2019年09月
2019年09月17日
ローズSほか 結果
9/15 阪神11R 第37回ローズS(芝1800m)
1着 ダノンファンタジー(母父自身にSwaps4×3の近親クロス有り)
・RRP:158=128+7+(8+3)+8+9
2着 ビーチサンバ(母フサイチエアデールのBLP=6↓:(4,1,1↓))
・RRP:151=126+7+(3)+7+8
3着 ウィクトーリア(ミスプロ4×4A・5a)
・RRP:141=128+3+10(レース前に同じ)
春の勢力図に対し、何ら抵抗勢力となるような上がり馬の台頭無し、というだけの結果。特にビーチサンバについては同世代の牝馬同士でなら今回の距離でどうにか結果を残せても、4歳以降に牡馬と入り混じって1800m以上の重賞で連対するような結果を残せるとは考えにくい。
おそらく秋華賞でも距離適性的に馬券圏内に届かず、というような気配しか感じられない。
なので個人的にはやはり、紫苑Sで4着と微妙な結果だったレッドベルディエス(母のBLP=6,3↓,4↓)のほうに興味が向く。パターン的には、2016年の紫苑Sで5着だったパールコード(母のBLP=7,3,1)が秋華賞で2着になった結果が、まさしく期待に沿うものだった最たるケースとなるが、さて?
9/16 中山11R 第73回セントライト記念(芝2200m)
1着 リオンリオン(母アゲヒバリのBLP=22:(9,4,9))
・RRP:148=125+3+10+10
2着 サトノルークス(ノーザンダンサー5×3)
・RRP:142=125+3+5+9
3着 ザダル(ミスプロ4×4)
・RRP:134=126+3+5(レース前に同じ)
勝ったリオンリオンに対しては期待通りで、既に注目馬としてきたように何の注釈も必要ない。ただ重馬場だったので、その巧拙が問われたのは確かだろうし実際、2着のサトノルークスも新馬戦では重馬場で2着の実績があったので、今回はそういうことになるかと。
Sルークスに関しては逆に、重馬場だからこそ人気薄で台頭出来たのでは?、というのが個人的な感想で、過去記事でその血統背景を酷評しているように(笑)、今後、良馬場の重賞においては今回のような活躍は期待しにくいものがある。
タッチングスピーチの全弟となるのは周知の事実だが、全きょうだいとなる場合の血統背景であっても、牝馬と牡馬とでは全く異なる解釈を当てはめるのが、当ブログの基本姿勢であることは過去記事において既に何度も述べている通り。
まあ、“良馬場の”菊花賞でSルークスがもし馬券になってしまうような場合には、これまでの前言撤回で降参、ということになるかもしれないのだが(苦笑)。
最後に、「人気サイド(3番人気以内)になると、途端に馬券圏外にコケやすい(下級条件を除く)」と何度も何度も当ブログで批評してきたハービンジャー産駒たちに関してだが、ニシノデイジーもそういった数多くの事例に漏れることなく、きっちりと今回も合致した。
過去記事のどこかで、人気になった場合のニシノデイジーについてもしっかりと「懸念を表明」しているので、それがどの記事なのか、読者の方々には是非確かめて頂ければ、と。
1着 ダノンファンタジー(母父自身にSwaps4×3の近親クロス有り)
・RRP:158=128+7+(8+3)+8+9
2着 ビーチサンバ(母フサイチエアデールのBLP=6↓:(4,1,1↓))
・RRP:151=126+7+(3)+7+8
3着 ウィクトーリア(ミスプロ4×4A・5a)
・RRP:141=128+3+10(レース前に同じ)
春の勢力図に対し、何ら抵抗勢力となるような上がり馬の台頭無し、というだけの結果。特にビーチサンバについては同世代の牝馬同士でなら今回の距離でどうにか結果を残せても、4歳以降に牡馬と入り混じって1800m以上の重賞で連対するような結果を残せるとは考えにくい。
おそらく秋華賞でも距離適性的に馬券圏内に届かず、というような気配しか感じられない。
なので個人的にはやはり、紫苑Sで4着と微妙な結果だったレッドベルディエス(母のBLP=6,3↓,4↓)のほうに興味が向く。パターン的には、2016年の紫苑Sで5着だったパールコード(母のBLP=7,3,1)が秋華賞で2着になった結果が、まさしく期待に沿うものだった最たるケースとなるが、さて?
9/16 中山11R 第73回セントライト記念(芝2200m)
1着 リオンリオン(母アゲヒバリのBLP=22:(9,4,9))
・RRP:148=125+3+10+10
2着 サトノルークス(ノーザンダンサー5×3)
・RRP:142=125+3+5+9
3着 ザダル(ミスプロ4×4)
・RRP:134=126+3+5(レース前に同じ)
勝ったリオンリオンに対しては期待通りで、既に注目馬としてきたように何の注釈も必要ない。ただ重馬場だったので、その巧拙が問われたのは確かだろうし実際、2着のサトノルークスも新馬戦では重馬場で2着の実績があったので、今回はそういうことになるかと。
Sルークスに関しては逆に、重馬場だからこそ人気薄で台頭出来たのでは?、というのが個人的な感想で、過去記事でその血統背景を酷評しているように(笑)、今後、良馬場の重賞においては今回のような活躍は期待しにくいものがある。
タッチングスピーチの全弟となるのは周知の事実だが、全きょうだいとなる場合の血統背景であっても、牝馬と牡馬とでは全く異なる解釈を当てはめるのが、当ブログの基本姿勢であることは過去記事において既に何度も述べている通り。
まあ、“良馬場の”菊花賞でSルークスがもし馬券になってしまうような場合には、これまでの前言撤回で降参、ということになるかもしれないのだが(苦笑)。
最後に、「人気サイド(3番人気以内)になると、途端に馬券圏外にコケやすい(下級条件を除く)」と何度も何度も当ブログで批評してきたハービンジャー産駒たちに関してだが、ニシノデイジーもそういった数多くの事例に漏れることなく、きっちりと今回も合致した。
過去記事のどこかで、人気になった場合のニシノデイジーについてもしっかりと「懸念を表明」しているので、それがどの記事なのか、読者の方々には是非確かめて頂ければ、と。
2019年09月10日
紫苑Sほか 結果
まずは普段あまり言及することのない、古馬中心の重賞から。
9/8 中山11R 第64回京成杯AH(芝1600m)
1着 トロワゼトワル(母セコンドピアットのBLP=16:(9,3,4)で減算解除)
横ノリ騎手騎乗のトロワゼトワルが、鞍上の果敢なエスコートでレコード決着のオマケ付きとなる圧巻の逃げ切り勝ち。
このトロワゼトワルに関しては、昨年1月のフェアリーSにて「母自身のBLP」で注目馬の1頭として取り上げていた。
だが、あろうことか〜、そのレースではスタートと同時にゲート内で立ち上がってしまい、道中16番手と最後方の位置取りを余儀なくされつつも、上がり3Fメンバー最速となる34秒1の豪脚を披露してどうにか掲示板には載ったという、個人的にトホホな結末であった。
タラレバ論はいつの場合も虚しいだけだが、その出遅れがなければ、おそらく馬券には楽勝で絡んでいたものと思われる。
そういう虚しい一頓挫があると、陣営もアレコレ試行錯誤せねばならないのか、あろうことかっ!続くエルフィンSでも結果を出せなかったことで遂に短距離路線にシフト。
こうなると当方としては注目馬の対象から除外せざるを得ず、マイル路線に矛先を向け直してくるまでは全く眼中に置けない状況であった。
今回の京成杯AHで見せたような激走を見れば、短距離にシフトさせてしまった陣営の紆余曲折な路線選択がなければ、もっと早い段階でマイル重賞で結果を残せたであろうことが容易に想像出来る。
まあ、短距離路線が何より好きな安田厩舎の管理馬かつロードカナロア産駒だったことが不幸の始まりで(笑)、いたく遠回りになってしまったのが残念至極だが、「母自身のBLP」で1度は注目馬としていた以上、今回のマイルでの好走は必然というか、「4歳以降も継続的に注視」という当ブログの原則に見事ハマってくれたことは素直に喜んでおくべきかなと。
9/7 中山11R 第4回紫苑S(芝2000m)
1着 パッシングスルー(ミスプロ4×4)
・RRP:139=126+3+10
2着 フェアリーポルカ(ヌレイエフ5×3)
・RRP:142=130+3+9
3着 カレンブーケドール(母自身にミスプロ3×4の近親クロス有り)
・RRP:137=125+3+(9)(レース前に同じ)
個人的には4着だったレッドベルディエス(母のBLP=13↓)と、調教のデキの良さが際立っていたフェアリーポルカに注目していたが、レッドBDのほうはルメール騎乗も相まって3番人気となってしまい、注目馬としていちいち取り上げるまでもない状況となり事前考察はスルー。
6番人気と穴っぽい立場で密かに狙ったフェアリーPの単勝も、タイム差なしのハナ差で逃してしまうこととなり悶絶。どうにもならんようなハズレなら諦めがつくが、際どい勝負でハナ差負けとあってはねえ・・・。
レッドBDのほうも、4歳以降の活躍に期待するか(苦笑)。
ま、常にそんな感じでございますワ。今までも、これからも。
9/8 中山11R 第64回京成杯AH(芝1600m)
1着 トロワゼトワル(母セコンドピアットのBLP=16:(9,3,4)で減算解除)
横ノリ騎手騎乗のトロワゼトワルが、鞍上の果敢なエスコートでレコード決着のオマケ付きとなる圧巻の逃げ切り勝ち。
このトロワゼトワルに関しては、昨年1月のフェアリーSにて「母自身のBLP」で注目馬の1頭として取り上げていた。
だが、あろうことか〜、そのレースではスタートと同時にゲート内で立ち上がってしまい、道中16番手と最後方の位置取りを余儀なくされつつも、上がり3Fメンバー最速となる34秒1の豪脚を披露してどうにか掲示板には載ったという、個人的にトホホな結末であった。
タラレバ論はいつの場合も虚しいだけだが、その出遅れがなければ、おそらく馬券には楽勝で絡んでいたものと思われる。
そういう虚しい一頓挫があると、陣営もアレコレ試行錯誤せねばならないのか、あろうことかっ!続くエルフィンSでも結果を出せなかったことで遂に短距離路線にシフト。
こうなると当方としては注目馬の対象から除外せざるを得ず、マイル路線に矛先を向け直してくるまでは全く眼中に置けない状況であった。
今回の京成杯AHで見せたような激走を見れば、短距離にシフトさせてしまった陣営の紆余曲折な路線選択がなければ、もっと早い段階でマイル重賞で結果を残せたであろうことが容易に想像出来る。
まあ、短距離路線が何より好きな安田厩舎の管理馬かつロードカナロア産駒だったことが不幸の始まりで(笑)、いたく遠回りになってしまったのが残念至極だが、「母自身のBLP」で1度は注目馬としていた以上、今回のマイルでの好走は必然というか、「4歳以降も継続的に注視」という当ブログの原則に見事ハマってくれたことは素直に喜んでおくべきかなと。
9/7 中山11R 第4回紫苑S(芝2000m)
1着 パッシングスルー(ミスプロ4×4)
・RRP:139=126+3+10
2着 フェアリーポルカ(ヌレイエフ5×3)
・RRP:142=130+3+9
3着 カレンブーケドール(母自身にミスプロ3×4の近親クロス有り)
・RRP:137=125+3+(9)(レース前に同じ)
個人的には4着だったレッドベルディエス(母のBLP=13↓)と、調教のデキの良さが際立っていたフェアリーポルカに注目していたが、レッドBDのほうはルメール騎乗も相まって3番人気となってしまい、注目馬としていちいち取り上げるまでもない状況となり事前考察はスルー。
6番人気と穴っぽい立場で密かに狙ったフェアリーPの単勝も、タイム差なしのハナ差で逃してしまうこととなり悶絶。どうにもならんようなハズレなら諦めがつくが、際どい勝負でハナ差負けとあってはねえ・・・。
レッドBDのほうも、4歳以降の活躍に期待するか(苦笑)。
ま、常にそんな感じでございますワ。今までも、これからも。
2019年09月01日
札幌2歳Sほか 結果
8/31 札幌11R 第54回札幌2歳S(芝1800m)
1着 ブラックホール(サンデーサイレンス3×4)
・RRP:134=125+9
2着 サトノゴールド(母父自身にミスプロ3×5の近親クロス有り)
・RRP:136=128+8
3着 ダーリントンホール(ノーザンダンサー4A×5a)
・RRP:128(レース前に同じ)
近年の札幌2歳Sが低レベル化している事は、既に昨年の同時期までにも何度か触れている。今年に関しても、勝ち馬に対し現段階で来年のクラシック有力候補だとか、いたずらにチヤホヤと持ち上げるべきではないと考える。
ゴールドシップ産駒の2頭でワンツーフィニッシュとなるのは、確かに話題にはなるとしても、1番人気だったゴルゴンダは蹄鉄がズレてしまっていたというルメール騎手のレース後コメントが真実なら、本来の力量をまったく発揮出来ず終いだったことになるので、その意味でも連対馬2頭にとってはラッキーな展開だっただけかと。
まあブラックホールが暮れのホープフルSにおいても勝つような事にでもなれば、その時は改めてまた評価すればいいので、そういった展開に陣営が持っていけるのかどうか、ということで。
8/25 第39回新潟2歳S(芝1600m)
1着 ウーマンズハート(母自身がノーザンダンサー5A×4a)
・RRP:134=126+8
2着 ペールエール(母アピール2のBLP=14↓:(5,8↓,1↓))
・RRP:131=124+7
3着 ビッククインバイオ(ミスプロ3×5)
・RRP:123(レース前に同じ)
ウーマンズハートの勝ちっぷり自体(上がり3F最速の32秒8)は、かつてのハープスターを髣髴とさせるものがありそうだが、走破時計そのものは地味(1分35秒0)なので、これも次走以降でレベルが上がってくるであろう相手との対戦を見てみないうちは、現時点で何とも言えない印象。
個人的には、ダイワメジャー産駒にしては珍しく4代以内の近親クロス要素を持たずに母の迂回血ラインの要素で好走したペールエールの今後に注目したくなるのだが、やはりタイム自体は平凡ゆえ、次走以降の重賞(東スポ杯2歳Sもしくはデイリー杯2歳Sなど)で好結果を残せるのかどうか、引き続き注視したい。
まあ、所詮はマイラータイプの域を出ずにもどかしい成績に終始してしまいそうな感じではあるのだが(苦笑)。
1着 ブラックホール(サンデーサイレンス3×4)
・RRP:134=125+9
2着 サトノゴールド(母父自身にミスプロ3×5の近親クロス有り)
・RRP:136=128+8
3着 ダーリントンホール(ノーザンダンサー4A×5a)
・RRP:128(レース前に同じ)
近年の札幌2歳Sが低レベル化している事は、既に昨年の同時期までにも何度か触れている。今年に関しても、勝ち馬に対し現段階で来年のクラシック有力候補だとか、いたずらにチヤホヤと持ち上げるべきではないと考える。
ゴールドシップ産駒の2頭でワンツーフィニッシュとなるのは、確かに話題にはなるとしても、1番人気だったゴルゴンダは蹄鉄がズレてしまっていたというルメール騎手のレース後コメントが真実なら、本来の力量をまったく発揮出来ず終いだったことになるので、その意味でも連対馬2頭にとってはラッキーな展開だっただけかと。
まあブラックホールが暮れのホープフルSにおいても勝つような事にでもなれば、その時は改めてまた評価すればいいので、そういった展開に陣営が持っていけるのかどうか、ということで。
8/25 第39回新潟2歳S(芝1600m)
1着 ウーマンズハート(母自身がノーザンダンサー5A×4a)
・RRP:134=126+8
2着 ペールエール(母アピール2のBLP=14↓:(5,8↓,1↓))
・RRP:131=124+7
3着 ビッククインバイオ(ミスプロ3×5)
・RRP:123(レース前に同じ)
ウーマンズハートの勝ちっぷり自体(上がり3F最速の32秒8)は、かつてのハープスターを髣髴とさせるものがありそうだが、走破時計そのものは地味(1分35秒0)なので、これも次走以降でレベルが上がってくるであろう相手との対戦を見てみないうちは、現時点で何とも言えない印象。
個人的には、ダイワメジャー産駒にしては珍しく4代以内の近親クロス要素を持たずに母の迂回血ラインの要素で好走したペールエールの今後に注目したくなるのだが、やはりタイム自体は平凡ゆえ、次走以降の重賞(東スポ杯2歳Sもしくはデイリー杯2歳Sなど)で好結果を残せるのかどうか、引き続き注視したい。
まあ、所詮はマイラータイプの域を出ずにもどかしい成績に終始してしまいそうな感じではあるのだが(苦笑)。