2014年01月
2014年01月27日
若駒S 回顧
1/25 京都10R 若駒S(芝2000m)
1着 トゥザワールド(ヌレイエフ4×3)
・RRP:133=125+3+5
2着 ミヤビジャスパー(サンデーサイレンス3×3)
3着 アドミラルシップ(同系配合でヘイルトゥリーズン4×4)
個人的な注目馬はセセリでしたが、血統背景的に2千mは少々距離が長いのではないか?という懸念材料があったことも確か。実際、あの失速の仕方を見る限り、今後は距離短縮に活路を見出すべきかと。
新馬戦で2千mを勝っているにしても、レベルの低い相手に超スローの逃げが上手くハマっただけだったようですしね。
今後セセリが距離短縮でも結果を出し切れない場合、いよいよ芝に見切りをつけてのダート転向も視野に入ってくるかもしれないですね・・・。
勝ったトゥザワールドについてはこの相手ならまあ順当なところでしょうが、この馬を新馬戦で6馬身ちぎったバンドワゴンの存在がより一層浮き彫りになるところ。
あの新馬戦でのポテンシャル差が、単なる仕上がり具合の程度の差で、いずれは追いつくような成長段階の差でしかないのかどうか・・・。
再度の対決が待たれますが個人的には当然、5代アウトブリード血統であるバンドワゴンの今後に期待したいところ。
近親クロスのコテコテ度合いに頼るような面々ばかりが台頭するこの時代に、バンドワゴンのような存在は今年の3歳牡馬世代において「唯一無二」の存在と言っても過言ではないでしょう・・・。
一方、人気先行の状況が懸念されたディープインパクト半弟のモンドシャルナですが、やはり事前考察で危惧したとおりの「近親クロス包囲網」に屈したカタチ。
馬格が440キロから一向に増えてこないのも、今後の課題として深刻でしょうね。管理する陣営としても、「良血」の馬を周囲の期待どおりに仕上げ切れないもどかしさがあろうかと思います。
まあ、良血良血〜と騒ぎ立ててチヤホヤしてばかりいるという周囲の状況も、いかがなものかな?と思いますね。
個人的には、世間一般のそういった「特定の血統に関する喧騒」からは少々、距離を置きたいところ(苦笑)。
1着 トゥザワールド(ヌレイエフ4×3)
・RRP:133=125+3+5
2着 ミヤビジャスパー(サンデーサイレンス3×3)
3着 アドミラルシップ(同系配合でヘイルトゥリーズン4×4)
個人的な注目馬はセセリでしたが、血統背景的に2千mは少々距離が長いのではないか?という懸念材料があったことも確か。実際、あの失速の仕方を見る限り、今後は距離短縮に活路を見出すべきかと。
新馬戦で2千mを勝っているにしても、レベルの低い相手に超スローの逃げが上手くハマっただけだったようですしね。
今後セセリが距離短縮でも結果を出し切れない場合、いよいよ芝に見切りをつけてのダート転向も視野に入ってくるかもしれないですね・・・。
勝ったトゥザワールドについてはこの相手ならまあ順当なところでしょうが、この馬を新馬戦で6馬身ちぎったバンドワゴンの存在がより一層浮き彫りになるところ。
あの新馬戦でのポテンシャル差が、単なる仕上がり具合の程度の差で、いずれは追いつくような成長段階の差でしかないのかどうか・・・。
再度の対決が待たれますが個人的には当然、5代アウトブリード血統であるバンドワゴンの今後に期待したいところ。
近親クロスのコテコテ度合いに頼るような面々ばかりが台頭するこの時代に、バンドワゴンのような存在は今年の3歳牡馬世代において「唯一無二」の存在と言っても過言ではないでしょう・・・。
一方、人気先行の状況が懸念されたディープインパクト半弟のモンドシャルナですが、やはり事前考察で危惧したとおりの「近親クロス包囲網」に屈したカタチ。
馬格が440キロから一向に増えてこないのも、今後の課題として深刻でしょうね。管理する陣営としても、「良血」の馬を周囲の期待どおりに仕上げ切れないもどかしさがあろうかと思います。
まあ、良血良血〜と騒ぎ立ててチヤホヤしてばかりいるという周囲の状況も、いかがなものかな?と思いますね。
個人的には、世間一般のそういった「特定の血統に関する喧騒」からは少々、距離を置きたいところ(苦笑)。
2014年01月25日
若駒S 考察
毎年、多頭数にはなりにくいこのレース。大体10頭前後の出走というような傾向ですね。出世につながるレースの典型という感じのイメージでもありますが、問題は4歳以降での活躍度。
近年の若駒S連対馬では、2010年のヒルノダムール、ルーラーシップが古馬になって以降にG1級の活躍を見せたものの、その他の連対馬となると、一頓挫あるようなケースが結構目立ちます。
過去10年において皐月賞に直結(連対)したケースは(ディープインパクト・アンライバルド・ヒルノダムール・ワールドエース)の4例のみで、このうち日本ダービーでも結果を残せたのはディープただ1頭のみ。
やはりこの若駒Sで勝つにしても通過点の1つに過ぎず、まだまだチヤホヤするには早いよ、と過去の連対馬たちが教えてくれていますね・・・。
さて今年出走の面々ですが、いわゆる「良血馬」の筆頭格としては言わずもがなのディープ半弟モンドシャルナとなるも、現時点での人気と実力には少々乖離するものがあろうかと。
もう1頭の良血、トゥザワールドは全兄にトゥザグローリーが居るということでこちらも当然人気の中心ですが、こちらは全兄以上の器になる可能性がかなり高そうに感じますね。あくまでも現時点での印象ですが。
1/25 京都10R 若駒S(芝2000m・内)
3.ウイントゥモロー(ヘイロー3×4)
・RRP:127
4.モンドシャルナ(母ウインドインハーヘアのBBLP=8:(6,0,2))
・RRP:127
5.セセリ(同系配合でミスプロ3×3)
・RRP:130
6.ミヤビジャスパー(サンデーサイレンス3×3)
・RRP:125
7.アトム(ヘイロー3×4)
・RRP:133=126+7
8.トゥザワールド(ヌレイエフ4×3)
・RRP:128=125+3
9.アドミラルシップ(同系配合でヘイルトゥリーズン4×4)
・RRP:128
メンバー中、2勝しているのはトゥザワールドのみですが、レース実績ポイントではデイリー杯2歳Sで2着しているアトムが上となっています。
本来、キャリアの浅い馬同士でこのようなレース実績ポイントの比較をすること自体がナンセンスとも言えるのですが(苦笑)、あくまでも「途中経過」の状況を数値化しているだけで、今後どう上積みされていくかが焦点となります。
そして注目すべきは、それぞれの血統背景で主に重視する特徴を列記して分かるとおり、5代アウトブリード配合で迂回血ライン継承度(=BBLP)を優先しての考察が可能な馬がモンドシャルナだけ、なんですね・・・。
正に、近親クロスの優位性を武器とする馬たちの包囲網が、モンドシャルナに対して敷かれてしまっています。
いくらディープインパクトの弟とは言えども、この包囲網はかなり辛い状況ですね。(>_<;)
元々このブログは、近親クロス(4代以内で成立の)に頼ることなく、アウトブリード配合でも強くなっていける馬とは一体どういう血統背景の持ち主なのか?ということを検証する目的で始めました。
その検証においては、ただ単に漠然と「アウトブリード血統」となるような馬たちを探そうとしても何ら、考察の「核」となる着眼点が見出せません。
「迂回血ライン」の概念は、特定の先祖(近親クロス馬とは異なる)が特定の父系(ファラリス直系子孫のみ)に重層的に関与していることへの発見から導かれました。
その概念の詳細は「ブログ主旨説明・他」のカテゴリ記事に記載してありますが、興味のある方はそちらを読んでみていただければと存じます。分かりにくい文章の羅列かもしれませんが。m(_ _)m
などと言いつつ個人的な注目馬なんですが、モンドシャルナではなくてセセリなんですね(笑)。
ミスプロ(3×3)の強烈な個性は、ともすればスプリント適性にシフトしそうなイメージのほうが強いのですが、前走の大敗がそれを示していたのかどうか、今回の走りの内容で再確認したいというわけでして。
今回、再度の2千m戦において巻き返して馬券圏内に絡めるようなら、そうしたミスプロの強烈なインブリードに対する個人的な偏った認識を改める必要があるかも、ということなので。
まあ再度大敗を喫するようなら、距離がどうこうというよりも単にダート向きなのかもしれませんが・・・。
近年の若駒S連対馬では、2010年のヒルノダムール、ルーラーシップが古馬になって以降にG1級の活躍を見せたものの、その他の連対馬となると、一頓挫あるようなケースが結構目立ちます。
過去10年において皐月賞に直結(連対)したケースは(ディープインパクト・アンライバルド・ヒルノダムール・ワールドエース)の4例のみで、このうち日本ダービーでも結果を残せたのはディープただ1頭のみ。
やはりこの若駒Sで勝つにしても通過点の1つに過ぎず、まだまだチヤホヤするには早いよ、と過去の連対馬たちが教えてくれていますね・・・。
さて今年出走の面々ですが、いわゆる「良血馬」の筆頭格としては言わずもがなのディープ半弟モンドシャルナとなるも、現時点での人気と実力には少々乖離するものがあろうかと。
もう1頭の良血、トゥザワールドは全兄にトゥザグローリーが居るということでこちらも当然人気の中心ですが、こちらは全兄以上の器になる可能性がかなり高そうに感じますね。あくまでも現時点での印象ですが。
1/25 京都10R 若駒S(芝2000m・内)
3.ウイントゥモロー(ヘイロー3×4)
・RRP:127
4.モンドシャルナ(母ウインドインハーヘアのBBLP=8:(6,0,2))
・RRP:127
5.セセリ(同系配合でミスプロ3×3)
・RRP:130
6.ミヤビジャスパー(サンデーサイレンス3×3)
・RRP:125
7.アトム(ヘイロー3×4)
・RRP:133=126+7
8.トゥザワールド(ヌレイエフ4×3)
・RRP:128=125+3
9.アドミラルシップ(同系配合でヘイルトゥリーズン4×4)
・RRP:128
メンバー中、2勝しているのはトゥザワールドのみですが、レース実績ポイントではデイリー杯2歳Sで2着しているアトムが上となっています。
本来、キャリアの浅い馬同士でこのようなレース実績ポイントの比較をすること自体がナンセンスとも言えるのですが(苦笑)、あくまでも「途中経過」の状況を数値化しているだけで、今後どう上積みされていくかが焦点となります。
そして注目すべきは、それぞれの血統背景で主に重視する特徴を列記して分かるとおり、5代アウトブリード配合で迂回血ライン継承度(=BBLP)を優先しての考察が可能な馬がモンドシャルナだけ、なんですね・・・。
正に、近親クロスの優位性を武器とする馬たちの包囲網が、モンドシャルナに対して敷かれてしまっています。
いくらディープインパクトの弟とは言えども、この包囲網はかなり辛い状況ですね。(>_<;)
元々このブログは、近親クロス(4代以内で成立の)に頼ることなく、アウトブリード配合でも強くなっていける馬とは一体どういう血統背景の持ち主なのか?ということを検証する目的で始めました。
その検証においては、ただ単に漠然と「アウトブリード血統」となるような馬たちを探そうとしても何ら、考察の「核」となる着眼点が見出せません。
「迂回血ライン」の概念は、特定の先祖(近親クロス馬とは異なる)が特定の父系(ファラリス直系子孫のみ)に重層的に関与していることへの発見から導かれました。
その概念の詳細は「ブログ主旨説明・他」のカテゴリ記事に記載してありますが、興味のある方はそちらを読んでみていただければと存じます。分かりにくい文章の羅列かもしれませんが。m(_ _)m
などと言いつつ個人的な注目馬なんですが、モンドシャルナではなくてセセリなんですね(笑)。
ミスプロ(3×3)の強烈な個性は、ともすればスプリント適性にシフトしそうなイメージのほうが強いのですが、前走の大敗がそれを示していたのかどうか、今回の走りの内容で再確認したいというわけでして。
今回、再度の2千m戦において巻き返して馬券圏内に絡めるようなら、そうしたミスプロの強烈なインブリードに対する個人的な偏った認識を改める必要があるかも、ということなので。
まあ再度大敗を喫するようなら、距離がどうこうというよりも単にダート向きなのかもしれませんが・・・。
2014年01月20日
京成杯 回顧
例年にも増して混沌としている3歳牡馬のクラシックロード。今年の場合は本当に読みにくいものがありますね。
事前考察であえて取り上げなかったプレイアンドリアルにあっさり勝たれてしまい、当方の馬券戦略も惨敗でした(>_<;)。
勝ち時計の2分1秒1を近年の京成杯よりも優秀で皐月賞に直結かも、として評価しているプロ予想家の方も何人かいらっしゃいますが、今年の中山は昨年と異なり、ここ10日間ほど降雨・降雪の影響を全く受けておらず、芝自体に傷みが進んできたとは言えども決して渋って重いような状態ではなく、むしろ路盤は堅めに引き締まってきたような印象。
前日のニューイヤーS(芝1600m)での勝ち時計が1分33秒4、京成杯直前の初富士S(芝1800m)でも1分47秒5と、そこそこ好時計になっていたように、決して時計の出にくいパワー要求度の一辺倒な馬場ではないことは明白でした。
そうなれば、東スポ杯2歳Sでイスラボニータと接戦を演じて2歳レコード決着に結びつけた当時の走りがP&リアルに再び甦るとしても不思議はなかった、と言えましょう。
こうした馬場読みの難しさと、掛かりグセの矯正が短期間でそう簡単に上手くいくのか?というあたりでP&リアルを軽視してしまったのは甚だ不覚ではありますが、血統的に注目していきたいタイプではないので個人的には完敗を素直に認めて気持ちを切り替えます・・・(苦笑)。
1/19 中山11R 京成杯(芝2000m)
1着 プレイアンドリアル(ノーザンダンサー4×4)
・RRP:145=124+3+8+10(ダート勝ち上がりのため初期値は減算措置)
2着 キングズオブザサン(母スティンガーのBBLP=7:(4,1,2))
・RRP:142=130+3+9
3着 アデイインザライフ(母自身は考察外)
・RRP:130(レース前に同じ)
思い返せば東スポ杯2歳Sの回顧記事で、近5年の当レース2着馬はその後に一切、重賞で連対するような活躍を見せていないジンクスが続いている・・・、としていました。
朝日杯FSでは掲示板にも載らず着外となる敗退で、やっぱりこのジンクスは続いてしまうのかな〜?などと思わせましたが、そこはさすがのM軍団・O総帥にして、年明けすぐに克服・・・。m(_ _)m
あえて地方所属馬としておきつつ、中央の重賞を逐次突破して地方馬として日本ダービーの称号を勝ち取る、というO総帥の深謀遠慮たる壮大な展望が着々と進展していく様を、我々はついに目にすることになるのか・・・。
地方馬は賞金の加算額そのものに関係なく、当該年の重賞を1つでも勝てばトライアルで権利を獲らずとも皐月賞出走が可能、というルールがあるそうですが、そのルールに従えばエイシンフラッシュと同様に間隔を空けての皐月賞直行もOKかと。
にもかかわらず、弥生賞をあえて使うという表明をしていますので、逆に言えば弥生賞で権利を獲りたい馬たちにとっては、是が非でもP&リアルを負かしにいかなければならず、目の上のタンコブ的な存在として立ちはだかる、ということになりますな・・・。
まあ、このあと登場するイスラボニータ、バンドワゴン、トーセンスターダムなどの有力馬たちの動向も踏まえて、中距離路線の主役がどうなっていくかが非常に楽しみであります・・・。
2着のKOザサンは、陣営が外枠の不利を嘆いていましたが、馬場そのものがこの馬にとっての最適なパワー寄りのものとはなり切らなかったこともある意味、血統的には誤算という感じの印象。
それにしては良く走っているほうだとも思いますが、本番の皐月賞となると更なるスピード要素も問われますから、やはりポイントとしてはその辺がネックとなってしまいそうに感じます。枠どうこうではなく。
3着のディープ産駒は、個人的には考察対象外として扱う母が産んでいるので、世間一般でどう評価されようとも、今後ともこのブログでこの馬の血統背景についてはあれこれ語るつもりはありません。
だからといって、「絶対に馬券を買わない」などという意味ではありませんよ〜(苦笑)。
特定のコテコテな血脈を持つ母が産むこういうタイプは、その血統背景を元にスイスイ出世していっても何ら不思議ないので、このブログではあーだこーだ言わない、というだけのことです。
まあディープ産駒にしては540キロを超す珍しいまでの巨漢馬で、おそらくその辺は母父サクラバクシンオーの影響がかなり濃いと見るのが至極妥当なところでしょう。
この巨体が、スタートにおける後手を踏む要因になるのは容易に想像出来る部分ですね。巨体を利して推進力を最大にブチ上げた場合の末脚の破壊力も凄まじそうですが、今回のように展開に左右されて結局届かず、ということを今後とも繰り返してしまうような印象も。
東京か、京都外回りの2400m辺りで怒涛の追い込みを決めるシーンはそれなりに浮かぶものの、皐月賞の権利獲りには手間取る可能性も感じます。
まあもう少し、長い目で見てあげましょうね。ちょっとデカ過ぎますから(笑)。
事前考察であえて取り上げなかったプレイアンドリアルにあっさり勝たれてしまい、当方の馬券戦略も惨敗でした(>_<;)。
勝ち時計の2分1秒1を近年の京成杯よりも優秀で皐月賞に直結かも、として評価しているプロ予想家の方も何人かいらっしゃいますが、今年の中山は昨年と異なり、ここ10日間ほど降雨・降雪の影響を全く受けておらず、芝自体に傷みが進んできたとは言えども決して渋って重いような状態ではなく、むしろ路盤は堅めに引き締まってきたような印象。
前日のニューイヤーS(芝1600m)での勝ち時計が1分33秒4、京成杯直前の初富士S(芝1800m)でも1分47秒5と、そこそこ好時計になっていたように、決して時計の出にくいパワー要求度の一辺倒な馬場ではないことは明白でした。
そうなれば、東スポ杯2歳Sでイスラボニータと接戦を演じて2歳レコード決着に結びつけた当時の走りがP&リアルに再び甦るとしても不思議はなかった、と言えましょう。
こうした馬場読みの難しさと、掛かりグセの矯正が短期間でそう簡単に上手くいくのか?というあたりでP&リアルを軽視してしまったのは甚だ不覚ではありますが、血統的に注目していきたいタイプではないので個人的には完敗を素直に認めて気持ちを切り替えます・・・(苦笑)。
1/19 中山11R 京成杯(芝2000m)
1着 プレイアンドリアル(ノーザンダンサー4×4)
・RRP:145=124+3+8+10(ダート勝ち上がりのため初期値は減算措置)
2着 キングズオブザサン(母スティンガーのBBLP=7:(4,1,2))
・RRP:142=130+3+9
3着 アデイインザライフ(母自身は考察外)
・RRP:130(レース前に同じ)
思い返せば東スポ杯2歳Sの回顧記事で、近5年の当レース2着馬はその後に一切、重賞で連対するような活躍を見せていないジンクスが続いている・・・、としていました。
朝日杯FSでは掲示板にも載らず着外となる敗退で、やっぱりこのジンクスは続いてしまうのかな〜?などと思わせましたが、そこはさすがのM軍団・O総帥にして、年明けすぐに克服・・・。m(_ _)m
あえて地方所属馬としておきつつ、中央の重賞を逐次突破して地方馬として日本ダービーの称号を勝ち取る、というO総帥の深謀遠慮たる壮大な展望が着々と進展していく様を、我々はついに目にすることになるのか・・・。
地方馬は賞金の加算額そのものに関係なく、当該年の重賞を1つでも勝てばトライアルで権利を獲らずとも皐月賞出走が可能、というルールがあるそうですが、そのルールに従えばエイシンフラッシュと同様に間隔を空けての皐月賞直行もOKかと。
にもかかわらず、弥生賞をあえて使うという表明をしていますので、逆に言えば弥生賞で権利を獲りたい馬たちにとっては、是が非でもP&リアルを負かしにいかなければならず、目の上のタンコブ的な存在として立ちはだかる、ということになりますな・・・。
まあ、このあと登場するイスラボニータ、バンドワゴン、トーセンスターダムなどの有力馬たちの動向も踏まえて、中距離路線の主役がどうなっていくかが非常に楽しみであります・・・。
2着のKOザサンは、陣営が外枠の不利を嘆いていましたが、馬場そのものがこの馬にとっての最適なパワー寄りのものとはなり切らなかったこともある意味、血統的には誤算という感じの印象。
それにしては良く走っているほうだとも思いますが、本番の皐月賞となると更なるスピード要素も問われますから、やはりポイントとしてはその辺がネックとなってしまいそうに感じます。枠どうこうではなく。
3着のディープ産駒は、個人的には考察対象外として扱う母が産んでいるので、世間一般でどう評価されようとも、今後ともこのブログでこの馬の血統背景についてはあれこれ語るつもりはありません。
だからといって、「絶対に馬券を買わない」などという意味ではありませんよ〜(苦笑)。
特定のコテコテな血脈を持つ母が産むこういうタイプは、その血統背景を元にスイスイ出世していっても何ら不思議ないので、このブログではあーだこーだ言わない、というだけのことです。
まあディープ産駒にしては540キロを超す珍しいまでの巨漢馬で、おそらくその辺は母父サクラバクシンオーの影響がかなり濃いと見るのが至極妥当なところでしょう。
この巨体が、スタートにおける後手を踏む要因になるのは容易に想像出来る部分ですね。巨体を利して推進力を最大にブチ上げた場合の末脚の破壊力も凄まじそうですが、今回のように展開に左右されて結局届かず、ということを今後とも繰り返してしまうような印象も。
東京か、京都外回りの2400m辺りで怒涛の追い込みを決めるシーンはそれなりに浮かぶものの、皐月賞の権利獲りには手間取る可能性も感じます。
まあもう少し、長い目で見てあげましょうね。ちょっとデカ過ぎますから(笑)。
2014年01月18日
第54回京成杯 注目馬
年明け以降も、ジュニアC、寒竹賞で牝馬が勝利。2000mの新馬・未勝利のレースでも牝馬のワンツーや勝ち切りが何度か見受けられます。
マイル戦ならまだしも、2000m辺りの距離で牡馬が牝馬にコロっと負けるシーンというのは、個人的にはあまり見たくないものがありますね。
まあそれだけ、ショボいレベルの牡馬どもで溢れかえっているということなんでしょう。3歳牡馬マイル路線においてはミッキーアイルがこのまま牽引していく気配は濃厚でも、中距離路線においてはバンドワゴンが今のところ一歩リードという程度で、例年にない大混戦模様という印象。
そうした中での京成杯なので、ここから台頭する馬の出現を期待する声もプロ予想家の中には多いようですが、はたしてエイシンフラッシュのような逸材が出てくるかどうか・・・。
1/19 中山11R 京成杯(芝2000m)
1.ホルボッシュ(母ヴァンドノワールのBBLP=11:(6,2,3)だが・・・)
半姉には秋華賞馬のブラックエンブレムがいますが、この姉はミスプロ系の両親による配合で同系配合馬の扱いとなり、あまり参考にはならないですね。
母自身には上記のようにまずまずの迂回血ラインの継承があるものの、同時にこの母はネアルコの血量が最上位(12.5%)となる部分が懸念されるところ。
しかも、配合相手のチチカステナンゴ自身もネアルコの血量は11%台ということで、種牡馬としての不振の遠因はこの辺にあると個人的には睨んでいるので、ヴァンドノワールとの配合ではあまり好印象にはならないですね。
アルテミスSで10着に負けていたバウンスシャッセに寒竹賞ではあっさり負けてしまうあたり、レベルとしては辛辣な評価をせざるを得ないのですが、それでも昨年暮れのホープフルSの勝ち時計を1秒上回る内容はまずまずで、何とも難しい判断を迫られる今年の状況ですな・・・。
4、ウインマーレライ(母コスモチューロのBBLP=7:(6,1,0))
・RRP:128=125+3
マツリダゴッホ産駒も当初は勝ち上がるたびにチヤホヤされていましたが、徐々にそのチヤホヤ度合いが減ってきてしまったような印象。
まあ父が無類の中山巧者だったので、産駒もある程度その特徴を受け継いでいそうな気配は確かにあります。それにしても前走のホープフルSではあまりに後ろ過ぎる位置取りで、上がり3F最速を繰り出せたにせよ5着に押し上げるのが精一杯でした。
やはり、いくら中山巧者でも道中5,6番手あたりの好位に前付けするぐらいでないと、馬券に絡むのは難しいでしょうね。調教内容は良さそうなので巻き返す気配も少々ありますが、個人的には勝ち切るまでには至らないレベルではないかと推察します・・・。
5.ショウナンラグーン(同系配合馬)
種牡馬としてのシンボリクリスエスは、意外なほどにスタミナ要素を産駒に伝えるのが苦手なのではないか?というのが個人的な印象。
けれども母父がSウィークやMカフェなどの、BBLP=10以上のサンデーS系種牡馬になる場合には、その欠点をかなり補完してもらえるような感じもしてきますね。
ヘイルトゥリーズンのクロス要素も、母父がサンデーSの場合は(4×4)で主張が強いですが、母父がサンデーS直仔の種牡馬になれば(4×5)に後退し、そのネガティヴな要素が幾分和らぐ効果も少々期待されるところ。
直近の調教内容はかなり優秀で、未勝利勝ちを決めて以降においては最も充実した体調になっている気配も窺えますので、個人的には人気になりにくい今の段階での穴要素に期待してみます・・・。
6.エアアンセム(同系配合でヘイルトゥリーズン4×4)
・RRP:131=126+5
ホープフルSで勝っているのでもう少し間隔を空けて使うのかなと思っていたら、貪欲ですな(笑)。勝てるうちに勝っておこうという目算なんでしょうけどもね・・・。
まあここでもすんなり勝てるようなら、この「父と母父」となる基本配合にしてば望外の出世とみなすことも可能でしょうね。失敗例のケースがあまりにも多いですから。
後藤騎手にしても前走がルメールマジックによるものなどとは言われたくないでしょうから、ここは気合いを入れて勝ちに来るでしょうが、個人的には2,3着に負けるシーンをあえて想定して臨みます・・・。
7.ラングレー(母自身に近親クロス・ノーザンダンサー(3×4)有り)
東スポ杯2歳Sでも揶揄気味に評価していましたので、今後とも個人的な基本見解は変わっていかないですね。
まあいずれ芽が出るにせよ、母父ストームキャットの相性がどうこうと言うより、単純に母自身が持つ上記のクロス要素の恩恵のほうが大きいでしょう・・・。
8.ディアデルレイ(母ディアデラノビアのBBLP=7:(4,1,2))
前走の葉牡丹賞で当方の注目馬ウインフェニックスに先着しているので一目置かざるをえないのですが、条件戦にしては速い流れ(千m通過59秒5)で差し有利な展開になり決め手が活きたということも好走要因でしょう。
現在のパワー寄りの馬場において、11月当時の開幕馬場での決め手が同じように繰り出せるか?というあたりが取捨のポイントかな、と。
13.デリッツァリモーネ(母ドルチェリモーネのBBLP=9:(4,4,1))
・RRP:130=125+5
2勝している馬の中では最も人気薄で評価の低いものとなりそうですね。しかしながら萩Sではワンアンドオンリーに競り勝っている実績もあるように、単純にラジオNIKKEI杯2歳Sでは調子落ちというか、本来のポテンシャルを出し切っての内容ではないと推察します。
まあ、見た目では同じ「父と母父」となるディアデルレイと、今後の出世の行方がどうなっていくのかの比較が個人的には興味深いですね。
Dデルレイがこのままズンズン出世していって、Dリモーネのほうが出世に手間取り続けるようだと迂回血ライン的には「ギャフン」となってしまう感じですが(苦笑)。
14.ピオネロ(母自身が同系配合馬)
・RRP:131=128+3
昨年6月のデビュー戦の段階で、阪神の芝1800m戦でスローの上がり勝負とはいえ終い33秒4などという驚異的な豪脚を発揮しており、札幌2歳Sがあんな泥田んぼのようなレースでなかったら、今頃はもっと脚光を浴びる存在になっていたのかも。
ただ、ネオU産駒にありがちな超早熟なだけで、その後の成長力に欠ける配合だとすると今回のレース内容がやはり分岐点になりそうな印象。
母クルソラ自身はナスルーラ直系の両親を持つタイプということで、かなりスピードの資質を前面に押し出すような特徴の持ち主でもあるのですが、気になるのはクルソラのBBLP=7:(6,0,1)でデジタルパターンの迂回血ライン分布となってしまうところ。
出だしはスムーズに見えて、周囲の馬のレベルが上がってくると人気でコケやすい傾向にあるのがデジタルパターンのBBLPを持つ母の産駒の大きな特徴なので、その辺が今後表出するかどうかも要チェックですね・・・。
16.キングズオブザサン(母スティンガーのBBLP=7:(4,1,2))
・RRP:133=130+3
母自身はかつての競走馬として充実した内容の持ち主。どちらかというとマイル以下のスピード勝負に優れていたこともあり、ややズブい欧州の典型的な特徴を持つチチカステナンゴとの配合はピッタリ、なのかも。
まあ世間一般的には結局、「母父サンデーS」の恩恵で好走、としか受け止められないでしょうが。
個人的には、母スティンガーの血統背景に「ノーザンダンサー経由のライン」が一切無いというところが、一番の好印象となる部分です。
近年、ノーザンダンサー経由のラインをコテコテに持ち過ぎるような繁殖牝馬が増加の一途。
確かに、その特徴をもって活躍馬を産むケースも多発しているのですが、そういった特徴がいずれ「ごくありふれたもの」になっていく時、そうではない特徴を持つ繁殖牝馬の価値がいかに貴重であるかが示されることにもなるのではないか?と。
ただ、キングズオブザサン自身がどこまで出世するかはチト微妙〜、な印象(笑)。G3程度までは良くても、G1戦では少々ワンパンチ足りなそうな配合じゃないかな?とも・・・。
マイル戦ならまだしも、2000m辺りの距離で牡馬が牝馬にコロっと負けるシーンというのは、個人的にはあまり見たくないものがありますね。
まあそれだけ、ショボいレベルの牡馬どもで溢れかえっているということなんでしょう。3歳牡馬マイル路線においてはミッキーアイルがこのまま牽引していく気配は濃厚でも、中距離路線においてはバンドワゴンが今のところ一歩リードという程度で、例年にない大混戦模様という印象。
そうした中での京成杯なので、ここから台頭する馬の出現を期待する声もプロ予想家の中には多いようですが、はたしてエイシンフラッシュのような逸材が出てくるかどうか・・・。
1/19 中山11R 京成杯(芝2000m)
1.ホルボッシュ(母ヴァンドノワールのBBLP=11:(6,2,3)だが・・・)
半姉には秋華賞馬のブラックエンブレムがいますが、この姉はミスプロ系の両親による配合で同系配合馬の扱いとなり、あまり参考にはならないですね。
母自身には上記のようにまずまずの迂回血ラインの継承があるものの、同時にこの母はネアルコの血量が最上位(12.5%)となる部分が懸念されるところ。
しかも、配合相手のチチカステナンゴ自身もネアルコの血量は11%台ということで、種牡馬としての不振の遠因はこの辺にあると個人的には睨んでいるので、ヴァンドノワールとの配合ではあまり好印象にはならないですね。
アルテミスSで10着に負けていたバウンスシャッセに寒竹賞ではあっさり負けてしまうあたり、レベルとしては辛辣な評価をせざるを得ないのですが、それでも昨年暮れのホープフルSの勝ち時計を1秒上回る内容はまずまずで、何とも難しい判断を迫られる今年の状況ですな・・・。
4、ウインマーレライ(母コスモチューロのBBLP=7:(6,1,0))
・RRP:128=125+3
マツリダゴッホ産駒も当初は勝ち上がるたびにチヤホヤされていましたが、徐々にそのチヤホヤ度合いが減ってきてしまったような印象。
まあ父が無類の中山巧者だったので、産駒もある程度その特徴を受け継いでいそうな気配は確かにあります。それにしても前走のホープフルSではあまりに後ろ過ぎる位置取りで、上がり3F最速を繰り出せたにせよ5着に押し上げるのが精一杯でした。
やはり、いくら中山巧者でも道中5,6番手あたりの好位に前付けするぐらいでないと、馬券に絡むのは難しいでしょうね。調教内容は良さそうなので巻き返す気配も少々ありますが、個人的には勝ち切るまでには至らないレベルではないかと推察します・・・。
5.ショウナンラグーン(同系配合馬)
種牡馬としてのシンボリクリスエスは、意外なほどにスタミナ要素を産駒に伝えるのが苦手なのではないか?というのが個人的な印象。
けれども母父がSウィークやMカフェなどの、BBLP=10以上のサンデーS系種牡馬になる場合には、その欠点をかなり補完してもらえるような感じもしてきますね。
ヘイルトゥリーズンのクロス要素も、母父がサンデーSの場合は(4×4)で主張が強いですが、母父がサンデーS直仔の種牡馬になれば(4×5)に後退し、そのネガティヴな要素が幾分和らぐ効果も少々期待されるところ。
直近の調教内容はかなり優秀で、未勝利勝ちを決めて以降においては最も充実した体調になっている気配も窺えますので、個人的には人気になりにくい今の段階での穴要素に期待してみます・・・。
6.エアアンセム(同系配合でヘイルトゥリーズン4×4)
・RRP:131=126+5
ホープフルSで勝っているのでもう少し間隔を空けて使うのかなと思っていたら、貪欲ですな(笑)。勝てるうちに勝っておこうという目算なんでしょうけどもね・・・。
まあここでもすんなり勝てるようなら、この「父と母父」となる基本配合にしてば望外の出世とみなすことも可能でしょうね。失敗例のケースがあまりにも多いですから。
後藤騎手にしても前走がルメールマジックによるものなどとは言われたくないでしょうから、ここは気合いを入れて勝ちに来るでしょうが、個人的には2,3着に負けるシーンをあえて想定して臨みます・・・。
7.ラングレー(母自身に近親クロス・ノーザンダンサー(3×4)有り)
東スポ杯2歳Sでも揶揄気味に評価していましたので、今後とも個人的な基本見解は変わっていかないですね。
まあいずれ芽が出るにせよ、母父ストームキャットの相性がどうこうと言うより、単純に母自身が持つ上記のクロス要素の恩恵のほうが大きいでしょう・・・。
8.ディアデルレイ(母ディアデラノビアのBBLP=7:(4,1,2))
前走の葉牡丹賞で当方の注目馬ウインフェニックスに先着しているので一目置かざるをえないのですが、条件戦にしては速い流れ(千m通過59秒5)で差し有利な展開になり決め手が活きたということも好走要因でしょう。
現在のパワー寄りの馬場において、11月当時の開幕馬場での決め手が同じように繰り出せるか?というあたりが取捨のポイントかな、と。
13.デリッツァリモーネ(母ドルチェリモーネのBBLP=9:(4,4,1))
・RRP:130=125+5
2勝している馬の中では最も人気薄で評価の低いものとなりそうですね。しかしながら萩Sではワンアンドオンリーに競り勝っている実績もあるように、単純にラジオNIKKEI杯2歳Sでは調子落ちというか、本来のポテンシャルを出し切っての内容ではないと推察します。
まあ、見た目では同じ「父と母父」となるディアデルレイと、今後の出世の行方がどうなっていくのかの比較が個人的には興味深いですね。
Dデルレイがこのままズンズン出世していって、Dリモーネのほうが出世に手間取り続けるようだと迂回血ライン的には「ギャフン」となってしまう感じですが(苦笑)。
14.ピオネロ(母自身が同系配合馬)
・RRP:131=128+3
昨年6月のデビュー戦の段階で、阪神の芝1800m戦でスローの上がり勝負とはいえ終い33秒4などという驚異的な豪脚を発揮しており、札幌2歳Sがあんな泥田んぼのようなレースでなかったら、今頃はもっと脚光を浴びる存在になっていたのかも。
ただ、ネオU産駒にありがちな超早熟なだけで、その後の成長力に欠ける配合だとすると今回のレース内容がやはり分岐点になりそうな印象。
母クルソラ自身はナスルーラ直系の両親を持つタイプということで、かなりスピードの資質を前面に押し出すような特徴の持ち主でもあるのですが、気になるのはクルソラのBBLP=7:(6,0,1)でデジタルパターンの迂回血ライン分布となってしまうところ。
出だしはスムーズに見えて、周囲の馬のレベルが上がってくると人気でコケやすい傾向にあるのがデジタルパターンのBBLPを持つ母の産駒の大きな特徴なので、その辺が今後表出するかどうかも要チェックですね・・・。
16.キングズオブザサン(母スティンガーのBBLP=7:(4,1,2))
・RRP:133=130+3
母自身はかつての競走馬として充実した内容の持ち主。どちらかというとマイル以下のスピード勝負に優れていたこともあり、ややズブい欧州の典型的な特徴を持つチチカステナンゴとの配合はピッタリ、なのかも。
まあ世間一般的には結局、「母父サンデーS」の恩恵で好走、としか受け止められないでしょうが。
個人的には、母スティンガーの血統背景に「ノーザンダンサー経由のライン」が一切無いというところが、一番の好印象となる部分です。
近年、ノーザンダンサー経由のラインをコテコテに持ち過ぎるような繁殖牝馬が増加の一途。
確かに、その特徴をもって活躍馬を産むケースも多発しているのですが、そういった特徴がいずれ「ごくありふれたもの」になっていく時、そうではない特徴を持つ繁殖牝馬の価値がいかに貴重であるかが示されることにもなるのではないか?と。
ただ、キングズオブザサン自身がどこまで出世するかはチト微妙〜、な印象(笑)。G3程度までは良くても、G1戦では少々ワンパンチ足りなそうな配合じゃないかな?とも・・・。
2014年01月13日
3歳重賞 回顧
1/12 京都11R シンザン記念(芝1600m・外)
1着 ミッキーアイル(母自身は考察外)
・RRP:134=123+3+8
2着 ウインフルブルーム(母父自身に近親クロス・〔ナスルーラ3×4〕有り)
・RRP:141=128+3+(3)+7
3着 タガノグランパ(母自身は考察外)
レース前は3強の様相で、どのみち堅そうになる公算大でしたが、やはり初のマイルでモロさを露呈したモーリスの脱落により、実質的には2強対決という構図が正しかったですね。
まあ3着には何が来ても特におかしくはなく、実際に2着と3着との差は3馬身半と決定的であり、連対した2頭のみが今回のメンバーの中で「今後につながる」パフォーマンスを披露したと見るのが妥当なところ。
Mアイル陣営はしばらく休養を経て、NZT〜NHKマイルCを目指す方針だとのこと。このあたりは実に潔いというか、あえて皐月賞なんぞに色気を持たず馬の現状の適性を第一に考えてのものでしょう。
昨年のコパノリチャード陣営も、皐月賞に挑むことなどに固執せずにマイル路線一本の方針で進めば、現在とはまた違った状況を作れていたような気がしますな・・・。
ただ、ミッキーアイルがもし皐月賞に挑んだとしても、今年の3歳牡馬の全体レベルであれば昨年のコディーノ以上の活躍が充分見込めるとは思いますけどもね・・・。
2着のウインフルブルームは、逆にマイル路線一本でというよりもやはり、皐月賞路線を視野に入れていくべきでしょう。弥生賞かスプリングSあたりで再始動し結果を出せれば、自ずと本番も視界良好かな、と。
上記のレース実績ポイントで示されるとおり、既に勝ち馬よりも中距離向きのポイント値となっていることからしても、陣営の今後の努力と決断に期待します。
3着以下の面々は、現状で取り立ててどうこうと言えるレベルではないと考えます。今後の自己条件でそれぞれがクリアすべき課題を、まずは克服させてから次の展望へ、という感じでしょうね・・・。
1/13 中山11R フェアリーS(芝1600m)
1着 オメガハートロック(母自身は考察外)
・RRP:134=126+8
2着 ニシノアカツキ(母ニシノシルエットのBBLP=21:(7,5,9)だが・・・)
・RRP:130=123+7
3着 リラヴァティ(ヘイロー3×4)
こちらの牝馬重賞は、事前の想定よりも更に口あんぐり〜となってしまうほどの低レベルな決着。確かに1勝馬たちのみによるレースなので、例年よりもレベルが低いことはしょうがないのですが、ここまでとは・・・。
このフェアリーSに先立つ、当日の中山5Rでも3歳牝馬同士によるマイル未勝利戦がありましたが、勝ったスマイルシャワーの走破時計は1分35秒6というもの。
まあ開催の進んだ現在の中山芝で速い時計を出せと言うのは土台無理な話なので、この程度でも未勝利戦ならば大目に見る必要は当然あります。
しかし・・・。
この未勝利戦よりも、重賞と銘打ったレースが時計でひどく見劣るものになるとは・・・。
勝ったオメガハートロックの走破時計は1分36秒3で、上記の未勝利戦であれば4着に相当し馬券には絡んでいない、ということになってしまいますね。
もちろん、レースそれぞれに特有の展開、流れというものがあるので一概に走破時計の比較のみを論じるのは限界がありますが、それでもやはり、未勝利戦の時計にさえも及ばない重賞というのは、さすがに看過していい内容とは言えないはず、となるのが通常の視点・感覚というものでしょう。
まあ、今回賞金を加算出来た2頭はすこぶるラッキーなだけで、今後その立場をより確固たるものにすべく、次走以降で「フロックではない」という証明をしていく必要があるでしょうね・・・。
個人的に◎にした1番枠のシーロアについては能力がどうこうよりも、単純に単勝の妙味を最優先させた場合この馬あたりを指名するしかなかったというのが本音なんですが(苦笑)、このシーロアにしても勝ち馬からは0.2秒(約1馬身差)しか離されていないだけの7着。
上位馬たちとのポテンシャル差など、ほとんど無いに等しい走破内容と言えます。
今回とほぼ似たようなレベルで大激戦の決着となった2012年のフェアリーSと、かなり状況としては近いものがありますね。
その時馬券になった面々(トーセンベニザクラ・マイネエポナ・ダイワミストレス)は、その後においていずれも、重賞で再び活躍するような状況には一切ならないまま現在に至っています。
従って、今回のような低レベルな内容で上位になったことが、何ら将来性を約束するものではないということが比較として実に良く分かろうというものです。
若駒の血統ポテンシャルを推し量る作業をブログ内容の第一義としている当方と致しましては、こうした過去の事例を正しい教訓として、単に重賞を勝った、連対したというだけでその馬の血統をいたずらにベタ褒めして終わらせるような愚は犯さず、常に慎重な判断となるように今後とも考察には気をつけたいと思います・・・。
1着 ミッキーアイル(母自身は考察外)
・RRP:134=123+3+8
2着 ウインフルブルーム(母父自身に近親クロス・〔ナスルーラ3×4〕有り)
・RRP:141=128+3+(3)+7
3着 タガノグランパ(母自身は考察外)
レース前は3強の様相で、どのみち堅そうになる公算大でしたが、やはり初のマイルでモロさを露呈したモーリスの脱落により、実質的には2強対決という構図が正しかったですね。
まあ3着には何が来ても特におかしくはなく、実際に2着と3着との差は3馬身半と決定的であり、連対した2頭のみが今回のメンバーの中で「今後につながる」パフォーマンスを披露したと見るのが妥当なところ。
Mアイル陣営はしばらく休養を経て、NZT〜NHKマイルCを目指す方針だとのこと。このあたりは実に潔いというか、あえて皐月賞なんぞに色気を持たず馬の現状の適性を第一に考えてのものでしょう。
昨年のコパノリチャード陣営も、皐月賞に挑むことなどに固執せずにマイル路線一本の方針で進めば、現在とはまた違った状況を作れていたような気がしますな・・・。
ただ、ミッキーアイルがもし皐月賞に挑んだとしても、今年の3歳牡馬の全体レベルであれば昨年のコディーノ以上の活躍が充分見込めるとは思いますけどもね・・・。
2着のウインフルブルームは、逆にマイル路線一本でというよりもやはり、皐月賞路線を視野に入れていくべきでしょう。弥生賞かスプリングSあたりで再始動し結果を出せれば、自ずと本番も視界良好かな、と。
上記のレース実績ポイントで示されるとおり、既に勝ち馬よりも中距離向きのポイント値となっていることからしても、陣営の今後の努力と決断に期待します。
3着以下の面々は、現状で取り立ててどうこうと言えるレベルではないと考えます。今後の自己条件でそれぞれがクリアすべき課題を、まずは克服させてから次の展望へ、という感じでしょうね・・・。
1/13 中山11R フェアリーS(芝1600m)
1着 オメガハートロック(母自身は考察外)
・RRP:134=126+8
2着 ニシノアカツキ(母ニシノシルエットのBBLP=21:(7,5,9)だが・・・)
・RRP:130=123+7
3着 リラヴァティ(ヘイロー3×4)
こちらの牝馬重賞は、事前の想定よりも更に口あんぐり〜となってしまうほどの低レベルな決着。確かに1勝馬たちのみによるレースなので、例年よりもレベルが低いことはしょうがないのですが、ここまでとは・・・。
このフェアリーSに先立つ、当日の中山5Rでも3歳牝馬同士によるマイル未勝利戦がありましたが、勝ったスマイルシャワーの走破時計は1分35秒6というもの。
まあ開催の進んだ現在の中山芝で速い時計を出せと言うのは土台無理な話なので、この程度でも未勝利戦ならば大目に見る必要は当然あります。
しかし・・・。
この未勝利戦よりも、重賞と銘打ったレースが時計でひどく見劣るものになるとは・・・。
勝ったオメガハートロックの走破時計は1分36秒3で、上記の未勝利戦であれば4着に相当し馬券には絡んでいない、ということになってしまいますね。
もちろん、レースそれぞれに特有の展開、流れというものがあるので一概に走破時計の比較のみを論じるのは限界がありますが、それでもやはり、未勝利戦の時計にさえも及ばない重賞というのは、さすがに看過していい内容とは言えないはず、となるのが通常の視点・感覚というものでしょう。
まあ、今回賞金を加算出来た2頭はすこぶるラッキーなだけで、今後その立場をより確固たるものにすべく、次走以降で「フロックではない」という証明をしていく必要があるでしょうね・・・。
個人的に◎にした1番枠のシーロアについては能力がどうこうよりも、単純に単勝の妙味を最優先させた場合この馬あたりを指名するしかなかったというのが本音なんですが(苦笑)、このシーロアにしても勝ち馬からは0.2秒(約1馬身差)しか離されていないだけの7着。
上位馬たちとのポテンシャル差など、ほとんど無いに等しい走破内容と言えます。
今回とほぼ似たようなレベルで大激戦の決着となった2012年のフェアリーSと、かなり状況としては近いものがありますね。
その時馬券になった面々(トーセンベニザクラ・マイネエポナ・ダイワミストレス)は、その後においていずれも、重賞で再び活躍するような状況には一切ならないまま現在に至っています。
従って、今回のような低レベルな内容で上位になったことが、何ら将来性を約束するものではないということが比較として実に良く分かろうというものです。
若駒の血統ポテンシャルを推し量る作業をブログ内容の第一義としている当方と致しましては、こうした過去の事例を正しい教訓として、単に重賞を勝った、連対したというだけでその馬の血統をいたずらにベタ褒めして終わらせるような愚は犯さず、常に慎重な判断となるように今後とも考察には気をつけたいと思います・・・。