダンサー血脈で固められていた配合の２頭が、タフな馬場で案外なモロさを露呈してしまったあたりが興味深い。
重厚な配合タイプを持つ母が産んだ仔が時計の掛かる馬場でモロいのは不可解だが、ディープやハーツ由来の「軽快さ」が削がれる馬場は意外と合わない、ということなのかも。
そんな中で特に可もなく不可もなくという感じのディープ産駒、ディアスティマが今回好走したにしても、今後ともさほどの期待はしないほうが良いかもしれない（苦笑）。
まあ相手なりに走れて、重め馬場もそんなに苦にしなかったというのは収穫だが、重賞で勝ち負けするようなレベルにはチト足りない印象で、善戦マン的なまま推移していきそうな気配。
そのディアスティマには、１歳下の全妹が今年のデビューを控えているが、その妹の方も活躍度がどうなっていくか、今年の夏場以降は兄ともども動向に着目したいところかなと。
１着 クリスタルブラック（ヘイロー４A×４a）
・ＲＲＰ：138=128+10
２着 スカイグルーヴ（サンデーサイレンス４×４）
・ＲＲＰ：139=130+9
３着 ディアスティマ（母スウィートリーズンのBLP=12↓:(6↓,4↓,2↓)）
・ＲＲＰ：128（レース前に同じ）
個人的には唯一の注目馬ディアスティマと人気サイドの馬とのワイドが狙える程度にとどまった。
勝ったクリスタルブラックについては展開の利がないとどうか？と疑問視していたが、特にハイペースの展開でもないのに先行したロールオブサンダーとヒュッゲが勝手に失速してしまい、結局はクリスタルブラックの流れになったということか。
まあ重め残りの馬場状態での決着でもあり、特に勝ち馬の今後についてはいささかケチがつきそうなのは確かで、コントレイル＆サリオスあたりのレベルと比べるとさすがに全然足りない印象。
２着のスカイグルーヴはそもそも、今後桜花賞というよりもオークスが照準だろうからこその、今回の経験を次にどう活かすかだが、案外、桜花賞で逃げの手を打って圧勝、なんてことも可能性としてはありそうで、陣営の今後の路線選択がどうなるか・・・。
人気サイドで共倒れとなったヒュッゲにゼノヴァースだが、この２頭の共通点は、母自身がノーザンダンサー直系の両親を持つ同系配合馬の扱い、という部分。
母自身が共にコテコテのノーザンダンサー血脈で固められていた配合の２頭が、タフな馬場で案外なモロさを露呈してしまったあたりが興味深い。
重厚な配合タイプを持つ母が産んだ仔が時計の掛かる馬場でモロいのは不可解だが、ディープやハーツ由来の「軽快さ」が削がれる馬場は意外と合わない、ということなのかも。
そんな中で特に可もなく不可もなくという感じのディープ産駒、ディアスティマが今回好走したにしても、今後ともさほどの期待はしないほうが良いかもしれない（苦笑）。
まあ相手なりに走れて、重め馬場もそんなに苦にしなかったというのは収穫だが、重賞で勝ち負けするようなレベルにはチト足りない印象で、善戦マン的なまま推移していきそうな気配。
そのディアスティマには、１歳下の全妹が今年のデビューを控えているが、その妹の方も活躍度がどうなっていくか、今年の夏場以降は兄ともども動向に着目したいところかなと。
2020年01月14日
シンザン記念＆フェアリーＳ 結果
1/12 京都１１Ｒ 第５４回シンザン記念（芝１６００ｍ）
１着 サンクテュエール（母ヒルダズパッションのBLP=22:(10,6,6)で減算解除）
・ＲＲＰ：141=126+7+8
２着 プリンスリターン（ヘイルトゥリーズン５A×５a）
・ＲＲＰ：131=122+3+7
３着 コルテジア（母自身にノーザンダンサー４×４の近親クロス有り）
・ＲＲＰ：125（レース前に同じ）
勝ったサンクテュエールについては、昨年１０月２８日で記事にしたアルテミスＳの結果検証記事で「今後の動向に注目していく」と述べたが、そこでは全兄２頭が出世し切れていない理由が「母ヒルダズパッション自身のネアルコ血脈過多（計１４ライン保持）の悪影響にあるとし、同じ配合でも牝馬となるサンクテュエールの場合には直接影響しないと思われる、とも述べていた。
明け３歳となり早々にシンザン記念を勝ち、やはり全兄２頭とは異なりトントン拍子で出世街道に乗ったことは興味深く、以前からこのブログで主張してきた「ネアルコ血脈過多の、牡馬と牝馬での影響の差異」を今回も確認出来たことは大きく、今後の考察の方向性においても役立つ。
なお、明け３歳以降に重賞を勝ったことにより、それまでのシックル経由の迂回血ラインを減算する措置は解除となり、上記のように母自身のBLP=22として位置付ける。
1/13 中山１１Ｒ 第３６回フェアリーＳ（芝１６００ｍ）
１着 スマイルカナ（母自身にノーザンダンサー４×４の近親クロス有り）
・ＲＲＰ：137=126+3+8
２着 チェーンオブラブ（ヘイロー３×５）
・ＲＲＰ：128=121+7
３着 ポレンティア（ヘイロー３×５）
・ＲＲＰ：124（レース前に同じ）
予想どおりと言うか、やはり過去１０年の傾向を記事にした途端、今年で途切れた（苦笑）。上位人気の３頭のうち、１頭しか馬券に絡まないという「荒れる傾向」自体は今年も続いたのだが。
まあハーツクライ産駒の、配合的に同じ特徴の馬２頭に来られてはグゥの音も出ず、というところで、期待したウインドラブリーナにしろ期待しなかったフルートフルデイズにしろ、それなりに人気よりも着順を上げて頑張ったのは褒めてあげたいのであるが・・・。
追記までして予防線を張ったダイワクンナナにしても惨敗で、追記するまでもなかったね・・・。
１着 サンクテュエール（母ヒルダズパッションのBLP=22:(10,6,6)で減算解除）
・ＲＲＰ：141=126+7+8
２着 プリンスリターン（ヘイルトゥリーズン５A×５a）
・ＲＲＰ：131=122+3+7
３着 コルテジア（母自身にノーザンダンサー４×４の近親クロス有り）
・ＲＲＰ：125（レース前に同じ）
勝ったサンクテュエールについては、昨年１０月２８日で記事にしたアルテミスＳの結果検証記事で「今後の動向に注目していく」と述べたが、そこでは全兄２頭が出世し切れていない理由が「母ヒルダズパッション自身のネアルコ血脈過多（計１４ライン保持）の悪影響にあるとし、同じ配合でも牝馬となるサンクテュエールの場合には直接影響しないと思われる、とも述べていた。
明け３歳となり早々にシンザン記念を勝ち、やはり全兄２頭とは異なりトントン拍子で出世街道に乗ったことは興味深く、以前からこのブログで主張してきた「ネアルコ血脈過多の、牡馬と牝馬での影響の差異」を今回も確認出来たことは大きく、今後の考察の方向性においても役立つ。
なお、明け３歳以降に重賞を勝ったことにより、それまでのシックル経由の迂回血ラインを減算する措置は解除となり、上記のように母自身のBLP=22として位置付ける。
1/13 中山１１Ｒ 第３６回フェアリーＳ（芝１６００ｍ）
１着 スマイルカナ（母自身にノーザンダンサー４×４の近親クロス有り）
・ＲＲＰ：137=126+3+8
２着 チェーンオブラブ（ヘイロー３×５）
・ＲＲＰ：128=121+7
３着 ポレンティア（ヘイロー３×５）
・ＲＲＰ：124（レース前に同じ）
予想どおりと言うか、やはり過去１０年の傾向を記事にした途端、今年で途切れた（苦笑）。上位人気の３頭のうち、１頭しか馬券に絡まないという「荒れる傾向」自体は今年も続いたのだが。
まあハーツクライ産駒の、配合的に同じ特徴の馬２頭に来られてはグゥの音も出ず、というところで、期待したウインドラブリーナにしろ期待しなかったフルートフルデイズにしろ、それなりに人気よりも着順を上げて頑張ったのは褒めてあげたいのであるが・・・。
追記までして予防線を張ったダイワクンナナにしても惨敗で、追記するまでもなかったね・・・。
2020年01月12日
フェアリーＳ 過去の傾向から（追記あり）
今年最初の重賞についての記事は、過去のレース傾向から見ていきたい。そもそも、クラシック路線には直結しないのがフェアリーＳの最たる傾向なのだが、上位人気馬がコケやすいレースでもあり、毎年のように荒れる印象が強い。
本来、将来性について重視するのがこのブログの血統考察の本分ではあるが、このフェアリーＳに関しては、将来性はひとまず度外視し、現時点でそれなりにポテンシャルを発揮しそうな人気薄の穴馬の台頭を「迂回血ライン」の観点から探ることとする。
2019/1/12 中山１１Ｒ 第３５回フェアリーＳ（芝１６００ｍ）
３番人気１着 フィリアプーラ（母プリンセスカメリアのBLP=9:(4,1,4)なのだが・・・）
以下、レース名称は省略し日付のみ記載。
2018/1/7 中山１１Ｒ
７番人気３着 レッドベルローズ（母レッドファンタジアのBLP=13↓:(6,3↓,4↓)）
2017/1/8 中山１１Ｒ
１番人気２着 アエロリット（母アステリックスのBLP=14:(9,3,2)）
７番人気３着 モリトシラユリ（母サイレントラヴのBLP=7:(4,2,1)）
2016/1/11 中山１１Ｒ
１０番人気２着 ダイワドレッサー（母リバティープリントのBLP=16:(9,3,4)）
2015/1/12 中山１１Ｒ
８番人気２着 ローデッド（母ホッコーオウカのBLP=4:(4,0,0)）
2014/1/13 中山１１Ｒ
１０番人気２着 ニシノアカツキ（母ニシノシルエットのBLP=18:(7,5,9)）
2013/1/12 中山１１Ｒ
１０番人気１着 クラウンロゼ（母ヒシアスカのBLP=9↓:(5↓,3,1)）
2012/1/9 中山１１Ｒ
１４番人気２着 マイネエポナ（母レディベローナのBLP=11↓:(4,4↓,3)）
2011/1/10
７番人気２着 スピードリッパー（母ポップスのBLP=9:(4,1,4)）
２番人気３着 アドマイヤセプター（母アドマイヤグルーヴのBLP=10↓:(4,3,3↓)）
2010/1/11 中山１１Ｒ
２番人気２着 アプリコットフィズ（母マンハッタンフィズのBLP=11:(4,6,1)）
・・・以上のように振り返ってみたが、、過去１０年のフェアリーＳではいずれも、「迂回血ライン継承度（=BLP）で優先考察可能な母」が産んだ仔らが、馬券に絡んでいることが分かる。
これらの面々で、その後もまともに出世したのはアエロリットぐらいのものだが、誰でも分かるような良血馬を除けば、そのほとんどが人気薄の立場での激走だった。
近親クロス要素（おおむね４代以内で成立の）に頼る配合タイプの場合、デビュー時からそのクロス効果が発揮され、派手な勝ち方で勝つようなことが多く、当然、次走以降のレースでも注目されるので人気サイドになるケースが多い。
けれども近親クロス要素に頼らない、迂回血優先となる配合タイプの馬は、その配合自体の効果効能がなかなか表面化しにくく、勝ち上がり方が地味だったり、モタモタと勝ちあぐねる競馬をしがちで、潜在的なポテンシャルが顕現しにくいのである。
なので人気薄の立場で重賞に挑むのであるが、そもそもポテンシャルは少なからず秘めているので陣営の調教方針と馬の成長がとりあえずマッチすれば、それなりに好走可能と成り得るのだ。
ということで、それを踏まえての今年なのであるが・・・、
2020/1/13 中山１１Ｒ 第３６回フェアリーＳ（芝１６００ｍ）
９．ウインドラブリーナ（母ヤマトサクラコのBLP=16:(12,1,3)）
・ＲＲＰ：123
前日段階で１１番人気あたりと、まったく注目度は低い。しかしながら、岡田スタッドの生産馬は意外性を秘めていることも多く、初期段階の育成技術に関してはとてもしっかりしているという印象。
デビューからの２戦で１４００ｍ戦を経験させてしまったことが、今後については悪影響となる可能性が高いのだが、とりあえず前走で初となるマイル戦をソツなくこなして勝利。
本質的には中距離向きだと思われるので、生粋のマイラータイプたちには歯が立たないかもしれないが、今年の人気サイドの馬たちにも一長一短がある印象なので一角を崩せれば。
この馬が激走してくれないと、上記の過去１０年の傾向は今年で途切れることとなる。取り上げた以上は継続して欲しいのであるが・・・。
１２．フルートフルデイズ（母コメートのBLP=12↓:(6,5↓,1)）
・ＲＲＰ：127
こちらは２０１４年のホープフルＳ（当時はＧ�供砲韮加紊砲覆辰織灰瓠璽箸料緩紊砲△燭襦�その兄も出世しきれずに早期引退となったが、やはり中距離向きの配合で、この妹に関しても現状はズブさのほうが目立ち、マイル戦のスピード決着に向く印象は皆無に等しい。
まあ一応取り上げておいたというだけで、現状で期待出来るのはやはりウインドラブリーナのほうとなるだろう。
長く継続している記録というものは、注目した途端に途切れるものだ（笑）。そうなって欲しくないのはヤマヤマなのであるが、さてさて・・・。
＊ココから追記
４．ダイワクンナナ（父が非ファラリス直系なので迂回血ラインの考察外だが、その母ダイワスカーレットのBLP=11:(7,3,1)）
・ＲＲＰ：126
上記の馬はノヴェリスト産駒なので、父がファラリスの直系子孫ではないために迂回血ラインでの考察対象外となるのだが、もしこの馬が馬券に絡んだ場合には、「母馬としての記録」は継続したこととなると解釈しておきたい。
苦し紛れと思われてしまうかもしれないが、あくまでも理想としてはウインドラブリーナが台頭してくれることを願いつつも、ということで・・・。
本来、将来性について重視するのがこのブログの血統考察の本分ではあるが、このフェアリーＳに関しては、将来性はひとまず度外視し、現時点でそれなりにポテンシャルを発揮しそうな人気薄の穴馬の台頭を「迂回血ライン」の観点から探ることとする。
2019/1/12 中山１１Ｒ 第３５回フェアリーＳ（芝１６００ｍ）
３番人気１着 フィリアプーラ（母プリンセスカメリアのBLP=9:(4,1,4)なのだが・・・）
以下、レース名称は省略し日付のみ記載。
2018/1/7 中山１１Ｒ
７番人気３着 レッドベルローズ（母レッドファンタジアのBLP=13↓:(6,3↓,4↓)）
2017/1/8 中山１１Ｒ
１番人気２着 アエロリット（母アステリックスのBLP=14:(9,3,2)）
７番人気３着 モリトシラユリ（母サイレントラヴのBLP=7:(4,2,1)）
2016/1/11 中山１１Ｒ
１０番人気２着 ダイワドレッサー（母リバティープリントのBLP=16:(9,3,4)）
2015/1/12 中山１１Ｒ
８番人気２着 ローデッド（母ホッコーオウカのBLP=4:(4,0,0)）
2014/1/13 中山１１Ｒ
１０番人気２着 ニシノアカツキ（母ニシノシルエットのBLP=18:(7,5,9)）
2013/1/12 中山１１Ｒ
１０番人気１着 クラウンロゼ（母ヒシアスカのBLP=9↓:(5↓,3,1)）
2012/1/9 中山１１Ｒ
１４番人気２着 マイネエポナ（母レディベローナのBLP=11↓:(4,4↓,3)）
2011/1/10
７番人気２着 スピードリッパー（母ポップスのBLP=9:(4,1,4)）
２番人気３着 アドマイヤセプター（母アドマイヤグルーヴのBLP=10↓:(4,3,3↓)）
2010/1/11 中山１１Ｒ
２番人気２着 アプリコットフィズ（母マンハッタンフィズのBLP=11:(4,6,1)）
・・・以上のように振り返ってみたが、、過去１０年のフェアリーＳではいずれも、「迂回血ライン継承度（=BLP）で優先考察可能な母」が産んだ仔らが、馬券に絡んでいることが分かる。
これらの面々で、その後もまともに出世したのはアエロリットぐらいのものだが、誰でも分かるような良血馬を除けば、そのほとんどが人気薄の立場での激走だった。
近親クロス要素（おおむね４代以内で成立の）に頼る配合タイプの場合、デビュー時からそのクロス効果が発揮され、派手な勝ち方で勝つようなことが多く、当然、次走以降のレースでも注目されるので人気サイドになるケースが多い。
けれども近親クロス要素に頼らない、迂回血優先となる配合タイプの馬は、その配合自体の効果効能がなかなか表面化しにくく、勝ち上がり方が地味だったり、モタモタと勝ちあぐねる競馬をしがちで、潜在的なポテンシャルが顕現しにくいのである。
なので人気薄の立場で重賞に挑むのであるが、そもそもポテンシャルは少なからず秘めているので陣営の調教方針と馬の成長がとりあえずマッチすれば、それなりに好走可能と成り得るのだ。
ということで、それを踏まえての今年なのであるが・・・、
2020/1/13 中山１１Ｒ 第３６回フェアリーＳ（芝１６００ｍ）
９．ウインドラブリーナ（母ヤマトサクラコのBLP=16:(12,1,3)）
・ＲＲＰ：123
前日段階で１１番人気あたりと、まったく注目度は低い。しかしながら、岡田スタッドの生産馬は意外性を秘めていることも多く、初期段階の育成技術に関してはとてもしっかりしているという印象。
デビューからの２戦で１４００ｍ戦を経験させてしまったことが、今後については悪影響となる可能性が高いのだが、とりあえず前走で初となるマイル戦をソツなくこなして勝利。
本質的には中距離向きだと思われるので、生粋のマイラータイプたちには歯が立たないかもしれないが、今年の人気サイドの馬たちにも一長一短がある印象なので一角を崩せれば。
この馬が激走してくれないと、上記の過去１０年の傾向は今年で途切れることとなる。取り上げた以上は継続して欲しいのであるが・・・。
１２．フルートフルデイズ（母コメートのBLP=12↓:(6,5↓,1)）
・ＲＲＰ：127
こちらは２０１４年のホープフルＳ（当時はＧ�供砲韮加紊砲覆辰織灰瓠璽箸料緩紊砲△燭襦�その兄も出世しきれずに早期引退となったが、やはり中距離向きの配合で、この妹に関しても現状はズブさのほうが目立ち、マイル戦のスピード決着に向く印象は皆無に等しい。
まあ一応取り上げておいたというだけで、現状で期待出来るのはやはりウインドラブリーナのほうとなるだろう。
長く継続している記録というものは、注目した途端に途切れるものだ（笑）。そうなって欲しくないのはヤマヤマなのであるが、さてさて・・・。
＊ココから追記
４．ダイワクンナナ（父が非ファラリス直系なので迂回血ラインの考察外だが、その母ダイワスカーレットのBLP=11:(7,3,1)）
・ＲＲＰ：126
上記の馬はノヴェリスト産駒なので、父がファラリスの直系子孫ではないために迂回血ラインでの考察対象外となるのだが、もしこの馬が馬券に絡んだ場合には、「母馬としての記録」は継続したこととなると解釈しておきたい。
苦し紛れと思われてしまうかもしれないが、あくまでも理想としてはウインドラブリーナが台頭してくれることを願いつつも、ということで・・・。
2020年01月03日
謹賀新年 今宵はジャズの・・・
本年もよろしくお願い致します。皆様のご多幸・ご健康をお祈り申し上げます。
さて令和２年最初の記事は競馬の話題ではなく、競馬以外の趣味の一つであるジャズについて記事にさせていただく。
今宵はジャズの話など(4) ジョシュア・レッドマン編
(1)ロイ・ハーグローヴ氏、(2)大西順子氏、(3)クリスチャン・マクブライド氏に続き、４回目となる今回はジャズサックス奏者のジョシュア・レッドマン氏（以下ジョシュア）を取り上げる。
当方がジャズを聴くようになった経緯はこれまでの３回の記事の中で述べたが、私自身がまだ２５歳ころのことで、自分自身と年齢の近いジャズミュージシャンたちへの興味が真っ先にあり、１９６８年２月１日生まれのジョシュアもその一人であった。
日本式の学年で言えば私よりも１つ下なだけで、前回のジャズ記事(3)でも述べたとおり、ジョシュアを知るきっかけとなったのはジョシュアがゲストとして参加していた、クリスチャン・マクブライド氏の初リーダーアルバム（GETTIN' TO IT）のＣＤを購入したからだった。
ジョシュアを知る以前のジャズサックス奏者のＣＤ（ＬＰも）としては、当然の如くジョン・コルトレーンやソニー・ロリンズなどを入門用として聴くために何枚か買っていたが、やはり個人的なコンセプトとしてジャズを聴く上での、「自分と年齢の近い、頭角を現しつつある若手ミュージシャン」という対象としては、このジョシュアの存在が初めてであった。
既にその当時、ワーナー・ブラザーズから自身の名をそのままタイトルにした「ジョシュア・レッドマン」でメジャーデビューを済ませていた彼だったが、まず先に購入したのは第２作目となるアルバム「ムード・スウィング」のＣＤからだった。
このアルバムにおいて彼自身がライナー・ノーツで語った内容は、「ジャズという音楽は伝統にしがみつくだけでも、伝統を無視して革新に突き進むだけでも駄目であり、今、その瞬間に漲る自己の感性に則った即興性・瞬発性による演奏をすることこそが、伝統と革新の両方を繋ぐジャズの精神だ」
と述べていた。それは、彼自身が敬愛するテナー・サックス奏者のレスター・ヤングを始めとした過去のジャズの巨人たちのスタイルをただ踏襲するだけなのではなく、彼らの手法から学びつつも自らのオリジナルな感性を研ぎ澄ませて次代を切り拓いていく演奏をすることにこそ、ジャズという音楽のあるべき姿・方向性がある、と。
私自身、２５歳前後だった頃に手始めとして聴き始めたマイルス・デイビスやチャーリー・パーカーなどといったジャズの巨人たちの演奏を、「ほー、これがジャズというものの真髄か〜」などと、さも分かったようなつもりで受け止めていたが、ジョシュア自身の言葉と共に、彼の演奏をＣＤで聴くようになってからは、かつての巨人たちの演奏を聴く頻度は格段に減り、「今、現在を突き進む現役ミュージシャンたちのジャズ」のほうを、積極的に聴いていく方向性となって現在に至っている。
勿論、マイルスやコルトレーンなどの演奏は、やはりＬＰで収録されたものがベストで、実際に何枚かずつ彼らのＬＰを所有しているし、ＣＤでは感じなかった「当時の演奏の質感」のようなものは、逆にＬＰを聴くことでしか得られないことも、今では十分わかっているつもりでいる。
まあ、ＣＤで音楽を聴くという流れも今は既に衰退して、ネットから直接パソコンに取り込んだりスマホや携帯プレーヤーで聴くという時代だし、実際、レコードプレーヤーなどは実家のオーディオでしか聴けないので、アナログレコードの味わい深さは正月やお盆に帰省した時の楽しみでもあるのだが。
それはさておき、ジョシュアのＣＤについてはその後もリリースされるたびに購入し、実家には全部で７枚ほどが保管してあるのだが、何故か一番良く聴くのが最初に買った「ムード・スウィング」ばかりで、その中でも特に４曲目の「FAITH」と５曲目の「ALONE IN THE MORNING」などは毎日でも聴きたくなるというか、何度聴いてもその演奏自体に感動してしまう。
個人的にはノリのいい曲よりも、しっとりとしたバラードの曲が好きなのだが、特にアローンインザモーニングという曲に関してはその最たるもので、個人的にはこれまで聴いてきたジャズの演奏曲の中でも最も素晴らしい曲として気に入っている。
勿論その曲はジョシュア自身のテナーサックスの演奏が素晴らしいのだが、それに寄り添うようにピアノで珠玉の音色を奏でるのがブラッド・メルドーという白人ピアニストでこれまた素晴らしい。
あのビル・エバンスを髣髴とさせながらも、技巧的な部分では遥かに超人的な、まさに究極のジャズピアノを演奏するために生まれて来た天才こそ、ブラッド・メルドー氏であると個人的には感じている。
というワケで、次回はブラッド・メルドー氏を取り上げることにしたい。
さて令和２年最初の記事は競馬の話題ではなく、競馬以外の趣味の一つであるジャズについて記事にさせていただく。
今宵はジャズの話など(4) ジョシュア・レッドマン編
(1)ロイ・ハーグローヴ氏、(2)大西順子氏、(3)クリスチャン・マクブライド氏に続き、４回目となる今回はジャズサックス奏者のジョシュア・レッドマン氏（以下ジョシュア）を取り上げる。
当方がジャズを聴くようになった経緯はこれまでの３回の記事の中で述べたが、私自身がまだ２５歳ころのことで、自分自身と年齢の近いジャズミュージシャンたちへの興味が真っ先にあり、１９６８年２月１日生まれのジョシュアもその一人であった。
日本式の学年で言えば私よりも１つ下なだけで、前回のジャズ記事(3)でも述べたとおり、ジョシュアを知るきっかけとなったのはジョシュアがゲストとして参加していた、クリスチャン・マクブライド氏の初リーダーアルバム（GETTIN' TO IT）のＣＤを購入したからだった。
ジョシュアを知る以前のジャズサックス奏者のＣＤ（ＬＰも）としては、当然の如くジョン・コルトレーンやソニー・ロリンズなどを入門用として聴くために何枚か買っていたが、やはり個人的なコンセプトとしてジャズを聴く上での、「自分と年齢の近い、頭角を現しつつある若手ミュージシャン」という対象としては、このジョシュアの存在が初めてであった。
既にその当時、ワーナー・ブラザーズから自身の名をそのままタイトルにした「ジョシュア・レッドマン」でメジャーデビューを済ませていた彼だったが、まず先に購入したのは第２作目となるアルバム「ムード・スウィング」のＣＤからだった。
このアルバムにおいて彼自身がライナー・ノーツで語った内容は、「ジャズという音楽は伝統にしがみつくだけでも、伝統を無視して革新に突き進むだけでも駄目であり、今、その瞬間に漲る自己の感性に則った即興性・瞬発性による演奏をすることこそが、伝統と革新の両方を繋ぐジャズの精神だ」
と述べていた。それは、彼自身が敬愛するテナー・サックス奏者のレスター・ヤングを始めとした過去のジャズの巨人たちのスタイルをただ踏襲するだけなのではなく、彼らの手法から学びつつも自らのオリジナルな感性を研ぎ澄ませて次代を切り拓いていく演奏をすることにこそ、ジャズという音楽のあるべき姿・方向性がある、と。
私自身、２５歳前後だった頃に手始めとして聴き始めたマイルス・デイビスやチャーリー・パーカーなどといったジャズの巨人たちの演奏を、「ほー、これがジャズというものの真髄か〜」などと、さも分かったようなつもりで受け止めていたが、ジョシュア自身の言葉と共に、彼の演奏をＣＤで聴くようになってからは、かつての巨人たちの演奏を聴く頻度は格段に減り、「今、現在を突き進む現役ミュージシャンたちのジャズ」のほうを、積極的に聴いていく方向性となって現在に至っている。
勿論、マイルスやコルトレーンなどの演奏は、やはりＬＰで収録されたものがベストで、実際に何枚かずつ彼らのＬＰを所有しているし、ＣＤでは感じなかった「当時の演奏の質感」のようなものは、逆にＬＰを聴くことでしか得られないことも、今では十分わかっているつもりでいる。
まあ、ＣＤで音楽を聴くという流れも今は既に衰退して、ネットから直接パソコンに取り込んだりスマホや携帯プレーヤーで聴くという時代だし、実際、レコードプレーヤーなどは実家のオーディオでしか聴けないので、アナログレコードの味わい深さは正月やお盆に帰省した時の楽しみでもあるのだが。
それはさておき、ジョシュアのＣＤについてはその後もリリースされるたびに購入し、実家には全部で７枚ほどが保管してあるのだが、何故か一番良く聴くのが最初に買った「ムード・スウィング」ばかりで、その中でも特に４曲目の「FAITH」と５曲目の「ALONE IN THE MORNING」などは毎日でも聴きたくなるというか、何度聴いてもその演奏自体に感動してしまう。
個人的にはノリのいい曲よりも、しっとりとしたバラードの曲が好きなのだが、特にアローンインザモーニングという曲に関してはその最たるもので、個人的にはこれまで聴いてきたジャズの演奏曲の中でも最も素晴らしい曲として気に入っている。
勿論その曲はジョシュア自身のテナーサックスの演奏が素晴らしいのだが、それに寄り添うようにピアノで珠玉の音色を奏でるのがブラッド・メルドーという白人ピアニストでこれまた素晴らしい。
あのビル・エバンスを髣髴とさせながらも、技巧的な部分では遥かに超人的な、まさに究極のジャズピアノを演奏するために生まれて来た天才こそ、ブラッド・メルドー氏であると個人的には感じている。
というワケで、次回はブラッド・メルドー氏を取り上げることにしたい。
