第8回京都2歳S 考察2021 11月の2歳戦ほか(その8)

2021年11月28日

2021 11月の2歳戦ほか(その7)

 ジャパンCはコントレイルが有終の美を飾る勝利で馬券もガチガチ。個人的にはサンレイポケットを天皇賞・秋に続いて狙ったが、惜しい4着でやはり上位の壁は厚かったと言うしかない。

 サンデーサイレンスの最高傑作ディープインパクトが、今度は自身の最高傑作コントレイルを日本競馬界に遺していってくれた。

 この功績は計り知れない。

 いずれ、コントレイル産駒の考察もすることになろうが、コントレイル自身は10%を超えるような血量での先祖クロスを持たず、特定の血脈に偏った配合タイプではないので、父ディープ同様にかなり和合性に富み様々な系統の繁殖牝馬との配合で活躍馬を出せるはず、と見ている。

 先々、コントレイル産駒が出て来るような頃には、種牡馬勢力図自体も今よりも更に群雄割拠な状況と化しているかもしれない・・・。


 では(その6)より続ける。

11/27 阪神11R 第8回ラジオN杯京都2歳S(芝2000m)

1着 ジャスティンロック(サンデーサイレンス4×3)

・RRP:135=125+10


2着 ビーアストニッシド(母マオリオのBLP=20↓:(9,11↓,1)だが・・・)

・RRP:132=123+9


3着 フィデル(母ラッキートゥービーミーのBLP=21↓:(6,9↓,6↓)だが・・・)

・RRP:128(レース前に同じ)


 コントレイル引退後の「看板」を引き継ぐはずだったノースヒルズ生産馬のトゥデイイズザデイが1番人気の支持に応えられず惨敗。

 2着に逃げ粘ったビーアストニッシド自身の千m通過時は62秒8で、タフさが増している今の馬場状態とは言え重賞としてはどスローな展開で、ほぼ前残りな決着となりそうなところをジャスティンロックが3コーナー過ぎから一気にマクって最速上がりでの勝利。

 前週の阪神2歳未勝利戦(同距離)で勝ったロードレゼルの走破時計が2分2秒9だったのに対し、重賞の勝ち時計が2分3秒3とコンマ4秒も劣ってしまっては、さすがにレベルが高いとは言い難い内容だろう。

 ブービー人気のビーアストニッシドが2着に粘り切ってしまったことからしても、そんな印象は拭えないが、個人的にはフィデルとのワイド3−7が42.5倍もついて期待以上の収穫。

 事前の記事で「近親クロス要素に頼らない配合」として名前を挙げた4頭のうち3頭が2、3、4着だったのもブログ的には今後につながる好結果だった。

 欲を言えばジャスティンロックのマクりが不発で4着以下だったならもっと・・・。

 名を挙げた4頭の母、それぞれに懸念材料を抱えることも注釈的に述べておいたが、シンガリに負けたグッドフェイスに関しては、やはりその懸念がモロに出ている感じで仕方ない。

 今回2〜4着の3頭にしても、引き続き注目はしていくがもう一段上のレベルでやれるかどうかがカギで、3歳以降どこまで伸ばせるかを検証したい・・・。


11/27 阪神5R 2歳新馬(芝1600m)

1着 サク(母自身がロベルト3A×3a)

・RRP:126


2着 レオンバローズ(ヘイルトゥリーズン5A×5a、且つサンデーサイレンス4×3)


3着 セルケト(母父自身に全きょうだい4×4の近親クロス有り)


11/27 阪神3R 2歳未勝利(芝1600m)

1着 ハンス(サンデーサイレンス3×4)

・RRP:123


2着 アドマイヤジェイ(ミスプロ4×4)


3着 ディオ(サンデーサイレンス4×3)


11/27 東京5R 2歳新馬(芝1600m)

1着 コウキ(ヘイルトゥリーズン5A×5a、且つサンデーサイレンス4×3)

・RRP:126


2着 デコラシオン(母父が異系の為、考察外)


3着 ヴィアルネッサンス(ヘイロー3×5・5)


11/27 東京3R 2歳未勝利(芝1800m)

1着 サンストックトン(母父自身にノーザンダンサー4×4の近親クロス有り)

・RRP:125


2着 トーセンシエロ(Bahamian 4×4)


3着 エピファニー(ヘイルトゥリーズン5A×5a、且つサンデーサイレンス4×3)



 この続きは(その8)にて。

blood_max at 21:26│Comments(0) 2歳馬 考察 

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