第63回スプリングS 考察毎日杯 注目馬

2014年03月23日

スプリングS かなりコテコテに回顧

 事前考察で注目馬の筆頭格と位置付けたロサギガンティアは、相手強化・初の中山コースなどの課題をアッサリと克服。直線を向いてからの脚色も抜群で、難なく重賞初制覇と相成りました。

 アジアエクスプレスもさすが2歳チャンプというところを一応は見せたものの、やはり昨年の朝日杯FSはメンバーに恵まれただけの勝利だったのかなあ、との意を強くしました。

 このブログを閲覧して下さる読者の皆様方におかれましては、いまだに「迂回血ラインって、一体何のことなんだろう?」といぶかしく思いながらも、何となく閲覧しているだけ・・・ってな感じの方も少なからずいらっしゃるかもしれませんね(苦笑)。

 詳細は「ブログ主旨説明・他」のカテゴリ記事にて述べておりますので、そちらで疑問点をある程度は解決して頂ければ幸いで〜す、となるのですが、その主旨説明記事を読んでも尚更よく分らん、という方も居たりしてしまうのかな?なんて心配も少々・・・。(>_<;)

 まあ兎に角、このブログで注目していきたい血統背景の馬とは、「近親クロスによる優位性を持たず、アウトブリードもしくはそれにごく近い配合でありながら、強くなっていけそうな馬」たちのことです。

 近親クロス(インブリード)の優位性の定義は、産駒自身、母自身、母父自身のいずれかが「4代以内で成立するインブリード(=クロス)」を持つ場合と、同系配合(この場合はクロス形態は問わない)の扱いとなる場合、としています。(父自身が持つ4代内クロスについては、このブログでは副次的な扱いとなる)

 4代以内で成立のクロス要素が、産駒自身、母自身、母父自身それぞれの血統背景に見当たらない場合に初めて、「迂回血ライン継承度(=BBLP)」での考察要素が「優位になる」との判断をするわけです。

 今回のスプリングSの結果検証で、考察の意味を掴んでいただきたいと思います・・・。


3/23 中山11R 第63回スプリングS(芝1800m)

1着 ロサギガンティア(母ターフローズのBBLP=10:(4,6,0))

・RRP:135=123+3+9


2着 アジアエクスプレス(母自身が同系配合馬)

・RRP:146=124+3+(8+3)+8


3着 クラリティシチー(母タイキクラリティのBBLP=17:(9,2,6))

・RRP:128(レース前に同じ)


 勝ったロサG自身は「5代アウトブリード」で、母のターフローズもまた然り、です。ロサGの母父、Big ShuffleについてはPolynesian(5×5)のインブリードはありますが、「4代以内で成立」のクロス形態ではないので不問、という扱いとなります。

 無論、こういった(5×5)などのクロス要素について、全く無視してもよい、と言うつもりはありません。あくまでも優先して捉えるべきほどの重要性はさほど強くない、という意味です。

 こういう段階を経て、ロサG自身について「母自身の持つBBLP」が、10以上あるかどうか?が、このブログにおいては重要な指標となります。

 但し母のBBLPが10未満の場合には、配合相手の種牡馬が持つBBLPが10以上あるかどうか?という検証をおこなう場合も稀にありますが。

 ターフローズ自身の「5代血統表」をTARGETなどで表示すると、父ビッグシャッフル以前のそれぞれの先祖と、母Turfquelle以前のそれぞれの先祖がどう構成されているか、が確認出来ます。

・ビッグシャッフル自身のBBLP=4と算出(シックル×2+ハイペリオン×2=計4)。

・Turfquelle自身の父と母で、更に分割すると、

 その父ShaadiのBBLP=6と算出(シックル×2+ハイペリオン×2+ファラモンド×1+プリンスキロ×1=計6)
 その母TheklaのBBLP=0(迂回血ライン種牡馬の介入がゼロ)

 この作業過程(『母父、母の母父、3代母』それぞれが持つ迂回血ライン継承度のチェック)を経て、上記のように「母ターフローズのBBLP=10:(4,6,0)」というように3分割表示します。

 どうして3分割するのかというと、ターフローズの血統背景における底力継承要因のどの部分がウエイトとして重要か?が、ひと目で判別できるようにするためです。

 ターフローズの場合、母父のビッグシャッフルよりも母の母父シャーディのほうが、よりウエイトの高い役割を果たしているのではないか?と、このブログでは受け止めることになります・・・。


 さて、2着馬のアジアエクスプレスですが、今回負けた相手のロサギガンティアでさえも、世代最上位の存在というわけではないので、更なる距離延長の皐月賞においてはより苦しい戦いになるのではないか?と個人的には感じる次第。

 かと言って、NHKマイルCを目標に切り替えてもミッキーアイルという超〜強敵が待ち構えている以上、やはりここはマギレの生じやすい中山芝2000mの皐月賞で勝負、ということになりそうですね。

 父のヘニーヒューズについては、いずれ詳細な単体考察の記事をまとめたいと思いますが、基本的に異系配合の要素が強く、奥が深そうな印象。

 ストームキャットの直系種牡馬ではありますが、サンデーS系で言うところのリアルインパクトのような母方の特徴を持っています。

 種牡馬としてはおそらく、同じ父ヘネシーが出したヨハネスブルグなど問題にしないぐらいの、幅広い活躍が見込めるのではないかと思います。

 ただアジアエクスプレスの場合、母のRunning Bobcats自身がナスルーラ直系の両親を持つことで上記のように「同系配合馬」の扱いとなるので、スピードの資質の強調が濃すぎるんですね。

 それ故、今回の1800mあたりはギリギリこなせても、2000mともなると中距離ベストの馬たちの後塵を拝することになるのではないか?との推察をするわけです。

 逆に、皐月賞でもアジアEが上位に食い込むような走りを再度見せつけるようであれば、父ヘニーヒューズへの評価がますます高まることになるのかも?、という感じでしょうかね・・・。


 最後に、3着に踏みとどまったクラリティシチーですが、事前考察でも述べたようにこの馬も当然、迂回血ライン継承度で注目していきたいタイプの1頭でした。

 決して、「母父がスペシャルウィークだから・・・」などという安直な目線での注目ではありません(笑)。

 ただまあ、希望としては2着を死守する走りを見せてもらいたかったですけどもね・・・。個人的にはもっとスタミナを強化する調教を陣営に課してもらって、2000m前後で安定した活躍がしていけるよう、今後とも成長していってもらいたいと願っています・・・。

blood_max at 18:58│Comments(0) 3歳馬 考察 

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
第63回スプリングS 考察毎日杯 注目馬