2011年07月

2011年07月31日

ディープインパクト 2年目産駒(1)

7/31 函館5R 2歳新馬(芝1800m)

2.アーデント(母グレイトフィーヴァーのBBLP=5)

 某競馬サイト内のPOGニュースでは、陣営が口を揃えて「絶賛」と伝えているアーデント。横ノリ騎手も調教で好感触を得ている模様ですが、とにかくメディアもそれを受けて「素質馬」と位置づけているようです。

 全兄にディアビクサスが居ましたが、初戦となる阪神の3歳未勝利戦(芝2200m)で8着後、登録を抹消されています。故障によるものなのかの詳しい経緯は不明ですが、その兄を管理していた同じ厩舎が全弟に対して「絶賛」のコメントを出すのですから、「兄とはかなりモノが違う」という感じなんでしょうかね・・・。

 半姉にスペシャルウィーク産駒のラフォルジュルネ(現4歳)が居るのですが、個人的にはこの姉が、母のポテンシャルの特徴を良く現していると思いますね。

 小倉での500万条件から3連勝で一気にOP入りを果たしたのですが、その後はOPの壁に跳ね返され、3戦とも掲示板にも載れない状況が続いています。坂のある阪神コースで(0−0−0−3)で、平坦コースの小倉・京都では合わせて(4−0−2−2)ですから、平坦巧者という言葉が実にしっくりと来る姉です。

 父Sウィークが平坦巧者の産駒ばかり出す種牡馬ならともかく、決してそんなことはないので、ラフォルジュルネの場合はやはり、「母の血」の特徴が優位に出ているものと推察できます。

 アーデントについてですが、ディープ初年度産駒でBBLP=5程度の母を持つケースでは出世にかなり手間取るタイプの方が多く目についており、個人的にも「素質馬」という評価の視線からは距離を置いておきたいと思います。

 ただ、今回の新馬戦で対戦するメンバー構成においては、かなり「恵まれている」という印象もありますので、初戦から好勝負できそうにない、などと決め付けているわけではありませんが・・・。

 
9.ヒーラ(セントフロンティアのBBLP=考察外)

 母自身は「父デインヒル×母父サドラーズウェルズ」という、現代の欧州における種牡馬勢力を二分するノーザンダンサー系の両巨頭での基本配合となる、コテコテの「同系配合馬」ですね。

 ヒーラ自身もノーザンダンサー(5×4・4)というトリプルラインを構成する近親クロスを持つことになり、よくも悪くもその影響度は多大なるものがあるでしょうね・・・。

 母父デインヒルとなるディープ産駒では、7月9日の函館での新馬戦(芝1800m)でサトノヒーローが単勝1.8倍の1番人気を裏切っての6着敗退が記憶に新しいのですが、基本的に、「サンデーS系×母父デインヒル」という見た目の配合というのは「清濁併せ呑む」という表現が相応しい、と過去記事でも述べたとおりです。

 気性的に表裏一体のものである、「類い稀な勝負根性⇔激し過ぎてコントロールの利かない気性難」をもたらす先祖、アルマームードの存在が際立つ配合になるからです。

 ヒーラの場合、アルマームードの存在は(5・7×6・6・6)という、計5つのラインで構成されるクロスとなります。666の数字が不気味ですね(苦笑)。確か、別の馬でもこんな配合を考察した記憶があるような・・・。

 もちろん、極めつけの勝負根性としてこのクロス要素が顕現すれば、ヒーラはとんでもない名牝になっていく可能性もあるのかもしれませんけれどもね。とりあえず初戦の走りを静観してみたいと思います・・・。


 今回の函館の新馬戦では、他に「母の迂回血ライン」で特に注目してみたいタイプが居ないので困ったもんですが(苦笑)、強いて挙げればマイネルラヴ産駒の2頭、

3.ベルウッドワンキー(ミスプロ3×4の黄金配合を持つ同系配合馬)

8.ビレッジオブベスト(母フィリーズベスト自身はノーザンダンサー系の両親を持つ同系配合馬)

 ですかね・・・。2頭共、将来性がどうこうというよりも仕上がり早のミスプロ系で、とにかく今の時期に何とか勝っておこう、という感じのタイプに映るだけなんですが。

 あとはジャンポケ産駒のアズマスターフィー(母アプロディスモンのBBLP=8)がビミョーな感じですが、洋芝向きの適性はありそう、という程度で。


 今回のメンバー構成ではどの馬が勝つにしても、あまり将来性ウンヌンは関係ないような印象を受けます。まあ、あとあとでその評価が的を射ていたかどうか、自分でも忘れずにいたいと思いますが。 

blood_max at 00:31|PermalinkComments(0) 2歳馬 考察 

2011年07月29日

2歳馬の血統 分析(15)

 新潟県内では豪雨が続いているのですが、河川の氾濫・洪水などの被害が拡大しないように祈るばかりです・・・。

7/30 新潟6R 2歳新馬(芝1600m)

7.フライングバルーン(母フライングインザレーンのBBLP=10)

 個人的に注目するのはこの牝馬です。母のFインザレーンがこの娘を産んだのが18歳の時で、おそらくこの仔馬を最後に繁殖からはもう引退しているものと思われますが、血統背景としてはナスルーラのクロスが(5×4・5)という形態(血量としては12.5%)で、やはり全般的に古めの血脈で占められている母馬ですね。

 気性的にナスルーラ特有の煩さが顕著に出ないことが評価の前提となるものの、一応は今後とも継続監視してみたい牝馬です。調教の動きもマズマズ(と言ってもアテにならないのが新馬戦ですが・・・苦笑)なので、この時期の牡馬相手にどの程度やれるか?というところでしょうか。

 母父のFlying Victor(BBLP=7)というナスルーラ直系種牡馬にはほとんど馴染みがないというか、確たる情報などもないのですが、サーアイヴァー(BBLP=2)やノーザンダンサー(BBLP=2)などを内包し、母父の位置としては存在感を示せるだけの迂回血ライン継承度を持っているタイプ、と認識できます。


 あとの馬では、

2.ホンインボウ(母ワタシノユメのBBLP=9)

 ダイワメジャー産駒で、母馬はやや地味な血脈の印象を受けます。ただ、母自身が「ダマスカス直系×ミスプロ系」の基本配合というのは相互補完関係にある間柄(ダマスカス自身がファラモンド×シックル=4×3の全兄弟クロスを黄金配合で持つ)です。

 ミスプロの直系先祖がシックルにたどり着くので、成功例の多い配合なのがダマスカス(系)とミスプロ系の組み合わせなんですね。

 マイル以上の距離体系ではやや適性から外れると思いますが、今回のマイル戦でそれなりの走りを見せられるようであれば、今後ともマイル以下の路線でソコソコやれるのではないかと推察します。


11.イーサンジョーカー(母ピサノミライのBBLP=10だが・・・)

 母は、あのテイエムオペラオーの全妹なんですね・・・。ただ、ピサノミライの血統背景においてはナスルーラの血量(10.16%)およびネアルコの血量(10.16%)が並んでの最上位。

 TMオペラオー自身はあれだけのG1競走実績を残しながら種牡馬としては全く不振なのは、特にネアルコの血量が最上位となることで産駒には活力を伴った配合が成立しにくい部分があるためではないか?と考えています。いわゆる「自己完結型」の競走馬だったのではないか、という感じですね。個人的な意見ですが。

 当然、全妹となるピサノミライについても、繁殖牝馬としてはやや活力的に不利(産駒にとって)ではないか?と思われるんですね。迂回血ラインの継承度は10あるにしても、です。

 まあ、やや懐疑的な目線でイーサンジョーカーの行く末を見守る、という感じです(激走したりして・・・)。


 もう1頭、やや懐疑的な目線を向けることになるのが、

8.ガッテンラヴ(母アストロメリアのBBLP=5:(4,1,0)の凡走パターン)

 「父ファルブラヴ×母父サンデーS」の基本配合ということで、その「見た目」だけで注目する向きもあるかも知れません。母自身はヘイルトゥリーズン(3×4)の黄金配合を持つ同系配合馬で、本来であれば考察外となるタイプとも言えるのですが、3代母以前の血脈に迂回血ラインの継承が全く無いのがこの場合には影響します。

 「母の母父」であるリアルシャダイ(BBLP=1)は、一世を風靡した種牡馬には違いないのですが、あれだけ種牡馬として活躍馬を出しながら、肝心の後継ラインを全く残せなかったのはやはり迂回血ラインの継承度にも問題があった(現代から見れば、という意味で)と個人的には受け止めています。

 「母父リアルシャダイ」というタイプが出てくると、やおら高い評価を与える「プロ予想家」が未だに多く目につくのですが(苦笑)、「ファラリスの直系子孫が更に繁栄を続ける為の〜」という視点に立つ血統評価手法(=迂回血ラインの概念)においては、リアルシャダイの存在はかなり「前時代的」に映りますね・・・。 

 また、いたずらに「敵」を増やすようなことを言うのは良くないのかもしれませんが(苦笑)。 

blood_max at 22:58|PermalinkComments(0) 2歳馬 考察 

2011年07月25日

2歳戦 備忘録(5)

 先週の事前考察馬たちは全くの不発。まあ、上手くいかないときでも淡々と回顧を(苦笑)。

7/23 新潟5R 2歳新馬(芝1600m)

1着 ジャスタウェイ(母シビルのBBLP=6)

 半姉にSバクシンオー産駒のスカイノダンが居ますが、父のイメージどおりの短距離馬。母シビル自身の血統背景は若干古めの要素に満ちており、ハイペリオンの血量が最上位(10.16%)となる部分が好感の持てる部分ではあるかな、と思います。

 同時にネアルコの血量も10.16%で1位タイとなる母なのですが、ネアルコ血脈の継承は僅か3ラインに過ぎず、それでもこの血量パーセンテージになるということは、シビルが相当古めの血脈で固められていることの証左ですね。ノーザンダンサー経由の血を一切持たないことで、変な重たさが無さそうなのがいいのかも?

 今後のジャスタウェイの先行きなのですが、ハーツクライ産駒といえども2000mを超える距離体系では苦戦するのではないかと推察しています。このままマイル路線をひた走るのがベストの選択ではないかなと。

 当然、その見立てが正しいかどうかの検証を今後とも継続していくつもりでいます。


 事前考察ではヘイロー(3×3)の近親クロスがどうなのか?としたラパージュは2着。まずまずの内容とは思いますがジャスタウェイには5馬身も引き離されての2着だけに、次走以降での内容にも注意が必要ですね。

 同系配合馬の2頭が3着&4着と来て、注目していたフジキセキ産駒のウインフロレゾンは5着どまり。

 ほぼ、前に行ったモン勝ちの超スローなマイル戦(千M通過時62秒7)で3コーナー11番手では、高速上がり必至の新潟の馬場ではちょっと届くはずもないですね。何しろレース上がりが33秒4という内容に対し、自身の上がり3Fが2位とは言えども33秒7で、前付けが絶対条件でしたので。

 それは2番人気で6着に敗れたリアルフレア(全兄ヤングアットハート)にも言えることでしょう。4コーナーでは13番手で上がり3F最速タイの33秒3を繰り出すも、勝ち馬に同じ上がりで走られては万事休す、でした。

 この時期、新馬戦を勝った2歳馬に対しては何かとチヤホヤしがちになるものですが、昨年の8月8日に新潟で施行された新馬戦(芝1800m)では、クリーンエコロジーというキンカメ産駒が超スローの展開を逃げ切って勝利し、次走の新潟2歳Sで1番人気に支持されましたが10着に大敗。

 クリーンEに4馬身以上(0.7秒)もの差をつけられ、その新馬戦を3着になっていたナカヤマナイトのほうがその後も活躍を続け、皐月賞&ダービーで惜しい内容とはいうものの、どちらも掲示板に載る活躍ぶり。

 こういう事例を忘れずに記憶しておくと、いかに、「超スローの新馬戦で勝った(或いは届かず負けた)」という事実が、その後の実績に必ずしも直結するものではないということが良く実感できます。

 勝ち馬にしろ、負けてしまった馬たちにしろ、まだまだ2戦目、3戦目の内容に注視することこそが重要である、と教えてくれます・・・。


 この新馬戦に先立つ1Rの2歳未勝利戦で注目していたパスオブトゥルーとリズムディヴァインは共に馬券に絡めず・・・。Pトゥルーのほうはまだ巻き返しの余地がありそうな気配ですが、リズムDのほうはさすがに2戦目もこの内容では、「芝向き」になっていない可能性がありますね。

 リズムDの母父はFデピュティで芝・ダート兼用種牡馬のはずですが、母父の位置に存在するケースの場合、多くの「デピュティミニスター系」の血にありがちな、ダート要素が濃くなるのかもしれません。3戦目も芝で全く芽が出ないようなら、おそらくダート転向が決断されることになるでしょうね・・・。


 一方土曜京都の2歳未勝利戦(芝1600m)では、

1着 エピセアローム(母ラタフィアのBBLP=7だが・・・)

 2着以下に6馬身(1秒差)もの大差をつけての圧勝、というカタチではあります。が、これも相手関係が弱すぎた可能性、というものがないとは言えないでしょうね。エピセアローム自身はノーザンダンサー(4×4)の近親クロスを有しているので、あまり母自身の迂回血ラインは関係ないかと(苦笑)。

 勝ち方がハデなので、どうしても3戦目以降がチヤホヤされるでしょうが、少なくとも距離伸びていいタイプとは思えず、このままマイル路線中心ならば堅実なのかな?という印象ですね・・・。


7/24 新潟5R 2歳新馬(芝1800m)

1着 メイショウグラハム(母オブザーヴァントのBBLP=11だが・・・)

 事前考察で取り上げなかったのは、母自身が持つナスルーラ血脈の多さ(計7ラインで血量にして17.19%)がかなり気になったからなのですが、1番人気に応えての完勝。

 またしても静観が裏目に出ましたか・・・(苦笑)。
 
 ただ、こういう血統背景を持つ母の仔で、今後のクラシック戦線を賑わす存在になっていけるのかどうかについてはかなり懐疑的に見ています。

 確かに迂回血ラインの継承は11有り、十分と言えるものなのですが、しばらくはその動向に注視します。


 あえて、同系配合のケースとして注目馬としたミヤビリファイン(5番人気)は勝ち馬から3秒2も離されての12着に惨敗。調教の好内容からは、かなりイメージと程遠い内容でしたね(苦笑)・・・。

 スローの逃げを自ら打ったまでは良かったにしろ、全く踏ん張れずにこの失速ぶりでは、かなり次走以降も暗雲のままでしょう。距離短縮(マイル以下)させるか、いきなりのダート転向が活路となるかも・・・。


 2着だったダイワメジャー産駒の、

ブレイズアトレイル(母ラフィントレイルのBBLP=考察外)

 こちらは、母自身がノーザンダンサー(5・4×3)というトリプルラインによる近親クロス(その血量は21.88%)を持つ、かなりのコテコテ度を持つ母なので、迂回血ラインの概念は当てはめないタイプと位置付けます。

 ブレイズアトレイル自身、ノーザンダンサー(4×6・5・4)というコテコテな依存度となるわけですが、配合のキモとしては、母の母父として存在するFabulous Dancerなのではないかな?と思いますね。

 これは上記のエピセアロームにとっても同様であり、やはり「母の母父」の位置にファビュラスダンサーが存在しています。

 これはファビュラスD自身が、マームード(4×3)の黄金配合を持つことに伴う、何らかの「効果」でしょう。マームード(英ダービー馬)の血は、サンデーサイレンス自身が持つクロス(4×5)でもありますしね。

 同じ週に2頭のダイワメジャー産駒の2歳馬が、「母の母父」にファビュラスDの血を持つことで共に連対した、ということにはかなり意味があり、無視できない要素だと思います。

 今年のPOGにはもう間に合わないかもしれませんが(苦笑)、来年以降のダイワメジャー産駒指名時に、この先祖の存在を覚えておくとよろしいのではないか?と思われます・・・。

 

blood_max at 22:44|PermalinkComments(0) 2歳馬 考察 

2011年07月23日

2歳馬の血統 分析(14)

 土曜の2歳戦では事前考察した馬が馬券に一切絡まず・・・(苦笑)。24日の考察対象となる2歳戦は、新潟5R(芝1800m)です。

 おそらく1番人気になりそうなのが、

11.クラヴェジーナ(母ムーンライトダンスのBBLP=考察外)

 半兄にディープ産駒のムーンリットレイクがおり3戦2勝。母ムーンライトダンスはその両親が共にノーザンダンサー直系で、同系配合馬となる母です。母父のSinnder(BBLP=11)の存在が大きいことは確かで、産駒へのポテンシャルの継承も相当なものがあると思われます。

 ただ他のケース同様、母馬自身が同系配合馬の場合はクロス馬となる先祖(この場合はノーザンダンサー)の影響がかなり大きいと判断せざるをえず、迂回血ラインの概念のみを当てはめての考察が難しいタイプと位置づけます。


 クラヴェジーナが兄同様にアッサリと初戦を突破してしまうのかもしれませんが、個人的には、

10.ミヤビリファイン

 この馬自身はヘイロー系の両親を持つ同系配合馬で、やはり母馬自身の持つ迂回血ラインでの考察はできないタイプです(苦笑)。

 一応調教の内容が良さそうなこと、またヘイロー(4×4)の近親クロスを持つことで早熟傾向がありそうなこと、大物感に欠けるタイプになりがちなロージズインメイ産駒にしては、同系配合の要素で母方の血(特にスペシャルウィークの存在)が奏功しやすい気配があること、などが注目しておきたい要因ですね。


 結果については備忘録にて。



blood_max at 22:28|PermalinkComments(0) 2歳馬 考察 

2011年07月22日

2歳馬の血統 分析(13)

7/23 新潟5R 2歳新馬(芝1600m)

 個人的な注目馬は、

13.ウインフロレゾン(母ブランシェリーのBBLP=11)

 半兄にスペシャルウィーク産駒のブライトウォークという馬がいましたが地方の大井競馬デビューで2勝のみ。当初から中央競馬で登録されていれば果たしてどうだったのかな?というところ。

 ウインフロレゾンの坂路調教データを見ると、終い11秒台のラップを記録した今週水曜日の内容がなかなか良いですね。牝馬ですし、まずまず仕上がっているのかも、という印象は受けます。


 あとの15頭は配合的にも母の特徴でも、「これは」というものを感じさせないのですが、1番のマイネルリヒトはヘイロー(3×4)の奇跡の血量クロスを持っておりますです。さて?、静観すると激走されてしまうのか・・・(苦笑)。


 5枠10番のダイワメジャー産駒、ラパージュの場合はヘイロー(3×3)で、“奇跡”を通り越した血量となっておりますが、その走りや如何に・・・。


 土曜新潟では新馬戦に先立ち、1Rで2歳未勝利戦(芝1800m)も。

11.リズムディヴァイン(母ゴッドザビートのBBLP=12)

16.パスオブトゥルー(母ラヴィーダのBBLP=16だが・・・)


 この両者はデビュー戦でそれぞれ注目馬に挙げていました。リズムDのほうは同じく注目馬としていたクロフネ産駒ピーエムデメテルに2秒7もの大差をつけられ、9着に敗れていますが、左回りに替わることと、200mの距離延長がプラスに向く可能性があるかも?と見ています。

 Pトゥルーのほうは中山芝千八からで同距離となりますが、前走では4コーナー11番手あたりから上がり3F最速の33秒9を繰り出し2着になっており、再度決め手を活かせれば勝機も?というところ。

 リズムDは父がウォーエンブレムですが、Pトゥルーにとっては「母父」になるということで両者の走りはどうなるか?という感じですね。

 Pトゥルーの場合、母ラヴィーダ自身がミスプロ(3×4)の黄金配合を持っており、考察ポイントとしてはビミョー〜な判断を要求されます。このクロスが奏功しての活躍か、迂回血ラインの多さでの活躍なのか?の・・・(>_<;)


13.メイヴィーナス

 この馬は贅沢な配合の持ち主で、ヌレイエフ(3×4)とミスプロ(4×3)という、黄金配合をWで持っちゃってますが(苦笑)、なんだかなあ・・・。どっちつかずになる配合のような気も。

 前走でPトゥルーには0.4秒差程度しか離されていないので、今回も人気サイドになる気配ですね。さて?


 土曜京都の1Rでも2歳未勝利戦(芝1600m)が組まれています。

7.マイネルアルティマ

 この馬はミスプロ(3×4)の黄金配合の持ち主。キンカメ産駒の「母父」がノーザンダンサー直系の場合、唯一の例外アパパネを除いてことごとく、「芝オープン級」には昇級できないというジンクス?があるのですが、こういう、黄金配合クロスの奏功次第でそのジンクスを打ち破っていけるのかどうか、先々まで注目の馬ですね。

blood_max at 21:52|PermalinkComments(0) 2歳馬 考察