2013年01月
2013年01月29日
'13 3歳戦 備忘録(7)
1/26 京都5R 3歳未勝利(芝1800m)
1着 クロンブリオント(母Primo Ordine のBBLP=11:(6,4,1))
2着 プロミネントロール(考察外)
3着 ミッキーマンデー(母父自身がナスルーラ4×3の近親クロスを持つ)
このレースもスローの典型で、回顧を見送ろうかと考えたのですが、勝ち馬が一応迂回血ラインの考察が可能なタイプなので取り上げておきます。
外国産馬ではありますがクロンブリオントの生産者は日本人とみられますね。馬主もその生産者の一族だろうと思われます。
父のミゼンマスト(BBLP=4)についてはあまり大した情報は持ちえていませんが、ダート7FのG1を勝っている種牡馬なんだとか。まあそれでもグレイソヴリン直系なので、産駒が芝はダメというようなことはなさそうですね。
ただ、ミゼンマスト自身のBBLP=4というのは現代の種牡馬勢力図においてはかなり不利で、配合相手の牝馬がいかにBBLP=11と高めでもかなり相殺されてしまい、今後芝重賞級にまで出世可能かどうかはかなり微妙だろうと感じます。
平坦コースの中距離では結果が出ているものの、これが急坂のあるコースとなるとどうなのかな?という印象も。中山か阪神の中距離でも結果が出せるようなら、ひとまず課題はクリアされるという感じでしょうか・・・。
2着馬のキンカメ産駒は、母自身の血統背景にノーザンダンサー経由のトリプルラインがあるのでBBLPでの考察からは除外するタイプです。勝ち切れない競馬が続いていますがおそらくダートのほうが強いんじゃないかなと思いますが・・・。
4番人気で9着のディープ産駒、
クリアモーメント(母ストロングメモリーのBBLP=6:(5,1,0))
この馬自身はヘイルトゥリーズン(4×4)の近親クロスを持つタイプなのですが、母自身が上記の「懸念材料となるデジタルパターンのBBLP」を持つがゆえに、今後とも人気サイドではあまり期待出来ないタイプかなと。
上の半兄3頭も実績というほどのものは全く残せていませんので、いくらディープインパクトの勢いが全盛とは言え、こういうタイプの繁殖牝馬との配合ではやはり結果は出しにくいものと思われます・・・。
1/27 東京5R 3歳未勝利(芝2400m)
1着 フォーナインキング(母自身がミルリーフ4×4の近親クロスを持つ)
2着 イーグルモア(母父自身がナスルーラ3×4の近親クロスを持つ)
3着 クロンヌヴェール(母自身がノーザンダンサー4×3の近親クロスを持つ)
まあ個人的にはこういう、近親クロスに頼った配合の面々の今後には全く興味はありませんね(苦笑)。むしろこのースで触れておくべきは1番人気で10着に大敗した、
・ロンギングゴールド(母フサイチオラクルのBBLP=3:(1,1,1))
母のフサイチオラクル自身はナスルーラ(4×4)の近親クロスを持つタイプで、通常はそのクロスを優先して考察するべきものですが、やはり上記クリアモーメントの母と同様、迂回血ライン継承度(BBLP)においてはデジタルパターンを持つケースと捉えてよいと思われ、人気サイドにおいては懸念されるべき配合と言えますね。
ディープ産駒と同じように、ただ単にステイゴールド産駒というだけで人気になってしまうケースというのは今後とも多発していくことが予想されますが、「母自身の血統背景」というものを普段から確固たる検証方法で考察していけば、何故人気サイドでこうも大コケするのか?という疑問も、別にさしたる疑問ではなくなるというのがこのブログをやっていていつも実感することです。
事前考察で揶揄した配合の馬に勝たれてしまうケースもあるだけに(苦笑)、迂回血ライン検証におけるメリットのほうも少しは強調しておかないと、ね・・・。(>_<;)
1着 クロンブリオント(母Primo Ordine のBBLP=11:(6,4,1))
2着 プロミネントロール(考察外)
3着 ミッキーマンデー(母父自身がナスルーラ4×3の近親クロスを持つ)
このレースもスローの典型で、回顧を見送ろうかと考えたのですが、勝ち馬が一応迂回血ラインの考察が可能なタイプなので取り上げておきます。
外国産馬ではありますがクロンブリオントの生産者は日本人とみられますね。馬主もその生産者の一族だろうと思われます。
父のミゼンマスト(BBLP=4)についてはあまり大した情報は持ちえていませんが、ダート7FのG1を勝っている種牡馬なんだとか。まあそれでもグレイソヴリン直系なので、産駒が芝はダメというようなことはなさそうですね。
ただ、ミゼンマスト自身のBBLP=4というのは現代の種牡馬勢力図においてはかなり不利で、配合相手の牝馬がいかにBBLP=11と高めでもかなり相殺されてしまい、今後芝重賞級にまで出世可能かどうかはかなり微妙だろうと感じます。
平坦コースの中距離では結果が出ているものの、これが急坂のあるコースとなるとどうなのかな?という印象も。中山か阪神の中距離でも結果が出せるようなら、ひとまず課題はクリアされるという感じでしょうか・・・。
2着馬のキンカメ産駒は、母自身の血統背景にノーザンダンサー経由のトリプルラインがあるのでBBLPでの考察からは除外するタイプです。勝ち切れない競馬が続いていますがおそらくダートのほうが強いんじゃないかなと思いますが・・・。
4番人気で9着のディープ産駒、
クリアモーメント(母ストロングメモリーのBBLP=6:(5,1,0))
この馬自身はヘイルトゥリーズン(4×4)の近親クロスを持つタイプなのですが、母自身が上記の「懸念材料となるデジタルパターンのBBLP」を持つがゆえに、今後とも人気サイドではあまり期待出来ないタイプかなと。
上の半兄3頭も実績というほどのものは全く残せていませんので、いくらディープインパクトの勢いが全盛とは言え、こういうタイプの繁殖牝馬との配合ではやはり結果は出しにくいものと思われます・・・。
1/27 東京5R 3歳未勝利(芝2400m)
1着 フォーナインキング(母自身がミルリーフ4×4の近親クロスを持つ)
2着 イーグルモア(母父自身がナスルーラ3×4の近親クロスを持つ)
3着 クロンヌヴェール(母自身がノーザンダンサー4×3の近親クロスを持つ)
まあ個人的にはこういう、近親クロスに頼った配合の面々の今後には全く興味はありませんね(苦笑)。むしろこのースで触れておくべきは1番人気で10着に大敗した、
・ロンギングゴールド(母フサイチオラクルのBBLP=3:(1,1,1))
母のフサイチオラクル自身はナスルーラ(4×4)の近親クロスを持つタイプで、通常はそのクロスを優先して考察するべきものですが、やはり上記クリアモーメントの母と同様、迂回血ライン継承度(BBLP)においてはデジタルパターンを持つケースと捉えてよいと思われ、人気サイドにおいては懸念されるべき配合と言えますね。
ディープ産駒と同じように、ただ単にステイゴールド産駒というだけで人気になってしまうケースというのは今後とも多発していくことが予想されますが、「母自身の血統背景」というものを普段から確固たる検証方法で考察していけば、何故人気サイドでこうも大コケするのか?という疑問も、別にさしたる疑問ではなくなるというのがこのブログをやっていていつも実感することです。
事前考察で揶揄した配合の馬に勝たれてしまうケースもあるだけに(苦笑)、迂回血ライン検証におけるメリットのほうも少しは強調しておかないと、ね・・・。(>_<;)
2013年01月26日
'13 3歳戦 備忘録(6)
今週は3歳馬のOP特別戦(マイル以上が考察対象)さえも無く、寂しい限りにて・・・。そんな訳で今週は備忘録記事のUPのみで。
1/20 中山9R 若竹賞(芝1800m)
1着 ダービーフィズ(母マンハッタンフィズのBBLP=11:(4,6,1))
2着 アドマイヤスピカ(母エルダンジュのBBLP=8:(4,3,1))
3着 モンテエベレスト(母自身が同系配合馬)
東スポ杯2歳Sでの好走を期待していたダービーフィズですが10着に惨敗。当時の回顧では、明け3歳以降に何とか成長の兆しを見せて欲しいとしていましたが、まずは自己条件突破で活路が見えてきたかな?という印象。
元々、迂回ライン継承度(BBLP=10以上が注目対象馬)で考察するタイプの多くは早熟ではなく、明け3歳以降に力を付けてくるタイプのほうが目立つのですが、そのまま4歳になるまで出世しきれないケースもあるのは確かです。
本日土曜の東京7R(芝2400m)でも、2歳時から注目していたウインフロレゾンが2番人気で勝ち、ようやく昇級したという次第(苦笑)。
WFレゾンの母ブランシェリーはBBLP=10:(3,4,4)で考察可能なタイプですがルファブリューの血があり、フジキセキとの配合だとWFレゾン自身にこの異系種牡馬のクロス(3×5)が生じる配合でもありました。
一応、「4代内クロス」ではないためにBBLPを優先考察していましたが、このルファブリューのクロス要素が若干ネガティヴに影響していたようにも感じますね。ただまあ、Fキセキ産駒で2400mというのは本来の適性より長過ぎだと思いますけれども・・・。
ダービーフィズに話を戻しますと、今後も成長曲線は緩やかかもしれず、馬名のごとくダービーに出走可能なところまで行けるかどうかもまだ微妙ですが、今後とも注目馬としておきたいと思います。
1/20 中京5R 3歳新馬(芝2000m)
1着 ディープストーリー(母リードストーリーのBBLP=12:(5,3,4))
2着 キョウエイリリック(母サンシャワーキッスのBBLP=6:(4,0,2))
3着 ルミアージュ(母ラタフィアのBBLP=7:(2,3,2))
このレースについては事前考察もせず全くのノーマークでしたが、勝ち馬については当然今後に注目したくなるタイプですね。走破時計としては中京なので評価がしにくく、2戦目の内容がやはり気になるところ。
タフな馬場を3番手追走で押し切った内容なのでパワーは申し分なく、桜花賞向きではないかもしれませんがオークスに出走してこれるようであればかなり期待してみたい素材です。2戦目以降の動向に注目します。
2着のMカフェ産駒は13番人気での激走ですが、いかにも昨今のMカフェ産駒の穴馬ぶりを彷彿とさせる内容。半姉にはキョウエイアシュラがいますが父がスウェプトオーヴァーボードなので、かなりタイプは異なると思われます。
ただ今回は追い込みがハマった様相であるものの、本質的にはマイル〜1800mの距離が向くのではないかと推察します。
3着馬は1歳上の半姉にエピセアロームが居る血統。ただしエピセアローム自身はノーザンダンサー(4×4)の近親クロスを優先考察するタイプなので、個人的にはこの姉の成績を参考にすることはないですね。
要点としては、同じハーツクライ産駒で先日の日経新春杯を勝ったカポーティスターの母サビアーレはラタフィアの半妹であり、父が同じで且つ牝系も同一なので今回は2番人気に支持されていた、ということなんでしょう。
以前、3歳当時のカポーティスターを考察した時に、母方にファビュラスダンサーの血があるのでこの種牡馬が持つクロス(マームード4×3)の影響がうまく奏功していく可能性あり、と指摘していました。
日経新春杯では軽斤量も助けとなったでしょうが、今後はハンデを背負う側に回るのでカポーティスター自身の真価もこれから問われることになりますね。
まあルミアージュの場合、カポーティスターと似通った配合とは言えども2400mがOKという感じではないですね。おそらく1800m戦あたりでなら今後とも好走を続けていけるのではないかと推察します・・・。
1/20 中山9R 若竹賞(芝1800m)
1着 ダービーフィズ(母マンハッタンフィズのBBLP=11:(4,6,1))
2着 アドマイヤスピカ(母エルダンジュのBBLP=8:(4,3,1))
3着 モンテエベレスト(母自身が同系配合馬)
東スポ杯2歳Sでの好走を期待していたダービーフィズですが10着に惨敗。当時の回顧では、明け3歳以降に何とか成長の兆しを見せて欲しいとしていましたが、まずは自己条件突破で活路が見えてきたかな?という印象。
元々、迂回ライン継承度(BBLP=10以上が注目対象馬)で考察するタイプの多くは早熟ではなく、明け3歳以降に力を付けてくるタイプのほうが目立つのですが、そのまま4歳になるまで出世しきれないケースもあるのは確かです。
本日土曜の東京7R(芝2400m)でも、2歳時から注目していたウインフロレゾンが2番人気で勝ち、ようやく昇級したという次第(苦笑)。
WFレゾンの母ブランシェリーはBBLP=10:(3,4,4)で考察可能なタイプですがルファブリューの血があり、フジキセキとの配合だとWFレゾン自身にこの異系種牡馬のクロス(3×5)が生じる配合でもありました。
一応、「4代内クロス」ではないためにBBLPを優先考察していましたが、このルファブリューのクロス要素が若干ネガティヴに影響していたようにも感じますね。ただまあ、Fキセキ産駒で2400mというのは本来の適性より長過ぎだと思いますけれども・・・。
ダービーフィズに話を戻しますと、今後も成長曲線は緩やかかもしれず、馬名のごとくダービーに出走可能なところまで行けるかどうかもまだ微妙ですが、今後とも注目馬としておきたいと思います。
1/20 中京5R 3歳新馬(芝2000m)
1着 ディープストーリー(母リードストーリーのBBLP=12:(5,3,4))
2着 キョウエイリリック(母サンシャワーキッスのBBLP=6:(4,0,2))
3着 ルミアージュ(母ラタフィアのBBLP=7:(2,3,2))
このレースについては事前考察もせず全くのノーマークでしたが、勝ち馬については当然今後に注目したくなるタイプですね。走破時計としては中京なので評価がしにくく、2戦目の内容がやはり気になるところ。
タフな馬場を3番手追走で押し切った内容なのでパワーは申し分なく、桜花賞向きではないかもしれませんがオークスに出走してこれるようであればかなり期待してみたい素材です。2戦目以降の動向に注目します。
2着のMカフェ産駒は13番人気での激走ですが、いかにも昨今のMカフェ産駒の穴馬ぶりを彷彿とさせる内容。半姉にはキョウエイアシュラがいますが父がスウェプトオーヴァーボードなので、かなりタイプは異なると思われます。
ただ今回は追い込みがハマった様相であるものの、本質的にはマイル〜1800mの距離が向くのではないかと推察します。
3着馬は1歳上の半姉にエピセアロームが居る血統。ただしエピセアローム自身はノーザンダンサー(4×4)の近親クロスを優先考察するタイプなので、個人的にはこの姉の成績を参考にすることはないですね。
要点としては、同じハーツクライ産駒で先日の日経新春杯を勝ったカポーティスターの母サビアーレはラタフィアの半妹であり、父が同じで且つ牝系も同一なので今回は2番人気に支持されていた、ということなんでしょう。
以前、3歳当時のカポーティスターを考察した時に、母方にファビュラスダンサーの血があるのでこの種牡馬が持つクロス(マームード4×3)の影響がうまく奏功していく可能性あり、と指摘していました。
日経新春杯では軽斤量も助けとなったでしょうが、今後はハンデを背負う側に回るのでカポーティスター自身の真価もこれから問われることになりますね。
まあルミアージュの場合、カポーティスターと似通った配合とは言えども2400mがOKという感じではないですね。おそらく1800m戦あたりでなら今後とも好走を続けていけるのではないかと推察します・・・。
2013年01月22日
'13 3歳戦 備忘録(5)
1/13 京都5R 3歳未勝利(芝1600m)
1着 カレンケカリーナ(リファール4×3)
2着 チェネレントラ(母自身がノーザンダンサー3×4の近親クロスを持つ)
3着 ミラクルラヴィ(母自身がセクレタリアト4×4の近親クロスを持つ)
勝ち馬はアカンサスの半妹ですね。ただ父がハーツクライに替わることにより上記の近親クロスが生じ、かなり異なるタイプとみていいのではないかと思います。
1つ上の全姉にメイユールがいましたがこちらは(0−0−0−8)で全く芽が出ず登録抹消。まあ、こうした「奇跡の血量クロス」を持つ場合には、全兄弟(姉妹)でも明暗がくっきり分かれることは目にしますので、配合の要素が奏功するかしないかというのは紙一重のような印象も受けます。
レース内容はまずまずの好時計(1分34秒9)で千m通過時も58秒6と水準以上のペースでのもの。まあ今回の上位3頭は皆、「近親クロスに頼るタイプ」なので(苦笑)、個人的には今後にわたって興味をそそるような面々ではありませんが、おそらくこれからも好内容の競馬を続けていけるのではないかと思います・・・。
1/19 中京5R 3歳未勝利(芝2000m)
1着 シンシャ(ノーザンダンサー4・5×4)
2着 マイネルハイネス(母Young MajestyのBBLP=10:(5,2,3)だが・・・)
3着 サクラクーベラ(同系配合馬)
改装後の中京コースは、京都などに比較してもかなりタフで時計の掛かる馬場になっていると思われ、2秒程度の違いがあっても一概にレベルの高低を評価しづらい部分がありますね。
ただ昨年の、中京最終週の芝2000m戦(3歳以上500万下)での勝ち時計は2分3秒8、牝馬重賞の愛知杯でも2分3秒6ですので、今回のシンシャの勝ち時計2分3秒5はかなり、水準以上のものと判断されるでしょう(AコースとBコースの違いはあっても)。
個人的に少し興味が向くのは2着のマル外馬なんですが、父はヌレイエフ直系のGold Awayという種牡馬で、手元にある種牡馬データ本でも載っておらず相当マイナーな存在かと。
問題としては、この父が持つネアルコ血脈の過多(血量11.33%)が懸念されるところ。配合相手の母ヤングマジェスティ自身はネイティヴダンサー直系の父を持つ牝馬で、迂回血ラインの継承度でも10とそれなりに興味を惹く存在なんですが、このGold Awayの欠点までも覆い隠せるかどうか・・・。
まあM軍団の総帥、O田氏の相馬眼によりピピッと来て?購入してきたのかもしれませんが、変わり種が好きなお方のようですね(苦笑)。血統よりも馬体だけで良し悪しを判断しているのかもしれませんけども・・・。
1着 カレンケカリーナ(リファール4×3)
2着 チェネレントラ(母自身がノーザンダンサー3×4の近親クロスを持つ)
3着 ミラクルラヴィ(母自身がセクレタリアト4×4の近親クロスを持つ)
勝ち馬はアカンサスの半妹ですね。ただ父がハーツクライに替わることにより上記の近親クロスが生じ、かなり異なるタイプとみていいのではないかと思います。
1つ上の全姉にメイユールがいましたがこちらは(0−0−0−8)で全く芽が出ず登録抹消。まあ、こうした「奇跡の血量クロス」を持つ場合には、全兄弟(姉妹)でも明暗がくっきり分かれることは目にしますので、配合の要素が奏功するかしないかというのは紙一重のような印象も受けます。
レース内容はまずまずの好時計(1分34秒9)で千m通過時も58秒6と水準以上のペースでのもの。まあ今回の上位3頭は皆、「近親クロスに頼るタイプ」なので(苦笑)、個人的には今後にわたって興味をそそるような面々ではありませんが、おそらくこれからも好内容の競馬を続けていけるのではないかと思います・・・。
1/19 中京5R 3歳未勝利(芝2000m)
1着 シンシャ(ノーザンダンサー4・5×4)
2着 マイネルハイネス(母Young MajestyのBBLP=10:(5,2,3)だが・・・)
3着 サクラクーベラ(同系配合馬)
改装後の中京コースは、京都などに比較してもかなりタフで時計の掛かる馬場になっていると思われ、2秒程度の違いがあっても一概にレベルの高低を評価しづらい部分がありますね。
ただ昨年の、中京最終週の芝2000m戦(3歳以上500万下)での勝ち時計は2分3秒8、牝馬重賞の愛知杯でも2分3秒6ですので、今回のシンシャの勝ち時計2分3秒5はかなり、水準以上のものと判断されるでしょう(AコースとBコースの違いはあっても)。
個人的に少し興味が向くのは2着のマル外馬なんですが、父はヌレイエフ直系のGold Awayという種牡馬で、手元にある種牡馬データ本でも載っておらず相当マイナーな存在かと。
問題としては、この父が持つネアルコ血脈の過多(血量11.33%)が懸念されるところ。配合相手の母ヤングマジェスティ自身はネイティヴダンサー直系の父を持つ牝馬で、迂回血ラインの継承度でも10とそれなりに興味を惹く存在なんですが、このGold Awayの欠点までも覆い隠せるかどうか・・・。
まあM軍団の総帥、O田氏の相馬眼によりピピッと来て?購入してきたのかもしれませんが、変わり種が好きなお方のようですね(苦笑)。血統よりも馬体だけで良し悪しを判断しているのかもしれませんけども・・・。
2013年01月21日
京成杯 回顧(自嘲気味に)
1/21 中山11R 京成杯(芝2000m)
1着 フェイムゲーム(母ホールオブフェームのBBLP=7:(4,0,3))
・RRP:137=127+10
2着 アクションスター(同系配合馬)
・RRP:134=125+9
3着 ケイアイチョウサン(同系配合馬)
・RRP:125(レース前に同じ)
ううむ又も、揶揄気味に評価した馬に勝たれてしまいましたか(苦笑)。まあ、一週延びた関係でひと筋縄ではいかない決着になりそうな気配濃厚でしたが、1〜3番人気の馬が全滅とは・・・。
個人的には、穴狙いに徹してクロスボウを◎、対抗アクションスター、連下にKIチョウサンとしたのですが、フェイムゲームは3着固定でしたし、クロスボウがクビ差で4着となり複勝ゲットまでもパー。
上手くいかない時はこんなもんですね・・・。
ただ、最後の末脚に関してはクロスボウも、アクションスターと最速タイの上がり3F・34秒4を披露し、かなり見せ場は作れたかなという部分で、狙いとしても決して無謀ではなかったと自負します。
そして勝ち時計(2分2秒3)なんですが、これは例年よりかなり低い水準というしかないでしょう。馬場コンディションも確かに例年ほど良くないにしても、ですね・・・。
昨年の京成杯で勝ったベストディールが計時した走破タイムは2分0秒6でしたが、その昨年の京成杯上位組の面々でさえもその後のクラシックでどうこう、というレベルには至りませんでした。
惜しい負け方だったアクションスターですが、関西馬にとってこの短い周期で2度の関東遠征はかなり過酷だったでしょうし、かえって勝ち馬よりも今後への展望が開けたような印象が強いですね。
まあ、関東馬にしても先週の帰厩の際には多くが大渋滞に巻き込まれ、関西馬と大して変わらない苦労があったようにも聞いていますが、それを勘案してもフラムドG、ノウレッジあたりは今後、マイル路線を主戦場としていくのが最善の策なのではないかなー、と推察します。やはり・・・。
最後に、フェイムゲームへの印象は全く変わっていません。まだこの状況(走破レベルなど、もろもろ)では変えようがないと言うか(苦笑)。過去にも、重賞を1つ勝ったが、その後はまったく尻すぼみの成績に終始していったようなタイプというのは多々存在します。
フェイムゲームへの印象が変わるとすれば、今年の皐月賞やダービーを制したその時、となるでしょう。もしそうなった場合には、このブログの閉鎖も考えなければいけませんかね・・・。(>_<:)
1着 フェイムゲーム(母ホールオブフェームのBBLP=7:(4,0,3))
・RRP:137=127+10
2着 アクションスター(同系配合馬)
・RRP:134=125+9
3着 ケイアイチョウサン(同系配合馬)
・RRP:125(レース前に同じ)
ううむ又も、揶揄気味に評価した馬に勝たれてしまいましたか(苦笑)。まあ、一週延びた関係でひと筋縄ではいかない決着になりそうな気配濃厚でしたが、1〜3番人気の馬が全滅とは・・・。
個人的には、穴狙いに徹してクロスボウを◎、対抗アクションスター、連下にKIチョウサンとしたのですが、フェイムゲームは3着固定でしたし、クロスボウがクビ差で4着となり複勝ゲットまでもパー。
上手くいかない時はこんなもんですね・・・。
ただ、最後の末脚に関してはクロスボウも、アクションスターと最速タイの上がり3F・34秒4を披露し、かなり見せ場は作れたかなという部分で、狙いとしても決して無謀ではなかったと自負します。
そして勝ち時計(2分2秒3)なんですが、これは例年よりかなり低い水準というしかないでしょう。馬場コンディションも確かに例年ほど良くないにしても、ですね・・・。
昨年の京成杯で勝ったベストディールが計時した走破タイムは2分0秒6でしたが、その昨年の京成杯上位組の面々でさえもその後のクラシックでどうこう、というレベルには至りませんでした。
惜しい負け方だったアクションスターですが、関西馬にとってこの短い周期で2度の関東遠征はかなり過酷だったでしょうし、かえって勝ち馬よりも今後への展望が開けたような印象が強いですね。
まあ、関東馬にしても先週の帰厩の際には多くが大渋滞に巻き込まれ、関西馬と大して変わらない苦労があったようにも聞いていますが、それを勘案してもフラムドG、ノウレッジあたりは今後、マイル路線を主戦場としていくのが最善の策なのではないかなー、と推察します。やはり・・・。
最後に、フェイムゲームへの印象は全く変わっていません。まだこの状況(走破レベルなど、もろもろ)では変えようがないと言うか(苦笑)。過去にも、重賞を1つ勝ったが、その後はまったく尻すぼみの成績に終始していったようなタイプというのは多々存在します。
フェイムゲームへの印象が変わるとすれば、今年の皐月賞やダービーを制したその時、となるでしょう。もしそうなった場合には、このブログの閉鎖も考えなければいけませんかね・・・。(>_<:)
2013年01月20日
京成杯 注目馬
降雪による中止・順延となった関係で、ラウンドワールドなどが回避となりましたね。まあ特に関西馬たちにとっては試練というか、かなり堪える事態なので、やむを得ない面もあろうかと思います。
おそらく、きらさぎ賞に目標を切り替えたものと思われますが、運命の糸はどう転がっていくのか・・・。
1.フラムドグロワール(同系配合馬で且つノーザンダンサー4×3)
年明けの備忘録(2)記事で、芝2000m戦ではかなりの確率で同系配合とみなせるタイプの馬券絡みがあったことはお伝えしましたが、個人的にはDメジャー産駒全般における「芝2000m以上でのパフォーマンス低下」が顕著な懸念材料と考えるので、フラムドGについても◎候補にはしかねる、というのが正直なところ。
血統というものを「表面的」にしか見ていない競馬ファンは、「母のシルクプリマドンナがオークスを勝っているではないか!」の一言で全てを語ろうとしてしまいがちなのですが(苦笑)、この母がディープインパクトとの配合で産んだ2頭の兄(アドマイヤコリン&グランプリブラッド)は、共に3歳クラシックとは無縁なまま古馬になっています。
オークスを勝っている母と言っても、そのオークス以降は10戦して全て4着以下で、ただの1度も馬券絡みのないまま引退へと至っています。最近の牝馬で言うところのエリンコートのようなイメージ、の母でしょうか・・・。
ただ、フラムドGが半兄2頭と異なる血統の要素では、ノーザンダンサー(4×3)のいわゆる「奇跡の血量クロス」を有している部分が違いとして大きいので、ディープ産駒の兄2頭よりは出世可能な「何か」は持っていそうかも?という感じではありますね。
まあそのクロス要素を鑑みたとしても、個人的にはやはりマイルあたりが最適で、l今後2400m前後の距離で大活躍、というイメージはどうしても湧いてこないのも確かですが。
3.マイネルストラーノ(同系配合馬)
個人的に、この見た目配合「父ディープ×母父Bタイム」というものへの印象は、「父シンボリK×母父サンデーS」に対するイメージとほとんど変わらないものがあります。
「見た目」のネームバリューによるゴージャスさほど配合に「旨味」がなく、双方の種牡馬の「いいとこ取り」が可能などころか、むしろ互いの良さを「打ち消し合う」ような配合なのではないのか?と。
特に「母父Bタイム」のみで考察した場合、芝のG1戦での実績は数えるほどしかなく、ほとんどのケースはダートの大物としての実績ばかり、なんですよね・・・。
まあ一応、同系配合の要素により共通祖先であるヘイルトゥーリーズンの長所が何がしか、良い方向に作用しているのであればいいんでしょうけども。この先、いずれ菊花賞にエントリーしてくるようであればホンモノ?でしょうか・・・。
5.フェイムゲーム(母ホールオブフェームのBBLP=7:(4,0,3))
半兄であるバランスオブゲームの「中山巧者」ぶりは今も記憶にありますし、弥生賞で逃げ切り勝ちを決めたシーンなどは競馬場のゴール前の目前で観戦し単勝的中が叶ったという、当時の懐かしい思い出もあります。
それはさておき、個人的にはこの母の産駒がこの先、「芝重賞級」となる確率はかなり低いのではないか?と推察しています。フェイムGの下でも、フサイチコンコルドとの配合を2度済ませているようですが。
全姉であるインダクティ(現5歳)も、2戦目の札幌で勝ち上がったものの、その後は低迷続きのまま。牝系そのものはステイゴールドの母と同じ血脈へと遡りますが、この牝系が既に勢いを失っていることは、過去記事の特集でも取り上げていることなので、ここでは多くを述べないでおきます・・・。
7.ケイアイチョウサン(同系配合馬)
この馬の場合、同系配合の扱いは同じでもヘイルトゥリーズンのクロスが(4×5)となり、(4×4)となるケースとは変化があることを考慮する必要があろうかと思います。
ヘイルTRの主張が幾分、低減することになり、この場合は「父と母父」双方のいいとこ取りが少しは可能となるのかも?しれませんね。ただ今回は間隔が空きすぎてしまったきらいがあるので、連下候補あたりで少々。
8.クロスボウ(ノーザンダンサー4×4)
先週の考察段階でこの馬を◎にするかも、と述べましたが、某血統予想の若手プロS・K氏(Nメソッドとかいうコラム)が◎にされてましたね〜。
この御仁と予想がカブることは滅多にない(苦笑)のですが、先週は「ほお〜」と何故か感心。プロの立場でもこういう穴馬を推奨可能だとは、という意味においてですね。
確かに、配合の見た目のイメージからしてダート馬っぽいのは明らかで、百も承知なんですよね。
せっかく、先週の調教内容がかなり良かっただけに、その体調を維持出来ているかどうかもカギなんでしょうけども・・・。初戦勝ちのタイムは平凡ですが、パワーの要る今の中山なら現状でも通用しそうな?
10.ホワイトフリート(母ファインセラのBBLP=12:(4,5,3)だが・・・)
だが・・・、となるのはダート実績しかないからですね、現状においては。まあ、いずれ芝で穴をあけてくれることをひそかに期待しておきます・・・。
11.12の両馬も同系配合馬。
馬名を略しますが人気どころなのでまあ、みなさん押さえるんでしょうね。今回馬券絡みがあれば、回顧の記事にて。
おそらく、きらさぎ賞に目標を切り替えたものと思われますが、運命の糸はどう転がっていくのか・・・。
1.フラムドグロワール(同系配合馬で且つノーザンダンサー4×3)
年明けの備忘録(2)記事で、芝2000m戦ではかなりの確率で同系配合とみなせるタイプの馬券絡みがあったことはお伝えしましたが、個人的にはDメジャー産駒全般における「芝2000m以上でのパフォーマンス低下」が顕著な懸念材料と考えるので、フラムドGについても◎候補にはしかねる、というのが正直なところ。
血統というものを「表面的」にしか見ていない競馬ファンは、「母のシルクプリマドンナがオークスを勝っているではないか!」の一言で全てを語ろうとしてしまいがちなのですが(苦笑)、この母がディープインパクトとの配合で産んだ2頭の兄(アドマイヤコリン&グランプリブラッド)は、共に3歳クラシックとは無縁なまま古馬になっています。
オークスを勝っている母と言っても、そのオークス以降は10戦して全て4着以下で、ただの1度も馬券絡みのないまま引退へと至っています。最近の牝馬で言うところのエリンコートのようなイメージ、の母でしょうか・・・。
ただ、フラムドGが半兄2頭と異なる血統の要素では、ノーザンダンサー(4×3)のいわゆる「奇跡の血量クロス」を有している部分が違いとして大きいので、ディープ産駒の兄2頭よりは出世可能な「何か」は持っていそうかも?という感じではありますね。
まあそのクロス要素を鑑みたとしても、個人的にはやはりマイルあたりが最適で、l今後2400m前後の距離で大活躍、というイメージはどうしても湧いてこないのも確かですが。
3.マイネルストラーノ(同系配合馬)
個人的に、この見た目配合「父ディープ×母父Bタイム」というものへの印象は、「父シンボリK×母父サンデーS」に対するイメージとほとんど変わらないものがあります。
「見た目」のネームバリューによるゴージャスさほど配合に「旨味」がなく、双方の種牡馬の「いいとこ取り」が可能などころか、むしろ互いの良さを「打ち消し合う」ような配合なのではないのか?と。
特に「母父Bタイム」のみで考察した場合、芝のG1戦での実績は数えるほどしかなく、ほとんどのケースはダートの大物としての実績ばかり、なんですよね・・・。
まあ一応、同系配合の要素により共通祖先であるヘイルトゥーリーズンの長所が何がしか、良い方向に作用しているのであればいいんでしょうけども。この先、いずれ菊花賞にエントリーしてくるようであればホンモノ?でしょうか・・・。
5.フェイムゲーム(母ホールオブフェームのBBLP=7:(4,0,3))
半兄であるバランスオブゲームの「中山巧者」ぶりは今も記憶にありますし、弥生賞で逃げ切り勝ちを決めたシーンなどは競馬場のゴール前の目前で観戦し単勝的中が叶ったという、当時の懐かしい思い出もあります。
それはさておき、個人的にはこの母の産駒がこの先、「芝重賞級」となる確率はかなり低いのではないか?と推察しています。フェイムGの下でも、フサイチコンコルドとの配合を2度済ませているようですが。
全姉であるインダクティ(現5歳)も、2戦目の札幌で勝ち上がったものの、その後は低迷続きのまま。牝系そのものはステイゴールドの母と同じ血脈へと遡りますが、この牝系が既に勢いを失っていることは、過去記事の特集でも取り上げていることなので、ここでは多くを述べないでおきます・・・。
7.ケイアイチョウサン(同系配合馬)
この馬の場合、同系配合の扱いは同じでもヘイルトゥリーズンのクロスが(4×5)となり、(4×4)となるケースとは変化があることを考慮する必要があろうかと思います。
ヘイルTRの主張が幾分、低減することになり、この場合は「父と母父」双方のいいとこ取りが少しは可能となるのかも?しれませんね。ただ今回は間隔が空きすぎてしまったきらいがあるので、連下候補あたりで少々。
8.クロスボウ(ノーザンダンサー4×4)
先週の考察段階でこの馬を◎にするかも、と述べましたが、某血統予想の若手プロS・K氏(Nメソッドとかいうコラム)が◎にされてましたね〜。
この御仁と予想がカブることは滅多にない(苦笑)のですが、先週は「ほお〜」と何故か感心。プロの立場でもこういう穴馬を推奨可能だとは、という意味においてですね。
確かに、配合の見た目のイメージからしてダート馬っぽいのは明らかで、百も承知なんですよね。
せっかく、先週の調教内容がかなり良かっただけに、その体調を維持出来ているかどうかもカギなんでしょうけども・・・。初戦勝ちのタイムは平凡ですが、パワーの要る今の中山なら現状でも通用しそうな?
10.ホワイトフリート(母ファインセラのBBLP=12:(4,5,3)だが・・・)
だが・・・、となるのはダート実績しかないからですね、現状においては。まあ、いずれ芝で穴をあけてくれることをひそかに期待しておきます・・・。
11.12の両馬も同系配合馬。
馬名を略しますが人気どころなのでまあ、みなさん押さえるんでしょうね。今回馬券絡みがあれば、回顧の記事にて。