2016年09月
2016年09月30日
2016 2歳戦 次走へのメモ(9)
9/11 中山9R アスター賞(芝1800m)
1着 ディバインコード(母ツーデイズノーチスのBLP=10↓:(6↓,4↓,0))
・RRP:124=121+3
2着 サクセスムーン(母ミスツルベリーのBLP=20↓:(11↓,4↓,5↓)だが・・・)
・RRP:119(変わらず)
3着 グリトニル(母ファーストサイトのBLP=15↓:(7,3,5↓))
・RRP:126(変わらず)
走破タイム的には平凡なレースではありますが、上記の3頭が今後どの程度上を目指せるかを観察していくためのメモとしてひとまず取り上げておきます。
個人的には連対した2頭よりも、3着のグリトニルに最も伸びしろが有りそうに感じていますが、そのグリトニルもノーザンテースト(5×4)のクロス要素を持つので、4代以内で成立のものではないにせよ、ある程度はその影響度を考慮に入れておかねばならないタイプという位置づけ。
2着の牝馬にしても、父が直父系4代内クロスを持つダノンシャンティなので、配合要素的には父自身のクロスの「自己主張」が母ミスツルベリーの良さをスポイルしかねない側面を持ち、いくらかの懸念を孕むタイプかと。
まあいずれにせよ、今回取り上げたからといって必ずしも「出世していきそう〜」などと無条件に思っているワケではないので、あくまでも今後の考察へのとっかかり程度の記事、という認識で受け止めていただければ。
そのサクセスムーンは日曜中山のサフラン賞(牝馬限定・芝1600m)に出走予定。ライバルとしてはカリビアンゴールド、トーホウアイレスあたりに注目しますが、この3頭で決まるようなら面白いかも・・・。
9/17 阪神9R 野路菊S(芝1800m)
1着 アメリカズカップ(母父自身にネイティヴダンサー4×4近親クロス有り)
・RRP:131=126+5
2着 モーヴサファイア(母モルガナイトのBLP=16↓:(11↓,4,1)だが・・・)
・RRP:126(変わらず)
3着 ユノディエール(母ジュピターズジャズのBLP=10:(4,4,2)だが・・・)
・RRP:127(変わらず)
近3年の野路菊Sを見るとマンハッタンカフェの血(一族)が連続して絡んでいますね。今年の勝ち馬と、一昨年の2着馬シングウィズジョイが同産駒で、昨年の勝ち馬ロスカボスの母はMカフェの全妹ですし。
まあ元々、阪神芝1800〜2000mを得意とする傾向にあるのがMカフェ産駒なので、ここで強調するほどの事ではないかもしれませんが。
2着、3着馬はハービンジャー産駒たちということで、一応は母のBLPで優先考察する2頭ではあるものの、すこぶるアテにならん種牡馬だという個人的認識を適用し、母の評価には(だが・・・)の文言を否応なく付与する方針と相成りまして。
まあ過去記事でも述べたように「ハービンジャー≒ダンスインザダーク」的な印象を個人的には今後とも当てはめることにしております。
なので毎年の菊花賞に出走するハービンジャー産駒が4番人気以下であるようなら、個人的には面白い存在として位置付けてみたいなとは思っておりますが。
2016年09月26日
神戸新聞杯+芙蓉S 回顧
まずは2歳戦の回顧から。
9/25 中山9R 芙蓉S(芝2000m)
1着 キングスラッシュ(母自身が同系配合でヘイルトゥリーズン4×4)
・RRP:135=130+5
2着 レジェンドセラー(母トップセラーのBLP=19↓:(9↓,5↓,5↓))
・RRP:125(変わらず)
3着 ショワドゥロワ(母グッドチョイスのBLP=11:(5,1,5))
・RRP:125(変わらず)
事前に注目馬とした2頭が2、3着。まあレジェンドセラーはダントツの1番人気でしたので誰でも注目可能と言えるでしょうが、ショワドゥロワのほうは随分とバカにされた感じでの5番人気。
エトルディーニュとかいう馬よりも下位人気となったのが片腹痛い感じでしたが、札幌2歳Sで4着というのが単純に買いかぶられての評価で、世間一般の認識なんてものはそういうモンかなと。
まあ8頭立てのレースでしたが未勝利馬が2頭、無謀な参戦をしており実質的には6頭立て。展開自体もありきたりな超スローで、今回馬券になった3頭もまだまだ次走のレースこそが試金石かと。
一応、馬券的には1−5のワイドを的中。配当としては何ら自慢にもならん安さとは言えども、実質6頭立てならブービー人気と言えた5番人気馬をしっかりと推奨しておいた以上は、胸を張って的中記事コレクションに加えさせて頂きます・・・。
続いては3歳重賞を。
9/25 阪神11R 第64回神戸新聞杯(芝2400m)
1着 サトノダイヤモンド(ヘイロー3×5・4)
・RRP:164=130+3+9+(3)+(9)+10
2着 ミッキーロケット(ヌレイエフ4×4)
・RRP:140=125+3+3+9
3着 レッドエルディスト(母ショウダウンのBLP=8:(2,6,0))
・RRP:139=127+3+9(レース前に同じ)
こちらのレースも事前考察でミッキーロケットの「調教内容の良さ」にキッチリ言及。参加している競馬SNSのウマニティで事前登録した予想で3連単が的中となっております。
形の上では応援の意味を込めてエアスピネルを◎とした予想内容でしたが、3連単の1着候補としてサトノDを外すなど戦略上はあり得ないので、否応なく実質2頭軸とするしかなく・・・。
ミッキーロケットが、栗東での坂路調教で50秒台を計時していたことは言及しておいたとおりですが、こういう調教過程を経てしっかり馬券に直結させてこそ「調教師の手腕」と言うべきもので、さすがは音無師だな、というのが率直な感想。
まあそれを何とか凌ぎ切って勝つあたりに、サトノダイヤモンド自身のポテンシャル・勝負根性の非凡さがあるとも言えるんでしょうけれども、ね・・・。
3着のレッドエルディストも大方の見立てどおりという印象ですが、やはり善戦マンの域を出ないまま今後とも推移していきそうな気配が濃厚なのも正直言って感じるところ。
トーホウジャッカルのように「余裕綽々の3着」とまではなっていないような・・・。
最後にエアスピネルですが、当然、本質的にはマイル〜2000mあたりが本領発揮の舞台設定となる馬なのは確かでしょう。
ただ菊花賞では全馬とも、未知の距離でしかないので、今回の「あえて後方待機策」を経験させ、馬自身に「タメる競馬」を覚えさせたという部分では、今回の内容を悪く評価するのはどうかと。
本番でも今回のような後方待機策だとかなり厳しい印象はあるも、せめて10番手あたりを境として、その少し前あたりで競馬が可能なら、馬券圏内への一縷の望みは無きにしも非ずという感じですが、どうなりますか・・・。。
2016年09月24日
第64回神戸新聞杯+芙蓉S 考察
9/25 中山9R 芙蓉S(芝2000m)
1.ショワドゥロワ(母グッドチョイスのBLP=11:(5,1,5))
・RRP:125
デビュー戦ではあまりにも超スローな競馬だったためかチグハグな内容で、マイル戦自体もこの馬には忙し過ぎる印象だったものの、2戦目の福島1800m戦でキッチリ巻き返して勝ち上がり、すぐに進展があったことを評価したいと思います。
ただ時計的には2戦目も大したことはないので、更なる成長が今後とも必要でしょう。ここはレジェンドセラーという強敵がいますが、この馬と差のない競馬が可能であれば先々も楽しみかと。
5.レジェンドセラー(母トップセラーのBLP=19↓:(9↓,5↓,5↓)で現状減算)
・RRP:125
過去記事で母トップセラーのBLPに記述ミスというか、単純な勘違いの算出ミスがありましたので上記のように訂正しておきます(過去記事も訂正済み)。m(_ _)m
まあシックル経由の迂回血の扱いについては減算対象を基本とし、3歳以降に芝重賞での連対実績があれば解除となる措置を講じていますが、別段、解除しなくても上記のように母自身は豊富なBLPを持つタイプとなるので、レジェンドセラーにとってはほぼ関係ない措置なのかも(苦笑)。
その母トップセラーはアドマイヤメインの半姉で、そもそも底力要素に富むアサーション牝系の一族。まあネアルコ経由のライン継承も計10と過多気味なのが懸念材料ではありますが、配合相手が「非ネアルコ直系」となるルーラーシップなら、ほぼ問題ないレベルかと。
ここは一つ、ディープ産駒というだけで人気過剰になりそうなサトノクロノスあたりを一蹴して、母方から継承する豊富な「底力」を見せつけてもらいたいところですね・・・。
では3歳戦の重賞へと。
9/25 阪神11R 第64回神戸新聞杯(芝2400m)
1.ヒルノマゼラン(同系配合でヘイルトゥリーズン4×4)
・RRP:127=124+3
個人的には応援したいMカフェ産駒ではありますが、どうもこの馬の場合は上記のクロス要素があまりプラスに出ていないような印象。そこがディープインパクトとMカフェの、あまりにも大きな差なのかも・・・。
2.ジョルジュサンク(母父自身にノーザンダンサー2×4の近親クロス有り)
・RRP:132=127+5
この馬もパンパンの良馬場でのキレ勝負にはやや向かず、時計の掛かるパワー馬場でこそ、の印象。まあ、ある程度タメが利けば末脚も発揮しますが、近走は前向き過ぎる印象の先行策ばかりで、気性面でやや不安定な部分が懸念されるところも。
3.ロードランウェイ(母自身にノーザンダンサー4×4の近親クロス有り)
・RRP:127
ここへ出走する前にまず2勝目をどこかで決めていないと・・・。
4.ロードヴァンドール(ノーザンダンサー4×4)
・RRP:130=127+3
上手く逃げの手に出ればそこそこ粘り強いタイプですが、平坦コースなら2200mまではこなせても、坂のあるコースで2400mというのはちょっと厳しそうな印象で。
5.カフジプリンス(同系配合馬。両親はターントゥ直系)
・RRP:133=127+3+3
戦績自体が非根幹距離タイプという感じで、王道の根幹距離ではどうなの?ってなところ。距離適性的には長めでも何ら問題ないと思いますが、今回は役者が揃っているので割り込む余地がなさそうな・・・。
6.マイネルラフレシア(母自身が同系配合でヘイルトゥリーズン4×4)
・RRP:133=128+5
プリンシパルSではゼーヴィントに先着しているように、ポテンシャルそのものは一線級と互角にわたり合えるものがある感じですが、どうも気性面での不安定さがここまでの戦績に出ているのではないかと。
7.エアスピネル(母エアメサイアのBLP=10↓:(4,2↓,4↓)で現状減算)
・RRP:141=126+8+(7)
はっきり言って、重賞を3勝しているスマートオーディンなんぞよりも、この馬のほうが遥かに強いと思いますが、現実として常に強敵を相手にしてきた以上、路線選択の問題でもあり、つくづく不運な役回りになってしまったな、というのが正直な感想。
まあそこを、自分自身でどう打開していけるか?でしょうね。どうにか結果を出してもらいたいですが。
8.ナムラシングン(全きょうだいクロス3×3)
・RRP:133=127+3+3
ヴィクトワールピサの母父マキャベリアンと、3代母Coup de Genieとが全兄・全妹の間柄なので、上記の強度な近親クロス要素が生じます。
まあ、個人的には辟易となってしまうような配合要素ですが(笑)、そういう意図的な配合で強い馬が出現してくるのもこれまでの歴史が物語るところ。
皐月賞ではロードクエストにも先着してますし、夏を越して更にパワーアップし世代上位との差はかなり縮まっているのかも。
10.ワンスインアライフ(ヘイロー4×4)
・RRP:130=127+3
デビューから勝ち上がるのに15戦を要したのに、2勝目は即、前走で達成。ただ、どちらかというとセントライト記念で穴狙いしたいタイプで。
11.アグネスフォルテ(同系配合馬。両親はノーザンダンサー直系)
・RRP:136=127+9
個人的に、もうハービンジャー産駒への言及はあまりしたくないなと。どうもダンスインザダーク産駒に似たようなところがあり、人気サイドでコケやすく、気楽な立場で結構穴を開けやすい。それだけ。
12.レッドエルディスト(母ショウダウンのBLP=8:(2,6,0))
・RRP:139=127+3+9
どうもこの馬は、ゼンノロブロイの母方にあるミスタープロスペクターの血と、配合相手ショウダウン自身がナスルーラの血量最上位となる部分での、かなりの「呼応」があるように感じます。
迂回血とは関係ない部分で(>_<;)。
ミスプロ自身にとっての、「母父の父」はナスルーラですしね。加えて、レッドエルディスト自身は5代アウトブリードで、父Zロブロイ及び母ショウダウンもそれぞれやはり5代アウトブリードです。母父ダルシャーンのみ、アウトブリードではありませんが。
産駒自身や両親が揃って5代アウトブリードとなるような場合、やや古めの時代の共通祖先となる存在の「血の主張」がかなり出やすくなるケースがあると感じるんですが、そういうタイプなのかな、と。
13.イモータル(母ショアーのBLP=6:(2,3,1)だが・・・)
・RRP:143=128+7+8
先日の紫苑Sを快勝したビッシュの母父はドイツ血統のアカテナンゴですが、イモータルの母父もやはりそのアカテナンゴで、「非ファラリス直系」の扱いとなる種牡馬。
扱いにくいワケですなあ(苦笑)。
まあ父Mカフェ自身の牝系もドイツ血統なので、それ相応の呼応は当然あろうかと思います。個人的に、Mカフェ産駒全般を常に応援したい立場なので、今後とも頑張ってもらいたいものですが。
14.サトノダイヤモンド(ヘイロー3×5・4)
・RRP:154=130+3+9+(3)+(9)
今さら特に言及することもないかと。コッテコテな近親クロスの持ち主で、巷間ではマカヒキ同様にアルゼンチン血統(=サザンヘイロー)がどうこうと言われてますが、どのみちヘイロークロスの影響度大ですので、北米も南米もないでしょう。
こうなると、勝手に馬が強くなっていくという感じでしょうか。管理する調教師が誰であろうとも。
15.ミッキーロケット(ヌレイエフ4×4)
・RRP:131=125+3+3
夏場を使って順調に成長しているような印象。栗東坂路での調教内容も、9月14日に50秒8と凄い時計を叩き出してますしね。
まあ、配合ウンウンは抜きで、それなりに好走を警戒すべき状態にはありそうです・・・。
2016年09月22日
近親クロス持ち種牡馬 一覧(5) Ntv-D系
なお、当ブログにおける「近親クロス」とは、産駒自身から見て4代以内に、父母双方から同一祖先を継承するケースに加え、(3×5)、(5×3)の場合を対象とします。
また、両親が共に同じ先祖の直系子孫となる場合、クロス位置にアルファベットの A (父方)、b (母方)が付随し、クロス位置に関係なく「同系配合馬」として位置付けます。
近親クロスの種別は主に3つに分類します。
・直父系クロス:直系の「父祖」となる先祖のクロス
・異父系クロス:直系の父祖ではないが、ダーレーアラビアン直系のクロス
・完全異系クロス:ダーレーアラビアンの直系でない、残りの2大始祖直系のクロス)
<4代内クロス所有種牡馬 系統別一覧>
*ネイティヴダンサー直系:直父系クロス所有*
注)ミスプロ:ミスタープロスペクターの略記
・イリューシヴシティ(ミスプロ3×4)
・エルコレドール(ミスプロ3×4)
・コロナドズクエスト(ネイティヴダンサー4×4)
・ザフォリア(レイズアネイティヴ3×4)
・シャープユーモア(ミスプロ3×4)
・スターウォーズ(ミスプロ3×4)
・ストーミングホーム(ミスプロ2×3)
・マイニング(レイズアネイティヴ2×4)
・バトルプラン(ミスプロ4×3、異父系ノーザンダンサー4×4併存)
・フォーティナイナーズサン(ミスプロ3×4)
・フラワーアレイ(ミスプロ3×3)
・ホッコータルマエ(ミスプロ3×5)
・マキャベリアン(ネイティヴダンサー3×4)
・メディシーン(ナタルマ4×4)
・リズム(ネイティヴダンサー3×4)
・リーガルランサム(ミスプロ3×4)
*ネイティヴダンサー直系:異父系クロス所有*
・アイルハヴアナザー(ダンジグ4×4)
・アメリカンボス(ノーザンダンサー4×3)
・アルカセット(ノーザンダンサー4×4)
・アンブライドルド(Aspidistra4×4)
・イフラージ(ノーザンダンサー4×3)
・ウッドマン(ナスルーラ4×4)
・ヴァーミリアン(ノーザンダンサー5・4×4)
・エブロス(ナスルーラ4×4)
・エルコンドルパサー(ノーザンダンサー4×3)
・カーソンシティ(ナスルーラ4×4)
・キングカメハメハ(ノーザンダンサー4×4・6)
・グランドスラム(ボールドルーラー4×4)
・コンキスタドールシエロ(ナスルーラ4×4)
・ゴーンウエスト(ナスルーラ4×4)
・ザカリヤ(ノーザンダンサー4×3)
・スターリングローズ(トムフール4×4)
・ティンバーカントリー(スワップス4×3)
・トゥザグローリー&トゥザワールド(ヌレイエフ4×3)
・ドロッセルマイヤー(ノーザンダンサー4×4・5)
・ナーヴァス(ナスルーラ4×4)
・フォーティナイナー(ナスルーラ4×4)
・フェデラリスト(ノーザンダンサー4×4)
・ミスターグリーリー(ボールドルーラー4×3)
・ミスワキ(ナスルーラ4×4)
・ルールオブロー(ノーザンダンサー4×4)
・ロードアルティマ(トムフール4×4)
*ネイティヴダンサー直系:完全異系クロス所有*
・エンパイアメーカー(インリアリティ4×3)
以上は書きかけの項目です。今後とも随時、加筆していくことになります・・・。
*2019年以降、(3×5)ないし(5×3)のクロス要素についても、「4代以内クロス」に準じるものとして扱うことにする。
2016年09月18日
日曜3歳重賞 結果
1着 ディーマジェスティ(同系配合でヘイルトゥリーズン4×4)
・RRP:162=127+9+(10+3)+(3)+10
2着 ゼーヴィント(同系配合でヘイルトゥリーズン4×4)
・RRP:146=125+3+9+9
3着 プロディガルサン(母自身にノーザンダンサー3×4の近親クロス有り)
・RRP:139=126+5+8(レース前に同じ)
まあ何とも、穴党の当方としてはグゥの音も出ない、1〜3番人気馬たちの、人気順どおりとなる、本命党のヒトビトの為だけのレース。
ただ本命党だからといって、しっかりと大儲けが出来た人となるのはレース毎にウン十万円をつぎ込むことも厭わない、資金力が潤沢で買い目を絞れる裕福な御仁に限られるでしょうが。
血統面での言及も、別になあんも無い、となってしまいますな。
無論、勝ったディーマジェスティについては皐月賞馬としての面目を今後とも保ってもらいたいなと思っていますし、菊花賞でもライバルを打ち負かして勝ち、2冠達成となるようならその偉業を称賛したいつもりでおりますが。
何とか3着になれんもんかな〜と一応名前を挙げておいた、
10着 ステイパーシスト(母ロマンシエールのBLP=11↓:(11↓,0,0))
・RRP:130=127+3(レース前に同じ)
この馬はデビューしての6戦でいずれも3番人気以内に支持され、初戦とひめさゆり賞以外はまずまずの走破内容を示していましたが、相手関係に恵まれすぎていたと言うか、そういう中で強敵との対戦経験に乏しかったことは確かでした。
ただ、個人的には「4番人気以下」の立場となるような状況下でこそ、狙いたいタイプの「母のBLP分布がデジタルパターン」なので、今回結果が出なかったにせよ、この配合パターンへの基本方針は今後とも変えることはないですね。
元々ステイG産駒にありがちな軽量馬の典型で、牡馬なのに420キロ前後で推移。ちょっとパワーが無さ過ぎと言うか、基本は平坦コース向きで上限2千mまでのタイプになっていく感じですかね、このままであれば。
まあヘタをするとオープンクラスへの定着すらも危ぶまれる印象なので、今後の自己条件でのレース振りには注意が必要でしょうね・・・。
9/18 阪神11R 第34回ローズS(芝1800m)
1着 シンハライト(ヘイロー3×4)
・RRP:166=126+3+8+(7)+(10+3)+9
2着 クロコスミア(母自身が同系配合、且つノーザンダンサー4×4)
・RRP:136=125+3+8
3着 カイザーバル(ノーザンダンサー4×4)
・RRP:129=126+3(レース前に同じ)
こちらは重馬場に悪化した状況が、かなりの比重で明暗を分けたと思います。さすがにクロコスミアも良馬場だったなら、幾ら逃げの手で挑んでも果たしてここまで走れたかどうか・・・。
まあ、重賞勝ちがすっかり遠のいてしまっているイワタ騎手自身にとっても、起死回生の逃げの一手だったんでしょうが、オークス馬の貫禄の前にはさぞギャフンとなってしまった事でしょうな。
一応名前を挙げておいた、
6着 フロムマイハート(母マイネエスポワールのBLP=13↓:(11↓,2↓,0))
・RRP:128=125+3
こちらもどうにか3着に来れれば、という程度の注目でしたがオークス3着のアットザシーサイドとは僅差となる6着。
10番人気の立場からすれば健闘した部類には入るでしょうが、個人的にアットザシーサイドは距離延長が向かないタイプと見ているだけに、せめてこの馬に先着して5着にはなってもらいたかったな、と。
まあステイパーシスト同様、思ったより成長力がまだまだだったな、ということですかね。自己条件で地道に進んでいってもらうしかなさそうかも。
もし、秋華賞で2勝馬にも抽選の割り振りがあるようなら、どうにか突破してもらえればまた狙ってみたいですが、ね・・・。