2019年02月

2019年02月12日

共同通信杯ほか 結果

 順序が前後しますが淡々と結果のみを。

2/10 東京11R 第53回共同通信杯(芝1800m)

1着 ダノンキングリー(母マイグッドネスのBLP=10:(4,3,3))

・RRP:138=126+3+9


2着 アドマイヤマーズ(母自身にヘイロー4×4の近親クロス有り)

・RRP:158=126+5+8+(8+3)+8


3着 クラージュゲリエ(ヌレイエフ4×4)

・RRP:138=128+10(レース前に同じ)


 個人的にはそもそも、昨年の朝日杯FSの内容をさほど評価していないので、これまで完成度の高さで群を抜いていた(ように見えた)重賞2勝で実績断トツのアドマイヤマーズが、今回で重賞初挑戦となるダノンキングリーに完敗の形でアッサリ後塵を拝したことについては、何の驚きもないし至極当然の結果と受け止めます。

 まあこの時期の3歳馬を、単純に強い弱いの尺度で簡単にランク分けすることは難しいですし、成長度合いと共に陣営の「仕上げ具合」によっても結果が微妙に左右されることはあるでしょう。

 それでも、勝ったDキングリーは朝日杯FSの前日にひいらぎ賞を好時計で圧勝してここへ臨んでのもので、ローテ的にはAマーズと同じ。

 ある程度、仕上げ自体は余裕残しで臨んだであろうAマーズ陣営でしょうが、それを考慮に入れても今回の負け方は「完敗」であり、陣営にとってはかなりショッキングな着差(1馬身4分の1)だったのではないかと。

 母方にあるヘイローの4代内クロス効果で、早熟性にはかなり拍車が掛かっている印象のAマーズが、先々の中距離路線にどれだけ対応可能かが見ものですが、皐月賞まではどうにかなりそうでも、さすがにその先の日本ダービー、菊花賞などとなると?マークが無限大に続きそうですね・・・。


2/3 京都11R 第59回きさらぎ賞(芝1800m)

1着 ダノンチェイサー(母自身にDanzig3×4の近親クロス有り)

・RRP:137=125+3+9


2着 タガノディアマンテ(母自身にヌレイエフ4×3の近親クロス有り)

・RRP:133=125+8


3着 ランスオブプラーナ(母マイプラーナのBLP=16:(11,2,3))

・RRP:121


 昨年の東スポ杯2歳Sの回顧記事で、「今後台頭してくる馬のどれかが、今回の上位組を丸ごと凌駕する可能性もあって不思議ない」と述べておきましたが、ホープフルSで完敗のニシノデイジーと共に、ヴァンドギャルド&アガラスが揃って今回人気に応えられず馬券圏外。

 まあ、個人的には見立てどおりです。

 今回1番人気だったヴァンドギャルドにしても、東スポ杯2歳Sの事前考察記事においてはしっかりと、「懸念材料」があることを提示しており、きさらぎ賞では取り上げずにスルーの扱いでしたので。

 
 それよりも、個人的にいたく勿体ないと思うしかないのが3着ランスオブプラーナを管理する陣営の、同馬への扱い方ですね(苦笑)。

 きさらぎ賞に挑戦させるのであれば、何でデビュー戦から芝1400mを3回も使うんですかね?

 最初からこの馬を一貫して芝のマイルか1800m戦で使っていれば、きさらぎ賞でももう少し勝ち馬を手こずらせたかもしれないのに。

 8頭立てのブービー人気での3着は、陣営のそれまでの使い方が間違っているだけで、決してフロックなどではなく、母自身のBLP=16という値があってこその「中距離適性」ですからね・・・。


 *昨日のクイーンCについては、とくに振り返る必要性も感じませんので割愛します。


blood_max at 23:36|PermalinkComments(0) 3歳馬 考察