2010年08月

2010年08月29日

2歳戦 次走へのメモ(その12)

 今週の競馬SNS内での予想は、6レース中2レース(月岡温泉特別、札幌スポニチ賞)の的中に終わりましたが、払い戻しに関しては10万円超えで十分なプラス収支。

 月岡温泉特別は◎にしたドリームゼニスこそ掲示板外に去ったものの、3連複の買い目は(2,5,9,12)の4頭BOXに絞れての的中(苦笑)。こういう当たり方もラッキーと言われればそれまでですが、5頭BOX=10通りとするのと、4頭BOX=4通りで決め打ちするのとでは、当たる確率は当然のことながら大きく異なります。

 確率が下がるのを覚悟で、同じ購入限度額の範囲で1点当たりの買い目配分額を増やせるのは、リアル馬券においても理想ですね。

 札幌スポニチ賞に関しては、2番人気ではありましたが単勝にすべてを託したホーカーハリケーンで決まり、藤田騎手に感謝です。このネオU産駒はノーザンダンサー経由の血を一切持たないタイプで、やや昇級にてこずってきたものの、母方にセントサイモン系のラインが多くあることで現代馬としてはおそらく晩成傾向にあるタイプとみてよいでしょう。

 息の長い活躍ができるのであれば、それはそれで競走馬冥利に尽きるというもの。今後も頑張っていって欲しいですね。

 
 さて2つの重賞では、キーンランドCではジェイケイセラヴィ◎でワンカラットをあえて切る作戦。直線一歩抜け出したかに見えましたが最後はカラットちゃんに突き放され2着。狙い目としては悔いの無い予想でした。

 新潟記念ではサンライズベガかナリタクリスタルのどちらを◎にするかで迷い、結局Sベガのほうを選択。どのみちトウショウシロッコを軽視したため、的中はなりませんでした。


 さて、本題の2歳戦。今回は28日土曜の勝ち上がり馬から。

オールアズワン(父ネオユニヴァース)

カフェラピード(父マンハッタンカフェ)

 いつものように母馬の名前を後ろに続けないのは、上記2頭はどちらも迂回血ラインで考察するタイプの母馬を持たないからです。

 オールアズワンの母は、早世したナリタブライアンの忘れ形見ともいえるトウホープログレスで、それだけで注目されるような感じですが、血統の特徴としてはノーザンダンサー(3×4)の黄金クロスを内包するタイプであり、とどのつまり今風のトレンド的な配合を持つ母馬。

 一方、カフェラピードの母シンメイミネルバは既に一度考察済みで、カーリアン直仔の牝馬でなおかつノーザンダンサー(4×3)の黄金クロス配合を持つというタイプ。

 オールアズワンの場合、両親が共にヘイルトゥリーズン系となることから「同系配合馬」の扱いになるとも言え、早熟なだけに終わる可能性がなきにしもあらずなので、今後の活躍度には注目します。

 カフェラピードの場合、ヒルノダムールのようになっていく可能性もあるし、そこまで行かないにしても、ある程度安定した活躍をしていけるのは確かでしょう。

 個人的には、この上記2頭が順調に成長していった場合でも、彼らのライバルとして、「迂回血ラインで注目に値する母から産まれたタイプ」が同じレースにいずれ出走してきた場合には、おそらくそちらのライバルのほうに重点を置く予想を展開することになると思いますが・・・。


 28日新潟の新馬戦(芝1600m)で勝ったのは12番人気の、

フレンドミー

 タニノギムレット産駒で、母パンピータはレイズアネイティヴ(3×4)の黄金配合クロスを持つタイプなので、やはり迂回血ラインでの考察は当てはまらないケースです。

 フレンドミー自身はノーザンダンサー経由の血を一切持たないことが考察の上ではとても重要です。

 同じ父を持つウオッカも、ノーザンダンサー経由の血のラインを一切持たずしてあれだけの名牝に成長していきました。フレンドミーがそこまでのレベルに到達するとは今のところ思えないにしても、牝馬としていずれは母馬になっていく身なのですから、その血統背景の特徴そのものが母としてのアドバンテージになる可能性を持っています。

 フレンドミーにも頑張ってもらって、「とことんNDの血に頼るだけのヤツら」なんかには負けないわヨ、という意地を今後も見せてもらいたいですね。   

blood_max at 21:58|PermalinkComments(0) 2歳馬 考察 

2010年08月27日

2歳戦 次走へのメモ(その11)

 今週は、期せずして札幌記念の回顧をすることとなり、2歳戦の回顧が中途半端なままでしたので、先週の結果考察を少し補足。

 22日の札幌2歳新馬戦から。

 2着のプレイに関しては、いずれ近いうちに勝ち上がるのでしょうが、個人的にはマイラータイプなのではないかなと思います。まず父のロックオブGは再三申し上げているとおり、中距離馬をコンスタントに出せるタイプとは思えず、実際に短距離馬を多く出す傾向にあります。

 ノーザンダンサー直系種牡馬で、かつノーザンダンサー(3×3)の強力な近親クロスを持つタイプとしてはご存知フサイチコンコルドがいますが、バランスオブゲームが唯一の大物産駒といっていいぐらいで、もう10年以上供用しながらもG1級となるような産駒の輩出は未だにありません。

 ロックオブGもノーザンダンサー(3×3)のクロスを内包する以上は、かなり特殊というか特異な種牡馬とみるべきです。

 まあその意味でもプレイの今後の動向は、サンプルとしては最適な存在でしょうね。来年の4月ごろに、果たしてクラシック戦線の堂々たる主役となっているか、或いはそうでないか、興味深く見守りたいと思います。


 勝ち馬のグレートマッハについても、新馬戦にありがちなスローにうまく持ち込んでの逃げがハマった感じで、今のところ血統面からの強さはあまり感じないので、プレイ共々、次走の内容こそポテンシャル評価の判断材料とすべきだと思います。


 このレースで3番人気だったサダムグランジュテはスローを終始後方追走ではなすすべなし、という感じの7着。この馬も次走で連対するようなことがあればいいのですが、個人的には気がかりな部分も。

 それは日曜新潟の2歳新馬戦でやはり人気サイドだったキンカメ産駒、トウショウレイザー(2番人気13着)との、共通項があるからです。

 私は過去記事において、キンカメ産駒の中で「母父がノーザンダンサー直系」だと、芝オープン級の活躍馬になる割合は非常に少ない、と考察してきました。

 唯一、アパパネが例外中の例外的存在、といっても良いほどです。

 改めて、現3歳〜4歳となるキンカメ産駒で「母父がノーザンダンサー直系」となるタイプをTARGETで検索してみますと、計94頭がピックアップされます(抹消馬を含む)。

 アパパネのみが芝で5勝、あと目に付くところではベルベットロード、ナンヨーアイドル、ビンテージチャートの3頭のみ、芝を3勝している程度です。

 キンカメ自身がサイアーランキングTOPを快走する中で、これはかなり特筆すべき問題点でしょう。

 この傾向を見るに、キンカメ自身が、「3つのノーザンダンサー経由の血」を内包する種牡馬であるため、配合相手の牝馬がノーザンダンサー直系の場合には、その「とことん度合い」が激烈極まりないものになる=そのほとんどはダート向きのパワータイプになる、とみるのが自然です。

 現状ではアパパネのみが唯一の「芝G1級」となっていることは、母ソルティビッドの血統背景に大いなる秘密が隠されていると思われるのですが・・・。

 さてさて、サダムグランジュテもトウショウレイザーも、今後アパパネに続く「芝G1級」となっていけるのかどうか、興味津々ですね。 

blood_max at 23:46|PermalinkComments(0) 2歳馬 考察 

2010年08月25日

札幌記念回顧(その2)

 では回顧の続きを。

 4つ前の記事の冒頭では、札幌記念での期待馬としてアクシオンの名前を出しましたが、そこでは血統のことには触れずにアーネストリーと共に粘り込みを期待、とだけ述べておきました。

 競馬SNS内での予想印としては▲でズバリでしたが、ヒルノダムールの走りが出だしからスムーズであれば3、4着の立場は逆になったかもしれませんね(苦笑)。

 それでもサンデーS直仔の最終世代の1頭として、侮れない実力を存分に示した内容といってもいいのではないでしょうか。

アクシオン(母グレイテストヒッツの迂回血ライン数=10)

 アクシオンの兄や姉(いずれも父はスターオブコジーン)は中央競馬で全く活躍していませんが、その配合ではナスルーラ経由の血が父+母で計4つと多めになることと、母自身が持つネイティヴダンサーのクロス効果との相乗効果で、スピード偏重に振れ過ぎたのではないかと思います。

 父がサンデーSに替わったことで、配合の要素は当然のことながら一変。アクシオンの5代内クロスにはご存知、「アルマームード」の(4×5)が発生します。

 この牝馬クロスは「父サンデーS×母父ノーザンダンサー直仔種牡馬」で配合した場合には必ず発生するクロスであり、ダンスインザダークやダイワメジャー、デュランダルなどが該当します。

 過去記事でも述べたとおりアルマームードのクロスは、「良い方向」にさえ出れば類い稀な勝負根性と、異系(ブランドフォード+ゲインズボロー+ザテトラーク)由来の活力に富む底力要素、というべきものが産駒にプラスに作用しました。

 ところがこの牝馬クロスは「諸刃の剣」でもあり、激しさを通り越した気性面の不安定さをもたらし、「悪い方向」に出ればイレ込み&発汗などはもとより、時には闘志とはまったく真逆の「無気力さ」となって産駒に作用する場合もあるのです。

 特にダンスインザダークの産駒たちにはこの傾向が最も顕著に受け継がれやすいと思われ、能力は高くても安定した成績を残せない産駒が実に多く散見されています(ブーケフレグランスなどなど)。

 私の考えるに、おそらく同じ血統の特徴(アルマームードクロスの内包)を持つデュランダルやダイワメジャーの産駒たちには、ダンス産駒同様にこの「ムラ駆け要素」が顕著に受け継がれる可能性がある、と感じています。

 大物を「少しだけ」輩出して、残りの大多数は人気サイドで大いにコケる産駒をこれから多く出していくのではないか、とみていますが。


 さて、アクシオンに話を戻しますが、この馬は菊花賞5着と善戦したものの、その後の戦線離脱の時期が長引いてしまい、同期のネヴァブションやトウショウシロッコなどがそれなりの活躍を続ける中で、彼らの陰に隠れる存在となってしまいました。

 けれども母グレイテストヒッツの持つ迂回血ラインの値は10と高く、もし長期の離脱がなかったらとうの昔に重賞勝ち馬になっていたはずです。

 母の父、ディキシーランドバンド(迂回血ライン=6)は1980年生まれのノーザンダンサー直仔種牡馬で、かなり古めの世代なので、今後もう「母父」として考察する機会はほとんどないでしょうね。

 同世代のカーリアン(迂回血ライン=5)はノーザンダンサーの孫で、ニジンスキー(迂回血ライン=3)を経ての値ですが、ディキシーランドバンドは「ND直仔」という立場で6という値の迂回血ラインを得ていたことに大きな意味があります。

 今後、アクシオンはG1戦で勝利でもしない限り、種牡馬になることはまずないと思われますが、仮になった場合、アクシオン自身が持つ迂回血ライン数は父サンデーS由来の4と、母グレイテストヒッツ由来の10を足した14という値となり、これはディープインパクトの値=12を超える立場ともいえるのです。

 重賞実績の全く無いサンデーSの直仔が種牡馬になっている実例もありますので、出来ることならばアクシオンにも種牡馬になって欲しいですね。

 サンデー系種牡馬が飽和状態なのは百も承知ですし、アルマームードのクロスを内包することも「血の継承」としては懸念材料にもなる部分なのですが、「ディキシーランドバンドの血」を持つタイプは貴重な存在でもあります。

 今日はそういう視点で、アクシオンを取り上げてみました。まだまだ、元気に活躍してもらいたいですね。  

blood_max at 00:02|PermalinkComments(0) 競馬 血統 予想 回顧 

2010年08月24日

札幌記念回顧(その1) 

 普段はあまり古馬中心の重賞を取り上げてませんが、大抵は予想が当たらないからです(>_<);。なので的中した時ぐらいは回顧をやっておかないと(苦笑)。

 個人的には、復活を期待したロジUに勝って欲しかったのが正直な感想ですが、相手がアーネストリーでの連対ならば上々の出来で、ほぼ復活の兆しは見えたと判断してよいと思います。ロジUが大敗する姿だけは見たくありませんでしたので・・・。

 ロジUに関しては札幌2歳Sを勝った時点で、既に血統背景のポテンシャル評価がほぼ定まっていました。

ロジユニヴァース(母アコースティクスの迂回血ライン数=12)

 あえて再度、比較対照させますが2007年の札幌2歳S勝ち馬は、

オリエンタルロック(母エンジェルインザモーニングの迂回血ライン数=2)

 同じレースでの、2008年勝ち馬と2007年勝ち馬の、「母の比較」です。

 「迂回血ライン」が、一般的な血統理論の展開方法と大きく異なっているのは、「父と母父」のポテンシャルを評価の中心に据えるのではなく、徹底的に「母馬自身」の血統背景から産駒のポテンシャルを評価する部分です。

 「迂回血ラインって何だ?」という読者の方々の疑問に、何度か過去記事でお答えしてきましたが、要するに換言すれば、「底力継承ライン」のことです(アーカイブのカテゴリー、「迂回血ラインの主旨説明・他」を参照)。

 迂回血ラインを一定の水準(2008年〜2010年現在での水準=10)以上で持っている母馬こそが、「芝重賞級の産駒を産む可能性が高い」という、この仮説は、私の血統研究の根本を成す部分です。

 「なんで?」「どうして?」という疑問は消えないかもしれませんが、とにかく、「実例」を1つでも多く提示していくのがこのブログの目的であり、仮説の検証の場、なのです。

 ロジUは2008年時点での水準=10、を2つ越える母から産まれており、このことが、私がこの馬を2歳時から高評価してきた理由です。

 ただし、ヘイロー(3×5)の近親クロスを持っていることもあって、このクロスの影響に左右されるかもしれない、という懸念も提示していました。

 そして迎えたダービーでも、過酷な不良馬場でロジUのみならず出走馬全体にダメージが大きかったことで、その後の成長が結果となって出ずに、ポテンシャル評価が定まらないまま4歳になってしまった現実がネックとなっていました(ダービーに出走しなかった馬でのワンツーとなった昨年の菊花賞の内容は、個人的には全く評価していない)。

 そして札幌記念2着を受けてようやく、母馬が潜在的に持つポテンシャル=迂回血ライン数の多さ=底力継承度)が、ほぼ実証された形と判断します。

 ちょっと眠くなってきたので、続き(▲にしたアクシオンの母に言及予定)は24日夜に。 

blood_max at 00:10|PermalinkComments(0) 競馬 血統 予想 回顧 

2010年08月22日

2歳戦 次走へのメモ(その10)+オマケ付き

 日曜の競馬は札幌&小倉の2歳新馬戦の予想がどちらも全くダメでしたが、日曜新潟の第1R、2歳未勝利(芝1600m)で単勝的中、2歳新馬戦(芝1800)で単勝&馬連的中、レパードSでワイド2点&3連複BOX的中、札幌記念で馬連&ワイド&3連複BOXが的中出来ました。

 これまで的中の「証拠」を提示していませんでしたが、日頃閲覧して頂いている方々に「疑心暗鬼」の目で見られては心外ですので、オマケと言ってはナンですが、参加している競馬SNS内でワタクシの予想した的中確定ページのURLを以下に列挙しておきます(予想はすべて、前日土曜夜の段階でSNSに登録したものです)

(ウマニティ会員でなくとも、ログインなしで全参加者の予想を外部から閲覧可能なはずですが、もし下記のページが閲覧できなかったらゴメンナサイ)

新潟1R

http://umanity.jp/coliseum/coliseum_view.php?race_id=2010082204030401&user_id=c849239f3c

新潟6R

http://umanity.jp/coliseum/coliseum_view.php?race_id=2010082204030406&user_id=c849239f3c

レパードS

 http://umanity.jp/coliseum/coliseum_view.php?race_id=2010082204030411&user_id=c849239f3c 

札幌記念

http://umanity.jp/coliseum/coliseum_view.php?race_id=2010082201010409&user_id=c849239f3c 


 ちなみにこの競馬SNSでの、私の予想家としてのランクがバレバレになるわけですが(苦笑)、毎週6レース程度しか登録していないので、そもそもランク上位に行くことはまず不可能です。参加者のレベルもみんな高いというか、全場36レース登録でプラスの回収率をキープする猛者どもが多いので、ただただ感心いたしております、ハイ。

 また買い目の金額に関しては、あくまでもこのSNS内での上限ルールに基づいての配分なので、実際のPATでこの配分額そのままを買っているとは限りません。念のため。

 
 さて、新潟2歳未勝利で勝ったMカフェ産駒、

タイセイマテンロウ(母キョウエイカナの迂回血ライン数=9)

 このMカフェ産駒は5代アウトブリードの配合。土曜に◎指名を決めた段階ではオッズ人気が不明でしたが、レース直前では4番人気で、あんまり妙味はなかったですね。

 前走の新馬戦に出走した時も◎にし、5着でしたが差は僅か(勝ち馬から0.2秒差)。その時の回顧記事で述べた、ペースがもう少し速い展開になれば浮上する、との推測にほぼ適応。

 ただ前回の逃げから、全く逆の位置取り(4コーナーまで17番手の最後方)を試したのはちょっとビックリ。好位追走かなと思っていましたので。

 2歳戦のマイルにしては千m通過時60秒2で、レベル的にもまずまずの流れを上がり3F最速(34秒1)で差し切った内容は今後にもつながるものでしょう。


 問題は1番人気で14着に敗退したSウィーク産駒の、

カトルズスルー(母スルーオールの迂回血ライン数:4=(2,0,2)

 凡走パターンとはいかないまでも、ほぼそれに近く、母の持つ迂回血ライン分布から示される底力継承度はやや低いものです。

 半姉のマイティスルー(父クロフネ)は春菜賞を勝っていましたがその後は凡走続き。そして妹も、残念ながら芝の重賞級になっていく可能性はほぼ望めないでしょう。

 活躍(昇級)があるとすれば、1400m以下の距離に活路を求めた場合ではないかと思われますね。距離短縮で頑張って欲しいと思います。


 続いて新潟6R,2歳新馬戦より。

 ランパスインベガスもディープサウンドも社台ファームの生産馬ですが、事前考察で述べたとおり、血統の特徴は全く間逆。

 「ノーザンダンサーの血脈に一切頼らない」Rベガスと、「とことんノーザンダンサーの血脈に頼る」Dサウンド。着差は2分の1馬身とそれほど能力差はないと見ますが、これから出世していくのははたしてどちらの方なのか、興味はまだまだこれからですね。

 個人的にはRベガスに今後も期待します。ただし距離の融通性だけで言うならばDサウンドの方が上でしょう。こういう2頭の成長曲線がどうなっていくかを継続して比較することも、競馬の楽しみ方の1つです。


 最後に、札幌で注目してみたクロフネ産駒2頭は全然ダメそうですね(苦笑)。前日段階での評価だったので、オッズが全く不明の上での結果でしたが。洋芝適性に欠けるのかな・・・。ま、検証を一からやり直します。

 プレイは2着だったにしろ、伏兵に2馬身以上の差をつけられ、この距離ではやや分が悪いかなという印象が強いです。

 マル外扱いでの現3歳以上のロックオブG産駒には、確かに芝1800m戦で勝っている馬が何頭かいますが、割合としては全体の産駒数からすれば少ないでしょう。

 M軍団のO総帥が、「プレイは種牡馬にする」と豪語し、期待の大きさもハンパない感じですが、どうなんですかねー?

 天下一の相馬眼を持つといわれるオーナーブリーダーに、素人ふぜいがこんなことを言うのは百年(千年?)早いかもしれませんが(苦笑)、そもそも同系配合馬のロックオブGが基点となり、サイアーラインとして発展していくとはとても思えないですね(血統背景の難点は既に記述)。

 その意味でもプレイを始めとする、他のロックオブG産駒全ての活躍度を注意深く、津々浦々まで継続して検証していく必要性があると感じますので機会をみて、随時取り上げていきます・・・。

blood_max at 22:55|PermalinkComments(0) 2歳馬 考察