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2013年06月29日

'13 2歳新馬戦 注目馬(4)

 明日は3歳重賞のラジオNIKKEI賞が施行されますがハンデ戦ということもあり、正直言って血統的にどうこうという考察意欲があまり湧きません。

 ハンデ戦の割りには人気どころがしっかりと上位に来る傾向にありますし、このレースで馬券になったからといって、全てがその後も重賞級の活躍を続けているかというとそうでもなく、むしろ下位に沈んだような馬たちのほうがその後に出世しているケースも多々あります。

 昨年で言えば4着のメイショウカドマツ(ダイヤモンドS・3着)、5着のクリールカイザー(メトロポリタンS・2着)、6着ダイワマッジョーレ(金鯱賞2着〜京王杯スプリングC・1着)、11着のサンレイレーザー(マイラーズC・2着)などなど・・・。

 つまり、このレースで上位に来ようが下位に沈もうが、以後の出世に関してはその成績が反映しにくい、ということであって、血統面からの事前考察もしにくいし(笑)、その結果を回顧したところで今後の行く末を反映しないんですからあまり意味は無し、ってな印象なんですよね・・・。

 ちなみに昨年の勝ち馬は、

・ファイナルフォーム(母ファイナルデスティネーションのBBLP=11:(10,0,1)だが)

 母の父であるO'Reilly自身はBBLP=10という豊富な「迂回血ライン」を継承する種牡馬ですが、同時にネアルコ経由のライン継承も過多(=計9ラインで血量最上位の14.06%)となる欠点を持ちます。

 更に、この母父以外からのBBLPの加算がほとんどない「デジタルパターン」となるのも、母ファイナルデスティネーション自身の欠点と思われ、人気サイドに支持されるとコケやすい側面を併せ持つのも産駒の特徴。

 実際、ファイナルフォームは順風満帆に出世街道を突き進んでいったかというとそうはならず、富士Sで2着になって以降の4戦は全て、オッズ人気よりも着順を下げる(3番人気12着、2番人気3着、6番人気9着、2番人気5着)という経緯で現在に至っています。

 もちろん、このまま終わる馬だとは思っていませんが、いずれにせよムラな成績が続く傾向は今後もさほど変わらないでしょう。


 一昨年の当レースは、福島競馬場が被災した影響で中山での代替開催なのでコース適性も異なり、回顧してもあまり意味はないですね。そこで2010年の勝ち馬はというと、

・アロマカフェ(母カリーノカフェのBBLP=7:(6,1,0))

 奇しくも、またもやデジタルパターンの母でして(苦笑)。この馬もその後セントライト記念で3着となって以降、不振が長く続いて、結局のところ準オープンを卒業しきれない状況のまま推移しています。

 まあ過去記事で何度も指摘しているとおり、母が持つ血統的な欠点や懸念材料をやさしく、丸〜く包み込み、ある程度は覆い隠してしまうような包容力も相手の種牡馬には必要であり、ディープインパクトやマンハッタンカフェにはその素養が充分にある、ということでもありますけどね・・・。


 さてさてじゃあ今年は・・・、と渋々注目馬を挙げるとすれば、

14.ダービーフィズ(母マンハッタンフィズのBBLP=11:(4,6,1))

 青葉賞での惨敗(12着)は個人的にもかなりショックでした(苦笑)。ほとんど後方ままで、競馬をしていないという印象もあるのですが、ジャンポケ産駒特有の気性面のムラが作用している可能性もかなり・・・。

 せっかく、BBLP=12という値を持ちながらジャンポケが種牡馬としてイマイチなのは、やはりナスルーラ血脈に由来する気性難を伝達し易い部分が産駒の活躍度を左右するからだろうと、半ば諦めています(笑)。



 では本題の2歳戦を。と言っても福島の新馬戦では興味をそそられるような血統背景の馬がおらず、今回は考察見送りの扱いとさせていただきたく候・・・。一応、備忘録記事のほうで馬券になった3頭については回顧するつもりでおります。

 1頭だけ、注目馬というよりも怪しい雰囲気のタイプとして取り上げておくと、

15.トーセンカーネル(母レディアップステージのBBLP=9:(6,0,3)だが・・・)

 母の父はアルザオで、もう少し活躍馬を出せそうな印象のレディアップステージだったのですが、半姉のタガノミュルザンヌや全兄のタガノラルフはいずれも1勝馬の身のままで不振傾向。

 タガノラルフは中京2歳Sで2着となりながらも、その後は全く結果を出せていませんしね・・・。

 母レディアップステージ自身の欠点としてはやはり、ネアルコ血脈の過多(=計11ラインの継承)にあるのではないかと思います。

 血量自体は最上位ではないのですが、その場合でも大台の10を超えるライン数というのは、活力の欠如につながってしまうのではないか?との懸念があるんですね。

 まあ、もし今回馬券になるにしても、今後の行く末はかなり?・・・とだけ言っておきます。


6/30  中京5R 2歳新馬(芝1600m)

11.ラインハート(母チェルカのBBLP=18:(9,4,5)だが・・・)

 こちらのレースも、特に注目というタイプは見当たらず、今後とも要注意?とでも言うべきタイプを取り上げておこうかなと(苦笑)。

 まず、「父ステイゴールド×母父クロフネ」となる見た目配合においては過去記事にて何度か言及し、「母父クロフネ」そのものについてはあまり期待出来ないが、ステイゴールドとの配合であればどういうタイプが出てくるのか、とても興味があると常々述べてきました。

 最初の考察対象としてはアイスフォーリスで、オークス3着となったまでは良かったものの、その後は低迷を続けて今に至っています。

 2頭目はグッドレインボー。こちらもエルフィンSで3着となったあたりまではまずまずという感じでしたが、やはりその後は大敗を経験するという経緯。

 クロフネ自身について、牝馬のG1級産駒はそれなりに数を出せているのに、有力な後継種牡馬足りうる牡馬の産駒がフサイチリシャール以降、まったく出てくる気配がないのは、自身の持つ欠点、「ネアルコの血量が最上位」の影響からではないか?と、過去記事にて何度か言及してきました。

 「ま〜た、その話かい?」と思われてしまうかもしれませんが(苦笑)、このブログでは避けて通ることの出来ない問題なのであります、ハイ。

 今回、3頭目の考察対象となるラインハートの母、チェルカ自身もやはりクロフネの欠点をそのまま継承するような形で、ネアルコの血量は最上位(8.2%)、なお且つライン継承は合計12ラインの大台超え。

 せっかく、豊富な迂回血ライン数(=BBLP)の継承がありながら、同時にその効力を大きく阻害する要因をも併せ持ってしまっているのが、この母なんですね・・・。

 それでも、ステイゴールドにとっては、クロフネ自身が内包する「異系トウルビヨンのライン=計3つ」の要素が、ノドから手が出るほど欲しいのも確かかな?と(笑)。

 サンデーサイレンス系種牡馬たちの中で、ステイゴールドほど「異系トウルビヨン」のラインと相性の良いタイプは他にはほとんど見当たらないのも、もはや周知の事実です。(アグネスタキオンも好相性となるはずのタイプでしたが、既にこの世を去ってしまったので・・・)

 要するにここで言いたいことは、クロフネの欠点を承知の上で、その娘とステイゴールドとの配合を数多く検証してみるのも考察の上では大変興味深いなー、ということなんですね。

 というワケで、ラインハートの今後の活躍度や如何に?・・・としておきたいと思います。


 他の出走馬ではアダムスピークの半妹、

8.リラヴァティ(ヘイロー3×4)

 母のシンハリーズはシングスピールの娘ですが、結局どのサンデーS直仔種牡馬と配合しようが、上記の「奇跡の血量」となる近親クロスが必ず生じる配合、ということですね。

 まあ常々、ヘイローの近親クロスなる要素は、「諸刃の剣」的な配合の典型と考えております。上手くいけばG1級になり、下手をすると気性難要素が全面的に災いして大コケし易いタイプになる、というような。

 兄のアダムスピークも正に天国から地獄という感じの、典型例になってしまっています。まあリラヴァティは牝馬なので、牡馬ほどには気性難に左右されにくいかもしれませんが、どうなりますか・・・。

blood_max at 21:50│Comments(0) 2歳馬 考察 

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