2020 5月の3歳戦から(その8)2020 5月の3歳戦から(その10)

2020年05月26日

2020 5月の3歳戦から(その9)

 では(その8)より続ける。

5/17 京都5R 3歳未勝利(芝2000m・稍重)

1着 ケイアイコブラ(母父自身にノーザンダンサー4×4の近親クロス有り)

・RRP:127


2着 サマーエモーション(ミスプロ4×4)


3着 アンストッパブル(父が異系の為、考察外)


5/17 京都6R 3歳牝・1勝C(芝1600m.・稍重)

1着 ゴールドティア(母自身にノーザンダンサー3×3の近親クロス有り)

・RRP:126=123+3


2着 クラヴェル(サンデーサイレンス4×3)

・RRP:126


3着 テイエムフローラ(ヘイルトゥリーズン5A×5a、且つサンデーサイレンス3×3)

・RRP:126


5/23 新潟6R 3歳未勝利(芝1600m)

1着 プティシュシュ(サンデーサイレンス4×3)

・RRP:123


2着 フォワードアゲン(セン馬は血統考察の対象外)


3着 スーパーフライヤー(全きょうだいクロス3×3)

 *全きょうだい名:Machiavellian(全兄)× Coup de Genie(全妹)


5/23 新潟10R 3歳1勝C・早苗賞(芝1800m)

1着 バビット(ヘイロー4A×4a)

・RRP:130=127+3


2着 ロータスランド(ロベルト3×4)

・RRP:126


3着 エンデュミオン(ヘイルトゥリーズン5A×4a、且つマキャヴェリアン3×3)

・RRP:127


5/23 東京5R 3歳未勝利(芝1600m)

1着 ソスピタ(母ベガグレシヤスのBLP=12↓:(11↓,0↓,1))

・RRP:123

 5月最初のメモ記事(その1)で取り上げていたが、その前走で勝ったツルネには0.5秒差(およそ3馬身程度)で完敗だったものの、2着パイネ(ワグネリアン全妹)とは0,2秒差(2馬身弱)程度と、超良血馬相手にまずまず善戦していた。

 それを受けて今回、またも良血馬のレッドラルジュ(1番人気)を今度は1馬身ほどの差で退けた。

 まあレーン騎手の騎乗ということもあり、ソツのない先行策が奏功して道中3番手からの押し切り勝ちで、それまで2着3回、3着2回といったモタモタぶりを一変させての勝利。

 一応、昇級は果たしたが、今後はまたそのモタモタぶりが出てクラス慣れに手間取るかもしれず、しばらくは静観しておきたい。

 ただ次走以降、人気を下げてしまうような状況のほうが意外性を発揮する配合タイプと見るので、いずれ穴馬券を演出するシーンがどこかであれば面白いのだが。


2着 レッドラルジュ(母ラグジャリーのBLP=10:(4,4,2))

 この馬も、2着や3着のもどかしい競馬がしばらく続いてしまうかもしれない。半兄にショウナンマイティ(父マンハッタンカフェ)及びゴーフォザサミット(父ハーツクライ)といった重賞勝ち馬の存在がいる良血馬だが・・・。

 Sマイティーのほうはアレッジド(4×3)の近親クロスを持つので、その要素でもって芝重賞級の活躍をしたタイプであり、このブログの血統考察においては比較の対象とはならない。

 なので青葉賞勝ちのあるゴーフォザサミットのほうが、母の迂回血ラインの要素で考察するタイプとしてある程度、参考にすべき兄ということになる。

 そのゴーフォザサミットも青葉賞勝ちから日本ダービーへと臨み、勝ったワグネリアンから0.4秒差程度(およそ2馬身少々)で7着とまずまず善戦した内容だったと言えるが、その後が全くの不振で、かなり深刻な状況のまま推移してしまっている。

 身体面なのか精神面の不具合なのか、詳細な事情を知る由もないのだが、このブログの立場からの見解としては、母のBLP=10というのは2020年以降においてはかなり物足りない配合で、周囲にはBLP=20前後の値の繁殖牝馬がどんどん増えていることからしても、厳しい状況は続くだろうと受け止めている。

 レッドラルジュもまずは勝ち上がってからでないとどのみち展望は開けないので、今後どこまで出世していけるのか、今後ともしばらく静観するほかはない・・・。


3着 サクラアスター(母サクラシオンのBLP・・・算出保留中)

 この馬はエイシンアポロンの産駒だが、父エイシンアポロンというのはノーザンダンサー血脈でコッテコテに配合されたタイプで、ある意味でハービンジャーもどきのような感じ、と言いたくなるような血統背景を持っている(苦笑)

 ハービンジャー産駒全般に対しては、近親クロス要素を持っていないタイプの産駒であっても母のBLPを当てはめて考察することを既に止めているので、エイシンアポロン産駒も現段階ではそれに準ずる扱いとしておきたい。


5/23 東京9R カーネーションC(芝1800m)

1着 パラスアテナ(母ステラリードのBLP=23↓:(9↓,7↓,7↓))

・RRP:130=127+3

 今年に入ってからのデビューとなり、出世としては少々遅れ気味ではあるが今後にかなり期待してみたいルーラーシップ産駒だと言える。

 時計的には高速馬場での1分45秒9を記録し、3歳馬としてはなかなか速い内容だろうがあまり額面どおりには受け取らずに参考程度で。

 むしろ高速決着による反動があったりしても困るので、じっくりとケアしてもらいたいところ。デビューが遅いので夏場の競馬(函館もしくは札幌か)を使うかもしれないが、いずれにしても順調に夏を越してもらい、秋の3歳重賞路線でまた考察の機会があればとても楽しみ、としておきたい。


2着 セイウンヴィーナス(ヘイルトゥリーズン5A×5a、且つサンデーサイレンス3×3)

・RRP:123


3着 カトゥルスフェリス(母自身がノーザンダンサー4A×5a、且つロベルト4×4)

・RRP:128



 この続きは(その10)にて。


blood_max at 22:09│Comments(0) 3歳馬 考察 

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