2020 10月の2歳戦ほか(その8)萩ステークス 考察

2020年10月29日

2020 10月の2歳戦ほか(その9)

 では(その8)より続ける。


10/25 東京4R 2歳新馬(芝1600m)

1着 アルコディオーサ(母ナスケンアイリスのBLP=14↓:(5,3,6↓))

・RRP:126


2着 キョウジ(母自身がノーザンダンサー5×3)


3着 ドンナセレーノ(母ヌーヴォレコルトのBLP=21:(8,7,6))


 マイル戦でありながら、逃げたキョウジの千m通過時は63秒1と超々スローな展開。なので番手で先行したアルコディオーサとの2頭でほぼそのまま行った行ったの競馬になってしまったワケだが、この先行有利の展開で4コーナー12番手から猛然と突っ込んできたのがドンナセレーノ。

 母ヌーヴォレコルトの初仔となるドンナセレーノだが、上がり3F最速の34秒2を繰り出すも連対した2頭にはアタマ差ほど及ばすのタイム差無し3着。

 連対した2頭は今後ともマイルからせいぜい1800mあたりが主戦場となりそうなタイプと言えそうだが、今回完全に脚を余した格好のドンナセレーノはマイラー程度に収まるような小さい器ではなく、2000m前後が適性距離となりそうなタイプ

 父がロードカナロアということで陣営はマイル戦から手始めに使ってみた、ということなのだろうが、はっきり言ってドンナセレーノは最初から1800mか2000m戦で使い始めるべき血統背景の持ち主だろうと感じる。

 管理する安田(翔)師(息子のほう)は御父上と同様に、中長距離に向く血統までも無理矢理、短めの路線で使いたがるところなどはまさに「遺伝」なのだろうが(苦笑)、今回のドンナセレーノの負け方を見て次走以降に本来の適性に向く距離延長の方向で臨むか、はたまた再度マイル戦に固執してしまうのか、安田(翔)師の2世調教師としての「指向性」がはっきりするだろう。

 次走以降もマイル路線に固執するような「性癖」なら、個人的にはこの若い厩舎自体の将来性をちょっと疑ってかかりたい。


10/25 東京2R 2歳未勝利(芝2000m)

1着 ワンデイモア(母自身がノーザンダンサー3A×4a)

・RRP:127


2着 モンテディオ(母ディオニージアのBLP=10:(8,2,0))


3着 アイリッシュムーン(ミスプロ5A×5a、且つDanzig 4×4)


10/25 東京8R 3歳上1勝C(芝1600m)

1着 モーベット(サンデーサイレンス4×3)

・RRP:129=126+3


3着 ダイワクンナナ(父が異系の為、考察外)


10/25 京都4R 2歳牝・新馬(芝1600m)

1着 サナティオ(母ケープジャスミンのBLP=16:(9,1,6))

・RRP:126


2着 タガノディアーナ(サンデーサイレンス4×3)


3着 ミスフィガロ(母父自身にノーザンダンサー4×4の近親クロス有り)

  *全兄ワグネリアン


10/25 京都5R 2歳新馬(芝1800m)

1着 シャフリヤール(母ドバイマジェスティのBLP=13:(11,0,2))

・RRP:128

  *全兄アルアイン


2着 ヴィヴァン(母自身がノーザンダンサー4A×4a)


3着 サンライズゴラッソ(母自身にノーザンダンサー4×4・5の近親クロス有り)


京都9R 3歳上2勝C・鳴滝特別(芝2200m)

1着 ヒートオンビート(ラストタイクーン4×3)

・RRP:133=127+3+3


2着 オールザワールド(リファール4×4)

・RRP:130=127+3


3着 エンデュミオン(ヘイルトゥリーズン5A×4a、且つマキャヴェリアン3×3)

・RRP:130=127+3



 この続きは(その10)にて。

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