2013年07月
2013年07月29日
'13 2歳戦 備忘録(13)
7/28 函館5R 2歳新馬(芝1800m)
1着 オールステイ(母自身がコテコテな近親クロスを持つ・・・)
・RRP:128
2着 ツクバアズマオー(母自身のネアルコ血脈がコテコテ・・・)
3着 パリーアーク(母自身が同系配合馬)
事前考察では、人気になりそうなパリーアークと、洋芝適性だけならズバリだろうという印象のオールステイのみを取り上げました。
まあ、全兄にムーンリットレイクが居るパリーアークが想定どおりに1番人気になっていましたので、それならばと5番人気のオールステイを◎に指名。
ウマニティへの予想登録でも、単勝およびワイド馬券3通りを的中。世間一般的に、ワイド馬券なんて屁とも思わずバカにする競馬ファンも多いようですが、個人的には、人気薄の馬を必ず何頭か絡めての5頭BOX(=10通り)とする「型」を毎回、実行することでそれなりに妙味を実感しています。
まあ今回のような少頭数のレースで人気馬がしっかり来れば、ワイド馬券の配当に旨味はあまりないですけども・・・。
事前考察では、今回2着のツクバコガネオーは取り上げる気にはなれませんでした。母のニューグランジ自身について述べておくと、ネアルコ経由のライン継承が計12ラインも有るのが懸念される主な理由ですね。
いずれ勝ち上がるにしても、個人的には特に注目馬とはならないタイプとして位置づけます・・・。
7/28 新潟5R 2歳新馬(芝1600m)
1着 ヴィスビー(母父自身がボールドルーラー4×3の近親クロスを持つ)
・RRP:126
2着 ジャストヴィークル(母エナブルのBBLP=9:(3,6,0)だが・・・)
3着 ニシノアカツキ(母ニシノシルエットのBBLP=21:(7,5,9)だが・・・)
ウマニティ予想で本命◎にしたのは関西馬のジャストヴィークルでしたが、来たのは同じネオユニヴァース産駒のヴィスビーのほうでした。(>_<;)
勝ったヴィスビーについても事前考察で取り上げ、「仕上がりは良さそうなのでショボい牡馬連中を蹴散らすかも?」としていましたが、ホントに蹴散らしてしまいましたワ。
こちらの予想は函館と同様とはいかずに、単勝が微妙にハズれてワイド(1−16)の1点が的中したのみ・・・。まあそれでもヴィスビーがやや人気薄(7番人気)だったので配当妙味は有り、プラス収支でしたが。
少し前の、函館の新馬戦でネオユニヴァース産駒の2頭を注目馬としたら2頭ともコケて、今回はワンツーフィニッシュになるとは、どうも少々、流れが掴みきれていないようでして(苦笑)。
まあどのみち、セットで狙ったもう1頭の関西馬ライトニングロアーが流れに乗れず6着どまりで、今回3着のニシノアカツキが全くのノーマークでは、どうしようもないよ、ってなヤツで。
ニシノアカツキの母は上記で示すとおり、これまで考察してきた繁殖牝馬の中では群を抜いて突出した値での迂回血ラインを継承することが確認されるのですが、問題は・・・、
配合相手のオペラハウス自身が持つBBLP=5、しかないことなんですね。
この値は、2009年以前ならまだしも、2010年以降の種牡馬勢力で構成される現在の状況下においては、かなりイタいかなと。
BBLP=5となる種牡馬としては主にタヤスツヨシ、ロージズインメイなどが挙げられますが、いずれも「芝のG1級産駒」を輩出するような気配は皆無のままに推移してますし。
まあ、あくまでこれは迂回血ラインの考察手法で語る場合のニシノアカツキに対する評価ですが、別の見方をするとすれば、オペラハウスと母父アグネスタキオンとの相性の良さがある可能性も?という部分。
アグネスタキオンへの単体考察において、「異系トウルビヨン」および「異系マンノウォー」双方との好相性が認められ、「サンデーS系種牡馬としては唯一無二の存在」と過去記事で述べてきました。
オペラハウス自身、トウルビヨンを父の父に持つDjeddahという種牡馬を(5×5)のクロスで持ちますが、トウルビヨンを経由するライン継承は合計4つ持っているのが「肝」かなと。
要するにニシノアカツキの場合は「父と母父」の好相性のみで語れるかも?ということですね。このブログ的にはチト不本意ながらも(笑)。
オペラハウスは昨年をもって種牡馬生活から引退したそうですが、ニシノアカツキがいずれOPクラスの馬となっていけるようなら、なかなかの親孝行ですな。ノーマークで失礼致しました・・・.。m(_ _)m
1着 オールステイ(母自身がコテコテな近親クロスを持つ・・・)
・RRP:128
2着 ツクバアズマオー(母自身のネアルコ血脈がコテコテ・・・)
3着 パリーアーク(母自身が同系配合馬)
事前考察では、人気になりそうなパリーアークと、洋芝適性だけならズバリだろうという印象のオールステイのみを取り上げました。
まあ、全兄にムーンリットレイクが居るパリーアークが想定どおりに1番人気になっていましたので、それならばと5番人気のオールステイを◎に指名。
ウマニティへの予想登録でも、単勝およびワイド馬券3通りを的中。世間一般的に、ワイド馬券なんて屁とも思わずバカにする競馬ファンも多いようですが、個人的には、人気薄の馬を必ず何頭か絡めての5頭BOX(=10通り)とする「型」を毎回、実行することでそれなりに妙味を実感しています。
まあ今回のような少頭数のレースで人気馬がしっかり来れば、ワイド馬券の配当に旨味はあまりないですけども・・・。
事前考察では、今回2着のツクバコガネオーは取り上げる気にはなれませんでした。母のニューグランジ自身について述べておくと、ネアルコ経由のライン継承が計12ラインも有るのが懸念される主な理由ですね。
いずれ勝ち上がるにしても、個人的には特に注目馬とはならないタイプとして位置づけます・・・。
7/28 新潟5R 2歳新馬(芝1600m)
1着 ヴィスビー(母父自身がボールドルーラー4×3の近親クロスを持つ)
・RRP:126
2着 ジャストヴィークル(母エナブルのBBLP=9:(3,6,0)だが・・・)
3着 ニシノアカツキ(母ニシノシルエットのBBLP=21:(7,5,9)だが・・・)
ウマニティ予想で本命◎にしたのは関西馬のジャストヴィークルでしたが、来たのは同じネオユニヴァース産駒のヴィスビーのほうでした。(>_<;)
勝ったヴィスビーについても事前考察で取り上げ、「仕上がりは良さそうなのでショボい牡馬連中を蹴散らすかも?」としていましたが、ホントに蹴散らしてしまいましたワ。
こちらの予想は函館と同様とはいかずに、単勝が微妙にハズれてワイド(1−16)の1点が的中したのみ・・・。まあそれでもヴィスビーがやや人気薄(7番人気)だったので配当妙味は有り、プラス収支でしたが。
少し前の、函館の新馬戦でネオユニヴァース産駒の2頭を注目馬としたら2頭ともコケて、今回はワンツーフィニッシュになるとは、どうも少々、流れが掴みきれていないようでして(苦笑)。
まあどのみち、セットで狙ったもう1頭の関西馬ライトニングロアーが流れに乗れず6着どまりで、今回3着のニシノアカツキが全くのノーマークでは、どうしようもないよ、ってなヤツで。
ニシノアカツキの母は上記で示すとおり、これまで考察してきた繁殖牝馬の中では群を抜いて突出した値での迂回血ラインを継承することが確認されるのですが、問題は・・・、
配合相手のオペラハウス自身が持つBBLP=5、しかないことなんですね。
この値は、2009年以前ならまだしも、2010年以降の種牡馬勢力で構成される現在の状況下においては、かなりイタいかなと。
BBLP=5となる種牡馬としては主にタヤスツヨシ、ロージズインメイなどが挙げられますが、いずれも「芝のG1級産駒」を輩出するような気配は皆無のままに推移してますし。
まあ、あくまでこれは迂回血ラインの考察手法で語る場合のニシノアカツキに対する評価ですが、別の見方をするとすれば、オペラハウスと母父アグネスタキオンとの相性の良さがある可能性も?という部分。
アグネスタキオンへの単体考察において、「異系トウルビヨン」および「異系マンノウォー」双方との好相性が認められ、「サンデーS系種牡馬としては唯一無二の存在」と過去記事で述べてきました。
オペラハウス自身、トウルビヨンを父の父に持つDjeddahという種牡馬を(5×5)のクロスで持ちますが、トウルビヨンを経由するライン継承は合計4つ持っているのが「肝」かなと。
要するにニシノアカツキの場合は「父と母父」の好相性のみで語れるかも?ということですね。このブログ的にはチト不本意ながらも(笑)。
オペラハウスは昨年をもって種牡馬生活から引退したそうですが、ニシノアカツキがいずれOPクラスの馬となっていけるようなら、なかなかの親孝行ですな。ノーマークで失礼致しました・・・.。m(_ _)m
2013年07月27日
'13 2歳新馬戦 注目馬(9)+クイーンSを少々
久々に古馬中心の重賞も取り上げておこうかと思います。クイーンSがその対象ですが、今年は変則開催で札幌でなく函館での施行に加え少頭数となることもあり、穴的な要素はあまり感じませんね。
個人的な注目馬としては、
8.キャトルフィーユ(母ワンフォーローズのBBLP=11:(7,1,3))
昨年の忘れな草賞を勝ったあたりではこのままイケるかな?と見ていたものの、オークス・秋華賞も含めて5戦ほど精彩を欠く内容で、古馬になって以降でどうなるか?に注目していました。
半姉にレディアルバローザが居るのは周知の通りですが、この姉はキンカメが父なので全姉妹クロス(4×4)が生じる配合となり、戦績を比較するには相応しくない血統背景であると過去記事でも述べています。
まあ、母のワンフォーローズ自身の血統背景においても懸念材料が全く無いわけではなく、ネアルコの父であるファロスという種牡馬を経由する傍流のライン継承がかなり過多で、そこが不振の原因かな?と推察した時期も。
それでも、ある程度の休養を経て、ようやく本領を発揮出来る状態になりつつあるかな?というところでしょうか。
2歳時から、「母のBBLP=10以上」で考察可能なタイプを発掘し、その成長過程を見守りつつ検証するこのブログでは、たとえ低迷する時期があるとしても、やはり継続的に経過を検証し続けることが重要であると、サラブレッドたちから学ぶことが多くなっています。
今年においても印象深いのは、ヴィクトリアMでのホエールチャプチャ(母のBBLP=11)を筆頭に、マイネイサベル(母のBBLP=10)、マルセリーナ(母のBBLP=19)などがそれぞれ低迷期を経ながらも、復活の好走を見せて活躍してくれたことですね。
牡馬でも先週の中京記念で13番人気ながら2着に激走したミッキードリームも、母のBBLP=10として検証を続けてきていた馬です。もう終わったかな?と思わせられたことも確かにあったんですが(苦笑)。
*BBLP:Bypass Blood Line Point の略記。詳細は「ブログ主旨説明・他」のカテゴリ記事に記載
以下は本題の2歳戦に。
7/28 函館5R 2歳新馬(芝1800m)
このレースは個人的な注目馬というのが見つからないんですが(>_<;)、おそらく人気しそうなのが、
8.パリーアーク(母自身が同系配合馬)
まあ全兄にムーンリットレイクがおり、休養を挟んでのオープン昇格までは4連勝をしていたものの、OP入り後は3着となるレースが続き、特に重賞でどうの、となるまでには至っていないのがチト微妙な印象。
この弟は兄よりも格段に早い時期にデビューするので、当然OPクラスで力量を発揮するのも早まる可能性は高そうですが、個人的に、母がコテコテなノーザンダンサー血脈を有するようなタイプをディープインパクトに配合するのは好きではない(笑)ので、今後とも活躍の方向性に関してはあまり興味ないですね。
あとの馬では外国産馬の、
10.オールステイ(母自身がコテコテな近親クロスを持つ)
こちらも、いかにもという感じの欧州型コテコテ度を伴う配合の持ち主で、母のFlowerette自身はミスプロ(4×3)のクロスと、ノーザンダンサー(4×4・5)というトリプルラインを併せ持つという徹底ぶり(苦笑)。
まあ、父がケープクロスということで洋芝主体の函館コースなら適性的に合って然るべきという印象だけでの注目。将来性に関しては読み切れない(何が奏功するか?の部分で)ので、もし今後話題にすることがあるようならば、その時は順当に出世している状況の場合のみ、でしょうね・・・。
7/28 新潟5R 2歳新馬(芝1600m)
1.ジャストヴィークル(母エナブルのBBLP=9:(3,6,0)だが・・・)
この馬の母はダート馬のスーニを産んでいる実績があります。まあ、スーニはデピュティミニスター系の種牡馬を父に持つのでいかにもダートで、という印象も、この半弟はネオユニヴァース産駒ですので一体どちらに転ぶのか、これまた読みにくい(笑)。
エナブルの父はリボー直系のヒズマジェスティを経由するも、自身はマイナーな種牡馬かと。同じ父系のタップダンスシチーが種牡馬としては全く不振なのは、「ファラリスの直系ではないから」というのが個人的な分析での推察になりますが、母父としても、ファラリス直系でない系統はかなり微妙〜、ですかね・・・。
ただ、この馬は関西馬なので当然、栗東坂路での調教をこなし、2歳馬としては珍しく12秒5を切るラップを4箇所ほど計時しているのが強調材料かな、と。
仕上がりの程度は良いほうだろうと思います。あとは関東馬のレベルがどうか?と、この馬自身がダートに向く可能性も否定出来ないので、初戦で芝向きかどうか、まずは見極めたいところ。
6.アルスターサイクル(同系配合馬)
この馬も時計の出やすい美浦坂路とはいえ12秒5を切るラップを数箇所計時しているので取り上げます。まあシンボリクリスエスに「母父サンデーS後継種牡馬」なので同系配合の扱いとはなるものの、ヘイルトゥリーズン(4×5)となるクロス形態が「母父サンデーS」の場合の(4×4)から一歩後退するものなので、やや視点の異なるあたりでどうかな?と。
個人的にはヘイルトゥリーズンの主張が若干弱まったほうが、この同系配合においてはむしろ好都合なのではないか?と感じますね。
まあ、あとは母父のバブルガムフェローとシンボリクリスエスとの相性が良い方向に出るかどうかですが、やっぱり結局、ゆくゆくはダート馬かな?なんてね・・・。
14.レッドオラシオン(母ブライダルスイートのBBLP=9:(4,4,1)だが・・・)
こちらも調教内容で取り上げるものの、血統背景についてはいささか微妙なところも。どうもチチカステナンゴやコンデュイットは「3着馬」を量産していくような感じ(笑)で、日本独特の軽い芝ではやっぱり決め手の部分で不向きなんだろうな〜、というのがここまでの印象なんですよね・・・。
16.ヴィスビー(母父自身がボールドルーラー4×3の近親クロスを持つ)
こちらも血統背景的に将来どうこう、という印象は特になく、直近の調教内容が良いので取り上げるのみです。まあ牝馬ですし、仕上がっているんならショボい牡馬連中を蹴散らすかも?という程度で。(笑)
17.ライトニングロアー(母ソブストーリーのBBLP=13:(10,1,2)だが・・・)
この馬も関西馬で、栗東坂路で11秒9のラップが1箇所あるので一応挙げておきます。ただまあ母父がエリシオということで、エリシオ自身がネアルコ血脈を血量最上位で持つのが難点。
母父がクロフネの場合、過去記事で指摘しているようにトウルビヨン経由のラインを3つ持つことでステイゴールドとの相性が良くなると推察するのですが、エリシオの血統背景にあるトウルビヨンのラインは2つで、強調するまでにはチト至らないかな?という印象も。
もし今回上位に来る場合、関西馬の優位性だけでしょう。関西馬主体のレースで今後どう立ち回れるかな?というところですね・・・。
18.クリノイザナミ(同系配合馬)
この馬も美浦坂路ながら11秒9のラップなどがあり、一応挙げておきます。個人的には興味の向かない配合ではありますが(苦笑)。
個人的な注目馬としては、
8.キャトルフィーユ(母ワンフォーローズのBBLP=11:(7,1,3))
昨年の忘れな草賞を勝ったあたりではこのままイケるかな?と見ていたものの、オークス・秋華賞も含めて5戦ほど精彩を欠く内容で、古馬になって以降でどうなるか?に注目していました。
半姉にレディアルバローザが居るのは周知の通りですが、この姉はキンカメが父なので全姉妹クロス(4×4)が生じる配合となり、戦績を比較するには相応しくない血統背景であると過去記事でも述べています。
まあ、母のワンフォーローズ自身の血統背景においても懸念材料が全く無いわけではなく、ネアルコの父であるファロスという種牡馬を経由する傍流のライン継承がかなり過多で、そこが不振の原因かな?と推察した時期も。
それでも、ある程度の休養を経て、ようやく本領を発揮出来る状態になりつつあるかな?というところでしょうか。
2歳時から、「母のBBLP=10以上」で考察可能なタイプを発掘し、その成長過程を見守りつつ検証するこのブログでは、たとえ低迷する時期があるとしても、やはり継続的に経過を検証し続けることが重要であると、サラブレッドたちから学ぶことが多くなっています。
今年においても印象深いのは、ヴィクトリアMでのホエールチャプチャ(母のBBLP=11)を筆頭に、マイネイサベル(母のBBLP=10)、マルセリーナ(母のBBLP=19)などがそれぞれ低迷期を経ながらも、復活の好走を見せて活躍してくれたことですね。
牡馬でも先週の中京記念で13番人気ながら2着に激走したミッキードリームも、母のBBLP=10として検証を続けてきていた馬です。もう終わったかな?と思わせられたことも確かにあったんですが(苦笑)。
*BBLP:Bypass Blood Line Point の略記。詳細は「ブログ主旨説明・他」のカテゴリ記事に記載
以下は本題の2歳戦に。
7/28 函館5R 2歳新馬(芝1800m)
このレースは個人的な注目馬というのが見つからないんですが(>_<;)、おそらく人気しそうなのが、
8.パリーアーク(母自身が同系配合馬)
まあ全兄にムーンリットレイクがおり、休養を挟んでのオープン昇格までは4連勝をしていたものの、OP入り後は3着となるレースが続き、特に重賞でどうの、となるまでには至っていないのがチト微妙な印象。
この弟は兄よりも格段に早い時期にデビューするので、当然OPクラスで力量を発揮するのも早まる可能性は高そうですが、個人的に、母がコテコテなノーザンダンサー血脈を有するようなタイプをディープインパクトに配合するのは好きではない(笑)ので、今後とも活躍の方向性に関してはあまり興味ないですね。
あとの馬では外国産馬の、
10.オールステイ(母自身がコテコテな近親クロスを持つ)
こちらも、いかにもという感じの欧州型コテコテ度を伴う配合の持ち主で、母のFlowerette自身はミスプロ(4×3)のクロスと、ノーザンダンサー(4×4・5)というトリプルラインを併せ持つという徹底ぶり(苦笑)。
まあ、父がケープクロスということで洋芝主体の函館コースなら適性的に合って然るべきという印象だけでの注目。将来性に関しては読み切れない(何が奏功するか?の部分で)ので、もし今後話題にすることがあるようならば、その時は順当に出世している状況の場合のみ、でしょうね・・・。
7/28 新潟5R 2歳新馬(芝1600m)
1.ジャストヴィークル(母エナブルのBBLP=9:(3,6,0)だが・・・)
この馬の母はダート馬のスーニを産んでいる実績があります。まあ、スーニはデピュティミニスター系の種牡馬を父に持つのでいかにもダートで、という印象も、この半弟はネオユニヴァース産駒ですので一体どちらに転ぶのか、これまた読みにくい(笑)。
エナブルの父はリボー直系のヒズマジェスティを経由するも、自身はマイナーな種牡馬かと。同じ父系のタップダンスシチーが種牡馬としては全く不振なのは、「ファラリスの直系ではないから」というのが個人的な分析での推察になりますが、母父としても、ファラリス直系でない系統はかなり微妙〜、ですかね・・・。
ただ、この馬は関西馬なので当然、栗東坂路での調教をこなし、2歳馬としては珍しく12秒5を切るラップを4箇所ほど計時しているのが強調材料かな、と。
仕上がりの程度は良いほうだろうと思います。あとは関東馬のレベルがどうか?と、この馬自身がダートに向く可能性も否定出来ないので、初戦で芝向きかどうか、まずは見極めたいところ。
6.アルスターサイクル(同系配合馬)
この馬も時計の出やすい美浦坂路とはいえ12秒5を切るラップを数箇所計時しているので取り上げます。まあシンボリクリスエスに「母父サンデーS後継種牡馬」なので同系配合の扱いとはなるものの、ヘイルトゥリーズン(4×5)となるクロス形態が「母父サンデーS」の場合の(4×4)から一歩後退するものなので、やや視点の異なるあたりでどうかな?と。
個人的にはヘイルトゥリーズンの主張が若干弱まったほうが、この同系配合においてはむしろ好都合なのではないか?と感じますね。
まあ、あとは母父のバブルガムフェローとシンボリクリスエスとの相性が良い方向に出るかどうかですが、やっぱり結局、ゆくゆくはダート馬かな?なんてね・・・。
14.レッドオラシオン(母ブライダルスイートのBBLP=9:(4,4,1)だが・・・)
こちらも調教内容で取り上げるものの、血統背景についてはいささか微妙なところも。どうもチチカステナンゴやコンデュイットは「3着馬」を量産していくような感じ(笑)で、日本独特の軽い芝ではやっぱり決め手の部分で不向きなんだろうな〜、というのがここまでの印象なんですよね・・・。
16.ヴィスビー(母父自身がボールドルーラー4×3の近親クロスを持つ)
こちらも血統背景的に将来どうこう、という印象は特になく、直近の調教内容が良いので取り上げるのみです。まあ牝馬ですし、仕上がっているんならショボい牡馬連中を蹴散らすかも?という程度で。(笑)
17.ライトニングロアー(母ソブストーリーのBBLP=13:(10,1,2)だが・・・)
この馬も関西馬で、栗東坂路で11秒9のラップが1箇所あるので一応挙げておきます。ただまあ母父がエリシオということで、エリシオ自身がネアルコ血脈を血量最上位で持つのが難点。
母父がクロフネの場合、過去記事で指摘しているようにトウルビヨン経由のラインを3つ持つことでステイゴールドとの相性が良くなると推察するのですが、エリシオの血統背景にあるトウルビヨンのラインは2つで、強調するまでにはチト至らないかな?という印象も。
もし今回上位に来る場合、関西馬の優位性だけでしょう。関西馬主体のレースで今後どう立ち回れるかな?というところですね・・・。
18.クリノイザナミ(同系配合馬)
この馬も美浦坂路ながら11秒9のラップなどがあり、一応挙げておきます。個人的には興味の向かない配合ではありますが(苦笑)。
2013年07月24日
'13 2歳戦 備忘録(12)
7/21 函館1R 2歳未勝利(芝1800m)
1着 サンダラス(母自身がニジンスキー2×4の近親クロスを持つ)
・RRP:125
2着 アクシア(ヘイロー3×3)
3着 ウインボナンザ(母自身がリファール4×4の近親クロスを持つ)
このレースも2歳戦によくあるスロー競馬(千m通過時62秒4)でしたが、勝ったサンダラスはデビュー戦となった前走で超超超〜どっスローにてキャンターみたいな競馬(千m通過時67秒6)というものを経験し、後方ままに回ってきての5着という結果。
あの初戦は逃げ馬が1着、2番手追走馬が2着、3番手追走馬が3着になるという、まさしくレースと言うよりもコース調教とでも言うべき内容でしかないものでした。
こんなお粗末な内容では各馬にとって「経験値」になるわけがない、と回顧していた通り、その前走で3着になり今回1番人気に支持されていたオイダシダイコが、今回は出負けして追走に手間取り5着になってしまうという有様。
前走の回顧でオイダシダイコに対し、「ただ3番手追走で回ってきただけの、何の意味もない内容」と断罪していたように、この馬が単勝1番人気でダントツの1.7倍になってしまうという現実には呆れるばかりです。
前走でマトモなペースの競馬を経験していないのに、今回マトモに走れるという確証が一体どこからやってくるんでしょうかね?
今回勝ったサンダラスは、その前走で何も出来なかったわけではなく、メンバー中最速の上がり3F・34秒7を計時していました。
このブログでは再三再四、若駒特有の超々〜スロー競馬によるレース内容を真に受けないようにすべきだと申し上げてきているわけですが、ダートレースより遅いペースの芝レースなんてものが、いかにマトモでなかったかを物語っているのが、オイダシダイコ自身の結果であると言うべきでしょうね・・・。
7/21 福島5R 2歳新馬(芝1800m)
1着 ハイアーレート(ミスプロ4×4)
・RRP:128
2着 ゴールドシェンロン(ダンチヒ4×4)
3着 ダノンミシガン(母ミラクルワウのBBLP=13:(6,4,3)だが・・・)
こちらのレースもお決まりのスロー。逃げたゴールドシェンロン自身の千m通過時は63秒7で、減量騎手の起用も相まってまんまと逃げ粘っての2着(14番人気)。
事前考察で、調教内容の良さから取り上げたハイアーレートこそ1着になったものの、2,3着馬の調教内容からは特に目立ったラップは皆無だっただけに、不人気となっていたのも頷けます。
こういうケースは穴としても狙えるパターンではなく、諦める他ないでしょうね(苦笑)。
3着馬は母の持つ迂回血ライン継承度(=BBLP)そのものは良いのですが、チチカステナンゴとの配合というのがどうも、母の良さをスポイルするような印象でして(>_<;)。
これまでの備忘録記事で「これからは『母父フジキセキ』への注目度が今まで以上に高まるはず」としながらも、狙い切れませんでした・・・。
事前考察で注目馬の1番手としていたハイアーゲーム産駒のマイソウルメイトは10番人気で7着でしたが、オッズ人気よりも着順を上げたので一応、過去記事の予言どおりにはなっているかな、と(笑)。
また、5番人気だったマツリダゴッホ産駒のコスモワッショイがオッズ人気よりも着順を下げて10着という内容も、これまた予言どおりです。同産駒はオッズ人気よりも着順を下げるケースが多発していくであろう、という過去記事での予言ですね・・・。
まあ、新種牡馬たちについてはまだまだ検証を進めていく必要があるでしょうけれども、人気・不人気の境界線上において、「さしたる根拠もなく過剰に人気しているケース」、「不人気だが侮れないケース」というものをじっくりと観察していくことで、より深い部分への血統考察に反映させていければと存じます・・・。
1着 サンダラス(母自身がニジンスキー2×4の近親クロスを持つ)
・RRP:125
2着 アクシア(ヘイロー3×3)
3着 ウインボナンザ(母自身がリファール4×4の近親クロスを持つ)
このレースも2歳戦によくあるスロー競馬(千m通過時62秒4)でしたが、勝ったサンダラスはデビュー戦となった前走で超超超〜どっスローにてキャンターみたいな競馬(千m通過時67秒6)というものを経験し、後方ままに回ってきての5着という結果。
あの初戦は逃げ馬が1着、2番手追走馬が2着、3番手追走馬が3着になるという、まさしくレースと言うよりもコース調教とでも言うべき内容でしかないものでした。
こんなお粗末な内容では各馬にとって「経験値」になるわけがない、と回顧していた通り、その前走で3着になり今回1番人気に支持されていたオイダシダイコが、今回は出負けして追走に手間取り5着になってしまうという有様。
前走の回顧でオイダシダイコに対し、「ただ3番手追走で回ってきただけの、何の意味もない内容」と断罪していたように、この馬が単勝1番人気でダントツの1.7倍になってしまうという現実には呆れるばかりです。
前走でマトモなペースの競馬を経験していないのに、今回マトモに走れるという確証が一体どこからやってくるんでしょうかね?
今回勝ったサンダラスは、その前走で何も出来なかったわけではなく、メンバー中最速の上がり3F・34秒7を計時していました。
このブログでは再三再四、若駒特有の超々〜スロー競馬によるレース内容を真に受けないようにすべきだと申し上げてきているわけですが、ダートレースより遅いペースの芝レースなんてものが、いかにマトモでなかったかを物語っているのが、オイダシダイコ自身の結果であると言うべきでしょうね・・・。
7/21 福島5R 2歳新馬(芝1800m)
1着 ハイアーレート(ミスプロ4×4)
・RRP:128
2着 ゴールドシェンロン(ダンチヒ4×4)
3着 ダノンミシガン(母ミラクルワウのBBLP=13:(6,4,3)だが・・・)
こちらのレースもお決まりのスロー。逃げたゴールドシェンロン自身の千m通過時は63秒7で、減量騎手の起用も相まってまんまと逃げ粘っての2着(14番人気)。
事前考察で、調教内容の良さから取り上げたハイアーレートこそ1着になったものの、2,3着馬の調教内容からは特に目立ったラップは皆無だっただけに、不人気となっていたのも頷けます。
こういうケースは穴としても狙えるパターンではなく、諦める他ないでしょうね(苦笑)。
3着馬は母の持つ迂回血ライン継承度(=BBLP)そのものは良いのですが、チチカステナンゴとの配合というのがどうも、母の良さをスポイルするような印象でして(>_<;)。
これまでの備忘録記事で「これからは『母父フジキセキ』への注目度が今まで以上に高まるはず」としながらも、狙い切れませんでした・・・。
事前考察で注目馬の1番手としていたハイアーゲーム産駒のマイソウルメイトは10番人気で7着でしたが、オッズ人気よりも着順を上げたので一応、過去記事の予言どおりにはなっているかな、と(笑)。
また、5番人気だったマツリダゴッホ産駒のコスモワッショイがオッズ人気よりも着順を下げて10着という内容も、これまた予言どおりです。同産駒はオッズ人気よりも着順を下げるケースが多発していくであろう、という過去記事での予言ですね・・・。
まあ、新種牡馬たちについてはまだまだ検証を進めていく必要があるでしょうけれども、人気・不人気の境界線上において、「さしたる根拠もなく過剰に人気しているケース」、「不人気だが侮れないケース」というものをじっくりと観察していくことで、より深い部分への血統考察に反映させていければと存じます・・・。
2013年07月23日
'13 2歳戦 備忘録(11)
7/20 福島1R 2歳未勝利(芝1800m)
1着 ウインフェニックス(母シャインプレジャーのBBLP=16:(10,4,2))
・RRP:125
この馬は6月16日の新馬戦(東京5R:芝1600m)で2着になった折に、備忘録(3)の記事にて回顧していました。
その時にも触れたとおり、この馬自身は直線で一旦先頭に立って楽勝するかの勢いがあったにも関わらず、馬場の真ん中あたりから急に内ラチ沿いへと大斜行してしまい、みすみす1番人気のリターンラルクに勝利を譲ってしまったというトホホな経緯がありました。
JRA−VANなどで提供しているレースリプレイを視聴可能な方には是非確認を取っていただきたいのですが、ウインフェニックスがオルフェーヴルばりの大斜行をしていなければ(笑)、リターンラルクも今頃はまだ未勝利馬の立場だったのです。(タラレバ論ではあっても、その過程ないし経緯を無視してもいいというものでは決して無い)
ウインフェニックスの2戦目以降に要注目、と前回申し上げておいたのは初戦でそうした勝負ごとのアヤがあったからで、前走2着で今回1番人気なんだから勝って当たり前だろ?という程度の単純な視点のみで済ませられる話ではないんですね・・・。
2着 チュロ(ヘイロー3×4)
3着 コスモカパルア(母自身がノーザンダンサー3×3の近親クロスを持つ)
2着・3着馬に関しては現状、特に言及すべき項目はありません。いずれ勝ち上がるような器であれば、またその折に取り上げる機会もあろうかと思います・・・。
7/20 中京5R 2歳新馬(芝1600m)
1着 フェルメッツァ(母スキッフルのBBLP=7:(3,3,1))
・RRP:126
この馬はおととい中京記念を連覇したフラガラッハの半弟となるのは周知のとおりでしょう。半姉にはイリュミナンスも居ますね。
母自身、もしくは母父自身が4代以内で成立する近親クロスを持たないような場合にはBBLP(=迂回血ライン継承度)を優先考察するタイプの繁殖牝馬として位置づけますが、このブログでは「BBLP=10以上となる牝馬が芝重賞級の仔を産む確率が高いはず」・・・との仮説を主に検証してきました。
スキッフルはその検証対象に合致しないタイプではあるのですが、その場合であっても、
・デュランダル(BBLP=11)
・マンハッタンカフェ(BBLP=11)
・ディープインパクト(BBLP=12)
といった種牡馬たちに配合されてきているので、スキッフル自身のBBLP=10未満という部分を配合相手の彼らが損失補てんして、スキッフル自身の不足分をカバーしていると解釈することで一応、辻褄を合わせております。(^_^;)
まあ今年のダービー馬キズナも、母のキャットクイルが持つBBLP=7:(4,2,1)ですからそういった補足的解釈をしないと、持論が展開しにくい事態になってしまうわけですが(苦笑)。
ただ、ストームキャットがどうしてディープインパクトと殊更に相性が良いのか?についても既に過去記事で見解を述べていますし、そうした何らかの「別の要因」が絡んでくればBBLPに頼らずに馬が強く成れるということについて、キズナなどを通してとてもいい勉強になっているなあ、と都合良く受け止めてます・・・。
残念なことに、先日デュランダルの死亡が発表されたばかりですが、フラガラッハ陣営もそうしたニュースをパワーに変えていたのかもしれませんね・・・。
2着 レッドアルヴィス(母自身がルファブリュー4×4の近親クロスを持つ)
こちらはカレンブラックヒルの半弟ということで1番人気でしたが、父がゴールドアリュールに替わるという部分では、どうも素軽さはあまり無さそうな感じも。
開催終盤の、パワーを要求しがちな今の中京の芝コース自体は適性として向いていたかと思われますが、この先の京都や東京の軽い芝コースなどでは果たしてどうかな?というところも。
3着 マイネルアミークス(母ダイイチコパンのBBLP=8:(4,0,4))
父のコンデュイットについては単体考察記事を出すつもり・・・としながらも、まだでしたね(苦笑)。もう少し、産駒の出来不出来をサンプルとして収集したいところでもあり、いずれ機会を見て考察します。
まあとりたてて、良い印象は持っていないことも確かなんですが。
2番人気だった、
4着 ステファノス(母自身がネアルコ血脈=10以上なので・・・)
同じくクロフネの娘であるシェルズレイに対して述べていたように、こちらの母ココシュニックについても、あまり良い印象は持てないですね。
まあ、シェルズレイの血統背景ほどに極端ではないのですが・・・。
過去記事にて度々検証してきているとおり、母自身が持つネアルコ経由のライン継承が10以上あるか、10未満であっても血量が10%の大台超え、もしくは血量が最上位となるケースの繁殖牝馬には?マークを付けざるをえません。
BBLPの効力を阻害すると考えるので、個人的には注目馬の範疇から外すほかないですね・・・。
と言いつつも、事前考察にて個人的に注目馬とした5番人気のスマイルユニバンスも、見どころというべきものの無いままに9着という結末(苦笑)。
まあこちらはマイラーという感じではないですし、牝馬限定戦の芝1800m戦あたりで結果を残していけるようであれば、という印象。今後の経緯を見守りたいと思います・・・。
1着 ウインフェニックス(母シャインプレジャーのBBLP=16:(10,4,2))
・RRP:125
この馬は6月16日の新馬戦(東京5R:芝1600m)で2着になった折に、備忘録(3)の記事にて回顧していました。
その時にも触れたとおり、この馬自身は直線で一旦先頭に立って楽勝するかの勢いがあったにも関わらず、馬場の真ん中あたりから急に内ラチ沿いへと大斜行してしまい、みすみす1番人気のリターンラルクに勝利を譲ってしまったというトホホな経緯がありました。
JRA−VANなどで提供しているレースリプレイを視聴可能な方には是非確認を取っていただきたいのですが、ウインフェニックスがオルフェーヴルばりの大斜行をしていなければ(笑)、リターンラルクも今頃はまだ未勝利馬の立場だったのです。(タラレバ論ではあっても、その過程ないし経緯を無視してもいいというものでは決して無い)
ウインフェニックスの2戦目以降に要注目、と前回申し上げておいたのは初戦でそうした勝負ごとのアヤがあったからで、前走2着で今回1番人気なんだから勝って当たり前だろ?という程度の単純な視点のみで済ませられる話ではないんですね・・・。
2着 チュロ(ヘイロー3×4)
3着 コスモカパルア(母自身がノーザンダンサー3×3の近親クロスを持つ)
2着・3着馬に関しては現状、特に言及すべき項目はありません。いずれ勝ち上がるような器であれば、またその折に取り上げる機会もあろうかと思います・・・。
7/20 中京5R 2歳新馬(芝1600m)
1着 フェルメッツァ(母スキッフルのBBLP=7:(3,3,1))
・RRP:126
この馬はおととい中京記念を連覇したフラガラッハの半弟となるのは周知のとおりでしょう。半姉にはイリュミナンスも居ますね。
母自身、もしくは母父自身が4代以内で成立する近親クロスを持たないような場合にはBBLP(=迂回血ライン継承度)を優先考察するタイプの繁殖牝馬として位置づけますが、このブログでは「BBLP=10以上となる牝馬が芝重賞級の仔を産む確率が高いはず」・・・との仮説を主に検証してきました。
スキッフルはその検証対象に合致しないタイプではあるのですが、その場合であっても、
・デュランダル(BBLP=11)
・マンハッタンカフェ(BBLP=11)
・ディープインパクト(BBLP=12)
といった種牡馬たちに配合されてきているので、スキッフル自身のBBLP=10未満という部分を配合相手の彼らが損失補てんして、スキッフル自身の不足分をカバーしていると解釈することで一応、辻褄を合わせております。(^_^;)
まあ今年のダービー馬キズナも、母のキャットクイルが持つBBLP=7:(4,2,1)ですからそういった補足的解釈をしないと、持論が展開しにくい事態になってしまうわけですが(苦笑)。
ただ、ストームキャットがどうしてディープインパクトと殊更に相性が良いのか?についても既に過去記事で見解を述べていますし、そうした何らかの「別の要因」が絡んでくればBBLPに頼らずに馬が強く成れるということについて、キズナなどを通してとてもいい勉強になっているなあ、と都合良く受け止めてます・・・。
残念なことに、先日デュランダルの死亡が発表されたばかりですが、フラガラッハ陣営もそうしたニュースをパワーに変えていたのかもしれませんね・・・。
2着 レッドアルヴィス(母自身がルファブリュー4×4の近親クロスを持つ)
こちらはカレンブラックヒルの半弟ということで1番人気でしたが、父がゴールドアリュールに替わるという部分では、どうも素軽さはあまり無さそうな感じも。
開催終盤の、パワーを要求しがちな今の中京の芝コース自体は適性として向いていたかと思われますが、この先の京都や東京の軽い芝コースなどでは果たしてどうかな?というところも。
3着 マイネルアミークス(母ダイイチコパンのBBLP=8:(4,0,4))
父のコンデュイットについては単体考察記事を出すつもり・・・としながらも、まだでしたね(苦笑)。もう少し、産駒の出来不出来をサンプルとして収集したいところでもあり、いずれ機会を見て考察します。
まあとりたてて、良い印象は持っていないことも確かなんですが。
2番人気だった、
4着 ステファノス(母自身がネアルコ血脈=10以上なので・・・)
同じくクロフネの娘であるシェルズレイに対して述べていたように、こちらの母ココシュニックについても、あまり良い印象は持てないですね。
まあ、シェルズレイの血統背景ほどに極端ではないのですが・・・。
過去記事にて度々検証してきているとおり、母自身が持つネアルコ経由のライン継承が10以上あるか、10未満であっても血量が10%の大台超え、もしくは血量が最上位となるケースの繁殖牝馬には?マークを付けざるをえません。
BBLPの効力を阻害すると考えるので、個人的には注目馬の範疇から外すほかないですね・・・。
と言いつつも、事前考察にて個人的に注目馬とした5番人気のスマイルユニバンスも、見どころというべきものの無いままに9着という結末(苦笑)。
まあこちらはマイラーという感じではないですし、牝馬限定戦の芝1800m戦あたりで結果を残していけるようであれば、という印象。今後の経緯を見守りたいと思います・・・。
2013年07月22日
'13 2歳戦 備忘録(10)
事前考察はパスした函館2歳Sでしたが、参加している競馬SNSのウマニティで登録した予想では9番人気のプラチナティアラを◎にし、トーセンシルエットも含めたワイド馬券の3通りが全て的中。
プラチナTとTシルエットの馬単ウラオモテでも大穴を狙ったものの、さすがに初戦の勝ち方が尋常でなかったクリスマスにあっさり勝たれてしまい、その目論見までは果たせず。(>_<;)
「事前考察してないクセに何だよ〜」、と読者の皆様から反感を買う恐れもあるでしょうが、いつも事前考察してはハズしてばかりだろ?と思われるのもまた心外ですので(苦笑)、当てている時は堂々と発表させて頂きます・・・。
ちなみに買い目のポイントとしては、配合の見た目=「父と母父」においてミスプロ系が見える形で現れていたかどうかが、極めて単純な部分。(あくまで短距離戦だからこそのポイントであって、マイル以上の距離体系では「父と母父」のみで語ることは絶対にしませんよ)
まあ、正直言って当てる自信など微塵も無かったのも確かですし、個人的に短距離戦では人気薄の同系配合馬を狙うのが作法というかクセと化しているので、たまたまミスプロ系の両親を持つプラチナティアラが狙いとして面白いかな?と考えた次第。
3着のトーセンシルエットも、母父はミスプロ系でズバリ、でした。
またデータ的にも、「前走が函館でない馬の連対はなく3着まで」という部分と、「前走逃げ切り勝ちは危ない」、「前走ダートは要らない」、「前走1000m戦の馬も要らない」などなど、今回もほぼ踏襲された形。
唯一、勝ったクリスマスは「データ破壊馬」と言えますが、冒頭で述べたように初戦の7馬身差での圧勝はやはり別格の扱いとも言え、ショボい逃げ馬たちは皆、馬群に沈んでいます。
ショボいと言えば、やはりこの時期の牡馬の面々もそうでしょう。今回馬券になったのは牝馬たちのみですし。
まあツラツラと並べ立てましたが、どのみち1勝しかしていないような馬たちのレースを重賞などというのは所詮「名ばかり」で、オッズ人気なんて有って無いようなものではないかと。
当然、来年の函館2歳Sも事前考察で記事にするような気にはなれませんね・・・。
さて、本題へと。
7/20 函館5R 2歳新馬(芝1800m)
1着 サトノフェラーリ(母父自身がナタルマ3×3の近親クロスを持つ)
・RRP:128
2着 ウェーブゴールド(ノーザンテースト4×4)
3着 カアナパリビーチ(母自身はBBLPでの考察外)
ほぼ人気どおりに決着。ただ個人的に注目馬とした5番人気のグロリアストレイルが一番ショボい内容で11着となり、事前考察で懸念された「ダート馬かも?」が早速、現実味を帯びましたかね(苦笑)。
勝ったサトノフェラーリは、2つ年上の全兄にサトノヒーローが居ますが未だに1000万下の身。弟がこのまま順風満帆に出世していけるのかどうか、慎重に見守ることにしましょうか・・・。
過去記事で、「サンデーS系×母父デインヒル」には、ひと癖もふた癖もある配合との見解を提示しています。
フェノーメノなどは母自身がリボー(4×4)を持つといった、強力な他の血脈の要因がプラスに作用しての成功例となっていますが、それがない場合は、「ナタルマ=その母はアルマームード」の強調が顕著になり、必ずしもプラスに奏功するとは限らない「諸刃の剣」的要素です。
「諸刃の剣」とは、「類い稀な勝負根性&底力」となればプラス要因に、「制御不能なほどの気性難」に出ればマイナス要因ともなる、という意味において用いています。
少なくとも、全兄にはプラスに奏功していない可能性大でしょう。弟はどうなりますかね・・・。
2着馬を本命にすべきだったかなと反省していますが、と言うのもステイゴールドに配合する牝馬の父がメジロライアンで、異系トウルビヨンの(5×6)を隠し持つ?種牡馬だから、ですね(笑)。
まあ、ウェーブゴールド自身には上記のとおりノーザンテーストの4代内クロスが生じる配合なので、表面上はそちらを優先的に提示して考察するしかないにしても、個人的には密かな?楽しみとして、「異系トウルビヨン此処に有り!」という典型のステゴ産駒の1頭として見守ろうと思います・・・。
3着馬については・・・、事前考察を読み直していただければな、と。
全兄のククイナッツレイがオッズ人気よりも着順を下げたレースは計4戦(現在、継続中)で、全姉のオーキッドレイがオッズ人気よりも着順を下げたレースは計6戦(現在、継続中)。
まあ、オーナーがオーナーだけに、ご本人が意地でもウン十万単位で単勝馬券にブチ込む傾向にあるのかもしれませんが、我々一般の競馬ファンはそれに惑わされないようにしないと、ね・・・。
備忘録記事の続きはまた次回にて。
プラチナTとTシルエットの馬単ウラオモテでも大穴を狙ったものの、さすがに初戦の勝ち方が尋常でなかったクリスマスにあっさり勝たれてしまい、その目論見までは果たせず。(>_<;)
「事前考察してないクセに何だよ〜」、と読者の皆様から反感を買う恐れもあるでしょうが、いつも事前考察してはハズしてばかりだろ?と思われるのもまた心外ですので(苦笑)、当てている時は堂々と発表させて頂きます・・・。
ちなみに買い目のポイントとしては、配合の見た目=「父と母父」においてミスプロ系が見える形で現れていたかどうかが、極めて単純な部分。(あくまで短距離戦だからこそのポイントであって、マイル以上の距離体系では「父と母父」のみで語ることは絶対にしませんよ)
まあ、正直言って当てる自信など微塵も無かったのも確かですし、個人的に短距離戦では人気薄の同系配合馬を狙うのが作法というかクセと化しているので、たまたまミスプロ系の両親を持つプラチナティアラが狙いとして面白いかな?と考えた次第。
3着のトーセンシルエットも、母父はミスプロ系でズバリ、でした。
またデータ的にも、「前走が函館でない馬の連対はなく3着まで」という部分と、「前走逃げ切り勝ちは危ない」、「前走ダートは要らない」、「前走1000m戦の馬も要らない」などなど、今回もほぼ踏襲された形。
唯一、勝ったクリスマスは「データ破壊馬」と言えますが、冒頭で述べたように初戦の7馬身差での圧勝はやはり別格の扱いとも言え、ショボい逃げ馬たちは皆、馬群に沈んでいます。
ショボいと言えば、やはりこの時期の牡馬の面々もそうでしょう。今回馬券になったのは牝馬たちのみですし。
まあツラツラと並べ立てましたが、どのみち1勝しかしていないような馬たちのレースを重賞などというのは所詮「名ばかり」で、オッズ人気なんて有って無いようなものではないかと。
当然、来年の函館2歳Sも事前考察で記事にするような気にはなれませんね・・・。
さて、本題へと。
7/20 函館5R 2歳新馬(芝1800m)
1着 サトノフェラーリ(母父自身がナタルマ3×3の近親クロスを持つ)
・RRP:128
2着 ウェーブゴールド(ノーザンテースト4×4)
3着 カアナパリビーチ(母自身はBBLPでの考察外)
ほぼ人気どおりに決着。ただ個人的に注目馬とした5番人気のグロリアストレイルが一番ショボい内容で11着となり、事前考察で懸念された「ダート馬かも?」が早速、現実味を帯びましたかね(苦笑)。
勝ったサトノフェラーリは、2つ年上の全兄にサトノヒーローが居ますが未だに1000万下の身。弟がこのまま順風満帆に出世していけるのかどうか、慎重に見守ることにしましょうか・・・。
過去記事で、「サンデーS系×母父デインヒル」には、ひと癖もふた癖もある配合との見解を提示しています。
フェノーメノなどは母自身がリボー(4×4)を持つといった、強力な他の血脈の要因がプラスに作用しての成功例となっていますが、それがない場合は、「ナタルマ=その母はアルマームード」の強調が顕著になり、必ずしもプラスに奏功するとは限らない「諸刃の剣」的要素です。
「諸刃の剣」とは、「類い稀な勝負根性&底力」となればプラス要因に、「制御不能なほどの気性難」に出ればマイナス要因ともなる、という意味において用いています。
少なくとも、全兄にはプラスに奏功していない可能性大でしょう。弟はどうなりますかね・・・。
2着馬を本命にすべきだったかなと反省していますが、と言うのもステイゴールドに配合する牝馬の父がメジロライアンで、異系トウルビヨンの(5×6)を隠し持つ?種牡馬だから、ですね(笑)。
まあ、ウェーブゴールド自身には上記のとおりノーザンテーストの4代内クロスが生じる配合なので、表面上はそちらを優先的に提示して考察するしかないにしても、個人的には密かな?楽しみとして、「異系トウルビヨン此処に有り!」という典型のステゴ産駒の1頭として見守ろうと思います・・・。
3着馬については・・・、事前考察を読み直していただければな、と。
全兄のククイナッツレイがオッズ人気よりも着順を下げたレースは計4戦(現在、継続中)で、全姉のオーキッドレイがオッズ人気よりも着順を下げたレースは計6戦(現在、継続中)。
まあ、オーナーがオーナーだけに、ご本人が意地でもウン十万単位で単勝馬券にブチ込む傾向にあるのかもしれませんが、我々一般の競馬ファンはそれに惑わされないようにしないと、ね・・・。
備忘録記事の続きはまた次回にて。