フラワーC 回顧 & 若葉S 注目馬スプリングS かなりコテコテに回顧

2014年03月22日

第63回スプリングS 考察

 若葉Sで注目したサウンズオブアースは残念ながら皐月賞出走権を逃す3着という内容。前付けしてよく踏ん張っているほうだとは思いますが、完敗と言わざるをえませんね・・・。

 2千mという距離適性に関しては、2着のウインフルブルームも少々微妙な印象。皐月賞では割り引いて考えたいと思います。

 細かい回顧は週明けに。


3/23 中山11R スプリングS(芝1800m)

1.サクラエール(母父自身にナスルーラ4×4の近親クロス有)

・RRP:127=124+3

 見た目の配合の印象は非常に地味な感じ。父ケイムホームはクラシックで云々という種牡馬には少々足りないですし、母父サクラホクトオーも現代においてはかなりレアな立場。

 今後とも1400m〜マイルあたりの路線ならソコソコの活躍が見込める感じはするものの、G1級のレベルとまでにはいかないでしょうね。

 ただ、現状は底を見せていませんし、同世代同士の対戦の今は掲示板にギリギリ載る程度の走りは当然あっても。


2.ロサギガンティア(母ターフローズのBBLP=10:(4,6,0))

・RRP:126=123+3

 個人的には注目馬の筆頭格となるのがこの馬です。まあ同じフジキセキ産駒でも、イスラボニータとは「強くなる秘密」となる配合の要素がかなり異なっているタイプですね。

 勝ち上がった前走のレースでは事前考察記事にて唯一の注目馬として単体考察し、完勝の形となったあとの回顧記事でも色々と述べているとおりで、兎に角、「近親クロスに頼らずに」強くなっていける可能性を秘めています。

 ただイスラボニータと同様、フジキセキ産駒の多くがブチあたる壁である、「2千m以上の芝重賞でどうか?」という部分についてはやはり、不安が全く無いわけではありません。

 まあその前に、おそらく適距離であろう今回の1800m戦で世代上位のポテンシャルを披露しないことには皐月賞でどうこうと言う話に進まないので、今回のレース内容にまずは注目ということで。


3.ベルキャニオン(母自身が同系配合馬)

・RRP:135=127+8

 この配合のきょうだい達については、「もういいよ」という感じですね、血統考察の観点からは・・・。誰が見ても「走る可能性大」となることが判明していますし。

 ただ、個人的に疑問なのは、母クロウキャニオンが産む仔はすべて、今後ともK子オーナーで独り占めする気でいるんでしょうかね〜?ということです。

 潤沢な資金を持つのでしょうから、何をどうしようと勝手ですが、この兄弟だけでなく、ほかの繁殖牝馬が産んだ別のきょうだいなども、しつこく独り占めして買い漁る傾向をこの大物オーナーは見せています。

 ビジネスライクに徹しての「当然の行動」なのかもしれませんが、あまりにエゲツない(苦笑)。

 もう少し、他の様々な配合に「血統の可能性」を感じて、自ら海外の名血を導入してくるなどの、「日本の競馬界」を多方面にわたり背負っていくような姿勢を見せてほしいものです。

 それが十分可能な立場に、K子オーナーは立っていらっしゃると思う次第ですので、ね・・・。


4、アジアエクスプレス(母自身が同系配合馬)

・RRP:138=124+3+(8+3)

 通常、ダートでの勝利ポイントは減算措置を講じることにしているのですが、初芝となった初重賞(しかもG1戦)において、いきなり勝ってしまうんですから減算するだなんて失礼でしょうね(笑)。

 この馬が勝った朝日杯FSは、例年のレースレベルと比較してどうだったのか?という問いに対する答えは非常に難しいものがありますが、個人的には、マイルもこなせるスピードタイプにとっては「向いた」レースで、中距離タイプには少々忙しい競馬だったのかな、と。

 実際、いいところのなかったプレイアンドリアルは京成杯で巻き返し、サトノロブロイなども距離延長となった自己条件のレースでは勝利を収めています。

 反面、距離伸びて微妙〜、という感じのウインフルブルームや、ファルコンSで2番人気ながら6着に敗れ去ったショウナンアチーヴに「先着しただけ」という印象も否めないアジアエクスプレスが、今後とも1800m以上の芝重賞でも世代上位なのか?が今回試されるということですね。

 まあ陣営が一番、その辺を心得ているようで、ダメならNHKマイルCへ、という本音ものぞかせているわけですが・・・。


5.モーリス(母自身が同系配合馬)

・RRP:126=124+2

 私がもしこの馬のオーナーだったら、早々に中距離路線には見切りをつけて、ファルコンSに出走させていただろうなと思うしかないんですが、中距離に未練タラタラの陣営の決断が、今回吉と出ますかどうか・・・。

 父のスクリーンヒーローも同系配合馬となる血統背景ですので、そういった同じ特徴の父と母での配合というのは個人的には「距離適性の幅を狭め、伸びシロの余裕を少なくさせる」・・・だけなのではないか?という印象しか持てないですね。

 まあ今回のメンバー相手に馬券に絡めるようであれば、ギャフンと言うしかありませんけども(笑)。


6.ミッキーデータ(母自身にレイズアネイティヴ4×4の近親クロス有)

・RRP:130

 全兄にアーカイヴ&トーセンジャスティスの2頭が居ますが、いずれも成功しているとは言い難い状況。ディープインパクトとの配合では、母データ自身の持つクロス要素がスピード主体に傾き過ぎるのかも。

 こういうタイプこそ、サトノルパンなどのように1400m以下の路線に転向させてみるというのも、1つの手ではなかろうかと思いますが、まあそれも陣営の判断することなので・・・。


7.ダノンアンビシャス(母レンドフェリーチェのBBLP=7:(2,1,4))

・RRP:130

 新馬戦で人気に応えてすんなり勝ち上がっているものの、その後に低迷続きとなるのはこのきょうだいに特有の傾向で、母のBBLPの要素が影響しているものと思われます。

 母が産んだ初仔にはハーツクライとの配合でリフトザウィングスが出ましたが、東スポ杯2歳Sで2着の実績がその後において全く反映せず、1勝馬の身のまま昇級を果たせずに低迷。

 全姉の2頭、モルトフェリーチェにソリーソアンジェロに至っては、勝ち上がることすらないまま登録抹消の憂き目に遭ってしまっています。

 このように、破竹の勢いで活躍馬を出し続けるディープインパクトと言えども、相性の良くない繁殖牝馬というのが少なからず、居るものなんだな〜という認識は必要でしょうね・・・。


8.ウインマーレライ(母コスモチューロのBBLP=7:(6,1,0))

・RRP:128=125+3

 ごく早い段階の新馬戦では、マツリダゴッホ産駒の勝ち上がりがかなり目立ちましたが、徐々にレベルの高い種牡馬の産駒の勢いに拮抗出来ない状況が顕著な傾向となっていきました。

 要するに、早熟傾向にはあるが成長力に乏しい、という全体的な印象度なのがヨハネスブルグあたりとも共通する部分でしょうね。

 加えて、この馬の母コスモチューロは上記で示すとおり「デジタルパターンのBBLP」を持ってしまっている関係で、このブログでは懸念材料となる要素を持つタイプ、と判定することになります。

 まあ、半姉のマイネヒメル(父ロージズインメイ)も、人気薄で勝つような傾向が強いので、自己条件を順次突破していくような段階では、「穴馬としての妙味」があるタイプという位置付けで捉えるのがよろしいかと。



10.クラリティシチー(母タイキクラリティのBBLP=17:(9,2,6))

・RRP:128

 全5戦してどれも3着以内と堅実で、馬主にとっては孝行息子には違いないんでしょうが、BBLPの値が高めな母の産駒にありがちな、「成長曲線が緩く、ズブい」という傾向なのも確かかな、と(苦笑)。

 内に秘めた底力要素そのものは、かなりのものがあるはずなんですが、馬体の成長が追い付いて来ないという感じなんですよね。

 まあ、3歳時あたりは伸び悩むような感じでも、古馬になって開花する場合も少なからずある(ヒットザターゲットなどが典型例)ので、長〜い目で見てあげようかな、なんてね・・・。

 ただ今回は、「近親クロスに頼らないタイプ」として、ロサギガンティアと同様に個人的には注目します。オッズ人気以上に走れるとしても何ら、驚くことにはなりません・・・。


11.マイネルアウラート(ノーザンテースト4×4)

・RRP:129=126+3

 母父トウカイテイオーは「異系トウルビヨン直系」となる種牡馬なので、メジロマックイーンと同様にステイゴールドにとっては相性が良く、「異系アシスト」が得られるタイプという判定をしたいものの・・・、

 上記のとおりMアウラート自身には上記の4代内クロスがあり、更に母のマイネシャンゼリゼ自身もノーザンダンサー(4×4)の近親クロスを有するタイプでもあって、ノーザンダンサー経由の「コテコテ度合い」のほうがトウルビヨンのアシスト効果を有名無実化しかねないかも、という印象も。

 やや低迷した時期があったのも、そんな印象を強くしてしまいますね。ロサンギガンティアが勝ったレースでは3着だったので、ロサGより上に見ることはないとして、実績に見られるとおり意外とマイル路線が向いているのかもしれませんね、ステイG産駒にしては・・・。



12.ネオヴァロン(ノーザンダンサー4×4)

・RRP:125

 よくある「見た目配合」の1頭ですが、変わり身という意味ではあまり期待しづらいものがありますね。ジャンポケ産駒が上記の4代内クロスを持つことで出世につなげるケースは数多くあるものの、ダメな場合はとことんダメでしょう(笑)。

 3代母のウィルプリンセス自身がナスルーラ系の両親を持つ同系配合馬で、且つナスルーラ(3×4)の強調材料を持っている部分が、ネオヴァロンにとっての気性面での「マイナス要因」なのかも・・・。


13.シベリアンタイガー(同系配合馬)

・RRP:125

 小倉の未勝利戦で勝ち上がったようなタイプが、3歳クラシック路線で台頭してくるケースというのは個人的にも印象がほとんど無いように認識しております。

 まあ、過去の事例をくまなく調べれば、「小倉未勝利戦勝ち」というタイプがクラシックで馬券になったケース(トーセンホマレボシぐらいか?)というのがあるのかもしれませんが、くまなく調べるのが面倒なので軽視、の一言で。



14.クインズハリジャン(母自身が同系配合馬)

・RRP:127=121+6

 昨年の京王杯2歳Sがお世辞にもハイレベルとは言えない内容とメンバー構成だったことは、ファルコンSで7着敗退のカラダレジェンドの内容を見ても分かりそうなところ。

 それでいて1400m実績のみのこの馬が芝の王道たる中距離路線の重賞に挑戦というのは、少々無謀な感じもしてきますね・・・。


15.ナスノアオバ(母自身がリファール3×4の近親クロスを持つ)

・RRP:130=127+3

 前走で良血モンドシャルナの出世を阻んだ以上、この馬には出世していかねばならない義務?がある・・・なあんてことは、私自身は微塵も感じませんが、世間一般の目線はそうかも(笑)。

 ネオユニヴァースの母方にはセントサイモン系の影響が濃いめに継承されていますが、ナスノアオバの母ナスノフィオナの血統背景においても、セントサイモン直系の最大勢力、リボー系の継承が色濃く反映されていますから、そういう意味での「相性の良さ」はあるかもしれませんね。

 ただ、ナスノフィオナ自身は上記の「奇跡の血量クロス」を持つので、どの要素がどう奏功しているかの判別が非常にしにくい印象なのも確かでして。

 重め馬場のダービーとかに出走してくるのであれば、狙ってみて面白い配合のようには感じますが。

blood_max at 20:21│Comments(0) 的中記事コレクション | 3歳馬 考察

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