2018年09月
2018年09月17日
ローズSほか もろもろ結果
少し遡りますが札幌2歳Sから。
9/1 札幌11R 第53回札幌2歳S(芝1800m)
1着 ニシノデイジー(母ニシノヒナギクのBLP=25↓:(7,11,7↓)なのだが・・・)
・RRP:134=125+9
2着 ナイママ(母自身にノーザンダンサー4×4の近親クロス有り)
・RRP:133=125+8(ただし、コスモス賞勝ちを初期値に充当〈減算処理〉し、地方成績は無視)
3着 クラージュゲリエ(ヌレイエフ4×4)
・RRP:128(レース前に同じ)
札幌2歳Sのレースレベルについては、もう数年前から懐疑的な扱いとしていますが、実際、アドマイヤエイカンやトラスト、そして昨年の勝ち馬ロックディスタウンはお世辞にも順風満帆な「その後」とはいかないままに推移しているのが現実。
アドマイヤエイカン(母のBLP=7:(5,1,1))も準オープンを脱出し切れないまま、古馬になってからも伸び悩んでますしね・・・。
まあ今年の結果についても特段、何らチヤホヤすべき状況にはないでしょうね。そりゃあ、馬主サンや管理する調教師にとっては実入りがドン!とあるワケですし、当事者にとっては重要な結果ですが。
9/8 中山11R 第3回紫苑S(芝2000m)
1着 ノームコア(ノーザンダンサー5A×6a)
・RRP:141=128+3+10
2着 マウレア(母バイザキャットのBLP=6:(4,1,1))
・RRP:148=126+(3)+(3)+7+9
3着 ランドネ(母父自身にボールドルーラー4×3の近親クロス有り)
・RRP:132=127+5(レース前に同じ)
オークス2着〜4着の3頭が軒並み故障等で順調な復帰を望めない状況となっており、ローズSでも人気どおりに走れたのはサラキアだけで、オークス馬アーモンドアイはぶっつけで本番の秋華賞へ直行。
そうなるとマウレアにとってはかなり漁夫の利的な好都合の展開になりそうだと思う人も多そうですが、今回も始動戦とは言え勝ったノームコアにコンマ5秒差(3馬身差)をつけられ完敗。
いくら余裕残しの仕上げだとしても、2000mという距離において適性の差が如実に出たような気はしますね。元々姉のアユサンにしてもこの妹にしてもマイルがベストであり、2000m以上のレースを連続して好走するだけの体力がない血統背景じゃないか?と、個人的には感じておりますが・・・。
9/16 阪神11R 第36回ローズS(芝1800m)
1着 カンタービレ(母自身がノーザンダンサー3A×4a)
・RRP:143=125+9+9
2着 サラキア(母自身がノーザンダンサー4A×5a)
・RRP:137=126+3+8
3着 ラテュロス(母父自身にノーザンダンサー3×3の近親クロス有り)
・RRP:126=123+3(レース前に同じ)
母自身の「迂回血」の有効性が優位な馬と位置付ける、サトノワルキューレにウラヌスチャーム、ウスベニノキミにフィニフティと、軒並み力を発揮出来ずの敗退。
まあ事前考察しないでおいて良かったと思うぐらいですが、何より出走馬15頭中10頭もがディープインパクト産駒で、全体の3分の2を占めてしまうんですから牝馬同士とは言え熾烈な争い。
上記のとおり母方にノーザンダンサー血脈の優位性が際立つ3頭のディープ産駒で決まってしまい、そういう時代において「迂回血」の有効性を示すのはすこぶる大変だな〜、と実感する次第にて。
9/17 中山11R 第72回セントライト記念(芝2200m)
1着 ジェネラーレウーノ(Danzig4×4)
・RRP:153=127+3+10+(3)+10
2着 レイエンダ(ミスプロ4×3)
・RRP:143=128+3+3+9
3着 グレイル(母父自身にノーザンダンサー3×3の近親クロス有り)
・RRP:140=130+10(レース前に同じ)
こちらは中山適性の高い1、3着馬に、レイデオロの全弟レイエンダが素質の高さでどうにか食い込んだという感じの決着ですかね。
Gウーノにグレイルは共に母父がロックオブジブラルタルであるという共通項もありますが、コーナー4つの小回りコースのほうが向き、大箱の東京や京都外回りとなるとどうもイマイチの感も。
まあ、菊花賞で注目するには少々ケチが付きそうな印象となってしまいますけどもね・・・。