2011年02月
2011年02月21日
3歳戦 次走へのメモ(16)
2/12 東京5R 3歳未勝利(芝1800m)
1着 ロングスローイン(母クラウンアスリートのBBLP=13)
この週は関東地方全域でも降雪に見舞われた時で、このレースの馬場状態も「やや重」でのものでもあり、取り上げるべきか迷いましたが、勝ち馬がハンソデバンドの半弟なので一応メモっときます。
兄のHバンドが昨年の共同通信杯を勝っているのですが、その後の皐月賞、ダービーでは共に大敗を喫し、今もって復帰のメドが見えていない感じですね。残念な経緯となっております・・・。
父がノーザンダンサー経由の血を全く持たないMカフェから、1つ持つジャンポケに替わることで、適性的にはかなり異なるタイプになっている可能性は感じますが。
今回のような馬場では本来の血統ポテンシャルが出たのかどうか測りかねるので、次走が良馬場の場合のパフォーマンスを再度見たいところです。次走もまた上位人気になるでしょうけどね・・・。
2着のモビールは母父がロベルト系のLear Fanで、モビール自身についてはヘイルトゥリーズン系の両親を持つ「同系配合馬」とみなすので、迂回血ライン的な評価は割愛します。
次走も好走がありそうなのが8番人気だった、
3着 ターフェル(母イゾルデのBBLP=10)
今回のスローの前残り競馬で、4コーナー11番手から上がり3F35秒0:2位)を繰り出して上位を猛追、3着になったのは見どころがあると思います。(春はリファール系がきっと来る〜、という法則がハマっただけかな?)
2着モビールとはコンマ1秒差(クビ差)で、まあ御神本騎手の「気合い」もあったでしょうが(苦笑)今後もやれそうな感じですね。
ただしこの馬も次走以降、良馬場でのパフォーマンスの出方を再確認しないと、まだ評価のしどころは確定には至らないですね。引き続き要注目となるでしょう。
母イゾルデの血統背景はハイペリオンの血量が最上位(11.33%)で、スタミナを伴う底力継承度は充分と見ますが、同時にナスルーラ経由のラインも3つ持っており、こちらのスピード要素に振れすぎるとハイペリオン由来の良さがスポイルされてしまう可能性も。
距離延長に対応できるかが、次走以降の大きなカギでしょうね。芝2000mなどでも好走していけるようなら、母のBBLPが活きていると判断しますが。
3番人気で9着に敗れている、
フェアープライド(母ビーフェアーのBBLP=6)
既に一度、ディープ産駒専用記事にて考察済みのはずですが、今後も1勝が遠いような気がしますね・・・。未勝利戦での相手がこれから徐々に弱化していくので、どこかで勝つことになる場合もあるでしょうけども。
やはり、母自身がネイティヴダンサー(4×4)というスピード強調配合となっている部分が、良い方向性に出てこない感じですね。マイル以下に距離短縮し、活路を見出せればと思うのですが、前にも似たような意見を述べた記憶が・・・。
超一流の厩舎が管理していますから、「黙って見てろ」と怒られそうですけれどもね(苦笑)・・・。
2/19 京都9R こぶし賞(芝1600m)
1着 アルティシムス(母アルーリングアクトのBBLP=7だが・・・)
2着 カルドブレッサ(母ラフィカのBBLP=10)
3着 ダコール(母アジアンミーティアのBBLP=5)
こちらはマイル戦、しかも重馬場だったので通常は重賞でもない限り回顧するケースではないんですが(苦笑)、ディープ産駒の2頭がすんなりと重馬場対応したことを踏まえ、メモっておきたいですね。
今回はダコールのほうが2番人気で、アルティシムスのほうが4番人気でしたが、おそらく両者の前走の内容がそのままオッズ人気に反映したものと思われます。
両者ともディープ専用記事にて分析済みですので、あらためて細かくは述べませんが、どちらの母もミスプロ系という共通項があり、スピード強調型の血統背景と言えるのと、重馬場にすんなり対応したのも母たちの特徴がうまく今回には活きたからだろうと感じますね。
アルーリングアクトのほうはミスプロ(3×3)のクロス要素が強烈で、迂回血ラインでの考察がブレるタイプですが、今後アルティシムスが1800m以上の距離に対応するようなことがあるのかどうか、興味としてはそのあたりがポイントとなります。
2着に割って入ったジャンポケ産駒のカルドブレッサは、半姉にエアパスカルや近親ミカエルビスティーなどがいるものの、単純比較はしづらいですね。
今回は重馬場対応ができたことも大きいでしょうが、上記のロングスローインと同様に、本質的にはやはり1800m以上の中距離が向くタイプではないかと思われます。
最後に1番人気だったアドマイヤセプター(6着)についてですが、牡馬相手の重馬場では少々キツいような感じでした。牝馬同士でのレースで再審査、というところでしょうかね・・・。
1着 ロングスローイン(母クラウンアスリートのBBLP=13)
この週は関東地方全域でも降雪に見舞われた時で、このレースの馬場状態も「やや重」でのものでもあり、取り上げるべきか迷いましたが、勝ち馬がハンソデバンドの半弟なので一応メモっときます。
兄のHバンドが昨年の共同通信杯を勝っているのですが、その後の皐月賞、ダービーでは共に大敗を喫し、今もって復帰のメドが見えていない感じですね。残念な経緯となっております・・・。
父がノーザンダンサー経由の血を全く持たないMカフェから、1つ持つジャンポケに替わることで、適性的にはかなり異なるタイプになっている可能性は感じますが。
今回のような馬場では本来の血統ポテンシャルが出たのかどうか測りかねるので、次走が良馬場の場合のパフォーマンスを再度見たいところです。次走もまた上位人気になるでしょうけどね・・・。
2着のモビールは母父がロベルト系のLear Fanで、モビール自身についてはヘイルトゥリーズン系の両親を持つ「同系配合馬」とみなすので、迂回血ライン的な評価は割愛します。
次走も好走がありそうなのが8番人気だった、
3着 ターフェル(母イゾルデのBBLP=10)
今回のスローの前残り競馬で、4コーナー11番手から上がり3F35秒0:2位)を繰り出して上位を猛追、3着になったのは見どころがあると思います。(春はリファール系がきっと来る〜、という法則がハマっただけかな?)
2着モビールとはコンマ1秒差(クビ差)で、まあ御神本騎手の「気合い」もあったでしょうが(苦笑)今後もやれそうな感じですね。
ただしこの馬も次走以降、良馬場でのパフォーマンスの出方を再確認しないと、まだ評価のしどころは確定には至らないですね。引き続き要注目となるでしょう。
母イゾルデの血統背景はハイペリオンの血量が最上位(11.33%)で、スタミナを伴う底力継承度は充分と見ますが、同時にナスルーラ経由のラインも3つ持っており、こちらのスピード要素に振れすぎるとハイペリオン由来の良さがスポイルされてしまう可能性も。
距離延長に対応できるかが、次走以降の大きなカギでしょうね。芝2000mなどでも好走していけるようなら、母のBBLPが活きていると判断しますが。
3番人気で9着に敗れている、
フェアープライド(母ビーフェアーのBBLP=6)
既に一度、ディープ産駒専用記事にて考察済みのはずですが、今後も1勝が遠いような気がしますね・・・。未勝利戦での相手がこれから徐々に弱化していくので、どこかで勝つことになる場合もあるでしょうけども。
やはり、母自身がネイティヴダンサー(4×4)というスピード強調配合となっている部分が、良い方向性に出てこない感じですね。マイル以下に距離短縮し、活路を見出せればと思うのですが、前にも似たような意見を述べた記憶が・・・。
超一流の厩舎が管理していますから、「黙って見てろ」と怒られそうですけれどもね(苦笑)・・・。
2/19 京都9R こぶし賞(芝1600m)
1着 アルティシムス(母アルーリングアクトのBBLP=7だが・・・)
2着 カルドブレッサ(母ラフィカのBBLP=10)
3着 ダコール(母アジアンミーティアのBBLP=5)
こちらはマイル戦、しかも重馬場だったので通常は重賞でもない限り回顧するケースではないんですが(苦笑)、ディープ産駒の2頭がすんなりと重馬場対応したことを踏まえ、メモっておきたいですね。
今回はダコールのほうが2番人気で、アルティシムスのほうが4番人気でしたが、おそらく両者の前走の内容がそのままオッズ人気に反映したものと思われます。
両者ともディープ専用記事にて分析済みですので、あらためて細かくは述べませんが、どちらの母もミスプロ系という共通項があり、スピード強調型の血統背景と言えるのと、重馬場にすんなり対応したのも母たちの特徴がうまく今回には活きたからだろうと感じますね。
アルーリングアクトのほうはミスプロ(3×3)のクロス要素が強烈で、迂回血ラインでの考察がブレるタイプですが、今後アルティシムスが1800m以上の距離に対応するようなことがあるのかどうか、興味としてはそのあたりがポイントとなります。
2着に割って入ったジャンポケ産駒のカルドブレッサは、半姉にエアパスカルや近親ミカエルビスティーなどがいるものの、単純比較はしづらいですね。
今回は重馬場対応ができたことも大きいでしょうが、上記のロングスローインと同様に、本質的にはやはり1800m以上の中距離が向くタイプではないかと思われます。
最後に1番人気だったアドマイヤセプター(6着)についてですが、牡馬相手の重馬場では少々キツいような感じでした。牝馬同士でのレースで再審査、というところでしょうかね・・・。
2011年02月17日
3歳戦 次走へのメモ(15)
2/6 東京5R 3歳新馬(芝2000m)
1着 アフロディーデ(母レディブロンドのBBLP=8)
ディープインパクトの姪にあたる馬ですかね。先日のメモ記事(14)で取り上げたダノンフェニックスとは3代母(Burghclere)が全くの同一となります。
母の父がミスプロ系のシーキングザゴールドなんですが、更にこの種牡馬の母父がバックパサーで、その父系はファラモンドに遡ります。
このファラモンドというのは、競馬雑誌の血統コーナーなどではほとんど取り上げられることはなく、ただ単に名馬バックパサーの父系として小さく記述があるかどうかの、微妙な古さに位置する祖先です。
けれどもこのブログでは、全兄のシックル(ミスプロ系の父系先祖)と同様に、ファラモンドについても「迂回血ライン種牡馬」の一頭として別格に扱い、この種牡馬の血の継承があれば迂回血ライン=底力伝達ライン、として扱うわけです。
よくよく見ればシーキングザゴールド自身は「父と母父」で言うと、父系がシックルの直系、母の父系がファラモンドの直系で、(シックル×ファラモンド)=(6×5)の全兄弟クロスを伴う、「同系配合馬」とみなすことが可能であるわけですね。
アメリカにおいてはミスプロ系(=シックルの直系子孫)の台頭で、全弟ファラモンドの直系子孫(主にバックパサー系)は活躍の場を徐々に失っていきました。
全兄弟がそれぞれ種牡馬として「父祖」となる場合、どちらかが繁栄を拡大し、どちらかが衰退を余儀なくされるのは現象としては当然起こり得るものだといえます。
日本にそのまま当てはまるかどうかはともかく、アドマイヤベガとアドマイヤボス、アグネスフライトとアグネスタキオン、ディープインパクトとオンファイアなどなど(皆サンデーS系ですが・・・)。
ディープとオンファイアの「格差」は現役時の実績からいって如何ともし難いものがありますが、血統背景は全く同じでも、生産牧場が抱える優秀な繁殖牝馬を「勢いのあるほう=兄か弟かのどちらか」に配合させよう、となるのは時流に乗るためのビジネスとしての「力学」でもあり、ある意味で必然なんでしょうね・・・。
話をファラモンドに戻すと、そもそも偉大なる種牡馬サンデーサイレンスが受け継いでいる血(ヘイローの母父の父)でもあります。
更にファラモンドは、名馬ニジンスキーの「母の母の父=メノウ」の父でもありまして、サンデーS系種牡馬とニジンスキーの血を持つ繁殖牝馬との相性が良いのも、ファラモンドの存在に必ずや、一因があるはずですね。
ニジンスキー(4×3)という、最高の近親クロス効果が顕現したのが女傑ブエナビスタでもありますし。
つまり言いたいことは、ファラモンド自身の直系子孫がバックパサー以降で衰退してしまったという事実がどうあれ、「ファラモンド経由の血のライン」というのは、底力継承ラインとして、隔世遺伝的に重要な効果効用がある、と考えるわけです。
気の早い話ですが、アフロディーデがゆくゆくは「母馬」になった場合、そのBBLP=(父7+母8=15)となります。アフロディーデ自身は5代アウトブリードとなる配合でもあり、突出した近親クロス要素を一切持ちません。配合上の制約が少なく、きっと良い母馬になれると思います。
一方、エルフィンSを勝ったマルセリーナがいずれ「母馬」になった場合、そのBBLP=(父12+母19=31)という、現時点の基準からすればとてつもない値になるのですが(笑)、マルセリーナはノーザンダンサー(5×5)のクロス要素を持つことにより、相手の種牡馬との関係性において、「必ずしも良いことばかりではない可能性」が出てきます。
いつの日か上記2頭のサンデーS系の牝馬が母になった時、このブログがまだ続いておりましたら(苦笑)、どちらの母の産んだ仔が「芝重賞級」となっていけるのか?を、追跡調査してみたいですね・・・。
1着 アフロディーデ(母レディブロンドのBBLP=8)
ディープインパクトの姪にあたる馬ですかね。先日のメモ記事(14)で取り上げたダノンフェニックスとは3代母(Burghclere)が全くの同一となります。
母の父がミスプロ系のシーキングザゴールドなんですが、更にこの種牡馬の母父がバックパサーで、その父系はファラモンドに遡ります。
このファラモンドというのは、競馬雑誌の血統コーナーなどではほとんど取り上げられることはなく、ただ単に名馬バックパサーの父系として小さく記述があるかどうかの、微妙な古さに位置する祖先です。
けれどもこのブログでは、全兄のシックル(ミスプロ系の父系先祖)と同様に、ファラモンドについても「迂回血ライン種牡馬」の一頭として別格に扱い、この種牡馬の血の継承があれば迂回血ライン=底力伝達ライン、として扱うわけです。
よくよく見ればシーキングザゴールド自身は「父と母父」で言うと、父系がシックルの直系、母の父系がファラモンドの直系で、(シックル×ファラモンド)=(6×5)の全兄弟クロスを伴う、「同系配合馬」とみなすことが可能であるわけですね。
アメリカにおいてはミスプロ系(=シックルの直系子孫)の台頭で、全弟ファラモンドの直系子孫(主にバックパサー系)は活躍の場を徐々に失っていきました。
全兄弟がそれぞれ種牡馬として「父祖」となる場合、どちらかが繁栄を拡大し、どちらかが衰退を余儀なくされるのは現象としては当然起こり得るものだといえます。
日本にそのまま当てはまるかどうかはともかく、アドマイヤベガとアドマイヤボス、アグネスフライトとアグネスタキオン、ディープインパクトとオンファイアなどなど(皆サンデーS系ですが・・・)。
ディープとオンファイアの「格差」は現役時の実績からいって如何ともし難いものがありますが、血統背景は全く同じでも、生産牧場が抱える優秀な繁殖牝馬を「勢いのあるほう=兄か弟かのどちらか」に配合させよう、となるのは時流に乗るためのビジネスとしての「力学」でもあり、ある意味で必然なんでしょうね・・・。
話をファラモンドに戻すと、そもそも偉大なる種牡馬サンデーサイレンスが受け継いでいる血(ヘイローの母父の父)でもあります。
更にファラモンドは、名馬ニジンスキーの「母の母の父=メノウ」の父でもありまして、サンデーS系種牡馬とニジンスキーの血を持つ繁殖牝馬との相性が良いのも、ファラモンドの存在に必ずや、一因があるはずですね。
ニジンスキー(4×3)という、最高の近親クロス効果が顕現したのが女傑ブエナビスタでもありますし。
つまり言いたいことは、ファラモンド自身の直系子孫がバックパサー以降で衰退してしまったという事実がどうあれ、「ファラモンド経由の血のライン」というのは、底力継承ラインとして、隔世遺伝的に重要な効果効用がある、と考えるわけです。
気の早い話ですが、アフロディーデがゆくゆくは「母馬」になった場合、そのBBLP=(父7+母8=15)となります。アフロディーデ自身は5代アウトブリードとなる配合でもあり、突出した近親クロス要素を一切持ちません。配合上の制約が少なく、きっと良い母馬になれると思います。
一方、エルフィンSを勝ったマルセリーナがいずれ「母馬」になった場合、そのBBLP=(父12+母19=31)という、現時点の基準からすればとてつもない値になるのですが(笑)、マルセリーナはノーザンダンサー(5×5)のクロス要素を持つことにより、相手の種牡馬との関係性において、「必ずしも良いことばかりではない可能性」が出てきます。
いつの日か上記2頭のサンデーS系の牝馬が母になった時、このブログがまだ続いておりましたら(苦笑)、どちらの母の産んだ仔が「芝重賞級」となっていけるのか?を、追跡調査してみたいですね・・・。
2011年02月13日
共同通信杯 回顧
京都記念では得意のコースに戻ったメイショウベルーガを◎にし、何とか儲け幅の薄いワイドを2点的中できましたが、3歳重賞のほうは土曜クイーンCに続く連続的中とはならず、個人的には残念な結果でした。
共同通信杯でのスローペースはもちろん想定していましたが、1800m戦ならば千m60秒台で通過してもスローです。それが61秒6でしたから、またしても重賞としては超々スローペースと言うしかないでしょう。
先週のきさらぎ賞にしても、リキサンマックスはごく普通に逃げているだけなのに、後続があまりにも離され過ぎており、S水S駿氏の公式サイト内できさらぎ賞を回顧したK木S保氏(火曜コラム担当)は、「勝った馬を含めて、重賞であんな追走の仕方をしているようでは、論の外である」と断罪。
共同通信杯ではそうならないことを切に望んでおられました。
確かに今回は馬群としてはある程度ひと固まりで動きましたが、結果としては超スローの前残りとなる競馬にすぎず、やはりレースレベルはG1戦に直結するものとは言い難い内容というしかないでしょうね。
個人的には、ダノンバラードのレベルにも疑問の目を持っていたため今回の凡走は想定内でしたが、気性面の不安が出ないよう願って◎にした肝心のベルシャザールも、ゲート入り直前の様子を見た瞬間に「ヤバい」と確信(苦笑)。
ベルシャザールのゼッケンの下側は、発汗で真っ白に塩を吹いたような状態でした。
既にかなりイレ込んで体力を消耗していた可能性が高く、レースのペースがどうあれ100%の力量を発揮できていたかどうかは疑問ですね。
人気上位2頭が馬券圏外に去ったことで、善戦マンとしか見ていなかったナカヤマナイトがするすると内を突いて勝利。ヨシトミ騎手の、道中ロスのないレース運びは、もちろんさすがというしかないですね。
2着ユニバーサルバンクに関しては、事前考察で述べたとおり軽視すると怖いタイプで、場合によっては勝つ可能性もありマークはしていましたので想定内の結果です。
ディープサウンドは積極果敢に前を取りに行き、これも蛯名騎手のペース運びが抜群で3着に粘り込みましたが、現時点で力があれば逃げ切り勝ちがあっておかしくないペースだったので、そこまで勝ち切れる力量にはない、ということになると思います。
また、大井から参戦している戸崎圭太騎手は、たびたび人気薄の馬を上位に持ってくることがあって、御神本騎手もそうですが「中央の騎手を見返してやる」的な意気込みを強く感じます。
今日も東京1Rの3歳未勝利(ダート1300m)で8番人気のナムラストリークを3着に、5Rの3歳未勝利(芝1600m)で6番人気のママキジャを1着に導いており、やはり発奮していましたね(笑)。
そして共同通信杯でも、人気薄ダブルオーセブン(11番人気)を掲示板の5着に持ってくるという荒業ぶり。
この馬の強さというより、戸崎騎手の腕っぷしだけで上位に持ってきた感じなのが大きいですが(苦笑)、やはり中央の騎手たちが失っている「モチベーションの高さ」というものが、乗る馬の力量以上のものを出して「騎乗する馬を少しでも幸せにする」状況を作っているのだと思います。
中央の騎手どもに、「見倣え!」と一喝しても届きそうにないですが。
さて、牡馬3歳クラシック路線は、さらに一段と「混迷の度合い」をより深めてしまった感がありますね。
ダノンバラードがこの「体たらく」なんですから・・・(自信の本命に推していたS水S駿氏の激怒ぶりが、目に浮かんでくるようです)。
いつぞやの、フサイチホウオーとかいう馬を思い出しました(苦笑)。
穴党にとっては、「本番は面白くなるゼ」というところでしょうかね・・・。。
共同通信杯でのスローペースはもちろん想定していましたが、1800m戦ならば千m60秒台で通過してもスローです。それが61秒6でしたから、またしても重賞としては超々スローペースと言うしかないでしょう。
先週のきさらぎ賞にしても、リキサンマックスはごく普通に逃げているだけなのに、後続があまりにも離され過ぎており、S水S駿氏の公式サイト内できさらぎ賞を回顧したK木S保氏(火曜コラム担当)は、「勝った馬を含めて、重賞であんな追走の仕方をしているようでは、論の外である」と断罪。
共同通信杯ではそうならないことを切に望んでおられました。
確かに今回は馬群としてはある程度ひと固まりで動きましたが、結果としては超スローの前残りとなる競馬にすぎず、やはりレースレベルはG1戦に直結するものとは言い難い内容というしかないでしょうね。
個人的には、ダノンバラードのレベルにも疑問の目を持っていたため今回の凡走は想定内でしたが、気性面の不安が出ないよう願って◎にした肝心のベルシャザールも、ゲート入り直前の様子を見た瞬間に「ヤバい」と確信(苦笑)。
ベルシャザールのゼッケンの下側は、発汗で真っ白に塩を吹いたような状態でした。
既にかなりイレ込んで体力を消耗していた可能性が高く、レースのペースがどうあれ100%の力量を発揮できていたかどうかは疑問ですね。
人気上位2頭が馬券圏外に去ったことで、善戦マンとしか見ていなかったナカヤマナイトがするすると内を突いて勝利。ヨシトミ騎手の、道中ロスのないレース運びは、もちろんさすがというしかないですね。
2着ユニバーサルバンクに関しては、事前考察で述べたとおり軽視すると怖いタイプで、場合によっては勝つ可能性もありマークはしていましたので想定内の結果です。
ディープサウンドは積極果敢に前を取りに行き、これも蛯名騎手のペース運びが抜群で3着に粘り込みましたが、現時点で力があれば逃げ切り勝ちがあっておかしくないペースだったので、そこまで勝ち切れる力量にはない、ということになると思います。
また、大井から参戦している戸崎圭太騎手は、たびたび人気薄の馬を上位に持ってくることがあって、御神本騎手もそうですが「中央の騎手を見返してやる」的な意気込みを強く感じます。
今日も東京1Rの3歳未勝利(ダート1300m)で8番人気のナムラストリークを3着に、5Rの3歳未勝利(芝1600m)で6番人気のママキジャを1着に導いており、やはり発奮していましたね(笑)。
そして共同通信杯でも、人気薄ダブルオーセブン(11番人気)を掲示板の5着に持ってくるという荒業ぶり。
この馬の強さというより、戸崎騎手の腕っぷしだけで上位に持ってきた感じなのが大きいですが(苦笑)、やはり中央の騎手たちが失っている「モチベーションの高さ」というものが、乗る馬の力量以上のものを出して「騎乗する馬を少しでも幸せにする」状況を作っているのだと思います。
中央の騎手どもに、「見倣え!」と一喝しても届きそうにないですが。
さて、牡馬3歳クラシック路線は、さらに一段と「混迷の度合い」をより深めてしまった感がありますね。
ダノンバラードがこの「体たらく」なんですから・・・(自信の本命に推していたS水S駿氏の激怒ぶりが、目に浮かんでくるようです)。
いつぞやの、フサイチホウオーとかいう馬を思い出しました(苦笑)。
穴党にとっては、「本番は面白くなるゼ」というところでしょうかね・・・。。
2011年02月12日
共同通信杯 考察
昨年の勝ち馬ハンソデバンドは母のBBLP=13という値でしたが、クラシック本番では不甲斐ない内容での連続大敗。
未だに戦線復帰してこないので、どこかに不具合が出たのかもしれませんが、ポテンシャル評価が確定し切れないのがツラいところですね、こういうケースの場合。
今年はディープ産駒に人気が集中しており、さもありなんという状況ですが、はたしてどうなるのか・・・。
1.オンリーザブレイヴ(母プラウドビューティーのBBLP=考察外)
母父であるデインヒルのBBLP=7という値です。しかし、母プラウドB自身に関して言えばその両親が共にノーザンダンサー系であり、同系配合馬なんですね。
その母自身がノーザンダンサー(3×3)という黄金配合の要素すら飛び越えた近親度でのクロスを持ち、その影響力が良くも悪くも絶大すぎるんですね。
8番人気の低評価を覆して勝った前走の内容も、クビ差の辛勝と思われますし、昇級初戦が苦手な傾向にあるディープ産駒が多いのと、それでいきなりの重賞へ出走というのでは、さすがに名門厩舎の管理馬といえども今この段階で狙える状況にはないと私は推察しています。
2.ナカヤマナイト(母フィジーガールのBBLP=6)
母のFガールはナスルーラの血脈を計4ライン受け継いでおり、スピードの要素だけで言えば確かにこれまでの結果は頷けるものがあります。
けれども真の底力を問われるような厳しいペースのレース展開になった場合には、今後、底力不足を露呈するような状況が出てくる可能性が高いと感じています。
今回も人気の立場は必至なだけに、逆に私は妙味を感じないですね。アタマで狙いたい人は自己責任で存分に狙っていいと思いますが、私の場合は常に、3着づけ程度に扱いたいタイプという評価にさせていただきます。
3.タツミリュウ(母メイショウユウゼンのBBLP=考察外)
この馬の母はコスマー(4×4)という、牝馬クロスを持っています。そしてコスマーの母がアルマームードで、勝負根性などを伝える反面、激しい気性難をも伝える先祖なんですね。
そういう先祖の血をわざわざこの母がクロスで持っているので、気性面の危うさが感じられます。
前走の朝日杯FSでも、3番手で好位追走の発進をしていながら、3コーナーでは既に11番手に後退しているという謎めいた競馬ぶり。
これが気性面の不安定さによるものだとすると、「レース途中で嫌気がさした」可能性が大です。能力があってもこういう気性では、1800m以上の重賞ではとてもレースにはならない、と判断せざるを得ないですね。
4.ダブルオーセブン(母マックスエイトのBBLP=考察外)
ナスルーラ血脈が「父2+母5=計7」というもので、スピード要素だけならば超特急クラスの可能性もありかな?と思うしかないものです。
札幌の競馬では好走していますが、芝の重賞級となっていけるだけの「底力継承度」は、この馬の血統背景からは探し出すことができないですね・・・。
5.サトノオー(母エアトゥーレのBBLP=8だが・・・)
キャプテントゥーレの半弟となりますが、この兄はロイヤルスキー(3×4)の黄金クロス配合の要素が非常に考察の上でも重要なものでした。
一方この弟の場合は全く別の、リファール(4×3)という黄金クロスが発生する配合なんですね。どちらにしても活躍していく可能性があるのですが、単純な比較での兄の活躍度を当てはめにくいと思います。
こういう、奇跡の血量クロスとなる配合の馬は、母自身のBBLPが機能しない(しづらい)と思われます。といって軽視もできないし、過剰な期待も寄せづらいというタイプとなりますね、個人的には。
6.ユニバーサルバンク(母ヴィクトリーバンクのBBLP=7)
この馬の母は特殊で、その両親は共に異系トウルビヨンの直系同士であり、「同系配合馬」となります。(表現がややこしいですが)
現代においては稀な血統背景の母馬で、いつもの概念が当てはめづらく、意外性のあるタイプの仔を出すという感じでしょうか・・・。
非常に狙いづらい血統背景でもあり、割り切った予想がこういうタイプには必要となります。凡走されても怒らず、好走されても驚かない、という覚悟で、是非。
7.ミヤビファルネーゼ(母タフグレイスのBBLP=7)
可もなく不可もなくといった血統背景ですね(苦笑)。父ロージズインメイのBBLP=5で、これはサンデー系種牡馬の「主力部隊」のほぼ半分程度しかない、ということになります。
大物感のある産駒が出てこないのは、そういう父の底力継承度不足(サンデー系と比較しての、という意味で)があるからだろうと思われます。
この産駒についても、特に出世の可能性は感じられませんね・・・。
8.ニジブルーム(母タヤスブルームのBBLP=考察外)
母がノーザンダンサー系の同系配合馬(クロスは3×3)で、ニジブルーム自身もノーザンダンサー(4×4・4)というコテコテに頼った配合の持ち主となります。
気性面の揺らぎが顕著で不安定そうな部分も大いに感じられ、まず人気サイドでの信頼は出来ないタイプ。穴馬としては常に面白いタイプと言えそうですが、前走で負かしたギリギリヒーロー、コティリオンなどにその後好結果が出ていないので、この馬への過度な期待は、今回は難しそうですね。
9.ビッグロマンス(現状考察外)
芝での勝ち鞍がないので・・・。
10.ロビンフッド(母サンディフォルスのBBLP=9)
ゼンノエルシド産駒としては想定以上の出世ができていると思います(苦笑)。まあ、それも母父サンデーSの貢献が大きいのでしょうが、母のBBLPは10には届かず今一歩。
1800mという距離も、平坦コースならこなせるでしょうが、坂のあるコースはおそらくマイルまでが適距離のタイプではないかと推察します。マイル戦だったら、もう少し狙いどころもあったでしょうが・・・。
11.ダノンバラード(母レディバラードのBBLP=考察外)
この馬はヘイロー(3×3)が強烈至極のクロス要素を持ちます。京都記念に出走予定のダノンシャンティと全く同じ近親クロスを持つことになりますが、ラジオNIKKEI杯2歳Sでの走破内容は、必ずしも高いレベルではないと思われます。
今回、もし圧勝するようなことがあれば、その近親クロスによる強さを認めざるをえないですが、現状はまだ疑いの目を向けて、多少は高配当になるような買い方にしたいですね(苦笑)。
12.ベルシャザール(母マルカキャンディのBBLP=10)
個人的にはこの馬を◎にしたいですね。たまたまデムーロ騎手が騎乗しますが、もしデムーロでなくても、同じ予想をしていると思います。
この馬のクロス要素としてはノーザンダンサー(5・5・7×4)と、コテコテな面は否めないのですが、リーディングトップを独走中の父キンカメの勢いは、この馬の存在で更に加速する可能性も大と見ます。
もし、気性面でこれまで見せていない部分が欠点として今回露呈し、凡走するような場合にはもう諦めるほかなく、覚悟を決めた上でアタマで狙ってみたいですね。
(*過去記事で母のBBLP=11としていたかと思いますが、シックルのラインが1つあるのを見落としていたので、その1つを差し引いて10に修正します。それでも、血統評価は従来と変わりありません)
13.ディープサウンド(母ジョセットのBBLP=考察外)
この馬の母については、オンリーザブレイヴの母とほぼ同様の解釈をしたいと思います。気性面での不安定さを感じさせる血統背景で、実際、前走ではそれが露呈した可能性が大です。
もし今回好走し、馬券に絡んだ場合にはもう諦めるしかないですね。一応、心の中で「降参」の準備をしておかないと(苦笑)。
未だに戦線復帰してこないので、どこかに不具合が出たのかもしれませんが、ポテンシャル評価が確定し切れないのがツラいところですね、こういうケースの場合。
今年はディープ産駒に人気が集中しており、さもありなんという状況ですが、はたしてどうなるのか・・・。
1.オンリーザブレイヴ(母プラウドビューティーのBBLP=考察外)
母父であるデインヒルのBBLP=7という値です。しかし、母プラウドB自身に関して言えばその両親が共にノーザンダンサー系であり、同系配合馬なんですね。
その母自身がノーザンダンサー(3×3)という黄金配合の要素すら飛び越えた近親度でのクロスを持ち、その影響力が良くも悪くも絶大すぎるんですね。
8番人気の低評価を覆して勝った前走の内容も、クビ差の辛勝と思われますし、昇級初戦が苦手な傾向にあるディープ産駒が多いのと、それでいきなりの重賞へ出走というのでは、さすがに名門厩舎の管理馬といえども今この段階で狙える状況にはないと私は推察しています。
2.ナカヤマナイト(母フィジーガールのBBLP=6)
母のFガールはナスルーラの血脈を計4ライン受け継いでおり、スピードの要素だけで言えば確かにこれまでの結果は頷けるものがあります。
けれども真の底力を問われるような厳しいペースのレース展開になった場合には、今後、底力不足を露呈するような状況が出てくる可能性が高いと感じています。
今回も人気の立場は必至なだけに、逆に私は妙味を感じないですね。アタマで狙いたい人は自己責任で存分に狙っていいと思いますが、私の場合は常に、3着づけ程度に扱いたいタイプという評価にさせていただきます。
3.タツミリュウ(母メイショウユウゼンのBBLP=考察外)
この馬の母はコスマー(4×4)という、牝馬クロスを持っています。そしてコスマーの母がアルマームードで、勝負根性などを伝える反面、激しい気性難をも伝える先祖なんですね。
そういう先祖の血をわざわざこの母がクロスで持っているので、気性面の危うさが感じられます。
前走の朝日杯FSでも、3番手で好位追走の発進をしていながら、3コーナーでは既に11番手に後退しているという謎めいた競馬ぶり。
これが気性面の不安定さによるものだとすると、「レース途中で嫌気がさした」可能性が大です。能力があってもこういう気性では、1800m以上の重賞ではとてもレースにはならない、と判断せざるを得ないですね。
4.ダブルオーセブン(母マックスエイトのBBLP=考察外)
ナスルーラ血脈が「父2+母5=計7」というもので、スピード要素だけならば超特急クラスの可能性もありかな?と思うしかないものです。
札幌の競馬では好走していますが、芝の重賞級となっていけるだけの「底力継承度」は、この馬の血統背景からは探し出すことができないですね・・・。
5.サトノオー(母エアトゥーレのBBLP=8だが・・・)
キャプテントゥーレの半弟となりますが、この兄はロイヤルスキー(3×4)の黄金クロス配合の要素が非常に考察の上でも重要なものでした。
一方この弟の場合は全く別の、リファール(4×3)という黄金クロスが発生する配合なんですね。どちらにしても活躍していく可能性があるのですが、単純な比較での兄の活躍度を当てはめにくいと思います。
こういう、奇跡の血量クロスとなる配合の馬は、母自身のBBLPが機能しない(しづらい)と思われます。といって軽視もできないし、過剰な期待も寄せづらいというタイプとなりますね、個人的には。
6.ユニバーサルバンク(母ヴィクトリーバンクのBBLP=7)
この馬の母は特殊で、その両親は共に異系トウルビヨンの直系同士であり、「同系配合馬」となります。(表現がややこしいですが)
現代においては稀な血統背景の母馬で、いつもの概念が当てはめづらく、意外性のあるタイプの仔を出すという感じでしょうか・・・。
非常に狙いづらい血統背景でもあり、割り切った予想がこういうタイプには必要となります。凡走されても怒らず、好走されても驚かない、という覚悟で、是非。
7.ミヤビファルネーゼ(母タフグレイスのBBLP=7)
可もなく不可もなくといった血統背景ですね(苦笑)。父ロージズインメイのBBLP=5で、これはサンデー系種牡馬の「主力部隊」のほぼ半分程度しかない、ということになります。
大物感のある産駒が出てこないのは、そういう父の底力継承度不足(サンデー系と比較しての、という意味で)があるからだろうと思われます。
この産駒についても、特に出世の可能性は感じられませんね・・・。
8.ニジブルーム(母タヤスブルームのBBLP=考察外)
母がノーザンダンサー系の同系配合馬(クロスは3×3)で、ニジブルーム自身もノーザンダンサー(4×4・4)というコテコテに頼った配合の持ち主となります。
気性面の揺らぎが顕著で不安定そうな部分も大いに感じられ、まず人気サイドでの信頼は出来ないタイプ。穴馬としては常に面白いタイプと言えそうですが、前走で負かしたギリギリヒーロー、コティリオンなどにその後好結果が出ていないので、この馬への過度な期待は、今回は難しそうですね。
9.ビッグロマンス(現状考察外)
芝での勝ち鞍がないので・・・。
10.ロビンフッド(母サンディフォルスのBBLP=9)
ゼンノエルシド産駒としては想定以上の出世ができていると思います(苦笑)。まあ、それも母父サンデーSの貢献が大きいのでしょうが、母のBBLPは10には届かず今一歩。
1800mという距離も、平坦コースならこなせるでしょうが、坂のあるコースはおそらくマイルまでが適距離のタイプではないかと推察します。マイル戦だったら、もう少し狙いどころもあったでしょうが・・・。
11.ダノンバラード(母レディバラードのBBLP=考察外)
この馬はヘイロー(3×3)が強烈至極のクロス要素を持ちます。京都記念に出走予定のダノンシャンティと全く同じ近親クロスを持つことになりますが、ラジオNIKKEI杯2歳Sでの走破内容は、必ずしも高いレベルではないと思われます。
今回、もし圧勝するようなことがあれば、その近親クロスによる強さを認めざるをえないですが、現状はまだ疑いの目を向けて、多少は高配当になるような買い方にしたいですね(苦笑)。
12.ベルシャザール(母マルカキャンディのBBLP=10)
個人的にはこの馬を◎にしたいですね。たまたまデムーロ騎手が騎乗しますが、もしデムーロでなくても、同じ予想をしていると思います。
この馬のクロス要素としてはノーザンダンサー(5・5・7×4)と、コテコテな面は否めないのですが、リーディングトップを独走中の父キンカメの勢いは、この馬の存在で更に加速する可能性も大と見ます。
もし、気性面でこれまで見せていない部分が欠点として今回露呈し、凡走するような場合にはもう諦めるほかなく、覚悟を決めた上でアタマで狙ってみたいですね。
(*過去記事で母のBBLP=11としていたかと思いますが、シックルのラインが1つあるのを見落としていたので、その1つを差し引いて10に修正します。それでも、血統評価は従来と変わりありません)
13.ディープサウンド(母ジョセットのBBLP=考察外)
この馬の母については、オンリーザブレイヴの母とほぼ同様の解釈をしたいと思います。気性面での不安定さを感じさせる血統背景で、実際、前走ではそれが露呈した可能性が大です。
もし今回好走し、馬券に絡んだ場合にはもう諦めるしかないですね。一応、心の中で「降参」の準備をしておかないと(苦笑)。
クイーンC 回顧
今年に入り、個人的には3歳戦の予想があまり上手くいっていなかったのですが、マルセリーナがエルフィンSを勝ったあたりから、徐々に好調に転じつつあります。
今日2月12日は、東京6Rの新馬戦でも予想(馬単&ワイドBOX5頭)が的中。
1着 リッチフロー(母マルカフレンドリーのBBLP=11)
父はフレンチデピュティで重馬場を基本的には苦にしないはずの血統でしたし、デムーロ騎手が騎乗するのにも関わらず4番人気。ワイド馬券も3通りの的中が全て買い目に入っており、上手くいきました。
リッチフローのように兄や姉にレース経験がないタイプは、母自身の活躍度で推し量るのが通常の血統理論でしょうが、母自身は活躍したとは言えない現役時代でした。
そういう場合の母馬としては、単にその父が「サンデーS」だからではなくて、迂回血ライン=10以上だから今回狙えたのです。
ただし今回は重めの馬場で、対応できない馬もいたでしょうから、この馬も次走が良馬場の場合のパフォーマンスを再チェックする必要はあるでしょう。
次走が良馬場の場合でも能力の顕現をもう一度確認できれば、この馬はNHKマイルCに出走しても面白い存在になれると思います(できればダービー出走が叶うと良いのですが)。
この新馬戦的中に気を良くしてクイーンCでも、フレンチデピュティを父に持つクロフネが送り出した「芝重賞級」のホエールキャプチャの勝利に、当然期待をかけました。
この馬にとっては問題のない馬場もプラスだったでしょうが、池添騎手が勝利インタビューで答えていたように早めに抜け出してソラを使ってしまうぐらい、余裕の勝利でしたね。3連単2万馬券もゲット。
ライバルのレーヴディソールとの比較では、マイル適性であればレーヴDにやや優勢なものがあるかもしれませんが、将来的に中距離での戦い(エリ女など)になった場合には、このホエールチャプチャのほうが優位に戦える可能性を感じています。
マイネイサベルとのワイドも押さえで的中。勿論馬連にすべきだったでしょうが、ダンスファンタジアがまたもコケることになろうとは・・・。
そのダンスFは残念な結果です。ダート1200mでしか勝っていなかったメーヴェにまで先着を許したところなど、初戦の重馬場で圧勝している以上は言い訳がききません。次走はどうするんでしょうね・・・。
桜花賞まであえて使わずに態勢を整え直すか、3月前半のどこかで再度使うのか・・・。陣営の立て直しプランが今後を左右しそうです。
3着に来たデルマドゥルガーは、3連単での3着付けが上手くハマってしまいましたが、道悪適性、マイル適性の高さをあらためて確認できたのは陣営にとっても収穫でしょうね。
この馬の場合は古馬以降も純然たるマイラーであろうと思われ、距離延長となった場合には少々疑問となりますが、秋華賞の時期ぐらいまでは3歳同士ならば2000m戦でも穴を開ける能力はあるかもしれません。
今日2月12日は、東京6Rの新馬戦でも予想(馬単&ワイドBOX5頭)が的中。
1着 リッチフロー(母マルカフレンドリーのBBLP=11)
父はフレンチデピュティで重馬場を基本的には苦にしないはずの血統でしたし、デムーロ騎手が騎乗するのにも関わらず4番人気。ワイド馬券も3通りの的中が全て買い目に入っており、上手くいきました。
リッチフローのように兄や姉にレース経験がないタイプは、母自身の活躍度で推し量るのが通常の血統理論でしょうが、母自身は活躍したとは言えない現役時代でした。
そういう場合の母馬としては、単にその父が「サンデーS」だからではなくて、迂回血ライン=10以上だから今回狙えたのです。
ただし今回は重めの馬場で、対応できない馬もいたでしょうから、この馬も次走が良馬場の場合のパフォーマンスを再チェックする必要はあるでしょう。
次走が良馬場の場合でも能力の顕現をもう一度確認できれば、この馬はNHKマイルCに出走しても面白い存在になれると思います(できればダービー出走が叶うと良いのですが)。
この新馬戦的中に気を良くしてクイーンCでも、フレンチデピュティを父に持つクロフネが送り出した「芝重賞級」のホエールキャプチャの勝利に、当然期待をかけました。
この馬にとっては問題のない馬場もプラスだったでしょうが、池添騎手が勝利インタビューで答えていたように早めに抜け出してソラを使ってしまうぐらい、余裕の勝利でしたね。3連単2万馬券もゲット。
ライバルのレーヴディソールとの比較では、マイル適性であればレーヴDにやや優勢なものがあるかもしれませんが、将来的に中距離での戦い(エリ女など)になった場合には、このホエールチャプチャのほうが優位に戦える可能性を感じています。
マイネイサベルとのワイドも押さえで的中。勿論馬連にすべきだったでしょうが、ダンスファンタジアがまたもコケることになろうとは・・・。
そのダンスFは残念な結果です。ダート1200mでしか勝っていなかったメーヴェにまで先着を許したところなど、初戦の重馬場で圧勝している以上は言い訳がききません。次走はどうするんでしょうね・・・。
桜花賞まであえて使わずに態勢を整え直すか、3月前半のどこかで再度使うのか・・・。陣営の立て直しプランが今後を左右しそうです。
3着に来たデルマドゥルガーは、3連単での3着付けが上手くハマってしまいましたが、道悪適性、マイル適性の高さをあらためて確認できたのは陣営にとっても収穫でしょうね。
この馬の場合は古馬以降も純然たるマイラーであろうと思われ、距離延長となった場合には少々疑問となりますが、秋華賞の時期ぐらいまでは3歳同士ならば2000m戦でも穴を開ける能力はあるかもしれません。