第70回ラジオNIKKEI賞 注目馬2021 7月の2歳戦ほか(その1)

2021年07月05日

ラジオNIKKEI賞 回顧

7/4 福島11R 第70回ラジオNIKKEI賞(芝1800m・稍重)

1着 ヴァイスメテオール(母シャトーブランシュのBLP=17↓:(8↓,3,6↓))

・RRP:140=128+3+9

 事前の記事で「馬券の軸にする」と述べていたが、獲れたのは単勝のみで、2,3着馬が個人的には狙えず微妙なマイナス収支となってしまった。

 まあ4番人気なら単勝は10倍近く付いて欲しかったのだが確定オッズは7.8倍で、3番人気シュヴァリエローズ(同7.6倍)ともほとんど差がなかった。

 当方が馬券を購入した時間帯は9.6倍だったのだが・・・。

 結局、55キロ以上を背負わされた馬たちは馬券に絡めなかったということになるが、やはりこのメンバー相手で54キロなら勝って当然とも言える内容。

 通常、3歳以降にマイル以上の距離の重賞を勝てば「母のBLP」の減算措置を解除する規定を設けているのだが、やはり軽めのハンデでの勝利ということで次走以降、定量戦の重賞で勝つまでは解除保留という扱いとすることにしたい。


2着 ワールドリバイバル(ヘイルトゥリーズン5A×5a、且つサンデーサイレンス4×3)

・RRP:138=127+3+8


3着 ノースブリッジ(サンデーサイレンス4×4)

・RRP:133=130+3(レース前に同じ)


 レース展開としては、基本的に前付けしていないとどうにもならない競馬。掲示板に載った5頭はいずれも4コーナーで5番手以内に位置していた馬ばかりであり、逃げたノーズブリッジ及び番手で追走のワールドリバイバルがそのまま粘り込んだという格好。

 軽めの斤量を活かして強気に先行した津村騎手&岩田康騎手及び、同じく2番手追走のタイソウ(4着)に騎乗していた三浦騎手それぞれの好判断とも言える。


 そして、「人気サイドになると途端にコケやすいのがハービンジャー産駒」と事前に懸念を述べておいたボーデンだが、やはりと言うかドツボで1番人気を裏切る結果となった。

 相手が弱い未勝利戦などでは人気通りに勝てても、クラスが上がって重賞になれば強いメンバーも揃い、人気のハービンジャー産駒はモロさを露呈しやすいことは、過去にも何度となく指摘し、その都度メモ記事などで言及してきた。

 なので、これは別にボーデンに限ったことではなく、過去のハービンジャー産駒たちの多くに見られる顕著な傾向であり、この傾向のみを扱った「特集記事」をいつの日かUPしようかと何度も思ったほどである(笑)。

 機会があれば、「人気のハービンジャー産駒はこれだけコケる」という感じの特集記事をそのうちにUPしてみようかと思う。

 
 個人的に期待した、ヴァイスメテオール以外の馬たちは残念ながらそれぞれに敗因というか課題も残る内容だった。

 シュヴァリエローズは、千八は千八でもやはり小回りコースではなく、コーナー2回の東京か新潟の外回りコースなど、直線の長いコースのほうが良く、パワーでも劣るので馬場も軽くないとダメな印象。

 プレイイットサムもスタート自体が悪く後方15番手追走で、位置取り的にはどうしようもない競馬になってしまったが、それでも上がり3Fはメンバー2位の35秒2を繰り出し、4コーナー12番手から7着まで押し上げたのは収穫と言えば収穫。

 ただ500キロを超える馬体はまだまだ絞り切れていない印象で、この先もう少し鍛錬が必要だろう。

 ヴェイルネビュラ(10着)も大外枠から14番手追走とドモナラズな競馬だったが、上がりはメンバー3位タイの35秒3と、次走以降の自己条件でなら前進可能な内容はいくらか示せたものかと。

 56キロを背負って凡走したアサマノイタズラ&リッケンバッカーはそれぞれに、トップハンデをこなせるほどの力量ではそもそもなかったな、と言うしかない。

 個人的にアサマノイタズラは馬券でも完全に切っていたが、リッケンバッカーのほうは事前の記事でも取り上げたとおりマイル実績しかなかったのが懸念材料で、実際マイル路線に戻ったほうが良さそうな印象。

 まあ結局のところ、今回掲示板に載ったにしても54キロ以下の馬たちについては、次走で定量戦のレースに参戦となった時に再度好結果を出せなければ意味がない。

 勝ち馬も含め、そのあたりはまだまだ次走以降の内容に課題アリ、としておきたい・・・。

blood_max at 21:36│Comments(0) 2歳馬 考察 

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